深淵卿……?いいえエルデの王です   作:gnovel

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閲覧ありがとうございます!

今回はオリジナルのアイテムが登場しますが、その分褪せ人様のトータス攻略難易度が跳ね上がるので問題ありません

初っ端からオリジナルの視点があります。

それではどうぞ


原作の数百倍はハードモードだと言い切れる自信がある by数の暴力を受けた褪せ人

――??side

 

……暗い

 

もうどれだけここにいるのかもわからなくなってきた。裏切られてからどれだけ長い間封印されてきたのかもわからなかった。

……国の為に頑張ってきたのに家臣の皆からも、そしておじ様からも裏切られ、殺すことができないからって私をここに封印してからどれだけの月日が流れたんだろ?

 

光一つない真っ暗闇の中で私はあとどれだけいればいいの?

 

だれか、助けて……

 

 

……そんなことを考えていたある日、私が封印されている扉の外が何やら騒がしいことに気づいた

 

なんだろ……と考えていると私を封印していた扉がゆっくり開き始めた

 

「マジで真っ暗闇だな……先が殆ど見えん……」

 

そう言いながら扉の中に入ってきたのは、両手にそれぞれ大きな槌を持った騎士のような人間だった。腰にランタンのような物を付けているから少し明るかった。

 

「……だれ?」

 

思わずそう尋ねた。気づいて欲しくて、助けてほしくて

するとその人が近寄ってきて私に話し始めた。

 

「……君は一体」

「私は……」

 

それから私は自分がなぜここにいるのか、そして私の知っていることを教えた。……話終えた時に私は必死に助けてほしいことを伝えた。

 

もう一人は嫌!

 

何でもするとも言った。それだけ私は彼を逃したくなかった

 

 

するとその彼は、すぐさま私の傍に来ると

 

「もう大丈夫だ!」

 

そう言って私を封印していた立方体のような物に触れ、彼が苦悶の声を上げながら声を掛けたその時、

 

「……なぜかって?!」

 

私を封印していた立方体のような物が一瞬でどろっと液体のように融解して、地面に落ちた。

そして彼は力強く私に言ってくれた

 

俺が来た!

 

……これが私と彼……浩介との出会い

暗闇に光が差し込むようなそんな出会いだった。

 

まるでおとぎ話のような展開だった。

 

囚われの私を助けに来た騎士である浩介……私は二度とこの光を手放さないことを決めた。私だけの救い

 

……正直不確定要素しかない筈の私を何の疑いも無く助けたのはなぜ?と浩介に聞いてしまった。

 

嫌われるかもしれない……

その心配は無用だった

 

「うん?何で助けたかって?君が助けを求めていたからかな」

「……私が怖くなかったの?……あんな部屋に封印されていた私を……」

 

……私は怖かった、この人に捨てられるのが。助けてもらったのにこれはあんまりではないかと思っていた矢先

 

「別に?怖くないよ?(もっと怖いのがいたから)」

「で……でも……」

 

「……何より君が一番怖かったんじゃないか?」

「……ッ!」

「暗闇の中でただずっと独りぼっちで長い間封印される……正直俺もそれは怖いかな(死ぬのは良いけど封印は勘弁)」

 

 

そう言って浩介は、私を抱きしめながら頭を撫でてくれた。

 

「大丈夫。もう君は独りじゃない。俺が着いている

 

……私は嬉しさのあまり、久しぶりに涙を流した

 

「名前……」

「え?」

「……名前、付けて、私の」

「……良いのかい?」

 

「もう、前の名前はいらない。……浩介の付けた名前がいい」

「うーん……」

 

浩介が真剣に考えてくれている(※何回目のやらかしかと思っているだけ)

 

私の事で必死に悩んでる(※原作通りに付けるべきか否かを考えているだけ)

 

その事実が、私を震わせる。私という存在が彼に刻み込まれていることを実感した。

 

「……“ユエ”君の名はユエだ」

 

「ユエ? ……ユエ……ユエ……」

「俺の(二番目の)故郷で“月”を表すんだ。理由は……そうだね、君の綺麗な金色の髪と紅い眼から連想したからかな(大嘘)」

 

この時を以て私は“ユエ”になった。浩介の考えてくれた名前でこれからずっと浩介の傍に……そう考えると胸の内が温かくなってきた。

 

「……んっ。今日からユエ。ありがとう」

「よろしくユエ……取り敢えず、これ着てくれるかい……?(『黒き刃』一式)」

「……?」

「え?何で首を傾げてるの……?」

 

……?私に恥ずべきところは無いし、浩介に見せても別に問題ない。って言っても浩介が懇願してきたので仕方なく着る。むぅ……

 

「……また後で良い物を見繕うから取り敢えずそれで我慢してくれる?」

「……♪」

「あれ?聞いてる?!ちょっ……聞いて(懇願)」

 

これは浩介からの贈り物、着替えることはあっても絶対手放さないことを誓った。

 

 

 

――この日私は浩介という救いを得た。浩介と一緒ならどんな困難でも乗り越えられる自信が、いや確信があった。

浩介の隣に立つのは私だけだ。他人が入り込む余地など存在しないし作らせない

 

 

だから……

 

私の浩介に寄るな有象無象共が

 

 

 

◆◆◆

 

――褪せ人side

 

奈落に落ちて無事YOUDIEDした俺は、冷たい感覚で目覚めた。どうやらあのままYOUDIEDした後川に流されていたようだ

……その時の様子はどこぞの『ヒ●ロ・ユイ(つづく)』のようだったとか

 

お陰様で全身がびしょ濡れだが、返り血に濡れるか水に濡れるかの些細な違いだったため無視した。まぁ、風邪ひいても最悪どうにかなるからと放っとくことにした

 

「さて、行きますか……」

 

ゆでエビを1つ取り出して食べた俺は、まずは『神水』を目指すことにした

 

「ここの奴は何落とすかな……楽しみだ」

 

疼く収集癖に身を震わせながら俺は探索用の装備に着替え通路を進み始めた

 

それから暫くして例のウサギが現れた。原作でも頭の可笑しい蹴りを見せたこの蹴りウサギだが、案の定俺を見つけるや否や蹴り掛かってきた。

 

「俺を殺したければ数の暴力で来るか、ルーンベアとか連れて来るべきだったな!!」

 

 

……それがフラグになったのか通路のあちこちから無数の蹴りウサギが湧いてきた。たちまち周囲は無数の蹴りウサギで覆われ俺は思わず天を仰ぎ見た

そして俺は兜の下でどこか悟ったような表情をしながらとある言葉を言った

 

F●ck(クソが)

 

次の瞬間俺に向かって無数の跳び蹴りが殺到した。

 

(あっ、この光景既視感あると思ったら【モーグィン王朝】の動物たち(畜生共)に囲まれた時と同じだナー)

 

……なんやかんやあってその後俺は『猟犬のステップ』を駆使してこの理不尽な包囲網から抜け出すことに成功し、一本道で『彗星アズール』をぶっぱすることで何とか切り抜けられた

 

「はぁ……はぁ……何とかなっt「「「……グルルル」」」……マジで?」

 

声がした方を振り返ると原作でハジメの左腕を切り落とした爪熊がスタンバってた。……しかも3匹。なんで?(殺意)

 

(……もしかして俺トータスじゃなくて狭間の地にいるのでは……?)

 

現実逃避をしていた俺だが、爪熊が3匹同時に襲い掛かってきた為半ばやけくそ気味に『屍山血河』を握りながら叫んだ

 

「「「グルァァァァァ!!」」」

「やってやる……!やってやるぞ!!この畜生共めがぁああああああ!!!!」

 

この後ひたすら『死屍累々』した

 

 

 

◆◆◆

 

――数時間後

 

「……チカレタ」(疲労困憊)

 

あの後更に追加で爪熊が2匹参戦し、久しぶりに感じた理不尽に半ば絶望しながらもあの状況を切り抜けた俺は既にボロボロだった。FPは既に枯渇し、『聖杯瓶』も『霊薬瓶』も枯渇した。

そんなこんなで数の暴力を退けた俺は『祝福』を見つけて触れた。俺は既に真っ白に燃え尽きていた。

 

「……こんなにマゾかったっけ……?明らかに難易度が壊れてるんだよなぁ……絶対……」

 

そしてふと足元を流れる水のような物が気になりその先に視線を向けると、そこにはバスケットボールぐらいの大きさの青白く発光する鉱石が存在していた。

その鉱石は、周りの石壁に同化するように埋まっており下方へ向けて水滴を滴らせている。神秘的で美しい石だ。アクアマリンの青をもっと濃くして発光させた感じが一番しっくりくる表現だろう

 

……はいどう見ても『神水』です。本当にありがとうございました

 

「……まだまだ先が長いな…………心が、折れそうだ……」

 

 

『神水』を眺めていた俺はふと思いついた

 

「……あれ?これ聖杯瓶に混ぜたら効果上がるんじゃね?」

 

神水を飲んだ者はどんな怪我も病も治るという。欠損部位を再生するような力はないが、飲み続ける限り寿命が尽きないと言われており、そのため不死の霊薬とも言われている。

……だったか

 

「これほどまでの再生力……そりゃあ原作でも重宝するわな。褪せ人でいう『聖杯瓶』のような物だからな……」

 

「……混ぜるか」

 

そして神水を汲み取り、『聖杯瓶』に混ぜた結果……見事『聖杯瓶』が+12から+13になった俺は思わず飛び上がって歓喜した。

さらに原作でもやっていたように『神水』単体を詰めておくことを決めた俺はその場に座り、『壺』や『調香瓶』で培った経験を生かして新たな瓶を創り始めた。

 

 

……それから暫くして

 

「……出来た……名づけるなら『神水瓶』といった所か……」

 

背後にはアイテム製作の過程で使い物にならなくなったり、ゴミと化した素材が山のように積まれていた。だが、それでも『聖杯瓶』サイズの『神水瓶』が出来たのだ。

 

「……まぁ、上出来だろう。ここに『祝福』が通っているし、いざとなればまたくれば良いか」

 

よっこいしょ……と立ち上がり、探索を続けることにした。

 

「……今の俺は負ける気がしねぇ!!」

 

この後明らかに原作より多くの魔物の集団に襲われたり、追い打ちをかけるかの如く爪熊の群れに遭遇し、肉体的にも精神的にも死にかけることになった。

……世の中そんなに甘くないのな(瀕死)

 

「もう熊は見たくない」

※この後更にもう6回ほど熊の群れ(他の魔物のおまけ付)に遭遇しました。ガッデム

 

 




『神水瓶』

褪せ人が壺や調香瓶を製作してきた過程で得られた技術を結集して作られた瓶

神水を満たし、使用することでHP、FP共に回復する
しかし祝福で休んでも補充されず、また飲み干した際は直接汲みに行く必要がある

奈落の底に落ち、理不尽の果てに待ち受けたその液体は
その名の通り嘗て神がこの液体を以て民の傷を癒したという逸話に恥じぬ効力を有するだろう
最も、その神が本当に『神』であるかは不明だが


聖杯瓶のフレーバーテキストを参考にして書いてみました。ゲームだと一回しか使用できず、また作るためにはもう一度指定の場所に行かなきゃ手に入らない仕様になりますね。

要するにダクソでいう『女神の祝福』ですね

こんなチートアイテムを出したので褪せ人様には原作のハジメより肉体的にも精神的にも苦しんでもらいます(無慈悲)

褪せ人「え?」
背後にいるヤンデレs「……」

またしても目撃してしまった清水「帰りたい(切望)」

オリジナル侵入者(出るのはだいぶ後又は予定)を出しても良いですか?

  • 良いですよ
  • うーん
  • ここにラニ様の「神殿」を建てよう
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