今回は前回予告していた通り番外編となります。
簡単に内容を要約すると『異世界デストロイヤー』
番外編 一切の自重を捨てた結果がこれだよ!
~異世界転生RTA編~
「遠藤!!危ない!!!!」
「え?」
ドゴォン!!
……薄れゆく意識の中遠藤は考えていた。
おかしい。俺は今日光輝ちゃんとの話(デート)をするためにいつものカフェに行く予定だった筈……その時俺は通り道にある横断歩道を渡る際に念の為にと『右見て、左見て、もう一度右見て』×2をやった筈だ
もちろんその時に車の影も形も無いことは確認していた。
だが、俺は車に轢かれた
なんで?(純粋な疑問)
そんなことを考えていると意識が落ちていった。まぁ……復活出来るし、次は大丈夫だろうと思っていた矢先
「という訳でお前さんは死んでしまった」
「は?(唖然)」
どこだよここ
死んだあと家に戻るかなと思っていたら……まさかの異世界転生しやがった
「……俺は死なない筈なんだが?」
「……マジ?ちょっと待ってね…………アッ」
「完全にこちらの不手際で殺っちゃった…………すみません調子乗りましただからマジでその手に持っている
「能書きは良いさっさと元の世界に帰せ。それか死を選べ」(えげつない殺気と到底人に見せられない表情)
「ヒィッ!で……ですが……その……」
「なんだ」
「じ……実は……」
この邪神曰く
この世界にいる魔王を倒さない限りこの世界から抜け出すことは出来ず、これまで数多くの転生者を送ってきたが、どれもハーレムを作ったり各々好きにしているから全く魔王討伐が進んでないとのこと
だからこそどこかに強い存在が居ないか探っていた所偶然俺にたどり着いたそうだ
ふざけているのか!(マスク並感)
「要するに……魔王倒せばいいんだな?」
「はいぃ……そうですぅ……」
この瞬間、俺は持てる力全てを用いて元凶をぶち殺すことにした
「……2時間」
「へ?」
「2時間で終わらせてやる」
「……うえっ?!」
「その時は必ず、必ず俺を元の世界に帰せ良いな?(凄まじい圧)」
「わ……分かりました!!そ……それでは、あちらから……ってもう入ってる!?」
――この時転生神は知る由も無かった……
まさか本当に2時間どころか1時間足らずで魔王を殲滅するとは思いもしなかった――
『
◆◆◆
――
「ふぅむ……勇者とやらは中々来ないものだな」
「そうですな……異世界から召喚された転生者はどれも現地で妻を娶っていたり、好き勝手している連中ばかりですからな」
「その癖やたら強いのが質が悪いったらありゃしない」
この世界に蔓延る転生者に対しての愚痴をこぼすのは本日の犠牲者である『魔王』とその側近の執事であった。
彼らはまだ知る由もない……
「全くですな……ん?」
「どうした?」
「……魔王様何者かがこの城に猛接近している模様です」
「遂に来たか勇者たちが……」
「いえ……その……」
「どうした?」
執事が手に浮かべていた球体を真上に上げ、大きくさせるとそこに映っていたのは
「1人なんですが……その……」
「……一体どうしたのだ?」
「……馬に乗った重装備の変態が信じられない程の速さで城下の魔物を蹴散らしていってます……」
「え?」
やたら堅牢そうな鎧……『大山羊』一式を身に纏いその手に握る『巨人砕き』や『壺大砲』で文字通り真っ直ぐ突き進んでくる褪せ人の姿がそこに映し出されていた。
進路上に存在する魔物は勿論のこと家やその他の建物さえもぶち壊していきながら目標地点まで最短距離で突き進むその姿はまごうことなき変態であった。
――この進み方をする塾が日本にあるとかないとか
「なんじゃこりゃぁああああ!?」
「あぁ……!四天王の1人『業火のフレイム』が一撃で死にました!!」
「ファッ!?」
「も……もう間もなく魔王城に到達します!!」
「の、残りの四天王を招集し、魔王城の門を閉ざせ!!」
「駄目です!既に門の中に入られましたぁ!!」
「ゑゑぇ!?」
魔王にとってこのような事態は前代未聞であった。まさか自分の誇る四天王の最強の一角である『業火のフレイム』を一撃で消し飛ばしただけでなく、文字通り魔王城までの最短ルートで城下を突っ切ってくるなどそこいらのイノシシも驚きの事案である。
執事の球体に映し出されたのは魔王城内にて召集された残りの四天王が、褪せ人を取り囲んでいる場面だった。
『ここから先は通さんぞ!!人間如きが!!』
『フレイムを倒したのは褒めてあげる』
『だが、俺たちはそう上手くいくかな!!』
「よしそのまま倒せ!」
魔王は確信していた。流石に四天王3人と数多くの手練れの魔物相手には勝てないだろうと……実際彼らは『転生者殺し』の異名を持つ者ばかりで数百年もの間四天王の座に君臨していた存在なのだ。
だが、そんな魔王の希望を打ち砕くがごとく褪せ人はとあるものを取り出した
『……スッ』(『霊呼びの鈴』を取り出した音)
『なんだ……鈴……?』
そして鈴が鳴らされると……突然褪せ人の隣に液体のようなものが滴った。
『な……なんだ……?!スライムを召喚したのか!?』
『ま、まて!何か様子がおかしい!!』
やがて形を変えたスライム……『写し身の雫の遺灰』はいつの間にか装備を変えて手に『竜餐の印』×2を装備した褪せ人の姿を真似て写し身が姿を変化させた。
そして……自らの頭部を竜にしたかと思うと
『『『『……え?』』』』
『【プラキドサクスの滅び】』×2
……次の瞬間四天王含めた精鋭たちが蒸発した。
「……やばくね?」
「えぇっと、既に魔王様の部屋に向かってますね……あっ探知できなくなった」
「えっ、我あれと対峙すんの?」
「……骨は拾います」
「骨すらも残らなさそうなんですけどぉ!?」
――数分後
「……」
「……」
「来ないな……」
「来ませんね……」
「……ちょっとお前の得意分野の占いをしてくれないか?」
魔王がそういうと執事はどこからともなく水晶玉を取り出し、魔力を籠め始めた。
「…………あっ」
「どうした?」
「……既に死が間近に迫ってるとのこと」
「え?…………そういや何か後ろで物音が……ッ!?」
「魔王様?!」
――魔王と執事が最後に見た光景は、背中に
更に言えばその手には『マリケスの黒き剣』が握られ、その黒い大剣が魔王の背中に突き刺したと同時に
……巨大な朱い花が魔王城から突き破るようにして咲き乱れた
余談ではあるが、第二形態を持っていた魔王だったが、朱い腐敗のえげつないスリップダメージと『運命の死』のダブルパンチで完全に滅ぼされた模様
「わー!綺麗な赤い花!!」
「……え?うん?……あれ魔王城じゃね?」
「何があったの……?」
偶々魔王城が見える場所でピクニックに来ていたとある子持ちの転生者は何が起こったかわからなかったが、気にすることなく今日も前世で味わえなかった家族との団らんという至福のひと時を過ごすのだった……
「終わったぞ」
「ほ、本当に2時間以内って言うか……約50分で終わらせやがった……」
「約束だ俺を元の世界に帰せ」(『黒き刃』を構えながら)
「わわわ分かりました!それではごきげんよう!!」
「……知らない天井d「うわぁあああああん!!ごめんなざい!ごめんなざい!!ボクが、ボクが無理やり誘った所為でうわぁあああああん!!!!」Oh……」
――高校1年生のこの日以降光輝ちゃんの依存度が爆上がりして暫くの間半径3m以内から俺が離れるとグズってしまうようになってしまったのでした
「あー……光輝ちゃん?ちょっとトイレに行ってくるだけだから……その……」
ギュー
「……嫌……離れないで……ボクも……一緒に行く……」(涙目で必死にしがみつく光輝)
「えっと……でもね?」
「グスッ……」(涙目)
「Oh……」(後ろの惨状に目を逸らしながら抱きしめる)
「ふふふ……」(不敵な笑みを浮かべる雫)
「……」(静かに圧を掛ける香織)
「光輝?」(黒いオーラを放つはじめ)
「
「……帰りたい」(偶然居合わせた清水)
正式タイムは49:59:05秒だったとか(移動が8割を占めた)
あと魔王城跡地に残された朱い腐敗に冒された転生者の1人が後に『腐敗の剣士』として名を馳せることは誰も知らない……
な ん だ こ れ
次回からは普通に戻ります
因みにこの後褪せ人様は光輝ちゃんに首輪とリードを渡されて褪せ人の所有物にして欲しいと言い放ち(当然褪せ人は断った)周囲からの視線が痛い物になったとか
他のヤンデレ達も後日首輪とリードを持って押しかけて来たとかなんとか
中学生編をdieジェスト(誇張無し)にして良いですか?
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良い
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ダメです
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ラニ様万歳