あの走りに憧れて   作:雪印のフラン

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どもども、雪印さん家のフランさんです。最近全然お出かけしてないので何処か遠くへお出かけしたいです。ちなみに行ってみたいのは四国と千葉。それでは本編どうぞ!!


重役出勤じゃ……駄目ですよね

<涼翔side>

「んんん!!(やべぇ遅刻する!!)」

(私は有坂涼翔、今をときめく男子小学生。今……遅刻ギリギリです!!)

メロンパンを咥えて走っている俺……遅刻しそうです。少女マンガ風に自己紹介してる場合では全くない。食パンは無かった、だから妥協してメロンパンを咥えて走っている。というか咥えて走っているとめっちゃボロボロ落ちていくんですけどメロンパン。だが決して離さない!正直に言って邪魔だし走りにくいことこの上ない。しかしここで離してしまったら負けな気がする。そんなことを思いながら走っていると目の前に神樹館の生徒。俺と同じく走っているというかあれは……

「んんんん、んんん(おはよう、三ノ輪さん)」 

「ん?……ってスズカ!なんでメロンパンを?」

三ノ輪さんがこちらに気づく。このメロンパン邪魔だな。そうして俺は咥えているメロンパンをたべきる。

「家にこれしかなかったから三ノ輪さんは?」

「銀アタシは……まぁ色々あるんだよ。それにしても意外だなスズカは真面目そうだから遅刻なんてしないと思ってたは」

「そうでもないよ、私も結構遅刻するから」

ちなみに本当である。俺は学校の登校中でも気になる道があれば進んでしまう。分団登校でなくて本当によかった。

「へぇ、具体的には?」

「三ノ輪さん、貴方は今まで食べたパンの枚数を覚えてるかしら?」

「そ、そこに痺れないし、憧れもしねぇ!」

「そういう三ノ輪さんは?」

「スズカ、お前は今まで食べた米粒の数を覚えているか?」

「そ、そこに痺れないし、憧れもしないわね」

((何だろう……めっちゃ気が合う気がする))

転生して……というか産まれて初めてかもしれないこんなに気が合いそうな相手は。

「そういえばスズカ、アタシのことは呼び捨てでいいぞ、その方が呼びやすいだろ?」

「それもそうか……じゃあ改めてよろしく銀」

「おうよ!」

こうして俺達は並走して神樹館へと向かう。結果は……

「「ギリギリセーフ!」」

「「アウトです」」

この日神樹館にて2つのクラスで同時に遅刻して同時に怒られたという伝説が出来たとか出来なかったとか。

(重役出勤じゃ……駄目ですよね)

 

 

時はキングクリムゾンして放課後。今日はしずくが用事があるため1人で帰ることになった。格闘技の先生が来るのは明日であるので暇である。そんな日にやることは決まっている。

(よし、走ろう)

そうして帰りの会が終わったので急いで帰りの用意をする。

さぁ今日も新な景色へと……

 

「そう思っていた時期が私にもありました」

「なに言ってるの?スッズー?」

はい、俺は今イネスにいます。しかも昨日の件があったのにまたあのジェラート屋さんにいます。しかも勇者の皆さんと一緒です。うん、ハーレムかな?すみません自意識過剰ですね。事の顛末はこうだ。

俺帰る→銀に捕まる→鷲尾さん、乃木さんと合流→イネスへ

という訳である。

「どうだ、ここがイネスマスターのアタシがオススメのジェラート屋さんだ!」

今は全員でジェラートを食べている。鷲尾さんは【宇治金時味】、乃木さんが【メロン味】、銀が【しょうゆ味】である。昨日の俺よ、居たぞここにしょうゆ味というマニアックなものを頼む人が。ちなみに俺はというと【徳島ラーメン味】であった。違うよ、俺頼んでないよ。でもジェラート屋の店員さんが俺のことを覚えていたらしく、勝手に【徳島ラーメン味】にされた。解せぬ。あとは銀が注文するときな「いつもの」で通じたのでそれほど通うぐらい気に入ってるのだろう。……しょうゆ味ってそんな何回も食べるものかね?なんやかんやでジェラートを口にする。

「……美味しいだと!?」

あれだ味は冷たい徳島ラーメンという違和感ましましなのだが全然不味くないのである。

「そうだろ、なんだって私のイチオシだからな」

「最高、最高だよミノさん!ジェラートがこんなに美味しいなんて」

あれだ乃木さんが感動のあまり涙を流していた。どうやら今まで食べたものなかでもトップクラスに美味しかったそうだ。それに対して鷲尾さんはジェラートに対してガンを飛ばしている。

「どうしたの?鷲尾さん。ジェラートを睨み付けても何もおきないよ?」

「別に睨んでいるわけじゃないの……ただこのジェラートがとても美味しくて。私はいつもおやつは和菓子かところてんだったから」

お婆ちゃんだろうか?いや、最近のお婆ちゃんでも洋菓子は食べると思う。

「気に入ってくれたなら良かったよ」

そうして全員ジェラートを食べ進めていく。

「このほろ苦い抹茶味とあんこの甘さの調和が絶妙だわ」

この人食レポ上手いな。

「フフフ、鷲尾さんっておもしろっ!」

「ね~。もうちょっと怖い人かと思ってた」

多分、鷲尾さんは真面目すぎるのであろう。会話した回数は少ないがそれでもわかる。だからこそ勘違いされたりするのであろう。

「なんか、わっしーの食べっぷりを見てると宇治金時味も美味しそう……」

「それじゃあ一口貰えばいーじゃん。鷲尾さんに恵んであげなよ♪」

おっと目の前で百合展開が起きそうである。

「それだ!という訳でわっしー、一口ちょうだい。ほら、昨日のスッズーみたいに」

「っ!!」

昨日の傷が

「ん?昨日のスズカ?何かあったの?」

「あのね、昨日ねスッズーが白い髪の女の子にね【イチゴ味】のジェラートをあ~んで食べさせてたの♪」

「ほほう、いやぁスズカさんもすみにおけませんな、このこの♪」

銀が肩でつついてくる。なんか急に中学生男子みたいなノリになった。

「今はその話はおいといて、ジェラートでしょ。ほら、鷲尾さん乃木さんに食べさせてあげなよ」

俺は早口で言う。これ以上この話はしたくない。あのコブラツイストを思い出してしまうから。

「ええっと///こういうのは恥ずかしいけど、憧れでもあるのでやらせていただきます///」

そうして乃木さんはあ~んと口を開く。それに少しの間フリーズしていた鷲尾さんが恐る恐るジェラートの入ったスプーンを差し出す。

「……もむ……んむ、うん、美味しい~!」

そうして顔を輝かせる乃木さん。

「じゃあわっしー!私のメロン味のも食べてみて~」

そう言って乃木さんが鷲尾さんにスプーンを差し出す。またしても鷲尾さんがフリーズする。しばらくして意を決したのか

「あ、あーん……」

こうして俺と銀は公衆の面前で食べさしあいをしている少女を見せられたのであった。

((私達は何を見せられているのであろう?))

そう思っても仕方ないとおもう。

「なんだか初々しいし。もしかしてガチの恋人?」

「それだったら二人きりにした方がよかったかな?」

銀が笑いながら突っ込み、俺は苦笑いしながら言う。

「違うわよ!……メロン味も美味しい」

「だよねだよね~」

「ふふん、確かに宇治金時味もメロン味も超素敵だよ。だかしかし!このフードコート最強と言っても過言ではないのは今、アタシが食べている。このしょうゆ味ジェラート!マジ!これしか勝たん!」

「か、勝たん?」

(その言葉今でもあるんだ)

意味がわからず首をかしげる鷲尾さん。俺はというと【勝たん】という言葉に感心している。そうしている内に銀は鷲尾さんと乃木さんの口にジェラートをねじこんでいく。

「どうどう?ピッカーンときた乃木さん?」

「……うぅーん~なんだか難しい味だね~」

「あれ?」

「いい味だけど大人向けかもしれないわね」

「ぐぬぬ、鷲尾さんまで……ならば、スズカ!」

「え?ちょっ……」

有無を言わさずにしょうゆジェラートがねじこまれる。

「……もぐもく」

こ、これは!?

「お、美味しいだと!?」

「だよな、な!」

しょうゆ味なんて意味不明だと思っていたが、これは美味しい。銀がハマるわけだ。

「銀……貴方に会えて本当に良かったわ」

最大限の感謝を述べて俺は右手を差し出す。

「スズカ……」

そう言って銀が俺の手を強くを握り返す。

「これで」

「アタシ達は」

「「親友ね(だな)!!」」

 

「私達は何を見せられてるのかしら?」

「そうだね~小説のネタになるかも」

(ところでわっしーもミノさんもスッズーも気付いてるのかな?間接キスのこと)

 

 

後日、俺に武術を教えてくれる先生が来たのである。そこにいたのは二人であり、1人は体格のがっしりとした男性でもう1人は自分と歳が変わらないくらいの少女であった。

「初めまして、事情は貴方のお父上から聞きました。私は結城智久(ゆうきともひさ)です。そしてこの子は私の娘の……」

結城友奈(ゆうきゆうな)です!」

 

 

<■■side>

こうして物語は紡がれていく……この先にどんな未来が訪れるのかは()さえも分からない。

……しかしこれだけは分かる。

その未来に……静浦涼翔はいないであろう

それは阻止しなければならない……しかしそれをするためには

力が足りない




はい、今回はここまでです。まさかの登場ですね。友奈ちゃんのパパは名前が出てないので完全な妄想ですね。それでは今回も最後まで見ていただきありがとうございました。また、次回お会いしましょう!
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