TSして生徒の身長以下になっちゃった教師の話   作:XOUND

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音先生が、TSしてしまった自身を何も出来ない存在であると誤認してしまった1F√です。バッドエンドなので注意


Op.I《fear-TITΛN-》

 結局のところ、セツナに言われたことは出来そうにない。自身を肯定しろと言われたはいいが、今の俺は前の俺と比べて出来ないことが余りにも多すぎる上に勝っているとこは何一つない。挙げ句の果てには生徒に助けられないと教師として授業をやることすら出来ない始末。こんなの・・・こんなの・・・

 

 

小星「大丈夫か?顔色悪いぞ?」

 

咲姫「そうよ、今日は休んだほうがいいんじゃないの?」

 

音「いい。俺は教師だから」

 

 

 

小星(ヒメ、これは思ったより重症だぞ。自分の生きる意味が教師以外ないと思っている)

 

咲姫(これはまずいわね・・・無理矢理にでも休ませたいけど余計傷つける事になるかも知れないわ)

 

小星(というかヒメ、先週末でどうにかしたんじゃないのか?)

 

咲姫(オンゲキのデバイスを先生でも使えるように改造してもらって、皇城さんに後なんか言われたっぽいけど・・・)

 

小星(クビとか?でも今のあいつにそんな権限はないぞ)

 

咲姫(一応真っ当な助言っぽかったわ。今の自信を肯定して上げろみたいな意味らしいわね)

 

小星(ヒメはその時いなかったのか?)

 

咲姫(だって一人で来いって音先生に言ってたから・・・)

 

小星(全くもう・・・そういう時は隠れてでもついてくるもんだぞ?そして盗み聞きだ)

 

咲姫(私がそんな芸当できると思う!?)

 

小星(ムリだね)

 

咲姫(でしょ?・・・でもこのままじゃまずいわ!)

 

小星(そうだなぁ・・・ほら、学校着いたぞ。ちょっとボクも一年のみんなに相談してみるか)

 

咲姫(助かるわ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葵「先生、荷物持ちますよ」

 

 

 いつも学校に着くと葵が迎えに来てくれて荷物を持ってくれる。嬉しいけど、でも俺に時間を割いているということはつまり葵自身の時間を俺の我儘で消費させられていることに他ならない。

 

 俺は、まだ何一つ返すことが出来ていない。こんなに優しくさせてもらっているのに

 

 

音「面倒とか思わないのか?いつも俺の荷物を持つことに時間を割いて」

 

葵「人の心配ばかりしすぎですよ。私は大丈夫ですから」

 

音「そうは言っても・・・」

 

葵「先生は自分のことにも目を向けて下さい。そこまで気を重く考える必要だってないんですから」

 

 

自分のことに目を向ける、か。今の俺は一体どういう存在なんだろう

 

 

葵「ほら、着きましたよ。先生もあまりネガティブなことは考えない方がいいですよ。」

 

音「う、うん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ホームルームを終え、3-Cの教室へ向かう。授業をすることが嫌だと感じている自分がいる。

 

 

音「違う・・・違うっ!」

 

 

 頭を振って嫌な考えを飛ばす。自分が何も出来ない荷物でしかないとか、考えちゃダメだ。考えちゃダメなのに・・・

 

 

音「はぁ・・・はぁ・・・」

 

 

 おかしい。動悸と汗が止まらない。あと手足が震えて力が抜けてへたりこむ。なんで?俺はみんなの役に立っていたかっただけなのに、今の俺に何が出来るんだ?俺がいてみんなは幸せなのか?俺は教師としてあるべき存在なのか?

 

 

茜「おっおい!様子が変だぞ!?そんな教室の前でへたりこんで、一体どうしたんだ!?」

 

 

 あかねがやって来た。いまの俺を見てあわてている。俺がこんなすがたになっても受け入れてくれるようてを回してくれたというのに、おれはまだ何一つできていないんだ。

 

 

咲姫「先生!?ちょっと大丈夫!?」

 

セツナ「一歩遅かったか・・・私も最悪の事態を想定して動けばよかったものを」

 

楓「これは・・・私は救急車を呼びます。皆さんも冷静に判断しつつ迅速な行動をお願いします」

 

彩華「アタシみんな呼んでくるよ!」

 

 

 みんながあつまってきた。ぜんいんおれをしんぱいしているんだ。こんなおれをしんぱいして、もうすぐじゅぎょうがはじまるのに、おれなんかにかまうよりみんな・・・

 

 

 そうか、おれがせんせいだからみんなこまっているんだ。おれがいないとじゅぎょうができないんだ。おれなんかのせいでみんなはべんきょうができなくて、おれのせいでみんながこまっているんだ。だからきっと・・・

 

 

 みんなはおれをめいわくだとおもっているにちがいないんだ。おれはさいていだ。めいわくいがいのなにものでもない。たかだかかんじょうひとつこんとろーるできず、こうやってみんなのてをかけて、そうしてもなおおれはなにもできないんだ。

 

 

音「おれがいるから・・・おれのせいでみんなは・・・」

 

咲姫「泣かないで先生!どうしよう・・・」

 

 

 みんなこまってる。おれがげんいんでみんなこまっているんだ。みんなおれのせいで、おれのせいで、おれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいでおれのせいで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・そうだ

 

 

音「っっっ!!」

 

咲姫「先生!?どこいくの!?」

 

 

 おれがいなくなればぜんぶぜんぶかいけつするじゃないか。がっこうでて、めいわくがかからないようにおれのいえでじさつして、そしたらぜんぶおわり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音「はぁ・・・はぁ・・・げほっ」

 

 

 いきぎれしてせきこみながらおれのいえにつくことができた。ふるえるてでとりだしたのはおんげきようのでばいす。

 

 

 しゅーたーどれすにへんしんして、きょうぎようのせいげんをかいじょし、ありったけのちからをこめる。あらわれたのはほのおがあがり、あかくておおきいたま。これをじぶんじしんにうちこめばそれでおわり。おれがきょうしとしてみんなにできるゆいいつのこと。おれというそんざいは、かなでざかにはいらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音「うぅっ・・・いやだぁ・・・」

 

 

 てがふるえる。ほんとうはしにたくない。ちょっとちからをこめればすぐにおわるのに、そのいっぽがでない。

 

 

 みんなにてをかしてもらって、すごくしあわせだった。そんなきおくがおれをひきとめようとする。でもだめなんだ。そのしあわせは、せいとたちがおれにいしきをさいているからにほかならなくて・・・それでもてばなしたくない。

 

 

 

 いったんやめようかな、そうおもっていたとき、

 

 

 

 

咲姫「先生!!!」

 

音「っ!?」

 

 

 どあをあけはなったさきにおどろいて、てがこわばってちからがこもってしまった

 

 

 しきんきょりでゆっくりとせまるたま

 

 

 とめようとはしるさき

 

 

 それでもまにあわなくて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ばちっとしたおとがきこえて

 

 

 どうじにさきのこえもきこえて

 

 

 はげしいいたみにおそわれて

 

 

 おれのいしきはあんてんした




 本来はオンゲキをすることで、自分の原点である夢を叶えたこと、そして今まで培った知識や経験はこの体でも薄れることはないというところからまた教師としての自信を取り戻すことが出来るはずでした。つまり咲姫があのとき投げかけた何気ない話題がしっかりと音先生を救っていたのです。


 さて、話を本編へと移りましょう。このバッドエンドで音先生はどうなったか気になる人もいると思います。というか、死んだのかと思う人もいるかも知れません。自分自身そういう描写で書いたので。
 結論から言わせていただくと、生きています。ギリギリ生きてます。ヒントはこの話のタイトルです。



 次回はアフターストーリーとなっています。オンゲキの世界でオンゲキというアーケードゲームが制作されることになり・・・?といったストーリーです。もしかしたら2話くらいに分割するかも知れません。

 ということで、また次回もよろしくお願いします。

この小説は一般オンゲキ好きにも薦めれるような作品だと思う?

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