あの走りに憧れて   作:雪印のフラン

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どうも、筋肉痛なのか肉離れなのかとりあえず身体中が痛い雪印のフランです。まじで痛いです。皆さんは運動してて身体が痛いと感じたらすぐに休みましょう。マホメド・ア○イJr.みたいな、治療方は駄目です。「スゴイね人体♥️」になんてなりませんから。まぁ、マニアックなバキトークはおいといて、本編をお楽しみにください。


変身……ってこれってまさか!!

<涼翔side>

今日も今日とて義務教育(地獄)である。正直に言おう、苦痛であると。何故、一回受けたことをもう一度受けなければいけないんだ。体が縮んだ高校生探偵の気持ちがわかった。それにこの体になってからじっとすることが難しくなってきているのである。座っていたとしても、何故か左回りをしそうになってしまう。この体はあれだ自転をしようとしてしまうのだ。まぁ、そんか下らないことを考えているといつの間にか自分の教室の前の(The・ヘルゲート)に到着する。流石にここまで来たのに帰るわけにはいかない。そうして俺は教室に入る。何人かのクラスメートと挨拶をしてから俺は自分の席へと向かい鞄をおろす。そうしてから俺は我らがしずくさんの元へと向かう。これが俺のルーティンである。

「おはよう、しずく」

「……おはよう」

少し素っ気ない反応に思えるがそうでもない。一回だけ朝に彼女に話し掛けることが出来ない日があった。すると彼女は次の休み時間に

「何で……朝こっちに来てくれなかったの?」

と涙目で頬を膨らませながら言ってきたのである。そのとき俺は感じた。

(……これが……萌えか)

それと同時に彼女は俺が守護(まも)らねばと公園最強の生物みたいなことを思ったものだ。そうして今日も今日とて何気ない話に花を咲かせている。

「そういえば……涼翔って今日は暇?」

「……今日?今日は別に何も予定は無いけど」

「ならさ……一緒にイネスに行こうよ」

「イネス?」

「そう、育ててくれてる人がジェラートのクーポン券を貰ってさ……友達と行ってきてって言ってたから」

「それは嬉しいけど……私でいいの?」

「涼翔がいい」

(何だこの可愛い生物は!?)

そんなことを考えていると同時に変わったなと実感をする。出会って最初の頃は全くもってこっちに興味がなかったりした。しかし()()()()でしずくとも()()とも仲良くなることが出来た。多分、今も頑張るのはしずくが居てくれるからというのもあるだろう。

「うん、わかった。楽しみにしてるね♪」

「うん♪」

そうしてチャイムが鳴る。

「それじゃあしずく、そろそろ戻るね」

「うん……また」

そうして俺は自分の席へと戻る。今日はきっと良い日になるであろう。そんなことを考えていると担任が入ってくる。それに反応して今日の日直が号令をかける。

「起立、気をつけ、礼。神樹様に、拝」

この世界独特の号令がかかり、今日もいつも通りの1日が始まる……はずだった。

「……あれ?」

自分以外誰も動かなくなったのである。

「しずく?……皆?」

声をかけるが反応はない……ただの屍のよう……っとふざけている場合ではない。

「もしかして……ついに私にスタンドがぁ!」

俺以外の時が停止(The・world)したんだ、きっとそうに違いない。

「……もしかしてこれカンニングし放題?」

そんな幼稚なことを考えて筆箱からペンを取り出そうとする。あ、駄目だジッパーが動かない。持ち物を確認していく動くのは

「これだけか」

謎の仮面の組織『大祓』から受け取ったスマホである。……小学生にスマホは早くないか?そう考えていたがこの神樹館の生徒、お金持ちの親が多くて意外とみんな持ってた。進んでるね!!そうこうしてるうちに辺りが光で包まれる。

「何だ……これ?」

思わず素が出てしまうぐらい驚く。辺りは大きな植物など、現実離れしており、これが本当に現実なのかを疑ってしまう。そんなことを考えて辺りをみていると人影が見える。

「……あれは……たしか……」

養父から聞いていた、自分と同じくお役目を担う者が三人いると。おそらくその三人であろう。

(本当にあんな少女達が戦うのか……)

たった十数年程しか生きていない少々達が世界の為に戦わなくてはならない。

(……悲しい世界)

だからこそ

「必ず……守ってみせる」

 

 

<side鷲尾須美>

ついにお役目をするときがきた。私はこの世界に入ってからそう考えていた。目の前には見慣れない樹海の様子に驚いて興奮している乃木さんと三ノ輪さん。

(あと、一人は何処だろう?)

私は父親からお役目は()()で行うと聞いていた。確か、あともう一人の名前は……

(……有坂涼翔(ありさかすずか))

私と同じように養子へと出された、()()()()。男の勇者についてかつて()()()()()()()()()()()。それはともかく、有坂涼翔という人物について私はあまり知らなかった。クラスも隣であり、会話をしたことなどは一度も無い。知っているのは男のものとは思えない可愛いらしい容姿だけであった。……果たしてそんな、名前だけしか知らないような人と協力など出来るだろうか?……いやするしかないのだ。しなければこの世界が滅んでしまうのだから。

「……あれ?そういえば、あと一人居るんじゃなかったけ?」

「それって……私のことかな?」 

「わ!?」

「へぇ~」 

「え!?」

乃木さんでも、三ノ輪さんでもない第三者の声が聞こえてくる。その声の方向をみると有坂涼翔、その人物がそこにいた。

(……いつの間に!?)  

「一様話しかけたのだけど……誰も反応しなくて……」

気まずそうに話し掛ける彼に私達は

「「すみません」」

「ごめんね~」

謝るのであった。

 

 

 

 

<涼翔side>

なんとか三人に話し掛けることができた。さっきまでは二人はなんか興奮していて、一人はめっちゃ考えこんでいて話し掛けても何の反応がなかった。時が止まってる人にも反応してもらえないし、時が止まってる世界でも動いてる人に反応してもらえない。悲しいね。

「えぇっと、有坂涼翔くんでいいのよね?」

「あぁ、はいそうです」

「おぉ~聞いてたとおり女の子みたいだね」

「本当にそれな……まぁとりあえずよろしくなスズカ、アタシは三ノ輪銀(みのわぎん)

(典型的な人気者タイプだな、この人)

「私は乃木園子(のぎそのこ)なんよ、よろしくスズカん」 

「す、スズカん?」

(何だろう……つかみどころがない?よくわからないタイプ?)

「私は鷲尾須美(わしおすみ)、一緒にお役目をはたしましょう」

(真面目ちゃんだ……というかでかい())

三人と初めて話した印象であったが、あれだな良くも悪くも個性的なメンツが集まったな。あと、全員美少女とは。三人のそれぞれの噂は聞いていた。

「じゃあ……改めて有坂涼翔(ありさかすずか)です。こんな見た目でも男の子です」

そうして自分達の紹介が終わったときであった。この世界に新たなる()()()が現れた。

 

人類の敵……【バーテックス】である。スマホにも【アクエリアス・バーテックス】と表示されている。

【アクエリアス】……英語では水瓶座を意味する言葉……何故星にちなんで名付けられたのであろうか?

(……って今は余計な思考だな)

今はこいつをどうやって倒すのか……それが重要である。そうしていると俺達全員が勇者アプリを起動する。

鷲尾須美は……白菊

三ノ輪銀は……牡丹

乃木園子は……バラ

そして俺は()()をモチーフにした勇者の装飾へと変身した……いや鈴蘭というよこれ……

(原作スズカさんじゃね?)

そう、俺の格好は殆ど原作スズカさんなのである。

(男の俺がスカートだと!!)

いくら、似合ってるからといってスカートを履きたいわけがない。

「おお、すごいカッコいい!!」

「……スカート……何故、スカート?……」

「似合ってるよスッズー」

「あ、ありがとう…」

今の俺の笑みは引きっているであろう。そこで俺は辺りを見回して気づく。

(あれ……武器無くね)

そう、三ノ輪銀は自身を上回るような巨大な斧のようなもの。乃木園子は穂先が浮遊している槍のようなもの。鷲尾須美は白銀の大きな弓のようなものなど様々な武器を持っていたが自分にはそんなものが存在しない。……もしかしてだが……

(俺ってあの化け物に格闘しないといけないのぉ!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




戦闘までいきませんでしたね、すみません。次回はしっかりと戦闘へと入るのでそこまでお待ちください。それでは今回も見て頂いてありありがとうございました。次回もお楽しみに
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