MUV-LUV 世界の自衛隊の奮闘 (リメイク予定) 作:島田愛里寿
パトレイバー2の名シーンを参考にしました!どうぞ!!
狭霧部隊とウォーケン少佐の第66戦術機動大隊を航空自衛隊の航空戦術実験飛行隊が捕縛し、第一空挺団が将軍殿下を保護したのちに国連の艦隊に207部隊とともに殿下を預けた。そして将軍殿下が横浜国連軍基地につき、国連部隊に感謝の意を示しているその時に突然の放送が始まった。
ピンポン・ピンポン♪
『帝都及び近県の視聴者の皆様にこれから緊急放送をお送りします。テレビ及びラジオの近くにいる方はできるだけ多くの方に声をかけ、放送をお聞きになるようにご協力をお願いします。』
「なっなんだ!?」
まあ横浜基地の港湾地区で将軍殿下に謁見中の武たちにはまさに‘寝耳に水’状態である。
『先ほど沖田桜統合作戦本部長は緊急記者会見を行い、首都圏の治安を維持し予測される最悪の事態に備えるため自衛隊内の最も練度が高い部隊に出動を命令したと発表しました。』
「な、なんだと!?」
近衛軍の月読中尉達もこの状況は完全に予想外であったようである。
『今回の命令について翡翠一等陸佐は‘今回の12.5事件を精査した結果、米国CIAの裏工作の可能性が非常に高く、国連軍の一部の部隊も関与していた可能性があり証拠として決起部隊と米陸軍第66戦術機動大隊の中にCIAの工作員数名とその機動大隊の隊員であるイルマ・テスレフ少尉に指向性蛋白という洗脳薬のようなものがその工作員と米国政府に投与されていた事実が明らかになっておりこの決起を引き起こし日本への影響力を復活させたい米国政府の一部政治家と国連のオルタネイティブ5推進派が共謀したことが明らかとなった’と発表し、今回の命令は国連部隊やアメリカ軍、そして工作員をやすやすと見逃す帝国軍と近衛軍は予想される最悪の事態に対応できないだろうという判断にもとずくものであり・・』
「な・・・!?」
神宮司少佐やその他の武を含む207部隊、伊隅戦乙女隊の面々はまだ事態についていけていない。
『この決定により現在各地に配備が進んでいる部隊は、陸上自衛隊東部方面隊第一師団第一普通科連隊・同第三十一普通科連隊・同三十二普通科連隊・同三十四普通科連隊・同第一特科連隊・同第一戦車大隊・中央即応連隊・千葉女子戦車連隊・富士教導団特科教導団・同戦車教導隊・同普通科教導隊・同レイバー教導隊・中部方面隊第第十四旅団第十五即応連隊。また現在帝都に駐留中の部隊はそのまま・・』
つまり帝都はおろか関東域一帯が自衛隊の管轄エリアになったわけである。これは自衛隊の『帝国軍と近衛軍は無論のこと国連軍であっても好き勝手な行動は許さん!(# ゚Д゚)』という意思の表れでもあった。
「ど、どうすれば。」
「ちょっと!どういう事!?」
これにはさすがの煌武院殿下や香月博士も想定外であった。
米国議会
「どういうことだ!」
「自衛隊から完全に見限られたということですぞ!どう責任をとるおつもりか!!」
ここ、アメリカ議会は現在混乱のただなかにあった。なにせ今回の件でアメリカの悪行が世界に周知されたばかりか非人道的な薬物を本人にすら知らせずにしかも非アメリカ人にのみ投与したことで野党議員たちからのつるし上げに大統領と与党議員たちはあっていたのである。
「よくもやってくれましたな!これでこれまで極秘裏に進めてきた自衛隊との技術交流の話も完全に水にながれ、我々の努力と苦労も水の泡となったのですぞ!!」
実は一部の良識ある軍人や議員たちは自衛隊の対米感情を和らげようと努力をつづけてきてこの12.5事件が起きなければ自衛隊が開発した[灰色幽霊システム]とラプターの技術の交換で対米感情が和らぐ一歩手前だったのである。
(ちなみにウォーケン少佐や工作員に薬物投与を受けなかった米軍兵士たちは帰国を許され、沖田統合作戦本部長の計らいで‘彼らは命令を実行しただけであり、罪の追求をせず責任を押し付けないように’との手紙がアメリカ議会と国連議会に送られたため彼らは罪の追求は受けなかった。)
そもそも与党内部でもこの作戦には反対の者が多く大統領への不信感が高まったところでこの事態である大統領と一部与党議員たちは仲間からも見放され始めた。
現在アメリカ国民にも先ほどの放送が英語に翻訳された状態で放送され、大規模デモが発生し大統領弾劾裁判が開催されようとしていた。
少し予想よりも短くなってしまいました。