深淵卿……?いいえエルデの王です   作:gnovel

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閲覧ありがとうございます!

UAが100,000を突破致しましたので、番外編を投稿いたします

それと沢山の感想と評価ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!

それではどうぞ


番外編 小ネタ集

~イレギュラーな召喚~

 

【別世界に召喚されています】

 

「ファッ!? え? え? なんのこと!?」

「どうしたのユッキー!?」

 

突然頭の中に響いた謎の声に動揺してペンを落とす俺、清水幸利。

 

隣にいた谷口さんも俺の並々ならぬ様子に気づいたのか声を掛けてくれる。

 

「い、いや何か……頭の中で召喚されてますとかなんとか……」

「本当にどうしたの!? ……って、ユッキーの身体が消えてない!?」

「ヘアッ!? え、マジでどうなってんの!?」

 

谷口さんが俺を引き留めようとするが、既に俺の身体は蒼い光に包まれ、そして消えた。

 

(どこに連れてかれるんだ俺はぁああああああ!?)

 

 

 

 

「……し、清水君……どうか、話を……大丈夫……ですから……」

 

狂態を晒す清水に愛子は苦しそうにしながらも、なお言葉を投げかけるが、その声を聞いた瞬間、清水はピタリと笑いを止めて更に愛子を締め上げた。

 

「……うっさいよ。いい人ぶりやがって、この偽善者が。お前は黙って、ここから脱出するための道具になっていればいいn「……ぁぁぁぁああああああ!?」!?」

「今度はなんだ……ファッ!?」

「え、清水君が……もう一人……!?」

 

「え?何ここ……というか、え?」

 

愛子を締め上げている清水の眼前に突如蒼い光が立ち込め、中から……清水が出てきた。

 

「な……なんで俺がいるんだ……?」

「そ、そ、それは俺のセリフだ!」

「というかお前……愛子先生に何やってんだ!?」

 

推定清水……幸利は、黒いフード付きのローブに身を包み、白い手袋を身に着けていた。そしてその右手には螺旋を描くような刃先が特徴の剣(神狩りの剣)を握りしめており底知れぬ異質さを醸し出していた。

 

「何なんだ……一体……」

 

自分対自分の構図を見せられているハジメ達は訳が分からず混乱していると

 

 

「ッ!? 避けて!」

 

そう叫びながら、シアは、一瞬で完了した全力の身体強化で縮地並みの高速移動をし、愛子に飛びかかった。

 

突然の事態に、清水が咄嗟に針を愛子に突き刺そうとする。しかしその手は幸利に咄嗟に振り払われ、針を落とす。本来ならその水流に巻きこまれて重傷を負う清水だが、

 

「『黒炎の儀式』」

「なんだッ!?」

「これは……火!?」

 

周囲に黒い炎の壁が出現し、蒼色の水流を蒸発させてしまった。周囲の人間は幸利の使った黒い炎に目が行った。

そして当の本人は、水流が飛んできた方を見つめ

 

「……成程、あそこか……あいつを倒せばいいんだな……」

 

そう言って幸利はおもむろに左手を掲げ、黒炎を徐々に槍の形に変化させた。そして槍が生成されるや否や投擲体制に移行し、遥か遠く目掛けて槍を投擲した。

 

「『黒槍(こくそう)』」

 

手から放たれた槍は凄まじい熱を発しながらまるで竜の顎のように遠くの大型の鳥のような魔物目掛けて喰らいつきに行った。

 

魔物に乗っていた魔族は回避しようと試みるが、咄嗟に軌道を変えた槍にあっけなく貫かれ、そのまま灰も残らず燃え尽きた。

 

「大分、精密さもあがったか……後は数を増やすだけ……」

「お前は……一体……」

 

幸利が黒炎を放った手を触って確かめていると

 

ドパァン!

 

……幸利に向かって発砲音がした。撃ったのはハジメだ。しかし幸利は振り向きざまに神狩りの剣を振るい、全て撃ち落とした。

 

「誰だか知らないが……俺に攻撃したってことは……覚悟はできているんだろうな?」

「こいつ……ッ!」

「えっ……一体……」

「お前は寝てろ」

「ヒィッ!?」

「清水君!?」

 

声を荒げようとした清水の足元に『黒炎の刃』でエンチャントされたナイフを投擲した。刺さった箇所からは黒い火柱が飛び出し、たまらず清水は情けない悲鳴を上げた。

 

「どうやって帰るのか分からないが……俺に喧嘩を売った以上ただでは済まさないぞ」

 

ボウッ!

 

そういうと幸利は神狩りの剣に黒炎を纏わせ、更に左手全体を覆い隠すほどの黒炎を纏い、いつでも炎を炸裂させられるという一触即発になりつつあった。

 

――だが

 

「ハジメ! こいつあそこにいる奴とは違う!」

「……ん? え? ハジメ? お前まさか……南雲はじめ?」

「……そうだが?」

「え? 性別は……?」

「見ての通り男だが?」

「え?」

「え?」

 

……黒炎が消滅し、両者の間に張り詰めていた緊張の糸が緩んだ。

 

「……あー、すまん何でもないわ」

「待て」

「アー早く帰れないカナー、今日の晩飯は何カナー…………逃げる」

「待てって言ってんだろうが!」

 

踵を返して猛ダッシュで逃げようとする幸利をハジメは全速力で追いかけた。しかしハジメの持てる最高速に対して幸利は背中からまるでロケットエンジンのように黒炎を出して、ハジメの最高速を上回った。

 

時折ハジメから銃撃が飛んでくるが、幸利は体を捻ったり、黒炎で防御しながら紙一重で避けていた。

 

ドパンッ!ドパンッ!

 

「待て!」

「待てと言われて待つ奴がどこの世界にいる!」

「クソッ! 変態的な軌道で避けやがる!」

 

「というか早く帰らしてくれませんかねぇー!!」

 

 

 

ピピピ! ピピピ! ピピピ!

 

「はっ!?」

「おはようユッキー!」

「あ、あれ? 俺は、何を……?」

「どうしたの? 今日はブルックの町に行く予定でしょ?」

「……あぁ、成程、そういうこと……ちょっと谷口さん、先に外で待ってて」

 

幸利がそういうと鈴がドアを開け、外に向かった。

 

「……今までの全部夢オチかよぉオオオオオオオオ!!」

 

――浩介と再開するまであと数時間後

 

 

 

 

~褪せ人様の中学生時代~

 

夏休みの或る日

 

「……ん? ここは……?」

「おはよう浩介♡」

「あぁ、おはようはじめ。で、ここはどこ?」

「ここ? 僕たちの家だよ?」

「そうか……じゃあ、この鎖は何?」

 

ジャラッ

 

「だってこうしとかないと浩介はすぐ他の雌のところに行っちゃうじゃない」ハイライトオフ

「アッハイ」

「じゃあ、待っててね? 今、朝ご飯持ってくるから♡」

 

そう言ってはじめはドアから出ていった。

 

「……えーっと……昨日は何してたんだっけ?」

 

そう、夏休みに入ってすぐ俺ははじめの家に遊びに行って……帰り際にはじめから渡されたアイスティーを飲んで、気づいたらここにいたと

 

「なぜ気づかなかった俺、というかあれだな……確か今日は清水とゲーセンに行くんだったな…………脱獄すっか」

 

清水との約束を思い出した俺は、有り余る筋力を用いて鎖を粉砕する。鎖はたちまち引きちぎれ、俺は自由になった。

そしてはじめの机の上に置かれた俺のケータイと財布を持って堂々と部屋の扉を開け、玄関に向かった。

 

「ふふふ……これを混ぜれば浩介は理性を失う……そしてそこでふふふふふふ……」

(怖い(直球))

 

俺は物音を出さずに家から出ることに成功した。

 

 

時刻は午前6時。約束の時間は12時な為、一応親に連絡を入れることにした。

 

「もしもし?」

『あっ、浩介。はじめちゃんの家はどう?』

「え? 何でそれを」

『だってはじめちゃんから連絡があったのよ? 『お義母さん、浩介は僕の家に泊まるそうです♡』って』

「バチクソ嘘吐かれてた!」

 

それから一旦電話を切ってどこかで時間を潰すことにした。とはいっても6時間もあるんだから家に帰ろっかな……

俺は近くの公園のベンチに座り、熱い光を浴びせてくる日光を恨めしく思いながらも、どうやって時間を潰そうか考えていた。

 

 

 

 

「やぁ遠藤君」

 

突然俺のすぐ真後ろからこれまでの夏の暑さが全て吹き飛ぶような声が聞こえ、俺は冷や汗を流した。

 

「……や、やぁ……香織(お、俺が背後を取られただと……!?)」

 

ギギギと首を動かして後ろを振り返るとそこには満面の笑みを浮かべた香織が俺のすぐ真後ろに佇んでいた。

明らかにやばい雰囲気を醸し出しており、ナニをされるか分かったもんじゃなかった。

 

何故なら香織の目が笑っていなかったからだ

 

(このままだと……喰われる!?)

 

「じゃ、じゃあ……俺はこれで……」

「はじめちゃん」

 

ピタっ

 

(ば、馬鹿なッ!? 何故香織がそれを知っているんだッ!? ま、不味い!!)

 

「何が不味い? 言ってみてよ」

(こいつ……ッ!? 俺の心を……!?)

 

俺は今すぐベンチから立ち上がりたかったが、肩に置かれた手がメキメキという音を立てて俺を押さえつけており、逃げたらナニかをすると言わんばかりの念を感じたため、俺は立ち上がることが出来なかった。

 

「逃げたら襲うよ?」

「何で心が読めるんすかァ!?」

「愛の力よ♡」

「愛で心が読めてたまるか!」

 

(ま、不味い早く逃げねばッ!!)

 

「じゃあ……私の家に行こうか♡」

「あ、熱くなってきたから俺はそろs「ここで私に襲われてパパになるのと、素直に家についていくのどっちが良い?」家について行きます……(屈服)」

「じゃあ行こっか♡」

 

ジーザス(畜生め)……

 

「で、香織の家はどこに……」

「えいっ♡」(スタンガン)

「あばばばばばばば! ……ガクッ」

「ふふふふふふ……♡」

 

俺が意識を落とす寸前に見た光景は、光悦とした表情をする香織の姿だった……

 

 

 

 

「はっ!? ここはだれ!? 俺はどこ!?」

「ここは私の家で、貴方は私のお婿さん♡」

「Oh……」

 

ま た か よ

 

俺のすぐ眼前にはハイライトの消えた目で俺を覗き込んでくる香織の姿がそこにあった。そしてふと両手を動かそうとして動かないことと鉄特有の冷たさを感じるとまたしても手錠を掛けられていることに気づかされた。

 

「あのー、今何時でしょうか……?」

「今は8時よ」

「俺2時間もここにいたのかよ!?」

「ふふふ。最低でも700800時間はいてもらうからね♡」

「まさかの80年ッ!?」

 

ヤバい……このまま行くと拉致監禁コース待ったなしだが(既に手遅れ)、どうする……このままでは……

 

「じゃあちょっと薬……んんッ! 朝ごはん作ってくるね。……大人しくしててね? ね?(威圧)」

「アッハイ」

 

バタン

 

不敵な笑みと共に香織がドアを開けて出ていった……

 

それを見た俺は即座に

 

「……パワー!!(筋力99)」

 

バキン!!(鎖が砕ける音)

 

「良し、行くか。このままだとえらいことになるのは確定的に明らか」

 

俺は脱がされた衣服を着て、持ち物を確認し静かにドアを開け、玄関に向かった。

 

するとキッチンから香織の口ずさむ声が聞こえてきた。

 

「これで、遠藤君は私の物に……他の人には絶対渡さない……!」

(ひえぇええ……)

 

こうして俺は再び脱獄に成功した。途中俺の携帯に不在着信と『どこにいるの?』とか『逃がさない』等のラ●ンがえげつないほど来たが見なかったことにした。後が怖いなー(他人事)

 

 

「はぁ……はぁ……取り敢えずまだ8時だが……このまま外にいるのは不味いッ! は、早く家に帰らなくては……!」

「浩介君」

「アッ、雫さn」

「セイッ!!」(首絞め)

「ウッ……」

 

俺は何が起こったか分からないまま、再び意識を落とした。

 

 

 

 

「見知らぬ天j「おっはよー浩介君♡」最後まで喋らせてもろて?」

 

目が覚めると案の定雫の家に拘束されていました。本日3回目の拉致監禁ですね

そろそろ慣れ……ねぇわこれ!

 

今回は俺の腕、そして足にも枷が掛けてあった。死刑囚か何か?

 

「あのー雫さん。今何時で……?」

「今は浩介君が香織ちゃんの家にいた時から3時間後の11時よ」

「3時間経過してるぅ!? というか何で香織に閉じ込められてたこと知ってるんすか!?」

「……知りたい?」

「イイエ結構デス」

「あ、あともう直接薬盛るね?」

「せめてもうちょい取り繕って!?」

 

そう言って薬を取りに行った雫。一刻も早く脱獄しなければ俺は何されるか分かったもんじゃない!

 

「ぐ……ぐぐぐぐッ……! さ、流石にキツイか……ッ!?」

 

 

すると俺の脳裏に天啓のような物が舞い降りた。

 

『我が弟子……褪せ人よ……聞こえるか?』

「ハッ!? その声は……セレン師匠!?」

 

突然脳裏に石膏の頭を被った魔女……セレン師匠が思い浮かんできた。そして師匠は俺に告げた

 

『今こそ……狭間の地で培った力を解放するのだ……(魔術)』

「狭間の地で培った……力(筋力)」

『我が弟子?』

「ウォオオオオオオオオ!! (筋)力こそ! パワー!!」

『おい』

 

ガシャーン!

 

「はぁ……はぁ……や、やったぞ……流石はセレン師匠……!」

 

何処かからか『違うそうじゃない』という声が聞こえた気がするが、枷を全て破壊した俺は即座に服を着て、荷物を持ち……窓を開けて飛び出した。

靴は家の外から回収するので問題なし!

 

 

「ヨシ! 今度こそ家に「遠藤……?」ホァアアアアアア!?」

 

雫の家を飛び出して数分も持たない内に胴着を着た光輝ちゃんと遭遇した。どうやらこの時間から道場で稽古をするらしい。

 

「じゃ、じゃあ俺は急いでいるんで……」

「何で雫の家から出てきたんだ?」

「あー……えーっとですねぇ……「待ってて。って言ったのに逃げるんだ?」嫌ぁアアアアアア!!(日本兵)」

 

前門の光輝ちゃんに後門の雫

 

これは……詰んだか?

 

「雫、何故遠藤が君の家から出てきたんだ? 納得のいく答えを出してくれ。じゃなきゃ今すぐここで叩き切ってくれる」

 

光輝ちゃんが木刀を取り出し雫に向けて構える。それに対して雫は

 

「あら、簡単よ。浩介君は私の家に泊まってたのよ」

「い……いやちg「ほう? 遠藤が自分で雫の家に泊まったと?」」

「えぇ、そうよ」

「……嘘をついたな?」

 

そして二人はにらみ合いを始めた。その間に挟まれている俺は二人の絶対零度の視線をもろに受けているため、体が冷えるような思いでただ立ち尽くしていた。

 

(やべぇ……どうする……? このままだと文字通り血で血を洗う争いに発展する……あれをやるしか……!?)

 

俺はそう思い、最終手段を行使することにし……クラウチングスタートの構えをした。

 

「浩介君!?」

「遠藤!?」

 

 

――そして駆け出した

 

「逃げるんだよォオオオオオ!」

「待って! 浩介君……速ッ!?」

「ええっ!?」

 

「ごめんよ二人とも! 後で必ず時間は作るから今日は勘弁してくれぇ!!」

 

大声で後ろに呼びかけて俺は雫の家から全速力で離れた。

 

 

 

「――とここまでが今朝起こったことだ」

「お前よく生きて帰ってこれたな……あ、俺の勝ちな」

「強っよ……」

 

あれから何とか待ち合わせ時間に間に合わせた俺は清水とゲーセンで遊んでいた。

 

「というかお前の話から推測すると……このままだとお前この後が怖いんじゃ……」

「……あっ」

「それとさ……さっきから信じられないペースでお前のスマホの通知がなっている音がするんだわ。俺もてっきりゲーセンの音かな? とは思ったけど、流石にどこにいても聞こえるからお前で確定何だわ」

「」

 

この後結局それぞれの家に一日ずつ監禁されることになりました。

 




この次から暫くは本編を投稿いたします

実はソウルシリーズの五人(全員中身は同じ)でトータス蹂躙という話を考えていたんですが、どう考えても番外編だけでは済まないので断念致しました

オリジナル侵入者(出るのはだいぶ後又は予定)を出しても良いですか?

  • 良いですよ
  • うーん
  • ここにラニ様の「神殿」を建てよう
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