ちょっと短いお話   作:Twel

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この抑えられない感情、どうすればいいの。


嫉妬と衝動

 嫉妬深い僕に好きな人ができた。もちろん告白はしていない。

好きな人ができても僕は基本的に告白ができない。その勇気が欠けているのだ。

そのため、伝えたいことを伝えられずに学校生活が終わってしまうこともある。事実、それを二回経験している。

なぜその勇気がないのか。少なくとも()()()()()()()()()()こととか()()()()()()()()が原因なのかなと思った。

 

 僕は自分のことがあまり好きではない。僕は自分が根っからの変人であることは自覚しているのだが、変人も度が過ぎているほどだ。

なんなら僕の顔はあまりいいものじゃないと感じている。

多分そんな僕が告白しても、さっき述べたことが理由で断るのではないか。実際は、やってみないと分からないのに。

そういう、根拠もどこにもない理由で、僕には告白する勇気がガラスのひとかけらぐらいの量しかない。

でもそのせいで、好きな人に彼氏だったりが先にできたりするのだ。善は急げ、とはよくいうが、こういうことを言うのかもしれない。

 

 ある日のことだった。それは四時間目の終わりぐらいだったかな。

 彼女はよく、ほかの男子や女子と話したりしている。

それはまだいいのだが、その男子の中に、恋敵とも言える男子がいた。

多分僕一人で勝手にそう思っているだけなのだろう。

ただ仲が悪いのかと言われればそうでもなく、結構いいほうではある。

また彼自身も僕が彼女のことが好きなのを知っている。

言うなれば、良きライバルとでもいえばいいのだろうか?

そんな彼(+ほかの人たち)と、彼女は話したりしている。

 

 それを僕は、時々見る。

表向きは、僕は何ら気にしていないそぶりを見せるけど、実際は結構嫉妬している。

なんというか、心に潜む悪というか、ゆがんだ心というか…

僕はよくその心を抑えようとしているのだが、時折それが制御できないときがある。

めったにないことではあるが、その制御ができないときに、傍から見たら狂人のような動きをしてしまう。

自分ではそれをやろうとする意識は全くないのに、嫉妬から生まれたそれが僕を動かすような、なんとも形容しがたい感覚に襲われるのだ。

暴走、とはちょっと違うかもしれないが、衝動に動かされるような感覚だ。

 

 その四時間目の終わりぐらいに、それが今起こってしまった。

いつもの光景を見ていた僕に、突如頭に何か圧迫するような激しい感覚が襲う。

頭痛とはまた違う感覚。気持ち悪い。

それを必死に抑えようとする手。

多分目は涙を流そうと必死になっている。悲しみと嫉妬と怒りのこもった涙が。

どれもこれも、全ては告白してない、その勇気すらも持ち合わせていない僕のせいなのだが。

なぜか、彼が憎くて憎くて仕方がない。

 

 その衝動は激しくなるばかり。

ついには暴れて破壊したい衝動にまでエスカレートしてしまった。

まだ昼休みだからいいのだが、これが授業中にまで続いてしまったらどうしよう。

僕はそれを防ぐために、必死に頭も心も抑えた。しかし、そのせいで余計に変な動きになってしまう。

どうか授業までにおさまってくれないか。

 

 しかし、そうもいかないようだった。衝動がますます激しくなった。

その状態で、ついに授業の時間がやってきてしまった。

授業中も衝動が収まらず、授業を受けようとする集中力が、衝動をおさめようとしている方に移っていく。

隣にいた友達がそれに気づき、「どうしたの?」と心配する。

こういうとき、ありのままを話せばいいのだろうが、なんせ彼の隣には好きな人がいるのだ。この理由、あまり話したくないなぁ。

でも、そんなこといちいち気にする必要なんかないはずだ。

 

 「いや…大丈夫だから…うん」

 「あー…そうか」

 やってしまった。ごまかしてしまった。

この際ばれてもいいから正直に話せばよかったんだ。

正直に話したら、もしかしたらこの衝動もおさまるかもしれなかった。

でもそれをしなかったせいで、また余計に衝動が激しくなってしまった。

 

 今度は前にいた友達が、「え、大丈夫?」と心配するように声をかけた。

でもさっきみたいにまたごまかしたら、衝動が激しくなるのかもしれない。

 「あー…ちょっとね。なんだろうな、()()というか…なんか、内なる何かが暴れだしてるような、変な感覚がするんだよ…っ」

「アハハ、なるほど…」

 正直に言った。話すのが少し下手なのも相まって、少し変な言葉にはなったのだが、

ニュアンスが伝わればいいのだ。

 

 とにかく、僕は誰かに話した。これでおさまってくれるかもしれない。

しかし、現実はそうもうまくいかないようだった。さっきよりかは少しマシになってきたのだが、

それでもその暴れたい衝動は完全に消えることはなかった。

「誰かに話さずに抑え込むことにより生じるストレス」よりも、「件の光景を見て生じた嫉妬によるストレスの爆発」があまりにも大きく、

やがてその爆発は体にまで出てしまいそうだった。

 

 もう、この衝動が抑えられない。僕が僕でなくなるような…

誰か…僕を止めてくれ。




うーむ、なんか思いついたことを次々と書いていったから細かい描写ができてないかもしれないなぁ。
次はしっかり考えなきゃな。
ちなみにこれ実体験をもとにしています。
それをお話用にちょっと誇張しただけ…うん。
細かいところまでは覚えてなかったです。

ではまた。
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