エルデンリング完結記念に何か書いてみたいと思って書きました。悔いはありません
褪せ人様のスパダリポイントが高すぎるのがいけないんや……
それではどうぞ
エルデの王と書いてラニの王と読む
「我が王よ……起きたまえ……」
「う……ううん……なぁに?またマレニアの刃のラダーンがニーヒルしたの……?」
「我が王よ混ざりすぎだぞ」
青年を王と呼ぶその声の主は『魔女 ラニ』
彼女は『満月の女王 レナラ』と『黄金律 ラダゴン』との間に産まれた神人で、その姿は蒼い肌の4本腕の女性だった。もっともその姿とは別の本来の姿があるのだが、王と呼ばれた青年との思い出が詰まっているためその姿でいるのだ。
そしてそんな彼女に王と呼ばれた人物は通称『褪せ人』と呼ばれている。この青年は大いなる意思こと『二本指』によって『エルデンリング』を求めることになったのである。
その道中は決して楽な物ではなかった。狭間の地に召集されていきなり体中が人間の寄せ集めで出来ている『接ぎ木の貴公子』に訳も分からず殺されたり、黄金に輝く騎乗兵『ツリーガード』に数十回は殺されながらも何とかたどり着いた近くの教会にて後の『魔女 ラニ』である『雪の魔女 レナ』と運命の出会いを果たしたのだった
「それにしても驚いたぞ。私と出会った時のことを……覚えてるか?我が王よ」
漸く眠気が取れた青年が懐かしむように反応する
「覚えてるよ。だって……開幕一言目で求婚したもんね」
そうこの男は、ラニに対して一目惚れをしたのだった。
『……はじめまして、褪せ人よ。私は魔女 レナ……霊馬を…』
『俺とお付き合いしてください(即答)』
『……聞かなかったことにしてや『貴女に一目惚れしました』……ッ!?』
それから時は進み……
『……ほう、久しぶりだな。忘れもしない出会いだったが……』
『あの時は確かレナと名乗っていたか……』
『それで……?褪せ人よ、何用があってやってきたのだ?』
青年はその場に跪き、迷うことなく言葉を言い放った
『貴女の傍に居させてください』
『……またそれか……まぁいいこれも何かの縁だ、私に仕えると良い』
それから青年はラニの願いを叶えるために狭間の地を走り回ったのだった。その道中には数々の苦難が待ち受けていたが、ただ一人の恋した存在に夢中になっている彼にとって苦難では無かった。
『……お前が私の王だったのだな』
『忠告など、無駄なことだったか』
『だが、悪い気はしない……お前は王の道を行きたまえ……何か言いたげだな?』
『あぁ……分かっているとも、君の思いは変わっていないことを』
『だが、それは全てが終わってからにしようじゃないか』
……そして遂に青年は全てを終わらせた
『……すべて終わったのだな』
『ラニ……俺は終わらせたよ』
『ふふっ……相も変わらずだな。だが、嫌いではない……』
『さて……祝言といこうじゃないか』
彼らの口からこれからの未来、そして祝福が述べられて言った
『……永遠なる私の王よ』
『……永遠なる俺の姫よ』
『『いざ、星の世紀へ』』
「本当に懐かしいなぁ……」
「あれから幾年立ったのかもわからない程だがな」
彼らが他愛のない会話をしていると、突然一際大きい謎の存在が銀河を横切るのを目の当たりにした
「うわっ、何だあれ……」
「……厄介ごとだな」
「……そうみたいだね」
その彗星のようなものからはかつて存在した『デミゴッド』とは比較にならない程の弱さを感じたが、その内に秘めた性質の厄介さに青年とラニは思わず険しい顔をした。
「はぁ……せっかくラニとゆっくりしているのに……」
「……正直私もあれには少し腹が立ったな」
「じゃああれ壊しに行ってくるよ」
「大丈夫か?我が王、あの異物は別の世界にたどり着いてしまったようだが……」
「うーん……そしたらそこと繋がるであろう次元に行こうかな」
彼らはこうして偶にやってくる彼方より来たる『異物』を排除しているのだ。そうしなければ後々厄介なことになるのが目に見えているからだ
しかし今回の場合は捕捉した時には既に別世界に入り込んでしまったのだ。さらに言えばその別世界に接続しようとしてもどうやらロックされているのか入れなくなってしまったのだ
「仕方ない、不本意だけど繋がりやすい次元に転生してくるかな」
「まぁそれしかないな……だが王よ、私が直接転生したとしても逆にあちら側に捕捉されては敵わない。ここは王だけ行くことになるな」
「それが嫌なんだよ!」
心からの本音をぶちまける青年だった。それに対してラニは
「ではこれを持っていくがよい」
「ラニの……人形」
「これさえあればいつでも私と話せるぞ」
そうこうしながらも青年は準備を進めた。エルデの王としてラニの王として異物を排除するために今再び青年は剣を取るのだった
「じゃあ……行ってきます」
「いってらっしゃい……我が王」
そういうと青年は光に包まれその場から姿を消していた
「……無事を祈っているぞ我が王よ」
「出来ることは少ないが、せめてお前から教わったこれをつけておくとしよう……」
こうして星の律を生きる褪せ人は異世界へ流れ込んだ異物を掃う為に人としての生を歩み始めることにしたのである。その異物が流れ着いた世界の名は……【トータス】
青年にはその世界に覚えがあった。何故なら……
「まさか……【ありふれた職業で世界最強】の世界に赴くことになるとは……」
「まぁ、【エルデンリング】の世界に転生したことを考えるとこれが2回目か……」
その青年はかつて転生者であったからだ
「産まれました!元気な男の子ですよ!遠藤さん!!」
「はぁ……はぁ……あなた……」
「良くやった……!ありがとう……!」
とある病室にて新たな命の産声が挙げられていた。この場にいる全ての人物が祝福を挙げているのは明らかなことだろう
母親の手に抱かれた赤子を見て父親が思わず涙を流した。
「……ん?この子の背中に何かある……?」
「どうしたんだい?」
ふと母親がその赤子の背中を見てみるとそこには
「これは……?一体何かしら……?」
「何かの……模様かな……?」
「あら!かっこいいわね!」
「きっとこの子は……神様に祝福されてるんだよ!」
その赤子を受け入れたのである。そして名もなき赤子に夫婦は名前を刻むのであった
「この子の名前は浩介。遠藤 浩介」
「良い名前ね……あなた」
そして一連の流れを聞いていた赤子、否青年は
(今、遠藤 浩介って言った……?マジで……?俺よりにもよってネームドキャラに転生したのかよ……)
元青年はこの世界にくるに当たって本来の『遠藤 浩介』と仲良くなりたいと思っていたので、割とショックを受けていた
しかし元青年……現遠藤 浩介は聞き流していたが自身の背中に刻まれたその模様はまさに『回帰性原理』のそれであることをこの時は知らなかった。
更に言えば『回帰性原理』の性質である『あらゆる状態異常と、特殊な効果を消し去り、あらゆる擬態の正体を暴く』という効果が発揮されており、これにより『遠藤 浩介』の『影の薄い』という特性が打ち消されていることも彼はまだ知らないのであった。
(まぁ……影が薄いという特徴を使えば『異物』を取り除きやすくなるからヨシ!)
まったくヨシ!ではないことを知るのもまだ当分先の話であった
今作の遠藤はエルデの王であった影響なのか、背中に回帰性原理の模様がありますが、無力化してるのは基本的に『影の薄さ』だけなので悪しからず
それを知らなかったこの褪せ人様はどうせ忘れられる、そもそも認識されないだろうという考えで無自覚に救済しています。
これにはラニ様も4本の腕で頭を抱える始末
閲覧ありがとうございました!
オリジナル侵入者(出るのはだいぶ後又は予定)を出しても良いですか?
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良いですよ
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うーん
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ここにラニ様の「神殿」を建てよう