TSして生徒の身長以下になっちゃった教師の話 作:XOUND
葵「うーーーん・・・・・・」
私、三角葵は昨日の出来事を思い返しながら登校しているところ。昨日は咲姫先輩の買い物に付き合ったわけだけど、なんというか、どうしても違和感を覚えてしまったの。
特に買い物の主役だった音ちゃん。見た目はつむぎ(そのうち登場する。美亜の同級生)みたいに小学生のような背丈をしていたけど、発言一つ一つが大人びているというか、勿論つむぎも大人に憧れている影響でいつも敬語で話したりしているけど、それとはまた違う、根底から感じられるものがあるというか、
柚子「おーいみすみーん」(葵のあだ名。三角葵の苗字より)
とにかく、まず発言一つ一つが大人びすぎていること。
あと、食品の買い物の時、冷凍食品を中心に選んでいたけど、咲姫先輩の家に泊まるならそんなに大量の食品はいらない筈だし自分が料理をすることを前提で食品を選んで買っていたし・・・
柚子「あれ?みすみん返事してよー」
もしかして一人暮らし?いやいや、あんな小さな子が一人暮らしをしていたなんて・・・
柚子「むう・・・ねぇねぇあーちゃんみすみんが考え込んで動かなくなっちゃった」
あかり「葵ちゃん?何の考え事してるの?」
葵「え?・・・ごめんね二人とも!歩きながら話すね」
私の親友の星咲あかり(ほしざき あかり)と藤沢柚子。
あかりはいつも前向きで隣にいる私まで笑顔になるような子。ただ、ポジティブすぎて補修に呼ばれても「もっと勉強ができる!」って喜ぶのはどうかと思うけど・・・
そしてもう一人の親友の柚子は・・・うーん一言で言うなら困った子ね。
舌をかんじゃったあかりに飴をペロペロするといいよと言ってハバネロ味の飴を渡したり、先輩にも臆せずあだ名をつけて呼ぶし、まああかりも先輩に対してもちゃん付けで呼んだりするけど、あと嫌なことに駄々をこねたりするし・・・それでも、よくみんなが笑顔になるようなことを考えたりするから悪い子ではないんだけど・・・
そんな二人と私を入れた三人はASTERISM(アステリズム)っていうユニットを組んでオンゲキをしているの。
始めはポンコツトリオとか呼ばれていた時もあったけど、今となっては実力だってつけて、みんなに名前を知ってもらってるユニットになってると思ってるよ。
葵「えっと、実はこんなことがあって・・・」
あかり「へぇー。でも、咲姫ちゃんがいるなら心配はいらないんじゃない?」
葵「心配なのもそうだけど、あの子、初めて会ったはずなのにどこかで見たことがあるような気がするの。」
柚子「デジャブってやつー?」
葵「そうそう。昨日から考えてるんだけど・・・」
あかり「じゃあ咲姫ちゃんにお願いして今日合わせてもらおうよ!仲良くなれるかもしれないよ!」
葵「それもそうね。教室についたし、そういえば今日って1、2時間目が特別授業になるんだったよね?肝心の授業内容が書かれていないせいでよくわからなかったけど」
あかり「何するんだろうね!」
葵「こういう時って茜先輩がなにかやることが多いから・・・少し心配・・・」
心配ではあるけど、あの先輩は「出なければ退学だ!!!」とか言ってきそう。向かうしかないね・・・。
茜「あーあー、テステス・・・よし。私こそが学園長の逢坂茜様だ!!」
葵「やっぱり・・・」
あかり「でも、昼休みまでの授業時間を全部使って何するんだろうね」
柚子「分かった!飴ちゃんパーティーだ!」
葵「絶対違うから」
茜「今日全校生徒貴様らに集まってもらったのは他でもない。この学校に勤務している教師の舞原音についてだ。」
あかり「えっ!?音先生!?・・・そういえば今日見てないね。」
葵「確かにいつもホームルームの前から教室に待機していたはずなのに、気付かなかったわ。」
柚子「マイマイクビになっちゃうの?」
葵「ちょっと柚子不謹慎すぎるって!・・・大丈夫だよね?」
茜「貴様らは多分クビになったんじゃないかとか重い病気に罹ったんじゃないかとか心配しているであろうが、そういうことではないと言っておこう。では、モニターのスライドを見るがいい。」
そこに表示されたのは、「自身に起きた異常事態について」という文面の表紙
茜「少し厄介な事態が起きて現在登校時間を昼休みまで遅らせるという措置をしている。その間に作ってもらった資料で今どういう状況に陥っているのか説明しようという算段だ。
ちなみに、この資料を昨日送られたのだが、「書いていて結構シュールだったので生徒には公開しないで欲しい」と言われた。まあ私には関係ないが」
葵「いや、関係あるでしょ!」
あかり「でも聞く限りだと病気とかそういうことではないのかな?」
葵「まあ、続きを聞きましょう。」
茜「取り合えず、ここだな。「3. 自身に起こった異常の概要」ってところを簡潔に読む。」
茜「10月10日にて、夜自宅で熱を測ったら38.8°あったとのこと。立っているだけでもふらつくためその日はすぐに就寝したのだが、次の日にて、朝起きたら女の子になっていた」
葵「はぁ・・・はぁ!?」
柚子「マイマイ女の子になったの?」
葵「いやいやいや、あり得ないでしょ!そんな急に性別が変わるなんて!」
茜「このレポートとは別に自分を撮った写真を送ってもらっている。これだ。」
そして表示されたのはぱっと見小学生にしか見えない少女。髪は綺麗な黒髪で腰まで伸びている。そして・・・あれ?
この子、見たことある。なんなら昨日会ってたけど・・・え?嘘!?
あかり「かわいいーー!!これ音先生なの?」
葵「・・・なんでメイド服?」
茜「ちなみに撮影者は柏木咲姫だ。」
咲姫「ちがっえっとこれは私が作って美亜に着せようとしたけど逃げるから音先生に着せようとしたとかそういうのじゃなくって・・・」
茜「咲姫、弁明はしなくてもお前がコスプレ好きで重度のアニオタなことくらい学校中でバレてるから今更隠しても無駄だぞ。」
咲姫「えっ!?そ・・・そんなはず・・・」
茜「さて、咲姫はほっといて、こうなった影響で今音先生は授業に必要な教科書やパソコンを持つことすら難しい状態だ。生徒の、特に2ーBの生徒達で支援して貰えると助かる。まあ有り余る予算があるから設備は増設するがな。
さて、次だ。むしろこのために時間を長くとってもらったといっても過言ではない。」
茜「今の音先生にピッタリな服&シュータードレスを考えようコンテストを開催する!!!!」
この小説は一般オンゲキ好きにも薦めれるような作品だと思う?
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