多民族いる異世界に3兄弟の特殊作戦群が来た   作:素人小説書き

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イギリス軍事評論家、軍事史研究者、戦略思想家

イギリス陸軍大尉

サー・ベイジル・ヘンリー・リデル=ハート

戦争で最も計算できないものは戦意である。


第三話 捕虜を解放し侵略者を皆殺しにした緑の戦士達

村の広場

 

剣「…」

 

真ん中に死体の山がある村の広場で一人の自衛官が何かを待っていた

 

剣「兄者遅いなぁ……なんか問題が起きたんかな?」ヂリヂリ…

 

中々来ない龍に何か問題でも起きたのか?と思い込んでいると…

 

キュラキュラキュラ…

 

剣「お!噂をすれば何とやら…遅かったですね兄者!」

 

キキッ…ガチャ…

 

龍「悪い…思いのほか動きがとろいもんでな…よっ…」ザッ…

 

自走砲のハッチから龍が出てきて降りる

 

剣「おんぼろですからね~…そういえば敵はどこに?

  確か作戦ではこの後追跡してくる兵士を迎え撃つのでは?」

 

龍「ああ…それが…仁が乗っていた89式装甲車と自走砲を見た敵がな…

  勝手に逃げた」

 

剣「…は?」

 

龍「どうやら、初めて装甲車と自走砲を見て化け物のように見えてな…

  敵はそのままどっか逃げた」

 

剣「…えぇ?」

 

まさかの言葉に困惑してしまう剣に龍は落ち着いて次の事を剣に言う

 

龍「まぁ、想定外の事はよくある事だ…弾を消費しないだけ運がいいと思った方がいいぞ」

 

剣「そうですね…とりあえず、当初の作戦通り合流出来てここの安全も確保できましたし

  仁兄さんの元に行きましょう!」

 

龍「ああ、そうだな…確か、向こうの側だったな行くぞ」ザッザッザッ…

 

剣「はい!」ザッザッザッ…

 

自走砲を置いてそのまま二人は仁の元に向かう…

 

 

 

 

村の中心地

 

「うぁ…」

 

「いてぇ…いてぇよぉ…」

 

ファリス「じ、ジグ伯爵…お、おにg(ドタタタタッ!!!!)…」

 

ジグ「な、なんなんだこれは…」

 

ジグの目の前には足が消えている者や体を半分無くしている者…

自身の側近や親衛隊がミンチ肉に変わっている事…

この光景にジグは恐怖のあまり体が固まっていると…

装甲車にいる人物が叫ぶ

 

仁「FOOOOOOOOOOO!!!!!!やっぱ大口径は最高だぜぇ!!!

  ヒャハハハハハハハハ!!!!

 

ジグ「あ、悪魔…」

 

悪魔

 

この言葉が相応しいほどの姿だった

 

仁「あぁ?悪魔だぁ?NONONO…言ったろ?俺は…正義の味方だって!」スッ…

 

ジグ「こ、こんな正義の味方があるかッ!!!大体なぜ貴様はエルフの味方になるんだ!!

   こいつらは我々を迫害してきたんだぞ!!なのに…なぜこいつらの味方をする!!

   狂っているのか!!」

 

M2ブローニングを向ける仁にジグ公爵は説得なのか自身の正当性を大声で叫ぶが…

 

仁「いや、僕元々君たちの人間じゃないんで関係ないっす」

 

ジグ「…何?」

 

仁「大体、迫害されたからってまた戦争仕掛けるとか馬鹿の極みだよね?というよりか…

  そんな迫害された過去を持っているのに逆の立場になったら迫害する側になるとか…

  馬鹿を越して能無しの馬鹿だよねぇ?」

 

ジグ「…」

 

例え過去にエルフ迫害されたとはいえ、逆の立場になったら同じことをする…

はたから見れば、人間がエルフを迫害をしているようにしか見えない…

仁の言う事にジグは黙ってしまう…

 

仁「ま、俺には関係ない話やけどねぇ~…よっと…」ヒョイッ

 

ジグ「!くっ…」カチャ…

 

装甲車から降りてきた仁にジグはレイピアを抜いて構える

 

仁「お、構えはいいな…伊達に上に立っている訳じゃねぇのか」

 

ジグ「くっ…(なんだこの男…感情が全く読めん…それに…

   素手なのになぜそこまで余裕があるんだ!?)」

 

相手は質のいい鎧とレイピアを持っているのに対して仁は…

ギリースーツの中にチェストリグとタクティカルプレートを着ているだけで武器は持っておらず…

ホルスターに入っているグロックはセーフティをかけたままで手にかけてもいなかった…

 

明らかにジグの方が有利に思われるが…そんなことで仁はビビらなかった

 

仁「おいおい…顔に焦りが見え見えだぜ?ハハ!俺が稽古でもつけてやろうか?」クイクイ…

 

逆に焦っているジグを煽って攻撃を誘う

 

ジグ「くっ…このっ!!」シュバッ!!

 

仁の挑発に乗ったジグは素早く接近して仁の首元に向かって突く

 

がっ…

 

仁「よっ」サッ…

 

狙いがわかりやすかったのか、最低限の動きでレイピアの突きを避ける

 

ジグ「フッ!!」バッ!!!

 

仁「お、下がった」

 

ジグ「…」チャキ…

 

攻撃を欲張らずそのまま素早くバックステップして下がったジグはもう一度レイピアを構える

 

ジグ「…(…全く分からん…殺意も気配も感じないのに…なぜあれほど威圧感があるんだ…!)」プルプル…

 

王者の風格でも出ているのか仁を見るだけで押しつぶされそうなほどの威圧感に冷や汗と手の震えが止まらない

 

仁「今度は手が震えてんねぇ?どうした?病気持ち?お薬飲む時間やろうかwwww」

 

ジグ「な……この…!舐めるなぁ!!!!」シュバッ!!

 

舐め腐った仁の言葉に切れたジグは真っ直ぐ仁に接近する

 

ジグ「ハァ!!!」ヒュンッ!!!

 

両手で持って確実に仕留める為に心臓を狙った次の瞬間

 

仁「周りが見えないとやられるぞ?」

 

ジグ「え…(ドゴォ!!!!)ウグッ!?…」ドサッ…

 

仁の言葉に困惑した瞬間突然顔面に

大きな丸太を思いっきりぶん殴られた衝撃がジグに襲いそのまま5m吹っ飛ばされてる

 

ジグ「ぅぁ…」

 

何が起きたかわからないまま意識が段々と失っていくと仁以外の声が聞こえた

 

龍「…舐め腐りすぎだ仁一等陸曹」

 

仁「はて?何の事かな?」

 

龍「とぼけるな…ただでさえ状況が分からん今、相手を舐めるような行為など…

  いずれやられても知らんぞ」

 

仁「大丈夫大丈夫!その時は龍兄さんが守ってくれるから大丈夫でしょ!」

 

剣「まさかの他人頼り」

 

ジグ「…」バタッ…

 

ベストと銃をぶら下げている二人を見たジグはそのまま意識を失う

 

剣「?…あ、さっき兄者に殴られた人伸びてる…」

 

仁「あ、そいつここの司令官らしいから縛った方がいいよ」

 

剣「うん分かった…仁兄さん拘束バンドは?」

 

拘束する物を持っていない剣は仁に持っているか聞くが…

 

仁「俺狙撃手だから持ってない(ベシッ!!)痛った!?」

 

龍「必要な物はちゃんと持ってこい馬鹿者…」

 

持っていない仁にチョップをする

 

仁「いくら何でも狙撃手に拘束バンドなんて使わねぇよ…あ、今か」

 

龍「はぁ…ほんと…なんでこんな性格で優等生なんだろうな…」

 

仁「そりゃあ、真面目にやるときはやりますからねぇ~」

 

そういいながらフラフラと装甲車に戻る仁に龍は頭を抱える

 

龍「はぁ…」

 

剣「仁兄さんらしいですね」

 

龍「ああ、全くだ…頭痛くなるよ…とは言え、とりあえずは安全を確保できたな…

  よし、そいつを部屋に監禁して捕虜を解放するか」

 

剣「了解…重~い!!」グググ…

 

龍「…はぁ」

 

仁もそうだが剣も中々個性的で頭が痛くなる龍だった…

 

 

 

 

装甲車の中

 

「…」キョロキョロ…

 

装甲車の中で仁を待っているエルフの子供は装甲車の中で色々と物色する

 

「…きれい」カラッ…

 

そういって彼女が手に取ったのは12.7mmの徹甲弾だった

 

「…」ジー…

 

金色に光る薬莢と銀色で鏡のように磨かれた弾頭に目を奪われていると…

 

ガチャン…

 

「!」アワアワ…

 

仁が戻ってきたのかハッチの音が聞こえて慌てて弾をしまおうとアワアワしていると…

 

仁「おーい、戻ったぞー…何やってんだ?」

 

「な、なにもない…」

 

仁「あそ……んん?」

 

何を慌てていたのかよく周りを見てみると…12.7mmが入っている弾薬箱が開いていた

 

仁「ははぁ~ん?さては、弾薬に触ってたな?」

 

「!?」ギクッ…

 

仁「ハハ!なぁに、それくらいじゃあ怒らねぇよ!

  まぁ、後ろの砲弾に触ってたらさすがに怒ってたけどな!」

 

「…これ?」スッ…

 

そういって後ろの砲弾に指をさす

 

仁「ああ、もしそのまま先頭に触ったら信管が作動して

  このまま二人吹っ飛ばされるかもな!」ニコッ…

 

「…」ガタガタ…

 

仁が言っていた砲弾…それは、自走砲に使われる203mmの砲弾であり

仁の言う通り二つあるので信管がもし作動すれば…文字通り吹き飛ばされ死ぬ

そんなことを初めて知ったエルフの少女はガタガタと震える

 

仁「まぁ、たぶん信管は抜いているから多分大丈夫だけどね…それより、ほら!外に出るぞ!」

 

「…怖い人は?」

 

仁「大丈夫!全員ミンチにしといたから安心しとけ!一応外には俺の仲間がいるから安心しろ!」スッ…

 

「…うん」スッ…

 

本当に大丈夫なのか不安になりながらも仁の手を握って装甲車から出る

 

仁「よっ…おめぇめっちゃ軽いな…ちゃんと食べてんの?」

 

「食べてない…」

 

仁「え?なんで?」スタッ…

 

「うち貧乏だから…お腹いっぱい食べれない…」

 

仁「あらら…そいつは聞いて悪かったな」ヒョイッ…

 

会った時はまだ暗くよく見えなかったが、太陽が昇ってきた今よく見てみれば服装はボロボロで

体も服の上から見てもとても細い年相応の体には見えない

 

仁「…あ!そうだ!」ゴソゴソ…

 

「?」

 

何か思い出したのか腰のポーチの中を探ると…

 

仁「これ、やるよ」スッ…

 

中から取り出したのは、紙袋に包まれた何か

 

「なにこれ…」カサカサ…

 

それをもらったエルフは解いてみると…

 

「…?お星さま?」

 

中にはカラフルなとげとげ…そう、仁が渡した物は金平糖なのだ

 

仁「金平糖っていうお菓子だ、食べてみな!うめぇぞ!」

 

「ホントかな…あーん」パクッ…

 

疑いながらも一つ口に入れる

 

「…!甘くて美味しい!」

 

噛むと甘味が口の中に段々と広がっていく感覚に少女はほっぺがとろける

 

仁「口に合ったみたいだな!」

 

「♪」パクパク

 

夢中になって食べてると…

 

剣「仁兄さーん!!」

 

「!!」ササッ…

 

剣の声に驚いて仁の後ろにササッと隠れる

 

剣「? その子は?」

 

仁「隠し子」(大嘘)

 

剣「えぇ!?ついに僕も妹が!?」

 

仁「嘘に決まってんだろ純粋過ぎてなんか罪悪感出ちまったじゃねぇか」

 

純粋な剣にくだらない嘘をついた仁は謎の罪悪感が襲う

 

剣「なーんだ嘘なのかぁ……こんにちはお嬢さん!」ニコニコ…

 

「…」ジー…

 

屈んで同じ目線でニコニコと挨拶する剣にジーと見る少女

 

仁「大丈夫だ、こいつサイコパスだけど根はいい奴だぞ」

 

剣「余計な事言わないでくださいよ!」

 

仁「事実だからな、嘘は言ってない」

 

剣「むー…」

 

仁「それより、何かあったか?」

 

剣「あ、そうだった…兄者から指令です」

 

話が脱線したが本題の話を剣は仁に伝える

 

剣「装備の点検が終わり次第村近くの森林から大通りの警戒をしてくださいとのことです」

 

仁「監視って事か?」

 

剣「ええ、兄者からの話によると先ほどの敵は偵察大体の可能性があるとのことで…

  別動隊がこの村に来るかもしれないのでその監視を頼むと…」

 

仁「ふむ…確かに占領軍としては数が少ないしな…本隊が来るとしたら相当な数だな…」

 

剣「もちろん兄者もそれを想定しています…ですので、これを…」カラン…

 

そういって懐から10発の弾丸を仁に渡す

 

仁「338ラプア•マグナムか…」

 

剣「ええ、後、もう一つ…これを…」スッ…

 

今度はポッケから3発の大型弾薬を渡す

 

仁「徹甲焼夷弾…ラプアで抜けねぇ奴はこれで殺せか?」

 

剣「ご名答」

 

仁「…はぁ…分かった…使用ライフルは?」

 

剣「お好きにと」

 

仁「分かった…5分で配置に着くって言っておいてくれ」

 

剣「了…彼女は?」

 

仁「龍兄さんに預けてくれ、何とかしてくれる…ほら、お嬢ちゃんこいつについて行きな」

 

「…」

 

まだ後ろに隠れている彼女を剣に任せる為に優しく声をかけるが動かない

 

仁「大丈夫だ、安心して付いて行きな」

 

「分かった…」トテトテ…

 

仁の言う通りに従って彼女は剣の元に行く

 

仁「いい子だ…じゃあ、頼んだ」

 

剣「はい!じゃあ、兄者の元に行きましょう!」

 

「うん…」

 

そのまま剣とエルフの子は龍の元に向かう

 

仁「…さて…さっさと準備するか…」ガチャン…

 

龍の指示通りに仁は装甲車の中に入って監視の準備をするのだった…




HI!!

素人小説書きだよ!

久しぶりの投稿だね!

リハビリ感覚で書いたせいかだいぶ疲れたよ!

次回はかなり長くなるから許してね!

それじゃあ!
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