TSして生徒の身長以下になっちゃった教師の話   作:XOUND

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実は小説を書き上げたのは昨日。Pixiv更新したのにこっち更新すんの忘れてた


ジャンヌ・ダルクの慟哭

音「教科書125ページの楽譜を開いてくれ。今日は少し理論的に話していくぞ」

 

 

 音楽、感覚的に捉えられがちなそれにもしっかりとした理論というものが存在する。Angel's Saladのように一見聞くとぐちゃぐちゃにしか聞こえないものにだってしっかりとしたリズムが存在し、拍子があり、そこには作曲者の意図というものが必ず存在する。俺は音楽というもののそんなところが好きだ。

 どうでもいいが教科書はあえて紙を使っている。正直今の現代社会にそぐわないが、やはり昔から楽譜というものは紙に記されたものだからな。

 

 

音「ここの小節なのだが・・・質問か?」

 

あかり「えっと、ここの音符の横に二つ点が打ってあるものって、どういう意味なんですか?」

 

音「先週説明したと思うが・・・あれ、説明してなかったか?」

 

葵「特に説明はされてなかったですね・・・」

 

音「それはすまない!これは副付点音符といって、付点音符は分かるよな?」

 

あかり「はい!普通の音符と半分の長さがあるんですよね!」

 

音「その通り。付点四分音符を例に取るなら長さは四分音符にそれの半分である八分音符の長さを足したものだ。副付点音符は更に半分の長さのものも足す。つまり、副付点四分音符と言ったら四分音符に八分音符の長さを足し、更にその半分である十六分音符の長さも足すんだ。

テストには出そうと思うから覚えておいてくれ。」

 

あかり「はい!」

 

音「いい返事だな。じゃあモニターに教科書を映して、よし!じゃあ解説を・・・うぐっ!?!?」

 

 

 突如、全身を激しい痛みが襲った。ふらついて立つこともままならない。

 

 

音「う・・・あがっ!?何が、起こって・・・」

 

 

 全身の骨が軋む。言葉に出来ないくらいに痛い。見えない力で体を内側から捻じ曲げられているようだ。俺の体に一体何が起こっているんだ!?

 

 

あかり「先生!大丈夫!?」

 

音「星咲さん・・・うあ゛ぁ・・・いだぃ・・・」

 

 

 体をのたうち回らせたくなるような痛みが全身を襲うが、その反面体は力が抜けたように指一本動かせない。自分の身体さえ支えることが出来ず碌に受け身も取れないまま立つこともできずに床に倒れこむ。そして頭に走る強い衝撃。

 

 

音「ぁっぃ・・・ひっ!?」

 

 

 全身の痛みが少しずつ引いてきたと思ったらこんどは体がやけに暑い。思わず目を開けるとそこに映ったのは段々と小さくなっていく自分の手。生憎手は動かないからその状況を眺めることしかできない

 

 

葵「先生!しっかりして下さい!・・・何これ、どうなっているの・・・?体が縮んでる・・・」

 

音「ぁぉぃ・・・」

 

 

 口から出たその声はかすれていたけど、やけに高く感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音「ぅ・・・ここは・・・」

 

あかり「葵ちゃん!柚子ちゃん!先生の目が覚めたよ!」

 

 

 

 

 

 

いつも通り授業を行うはずだった

 

 

生徒がいて、教師の俺がいて、いつも通り質問などに答えながら今日も授業を進めるはずだった

 

 

それなのに

 

それなのに

 

 

 

 

どうしてこんなことになってしまったんだ?

 

 

 

 

 

なんで視界に映る俺の手はこんなに小さいんだ?

 

なんで俺の服はこんなにぶかぶかになっているんだ?

 

 

 

背中にあたる髪の感触

 

下半身の喪失感

 

力の入らない手足

 

とても成人男性とは思えない自分の声

 

 

ありとあらゆる体の部位から発せられる違和感が俺をおかしくさせる

 

 

思考さえままならない。気が狂ってしまいそうだ

 

 

 

怖い 辛い 分からない 嫌だ 気色が悪い 体が勝手に震える 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葵「先生っ!」

 

音「っ!?すまん、取り乱してしまった・・・」

 

 

 

音「俺は・・・俺はどうなってげほっげほっ!」

 

 

 喉が掠れているようで上手く声を出せず咳込んでしまった。それにしてもこの声は本当に俺の声なのか?

 

 

柚子「マイマイ!はい!これお水と飴ちゃんだよー!」

 

音「ありがとう・・・水だけ貰おう・・・」

 

柚子「えー!飴ちゃんも貰ってよー!」

 

 

 何か言っているが無視して水を飲む。まるで何日間も水を飲んでいなかったかのようにカラカラだ。未だ震える手でコップを掴む。少し重たい。

 

 

音「んくっんくっ・・・ふぅ、ありがとう。ところで、俺は今いったいどうなっているんだ?」

 

葵「その、今の先生は・・・」

 

柚子「マイマイすっごく可愛い女の子みたいだよ!」

 

葵「ちょっと柚子!」

 

音「ああ、大丈夫だよ。通りで声なんかがおかしいわけだ・・・。鏡とかないかな」

 

葵「えっと、これ手鏡だけど大丈夫ですか?」

 

音「ありがとう。そうか、これが今の俺・・・なんだな。」

 

 

 一目で思ったのは儚げな少女という印象。それくらい今の身体は小さく、弱弱しく、そして元の見た目とは似ても似つかないような姿だった。

 自然に涙が零れてしまう。俺、これからどうなるんだろう・・・

 

 

あかり「泣かないで先生!」

 

柚子「そうそう!マイマイらしくないよー!」

 

葵「私たちも出来る限りサポートとかしますから、そんな姿見せないで下さい・・・」

 

音「そうだな・・・。元に戻らないとも限らないのに情けないところを見せてしまった。ごめんな」

 

葵「いいですよ。今まで先生には色んなことに世話になりましたから、今度は私達の番です。」

 

あかり「うんうん!いっぱい助けてお返しするからね!」

 

柚子「じゃあ早速飴ちゃんをあげようー!」

 

音「いらない」

 

柚子「えーーー!なんで貰ってくれないのーー!」

 

 

 正直不安なことは山のように多いしいつまでも3人には世話には慣れない。けれど、少しなら、ほんの少しの間だけならこの現状に甘んじて楽をしてもいいのかな・・・そう考えるのであった。




 後書きです。作者のXOUNDです。
 今回は少し短めでしたね。まあ取り掛かるのが遅かったからなんですが。時間が余って気が向いたら文章を増やすかもね。

 さて、本編にうつりましょ。視界に映る自分の手が段々と縮むってどうよ、絶対怖いでしょ。恐怖以外の何物でもないんですよ。だって「分からない」んだもの。止めようがないんですよ。そして、それを見ていた葵も同じく恐怖と、困惑と、色々入り混じった感情に襲われたんじゃないでしょうか。さて、保健室のベッドにて目覚めた音先生なんですが、服そのままで移されたんですね。というのもピッタリなサイズの服がなかったからだとか。その後アステリズムに励まされ、なんとか復帰しようと頑張っていきます。こっからは本編といい感じに同じ展開になるんじゃないでしょうか。まあ買い物会とかに違いは出るでしょうけどね。

 次回はアフターストーリーです。マチポケ3人組久々に登場します。TSロリには純粋なロリをぶつけよって古事記にも書かれている常識ですからね。そんなこんなで、また次回もよろしくお願いします。

この小説は一般オンゲキ好きにも薦めれるような作品だと思う?

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