TSして生徒の身長以下になっちゃった教師の話 作:XOUND
音「そういえばさ」
咲姫「どうかしたの?」
音「俺がこんな姿になったあの日、よくすぐに信じて貰えたなって思って・・・」
咲姫「そうね、あれは実は美亜も関係してるのよ」
音「美亜も?」
咲姫「そう。あれはあの日にまで遡るわ・・・」
咲姫「おはよう、美亜・・・美亜?」
美亜「何が・・・何が起こっているの!?」
まず起きた時美亜の様子がおかしかったのよ。頭を抱えて「アタシはどうしちゃったの!?」って
咲姫「大丈夫?何かあったの?」
美亜「咲姫ねえ、アタシの頭がおかしくなったかもしれないの・・・」
咲姫「・・・本当に頭のおかしい人は自分の頭がおかしい自覚はないわよ」
美亜「そうなんだけど、聞いてよ咲姫ねえ!」
咲姫「え、ええ」
美亜「アタシさ、半径50m以内の美少女フルーツちゃんを察知できるセンサーがあるじゃん?」
咲姫「前々から言ってたけどそれ私には分からないわよ?」
美亜「今はいいの!それそりそのセンサーによるとね・・・」
咲姫「センサーによると・・・?」
美亜「真夜中に先生の家で何もない空間から美少女が出現したことになるの!」
咲姫「なるほど、確かにこれはおかしいわね」
美亜「でしょ!しかも急にじゃないの!なんかこう、じわじわーって出現してく感じ!」
咲姫「えぇ・・・?」
美亜「アタシも何を言っているのか分からないんだけど、でもおかしいの!」
咲姫「というか、それ先生の家っていう」確証はあるの?誰かがそのセンサーとやらの範囲内に入ったんじゃないの?」
美亜「違うの!本当に湧き出てきたの!アタシも何を言っているのかわかんないけど!」
咲姫「と、とりあえず朝食食べない?一旦後にしましょう?10時までにもし電話がなければ私見に行く必要があるし」
美亜「はーい・・・頂きます。」
音「えっと・・・つまりその湧き出てきたっていうのは・・・」
咲姫「十中八九体が変化したからかしらね。それにしても急に変わるんじゃなくてジワジワ変わっていったのね・・・」
音「そうみたいだな・・・」
咲姫「それで、続きなんだけど・・・」
あの後、朝食を食べ十時になっても音沙汰が無かったから家に向かうことにしたのよ
咲姫「音先生?入りますよ?」
ドアを開けた瞬間にガタッっていう物音が聞こえて、もしかしたら泥棒にでも入られたのかと思ったわ。
ドアだって開けっ放しにしてあるし、いくら大人とはいえ病気の状態で太刀打ちできるとはとても思わなかったから急いでリビングまで向かったのよ。
咲姫「音せんせ・・・い・・・誰?あなた」
音「ぅぇ!?えっと・・・その・・・」
そこで見つけたのが今の音先生ね。ぶかぶかの服を着て、スマホを持ち、涙目で後退りしようとしていたことから、先の物音はその少女が原因であることを確信したわ。
でも普通に考えて泥棒は家主の服を着ようとしない上に肝心の音先生はどこにもいない。かといって今目に写っている少女には大人をどこかへ移動させるような力もないからあとは残る可能性は一つしかないって早々に思ったわ。今朝の美亜の様子だってそれが正しければ納得できるしね。
咲姫「ねえ・・・」
音「ひぃ!?」
ちょっと話しかけようとしただけで体を震わせて泣き出したのは想定外だったけどね。私の中の可能性が確信へと至るまでにはまず目の前の女の子を宥める必要があると思ったわ。
幸い私には妹もいるし、こういうことは慣れてて良かったって思ったわね。
咲姫「大丈夫、大丈夫・・・」
音「たすけて・・・」
咲姫「ん?」
音「しんじて・・・みとめて・・・なぐさめて・・・」
咲姫「大丈夫よ、全部分かってるわ。」
音「かしわぎさんのことだっていえるから・・・おれだってしょうめいできるから・・・」
咲姫「大丈夫、あなたが音先生だって分かってるから。」
音「情けない人だなとか思わなかったのか?」
咲姫「思うわけないじゃない!相当不安だったってことも分かるし、何より私だってこんな状況になったら取り乱すに決まってるわ。」
音「そっか・・・やばい、涙が」
咲姫「すっかり涙腺も緩くなっちゃって・・・はい、ハンカチ」
音「ありがとう・・・」
続きを話すわ。なんとか落ち着いた音先生が私に話しかけてきたのよ
音「その・・・聞いてほしいんだけど、」
咲姫「うん」
音「そ、その、」
咲姫「うん」
でもやっぱり打ち明けるのが怖かったのか、少し言い出してから躊躇ってたわね。少しの間言葉に詰まって、それから言い出したの。私が助け舟だそうかと思ったけど、しっかり自分の口から言えたようで良かったわ。
音「音は俺なんだ!朝起きたら熱は冷めたけどこの姿になってて・・・それで、誰にも相談できなくて、不安で怖くて・・・」
咲姫「信じるわ」
音「へ?ほ・・・本当に・・・?」
言ったらまず真っ先に認めてあげようって思ってたわ。その時の音先生が一番必要としているものは誰かからの信頼って言うことが分かっていたから。
咲姫「ええ。寧ろ納得したわ。だってぶかぶかだけどその服は音先生のものだし、そのメール。まだ送られていないそのメールは私に現状を伝えようとして送ったメールよね?何より、最初にパニックになってた時にうわ言のように私の情報とか話してたじゃない。子供の姿で女の子になっちゃっているけど、音先生だって分かるわ」
音「信じて・・・ありがと・・・ぐすっ・・・」
ちゃんと自分が自分であるということを信じて貰えたおかげか、また涙が目に溜まっていくのが見えたわ。その時に、先生は今「信じてもらえて嬉しいけど先生であると分かった今生徒の前で泣くなんてそんなこと出来ない」って思っているんだろうって思ったわ。プライドと感情がせめぎ合っているんだなって。
でも堪えることは今の音先生には負担になるだろうし、早いとこ泣いてしまった方が楽かなって思ったのよ。
咲姫「いいのよ。それと泣くのを我慢するのは良くないわ。ほら。よしよし。」
音「ひぐっ・・・うぅ・・・うわあぁぁーーん!!!」
私に抱き着いて号泣して、でも子供らしいなんて考えは浮かばなかったわ。寧ろここで泣くのは当然だと思ったから、また私はゆっくりと宥めることにしたわ。今後のことを考えながら。
まあ、でも可愛いと思ったのは事実ね。これはしょうがないことよ。泣いている音先生を慰めている時にちょっとコスさせてみたいなとか、そんなことは思ってなかったわ。あと美亜の私服を着せてみたいとか、でもぶかぶかのこの服も萌えるとか、そんなこと一切思ってなかったわよ。
音「最後ので全部台無しだぞ。」
咲姫「これはアニオタの性だから仕方ないわ」
名前を変えました。これからはXOUND(サウンドって読みます)って名前にします。一応前の名前も表示してますが一ヶ月くらい経ったら取っ払うつもりです。
XOUNDの由来ですが、
1. 旧名前のぼつデータ→×データ→×→X
2. 音先生の名前の音→SOUND
3. 1,2を合わせてXOUND
という感じで出来ました。サウンドには音楽ゲームが好きっていう理由もちょこっと含まれてます。
さて、本編の話ですが、咲姫は厄介オタクであるという点を除くと完璧な性格をしています。優しくて、面倒見もいいし、頭も良く、まさに完璧です。更に妹もいるので子供の扱いには手慣れています。更にいうと、アニオタのため、TSFというジャンルも履修済みです。性転換なんて常人には思いつかないものですが、しっかり可能性として入れれたのは咲姫がアニオタだったからに違いありません。
次回は1F√を書きます。具体的には、「本編22話、Memories of O.N.G.E.K.I.にて、咲姫が音先生に先生になったきっかけの話を振らなかった場合」の√です。勿論バッドエンドです。ってことで次回もよろしくお願いします。
この小説は一般オンゲキ好きにも薦めれるような作品だと思う?
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