深淵卿……?いいえエルデの王です   作:gnovel

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閲覧ありがとうございます!

漸くトータスに転移できました(遅い)

エルデンリング要素を漸く出すことが出来ます。やったぜ

それではどうぞ


第一章
誰だ俺を『現代のダビデ王』とか言った奴......言い返す言葉もありません.


――時は経ち、とある月曜日

 

「おはよう~!浩介!……浩介……?どうしたの?」

「あぁ……はじめか、いや、何でもないんだ……うん」

「……まさか、あの雌共が何かしたの!?」

「いや、ちょっと……朝食を焦がしただけなんだ」

 

あははは……と笑っている俺だが、当然そんな理由で落ち込んでいるわけじゃない。というのも、最近というか高校生になってからラニ様との連絡が取れなくなってしまったのだ

ラニに限って連絡を忘れるなんてことはないし……と思いつつ何かあったのではないかと心配になっている

 

今日はラニ様と会話が出来なくてちょうど2年経つのだ

 

最後に会話した時にラニ様は

 

『いずれ会おうではないか……我が王よ』

 

って言ってたからもしかして既にトータスに潜り込んでいるのかなと期待しつつそれでも久しぶりの孤独だから気分が落ちるのは仕方ない

はぁ……どこ行ったんだろ……?

 

そんなことを考えていると次々と俺の周りにみんなが集まってくる。……口には出してないが、互いにバチバチに睨み合っている。

雫は睨みをきかせながら、香織は笑顔を張り付けた能面のような表情で、はじめちゃんは真顔で睨みあっていた。……周囲から人が遠ざかっていく、ははっいつものことだ(慣れ)

 

「……///」

 

……光輝ちゃんは無言ですり寄ってくる。その様子はまるで撫でて撫でてとせがんでくる愛玩動物のようだった。

それに応えるべく俺はいつものように頭を撫でてあげる

 

「……♪///」

 

口にこそ出してないがその表情は柔らかく、とろけ切っていた

そこでふと撫でるのを辞めると……

 

「あっ……」

 

可哀想なのでもう一度撫でてあげると更に密着してきた。……誰かが尊死した音が聞こえた気がした(確定で一人は判明)

そして背後からの殺気を感じた為残りの3人も同じく撫でることにした。

 

 

とそこへ清水がやってきて

 

「お前のせいで口の中がグラブジャムン(※世界一甘いお菓子)食ったみたいに甘すぎて仕方ないからコーヒー代おごれ」

「……あー、申し訳ない。ほらよ(500円渡しながら)」

「……多いんだが?」

「残りは好きに使え」

「あざーす!」

 

……現金な奴め

こんなことをしておいてなんだが、恐らく清水は俺の分の飲み物を買ってくる。これはいつもの流れだ

 

「……ちっ」

 

今教室の端で舌打ちをしたのは原作でも屈指の屑キャラこと、『檜山 大介』だ。原作だったらハジメに突っかかってくるが、如何せんはじめちゃんなので俺にヘイトが向くのは当然だった。

だが生憎俺はまたしても生徒会に所属することになったりして先生方や生徒たちの信頼を得ている現状、俺に手出しすることは良くないと分かっているのか、こうして舌打ちしかしてこないのだ

 

……一度大介を消すかと考えたが、奈落に行くためにはこいつが必要だったことに気づいて放置している

何かあったら即『慈悲の短剣』による致命を取ればいいやと考えているので問題なし

 

少なくとも原作のように魔物に喰われるよりかはマシだろう……いや……待てよ?

ここに『セルブスの秘薬』があるじゃないか……!と考えた所で先生が来たので意識を向ける。俺の傍からみんなが離れていく

 

 

「はい!皆さんおはようございます!」

 

教室に入ってきたのは『畑山 愛子』先生だ。生徒からは『愛ちゃん』や『愛ちゃん先生』と呼ばれているが、俺がそう呼ぶと特定多数の懐疑の目を向けられるため『愛子先生』と俺は呼んでいる

 

「今日はですね!なんと!転校生が来ているのですよ!!」

「ウォオオオオオオ!」「マジかよ!愛ちゃん!!」「男?女?」

 

教室から歓声が鳴り響く……あれ?転校生なんていたっけ?

 

そして愛子先生が周囲の喧騒を納め、転校生に入ってくるように促した。

次の瞬間俺は凍り付いた

 

 

「――初めまして。()()()()()()と申します。以後お見知りおきを」

 

「……え?」

 

……俺の見間違いと聞き間違いでなければ、その転校生は……間違いなくラニ様だった

声はいつものあの声で間違いないし、流石に腕は4本ではないが、月のような蒼色の長髪に、陶磁器のように白い肌……香織とは別ベクトルでの美人だろう

 

俺は目の前の事実を受け止めきれず、頭に『?』を無数に生やしているだろう

 

「ラニさんは家族の仕事の都合で日本に来ることになったそうなのですよ」

「でも日本語はペラペラなので仲良くして挙げてくださいね!」

 

 

俺を見つけたラニ様は俺に微笑みながらゆっくりと……右手に嵌められた『暗月の指輪』を見せびらかした

そして……ゆっくりと俺に近づいて

 

「お待たせしたな……我が伴侶よ♡」

 

「「「「え、えええええええええええ!?」」」」

 

「……」「……え、え……」「……え」「……はぁ?」

 

(えげつない殺気を感じるんですが……!?やめてラニ様挑発しないでください)

 

……昼になったら俺死ぬんじゃないかな……?

そう思うくらいには無数の殺気の籠った視線を感じた。『無敵』の準備するか……

 

おいやめろ清水、俺をうさみちゃんみたいな目で凝視するな怖いって

 

 

◆◆◆

 

 

「「「……」」」「……遠藤……?」「ギリギリギリギリ……」「ふふふ……」

 

「」「……帰りたい……帰って二次元に浸りたい……」

 

おかしいな……春の日差しが当たる暖かい校舎の筈なんだが……ここだけ『巨人たちの山嶺』になってないか……?

 

 

昼休みになって俺の傍に当然のようにいて不敵な笑みを浮かべるラニ様とラニ様に対して殺意の籠った視線を向ける雫と香織、はじめちゃんに加えて、涙目になりながら俺に縋りつく光輝ちゃん。

そしてそんな光輝ちゃんの傍で歯軋りをしている中村さん。偶然俺の席に近くて女性陣の殺意を感じ取ってしまった清水は現実逃避しながら飯を食っていた。

 

周りの連中は……死んだ目で飯を食っていた。……檜山含めたあの4人はまるで得体のしれない何かを見ているかのような目をしていた。

 

 

「……であなたは遠藤君の何なの」

 

香織がラニ様に威圧感を籠めながら質問した。

するとラニ様はあっけらかんと

 

「伴侶だ」

「……面白い嘘をつくじゃない」

「嘘では無いぞ?この指輪が証拠だとも」

 

(やめてラニ様これ以上刺激しないでください……)

 

クラスの視線が痛く感じてきた。……頼むから俺を指さしながら『昼ドラも真っ青な光景』とか『現代のダビデ王』とか『嬉しくないハーレム』だとか言わないでくれ。全部事実なのは否定しないけど

 

「……略奪愛ってのもあるんだよね」

 

濁らせた瞳をしながらはじめちゃんが呟く。本当に原作の影も形も無いじゃないか!一体だれがこんなことを……俺だよ!!(半ギレ)

 

「はっ、燃え盛り輝く炎(我が王)に惹かれただけの存在(むし)が……言うじゃないか?」

「……ッ!!」

 

ラニ様が冷徹な表情をしながらはじめちゃんの言葉に対してえげつない返しをした。

……この世界に法律という物が無かったら即座に血で血を洗う争いになってただろうなぁ……

 

「……グスッ……」

 

光輝ちゃんが無言で涙を流している。……本当にごめん。俺はとんでもないろくでなしでした(自覚)

 

「……諦めないから」

 

燃え滾らせた決意を固めた雫がそう告げる。他の子たちもそのつもりのようだった。

 

 

その後はこの殺伐とした空気を和ませるために飯を食うことを提案したが、ここでふと思い出した

 

 

(あれ、今日が転移の日じゃね?)

 

 

――そう思い出した瞬間

 

俺たちの足元に純白に光り輝く円環と幾何学模様の魔法陣が現れクラスを包んだ

 

「皆!教室から出て!」

 

と愛子先生が叫ぶも魔法陣が爆発したかのように光り、俺たちの視界を埋め尽くした

 

 

 

 

(……さて……ようやくか)

 

俺は光に包まれながらかつての自分……『褪せ人』としての自分を呼び起こし来たる時に備えた。

傍目にはいつものあの服装と杖を構えたラニが見えた。どうやらラニも準備を整えたようだ。その顔には先程までのとは違う真剣な表情が浮かんでいた

 

 

 

 

――『王立図書館』にて

 

「ッ!!……この感じ……成程……君が来たか」

 

王立図書館のある一室……本や資料が山積みにされている空間にて一人の男がある存在を感知していた

 

「……まぁ、そうだろうな……君があの『狂い火』の連中や『糞喰い』、『死王子』の連中、そして……『外宇宙』の奴らを放っておく筈が無いか……」

「いかがなさいましたか?『百智卿』殿」

 

『百智卿 ギデオン=オーフニール』……それが彼の名前であり、彼の呪いともいえる名前でもあった

 

「なんでもない。少し一人にしてくれ」

「はい……かしこまりました」

 

従者が部屋を出ると、ギデオンは独り言のように話し始めた

 

「……嘗ての私は……恐れてしまった……ある筈のない終わりを……」

 

ポツリ、ポツリとギデオンはしゃべり始める

 

「……だからこそ君があの黄金律ではなく……『星の律』を創ったことには驚かされた」

「まったく……『百智』の名が廃れるじゃないか……」

 

どこか自嘲気味に語りだすギデオンだった。

 

「……嘗ての私は……あらゆる外法に手を染めてきたことは自覚している……だからこそ……今、この世界は不味いことになっているのは言うまでもないことだ……」

「……私が恐れるのは『知らぬこと』……そして」

 

「『知ることは疎か、予測することすら出来ないこと』だとも」

 

「……まったく想像がつかないとも……『狂い火』に『絶望の祝福』、『昏き者達』……そして『星の世紀』の奪取……」

「まぁ……これが碌でもないことは誰にだって分かる」

 

はぁ……っとため息をついたギデオンはトータスに召喚されたであろうかの『褪せ人』に向けての言葉を呟いた

 

「……『褪せ人』よ一先ず『円卓』を目指すのだ……『円卓』まではこの地の祝福が導くであろう」

「再び会えるのを楽しみにしているとも」

 

そう言ってギデオンは再び書物を読み漁さるのだった

 

 

 

 

――同時期、とある場所にて

 

「あぁ……英雄さま……貴方様もこちらにいらしたのですね……」

 

黒いレースに身を包んだ女性……『死衾の乙女、フィア』もかの『褪せ人』の来訪を感じていた

フィアの足元には無数の屍が積みあがっており、既にその死体の熱は無く、冷え切っていた

 

そして、フィアの背後には朱い稲妻を迸らせている竜……『死竜フォルサクス』が佇んでいた

 

「……狭間の地では無し得られませんでしたが……どうかもう一度あの熱を……」

「そして……どうか、死に生きる者たちの王に……」

 

……フィアは嘗ての英雄に『王』になってもらう為に

 

死竜は、かつての友、『ゴッドウィン』の完全なる死を願っていた

 

 

 

 

――とある墓所にて

 

「……ふん!」

 

ギャアアア……

 

「た……助かりました!貴方は……一体……」

 

アンデットに襲われていた所を助けられた村人は特徴的な鎧をきた男に礼を述べていた。男に斬られたアンデットは即座に消滅していた

 

 

「俺は……」

 

……その鎧は金と銀の双児を象った異様な物であり、しかしその剣に纏わせている聖なる光がその男の異質さを際立たせていた

 

「――俺はD。死に生きる者を狩り、昏き者たちを殺す存在だ」

 

 

 

……異物がもたらしたのは世界を脅かす存在だけでは無かった。かの狭間の地にてそれらの脅威に抗った者、それに付き従った者まで無差別に呼び出したのだった




『死王子』の連中:あの褪せ人に王になってもらって、死に生きる者も存在できる世界を!

『フォルサクス』:そんなことは良いから早く友の死を……

『D』:死王子連中絶対殺すマン

『ギデオン』:この世界やば……(ドン引き)現在トータスの魔法やら何やらを習得中


『その他の褪せ人達』:各地で活動中

ちょっと死王子関連が可笑しくなったかな……?そこは後々修正するかもしれないので御理解の程を

流石に敵勢力だけなのはハードすぎるので……(震え声)

オリジナル侵入者(出るのはだいぶ後又は予定)を出しても良いですか?

  • 良いですよ
  • うーん
  • ここにラニ様の「神殿」を建てよう
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