深淵卿……?いいえエルデの王です   作:gnovel

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閲覧ありがとうございます!

漸く次回からトータスに転移することになります!
それに間に合わせるために大分駆け足になりましたが……許して

それではどうぞ!


dieジェストと……不穏な事態

~はじめちゃんと~

 

中学校に入学してから数ヶ月が経過したころ

 

「浩介!」

 

俺を呼びかける声に意識を向けるとそこには、はじめちゃんがいた。そして俺に抱き着いてくると何やら匂いを嗅いでいた。

……やばくね?

 

というのも……数分前に

 

『遠藤君……』

『あのー?香織さーん?いつまで抱き着いているんですかね……?』

『……また他の雌の匂いがする……』

『えぇ……(困惑)』

 

はじめちゃんと同じように香織に抱き着かれていたのだが、俺の服についている匂いが気に喰わなかったらしく仕切りに俺に抱き着いてくる

 

『……マーキング(ボソッ』

『なんて?』

『ううん!何でもないよ!』

 

それから暫くして今度は雫が来て

 

『……ふーん。この匂い……香織ちゃんの物だね?』

『あっ、はい』

 

ハイライトが入っていない瞳で見つめられたら嘘は付けなかった。というか何で匂いで分かるんですかね……(困惑)

 

『愛の力ね』

『……心を読まないでください』

『ふふっ……じゃあ、分かってるよね?これから私がすること……』

『……はい、どうぞ』

 

この後しばらく匂いを上書きするように抱き着かれた

更に雫が飲み物を買いに行ったその後すぐに

 

『……遠藤』

『ん?光輝ちゃんか。どうした?』

 

内心またか……と思いつつ光輝ちゃんの方を向いたすぐ後

 

『……ッ//えいっ!!』

『……ほぁあ……?』

 

顔を赤らめながら俺に抱き着いてきた光輝ちゃんに思わず虚無になった俺だが、光輝ちゃんがゆっくりと話し始めた。

因みにここは生徒会室で基本他の生徒は入れないのだが、光輝ちゃんは俺と同じ生徒会のメンバーなので自由に入れる。

 

え?香織や雫は生徒会のメンバーじゃないから入れないだろって?

 

 

……それについて他の生徒会のメンバーに聞いたら

 

生徒会1『あっいっすよ(快諾)あともげろ(中指を立てながら)』

生徒会2『……いいっすよ(怯え)あともげろ(殺意)』

生徒会3『同人誌のネタになるのでオッケーです(曇りなき笑顔)あともげろ(真顔)』

生徒会4(清水)『あー……うん……オッケーで……あともげろ(微笑)』

光輝ちゃん『……』

 

哀れ光輝ちゃん。4対1という数の暴力で意見を通されてしまったのだった。

ちなみに生徒会3と清水には割ときっつい仕事を割り振りました

 

 

それはさておき光輝ちゃんが言うには、雫や香織ばっかり抱き着いてずるいとのこと

……あ^~かわええ……癒される バタン(どこかで誰かが倒れる音)

 

俺は知らない。生徒会室の近くで誰かが倒れたなんてことは……その誰かから血の匂いがするなんて

……十中八九、中村さんだろうな……

 

 

そうして数分抱きしめた結果が今の俺になっております

 

……やばいな

 

で、案の定

 

「浩介……誰に抱き着かれてたの?」

答えて!

 

こうなったので

 

「まぁまぁ」

「ヒヤッ!!///」

 

逆に抱き返しました。はじめちゃんがショートしてしまったのでなんやかんや言いながらはじめちゃんの機嫌をおだてていきました。

 

「うぅ……///曖昧にされた気がするぅ……///」

「また来な?」

「……その言葉忘れないでよね?」

 

言ってから気づいた。俺まーた何かやらかしたか

 

「どう思う?清水?」

「全身余す所なく刺されれば良いと思う(中指立てながら)」

「殺意高めの返事だなおい(中指立て返しながら)」

「それか無数のカラスにつつかれればいいと思う」

「すいません。それだけは勘弁してください(震え声)」

「お前本当にカラスが苦手なんだな……」

 

ほっとけと清水に返した俺だった

 

この後度々ハグを迫ってくるはじめちゃんにえげつない殺気を向ける雫たちを目にした俺はそれぞれ全員に『(可能な限りで)何でもする』約束を取り付けて大惨事(誇張無し)になったのは別の話

 

 

 

~神出鬼没~

 

「やっべ……トイレットペーパーねぇじゃん……」

 

ある日の部活中に便意を催した俺はトイレに駆け込んだ。だが、生憎俺が入った場所はトイレットペーパーがほんの一切れしか無くトイレットペーパーがあるのは手洗い台の付近にしかないことを思い出しどうしようか悩んでいた

 

「王様!これを!」

 

その時俺の部活のマネージャーとしてついて来た中村さんの声が聞こえたかと思うとトイレの外からトイレットペーパーが投げられた。

俺は感謝を述べて気分よくトイレを後にした

 

「ふぅ……助かった…………」

「…………ん?」

 

他にも

 

「あっ、しまったシャーペンの芯切らしてたな……」

 

生徒会室にて書類を作成していたらシャーペンの芯を買ってなかったのを思い出し、仕方なく鉛筆で良いかと探していた時も

 

「王様!これどうぞ!」

「おっ、ありがとう」

 

何処からともなく現れた中村さんが俺にシャーペンの芯を箱ごと渡してきた。俺は箱の中から一つだけ受け取り、中村さんに感謝を伝えると頬をわずかに赤く染めながら生徒会室から出ていった。

 

「……なんで俺の使っているシャーペンの芯が2Hだってわかったんだろ……?」

 

 

「てなことがあったんだよ」

「……俺は『意味がわからなくても怖い話』でも聞かされてるのか?」

「僕も同じような体験をしたことが何度もあるけど……」

 

生徒会室にて清水と光輝ちゃんにその話をしたところ

 

清水にはドン引きされ、光輝ちゃんはいつもの事だと言われた

 

 

 

~何気ない会話と~

 

「で、どうすんの?遠藤?」

「何がだ?」

「もう俺ら3年になるけどよ……進路はどうすんだ?」

 

あれから色々(軒並み大惨事)あったが3年になった俺らは進路について考えなければならない時になった

 

「進路といえば……遠藤。こんな噂が流れてきたんだが……」

 

 

『では、遠藤君。キミの進路についてだが……』

『はい、エルデの王です』

『……え?』

『……間違えました。天文学者です』

『あぁ!そうだよね……ビックリさせないでくれよ!』

『はっはっはっすいません(冗談ではない)』

 

清水の話は紛れもない事実であった。これに関しては俺が悪い。無意識に『エルデの王』と答えてしまうくらいににはエルデの王をやっているのだ

 

「まぁ……これは事実だな」

「……お前まじか。だがまだあるぞ」

「え?俺他になんかしたっけ?」

「お前ではないんだがな……」

「……あっ(察し)」

 

俺は清水の口からもたらされた衝撃の内容に頭を抱えることになった。

 

『えーっと……香織さんは……』

『遠藤君のお嫁さんです♡』

『(絶句)』

 

『……雫さんは(嫌な予感)』

『浩介君の奥さんです♡』

『(絶句)』

 

『……はじめさんは(不安)』

『……浩介と同じところで』

『』

 

『……光輝さんは(諦め)』

『はい。具体的には…………って!?どうしたんですか!?先生?!突然泣いたりして!?』

『……いや、何でもないんだ(感涙)』

 

 

「て事があったらしいんだが?」

「4人中3人アウトじゃねぇかふざけんな。どうりで先生から呼び出されて愚痴聞かされた訳だ」

「……好奇心で聞くが、先生はなんて?」

「えーっと……確か……」

 

 

『まったくどいつもこいつも揃ってお前の嫁になりたいだとふざけ散らかしたこと言いやがって!』

『先生酒飲みましたか?』

『中学生が色気づきやがってよぉ!!私もそんな完璧な彼氏欲しかったわ!!』

『あのー、先生……?』

『どうじでわだじの周りにば碌な男がい゛な゛い゛の゛(カリスマブレイク)!!!!私も彼氏が欲しい!!!!何なら彼女だって欲しい!!!!(横暴の極み)』

『駄目みたいですね(諦観)』

 

 

「……てことがあったな」

「……大人になりたくないとこれ程までに思ったのはこれが初めてかもしれん……」

 

清水は頭を抱えながら普段とは様子がかけ離れた先生に対して遠い目をしていた。そしてふと俺は中村さんがどうなったのか知るために清水に尋ねてみた

 

「中村さん……あぁ……特には問題を起こしてないから俺の耳に入ってこなかったな」

「安全枠が1人増えたか」

(危険枠の間違いなんだよなぁ……)

 

そんなことを考えながら俺はこれまでの三年間を振り返ることにした。

 

「中学校に入ってから……色々あったな……」

「……色々ありすぎの間違いでは?」

「まぁ、そうなんだけど……いやー、まさか夏休み中、事実上の監禁をされてたとはな……」

「……それを知った時奴ら遂にやりやがったなと思ったが、お前が何事も無く次の日俺と遊んでたという事実の方が信じられなかったぞ」

「まぁ……その後が怖かったんだけどな(震え声)」

「こいつさては馬鹿だな?」

 

夏休みか冬休みに入ると毎回俺を自分の家に連れ去って勉強会と称して何日も閉じ込められた時もあった。俺が『これ監禁じゃね?』と気付くのも遅かったが害は無かったので放置していた。

更に言えば長期休暇の際には全員の家に必ず行ったが、その際に外堀を埋められた気がしたのも気のせいだろう(多分)

 

因みにこの後ラニ様に数年間星の外に連れ出されたが、こっちの世界では数時間の出来事だったのでヨシ!(なにも良くない)

 

「……なんでこいつ未だに刺されてないんだ?」

「なんてこと言いやがる」

「……お前長期休暇中の完全な自分だけの休みはどれくらいとれた……?」

「うーん……3日?」

「それ以外あの誰かしらのメンバーの所にいたのかよ」

「お前も含めてやぞ」

「思う訳ねぇだろ!?まさか今遊んでる相手のスケジュールがぎっちぎちだってことなんか!」

 

中学卒業前でこれだけのんきに話しているのにはまぁ……どうせ高校が同じだしな……『原作キャラ』だしな……

 

「まぁ……あれだ……中学お疲れさん」

「はぁ……お疲れ」

 

盃代わりにコップに注いだ飲み物を飲む俺たちだった

 

 

「……そういやこれいつ用意したんだ……?」

「……あれ?お前が用意したんじゃないのか?」

「え?」「え?」

 

 


 

――トータスの神域にて

 

「……なんだお前は!?どうやってここに入ってきたんだ!?」

 

『神域』にて本来はエヒトしか存在できない筈の空間にて『鉄の編み笠』を被った謎の存在がエヒトの空間に存在していた。

その笠の内側には……黄色く、また禍々しく光る炎が見えていた

 

かの者の名は『シャブリリ』

 

かつて、初めて『狂い火』の病を発症し、歴史上もっとも憎悪された男である

 

「そんなことはどうでもいいでしょう。あなたにはこれから『狂い火の王』を呼び覚ますための贄になってもらうのですから」

「何を言っている?!『狂い火』とは何だ!!エヒトルジュエの名において命ずる――消えr」

「うるさいですね……『三本指』様今です」

「……なに!?ガァアアアアアアアアア!?」

 

エヒトの背後にはいつの間にか焼け爛れたような歪な『三本指』がエヒトを強く握りしめた。

そして握りしめていくうちに徐々にエヒトの目から『狂い火』が漏れ出し……やがて炭になった。炭からは『狂い火』が燃え続けている

 

「では……これより我らを別け、隔てる全てを侵し、焼き尽す『狂い火の王』をお迎えいたしましょう……」

 

シャブリリがそう告げると『神域』全体に『狂い火』が走った。

 

世に混沌のあらんことを!

 

アッハハハハハハ……!!

 

 

 

――魔人族の国、魔国ガーランドのとある独房にて

 

「あがっ……」

 

ドスッ

 

「助けっ……」

 

ドスッ

 

「あ……」

 

ぐちゃぁ

 

……魔国ガーランドにおいてとある異常事態が発生していた

 

それは、所謂無差別殺人が横行していることなのだが……問題はその死体にあった

 

「……」

 

角や瘤が露出している赤い鎧を身に纏うその悍ましき存在……狭間の地にて『忌まわしき糞喰い』と呼ばれている存在が手にもつ『ミエロスの剣』で殺した死体を更に切り付けていた。

そして『忌まわしき糞喰い』に殺され、穢された死体からは『苗床の呪い』が生じていた

 

この『苗床の呪い』の厄介な点は、その死体が悍ましい呪いに包まれるこれに尽きるのだ。現在の魔国ガーランドにはこの呪いが蔓延り、様々な疫病や良くない感染症が広がりつつあった

さらに、その『苗床の呪い』により、魔人族が突然凶暴化し、異形の姿に変貌するという悍ましい病も蔓延していたのである。

 

「……呪ってやる」

 

「……穢してやる」

 

「……全て、呪われるがいい」

 

『忌まわしき糞喰い』は今も、善も悪も関係なしに無数の命を奪い、そして穢していっているのだ。

 

――全ては呪われた世界の為に

 

呪ってやる

 

 

 

 

――星の外にて

 

「なんだこれは……!」

 

ラニはトータスに送り込まれた異物の様子を探ろうと監視をしていたが……その混沌とした状況に驚きを隠せなかった

 

「……『狂い火のシャブリリ』に『忌まわしき糞喰い』……だと?!それに……あちらの世界にいた『外宇宙』の奴らまで!?」

「まさか、あの異物は……狭間の地から奴らを呼び出したのか!?」

 

ラニは遠目からでも感じるその異常現象に驚きを隠せずにいられなかった。

ふとトータスを見渡していたラニはある異質な存在に気づく

 

「あれは……確か『金仮面卿』と呼ばれてた奴だったか……?」

 

とある山に金の太陽を模したような仮面を被った褪せ人『金仮面卿』がトータスの空を見つめていた

だがラニはこの異常事態に対処すべく策を講じようとして、あまり気にも留めなかった

 

「……まずい!こうして居られない!幾ら我が王とはいえ、『狂い火』の連中と『忌まわしき』の奴らでは……!」

「……こうなれば……!遅かれ早かれ我が王のもとに行くことは決意していたが……!」

「やむを得ない……!」

 

こうしてラニは自身の伴侶の元に向かう為の準備を始めた。元々あちらの世界に着いてから召喚される予定だったが、この異常事態でいざあちらの世界に行こうとしても行けなくなったらと考えたラニは大急ぎで準備に取り掛かった。

 

「何とか間に合わせて見せる……!」

 

 

――とある場所にて

 

「どうしたのじゃ?金仮面殿?」

「……」

 

トータスを見渡せるとある北の山脈にて『金仮面卿』は空に向かって腕を動かしていた。傍にいる黒竜……ティオ・クラルスは不思議そうにその光景を見つめる

 

「……」

 

……彼の手振りからは誰もその意図を感じ取ることは出来ないが、敢えてそれを言語化するならこうだ

 

星の世紀を創りし褪せ人よ、今こそこの世界の律を守るときだ

この世界の律が穢されれし時……天よりの異物が瞬く間にあらゆる世界、そして次元に拡散するだろう

 

だからこそ金仮面卿は待ち続ける

 

……かの褪せ人を

 




『狂い火』の連中……褪せ人に『狂い火の王』になってもらってあらゆる世界を『狂い火』で燃やそう!

『忌まわしき糞喰い』……ただただ呪われろ。『絶望の祝福』全裸待機中

『外宇宙』の連中……星の律を我らの手に 『星の世紀』乗っ取り画策

『金仮面卿』……このままだとトータスどころか色々な次元がヤバいから褪せ人ヘルプ

……トータス壊れないかなぁ……(他人事)

因みにこの所為でトータスにはあちこちに隕石のような衝突痕とか目から黄色い炎をたぎらせた魔物だったり、体中から『苗床の呪い』が飛び出した異形の魔物が現れ始めました

怖いねぇ(現実逃避)

オリジナル侵入者(出るのはだいぶ後又は予定)を出しても良いですか?

  • 良いですよ
  • うーん
  • ここにラニ様の「神殿」を建てよう
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