深淵卿……?いいえエルデの王です   作:gnovel

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閲覧ありがとうございます!

小説の流れ的にこのまま褪せ人様には小説のネタになってもらいます

そこにイベントがあるのがいけないからネ!仕方ないね

それではどうぞ


えっ?この状況(修羅場)からでも入れる保険があるんですか?!

「あぁ……酷い目にあった……」

 

昨日は酷い目にあった……まさか、俺が助けた少女がまさかの原作キャラの『八重樫雫』だったとは……いやまぁ、誰でも助けるつもりだったんだけど

 

それにしても怖かったな……あのハイライトの無い目で見つめられながら()()()()()抱きしめられるのは……

 

『ねぇ……何で私から逃げたの?』

『私はもう貴方との秘密を握っているの。この意味が分かる?』

 

……そこから自分でもなに話したのか忘れたが、取り敢えずあの場は何とかなったと言っておこう

 

ただ一つ言えることは間違いなく俺がやらかしたことだろう

 

『ふーん……まぁ、いいわ。明日から宜しくね♪』

『逃げたらユルサナイカラネ』

 

 

それから俺は他の人に秘密にしてもらう代わりに雫の願いをある程度聞くことになってしまった

 

あぁ……やばいことしてしまったな……このままいけば天之川とかいう勇者(笑)に狙われる……あぁ、頭が痛い……

これほどまで苦しんだのはあの無敗(笑)の剣士(マレニア)と『エルデの獣』以来だ……

 

「はぁ……全く……まだトータスにすら到達していないのに……」

「おらぁ!!泣いてんだ!!うるせぇぞ!!」

 

 

誰かが不良に絡まれているらしい、ふと視線を向けるとそこでは男の子とおばあさんが絡まれていた。

 

(……またかよ!治安悪すぎだろ!この町!!米花町(日本のヨハネスブルク)じゃねえだろ!?どうなってんだ?!)

 

そう思うのも無理はない程に俺の周りではイジメ、誘拐、そして恐喝が起きている。可笑しいな……俺なんかしたか?

 

(あー……何かしたというより……やっちゃいけないことなら大体やったけどさ……)

 

(それでも前世のことだぜ?!ここで落とし前を付けに来るのかよ!)

 

今にも不良が殴り掛かりそうだったので俺は素早く『セスタス』を両手に持って割り込んだ

 

「あっ失礼(パリィしながら)」

 

「なんだッ?!」

 

不良の拳が当たりそうになった瞬間に俺が割り込んでパリィをした。不良が体勢が崩れたのを見ながら俺は拳を振りかぶった

 

「暴力はいけません!」(セスタスで致命を入れながら)

「それお前が言えたことじゃ…ブゲェ!!!!」

 

何か言っていた気がするが、ヨシ!

 

そして俺は他の不良に対してもセスタスを向けながらゆっくりと首を向けて

 

「次 は お 前 だ」(満面の笑み)

「うわぁあああああ!!逃げろぉおおお!!」

 

(……意気地なしすぎん?)

 

何か知らんが全員逃げたので、ヨシ!

不良は(全員)倒せませんでしたが、男の子とおばあさんを助けられたのでOKです

 

「ありがとうございました……」「ありがとう!お兄ちゃん!!」

 

「いえいえ……そんな滅相も無い……」

(半分以上胡散晴らしでしたので……)

 

俺は

 

しかし男の子とおばあさんねぇ……

 

(うん?不良に絡まれた男の子とおばあさん……そして『ありふれた職業で世界最強』……?)

 

あっ、すごく嫌な予感がする。具体的には原作でもやばいヒロインが近くにいる気がする……

 

(これ以上……原作をブレイクする訳には……)

「ね……ねぇ?あの……?」

「……はい!?」

 

後ろを振り返るとそこには見る者の目を惹きつけるような美少女がいた。

 

このシチュエーション……この容姿……間違いない……!この子は『白崎香織』だ!!

俺はそれを確認すると即座に逃げの態勢に移った

 

「あーおれこのあと塾あるんだったー(棒)」

「えっ?!ちょっと!!」

「では失礼」

「待ちなさいよぉ!!……速っ!!」

 

 

俺はある限りのスタミナを使って走って家に帰った。タリスマンが無かったら終わっていた……え?逃げるな卑怯者!だって?

 

知るかバカ!そんなことより原作ブレイク阻止だ!※既に手遅れ

 

 

そして俺は白崎香織に顔を見られていたことを思い出した。

 

「クソ……せめてフードで顔を隠せばよかった……!」

「……まぁ次に会う時は高校生になっているだろうから……問題ない」

 

 

この後俺はもう一度白崎香織と邂逅することになり、その際に彼女からロックオンされた事実を受け止められなかった

Q. どうして?どうしてですかね?俺はただ……原作を遵守したかったのに……(電話猫)

 

A.これも褪せ人(フロム主人公)の定めなり。褪せ人風情が、不遜であるぞ……(by接ぎ木おじさん)

 

 

「どう思います?ラニ様?」

「……我が王よ、もしかして無自覚なのか?」

あっち(狭間の地)でやってたみたいにひたすら他人の話を聞いて、悩みを解決してあげただけなんですが」

「……我が王……なぜ……分からないのだ……?」

 

 


 

~白崎香織視点~

 

「うわーん!!」

「おやめください……おやめください」

「おらぁ!!泣いてんだ!!うるせぇぞ!!」

 

路地裏から響き渡る子供の声とおばあさんの声。私がたまたま近くを通った時に起きた出来事だけど、私はどうにかしなくちゃいけないと思っているのに……体が動かなかった

 

(子供が泣いているのに……!なんで動けないの?!私!!)

 

このままあの子とおばあさんを助けに行っても私一人ではどうにもならないことは分かり切っている……なのに周りの人たちは見て見ぬふりをしている

外を歩いていた他人の私にはいかがわしい視線を向けるくせに……

 

「うるせぇんだよ!!黙れや!!」

「……!危ない!!」

 

おばあさんが殴られる……!その考えが過った時その不良の前に一人の自分と同じくらいの男の子が立ちふさがったのを見た

 

「失礼」

「なっ!?なんだっ!?」

(え?)

 

男の子が不良の拳を払いのけるとすかさず腹にパンチを入れた。おばあさんを殴ろうとした不良は崩れ落ちて悶えている。

 

「次はお前だ」

 

――男の子から発せられた大きな威圧感に残りの不良たちも、私も竦みあがってしまった……不良たちの男の子を見る目は恐怖の一色に染まっていた

 

それから不良たちが走り去っていくとおばあさんと絡まれていた子が男の子にお礼を言っていた。……男の子は優しい笑顔を浮かべながら帰ろうとした。

私は彼のことが気になって追いかけた……!だけど、

 

「では失礼」

 

彼はどこかに走り去ってしまった。彼と少し話をしたかったんだけどなぁ……

気が付けば私は見知らぬ彼の事を考えながら過ごしていた

 

 

――そんなことがあった数日後今度は私が絡まれた。

 

「離してください」

「まぁまぁ、そんなこと言わずにさ、俺たちと遊ばない?きっと楽しいよw」

「嫌です。失礼します」

 

土曜日の休日に近くのデパートに買い物に来ていたらチャラチャラしただっさい男たちに囲まれていた。相変わらず周りは知らんぷり

まぁ、仕方ないよね……この人たち怖いもんね。

 

そう思いながら早くこの場を切り抜けたいなと思っていた矢先、聞き覚えのある声が聞こえた

 

「お巡りさん!あいつらです!少女を襲う変態不審者さんです!!」

「げっ!?……クソッ!お前ら逃げるぞ!!」

「やべっ!逃げろ!!」

 

遠くの方からあの男の子の声がして振り向いてみると男の子が誰かの服を引っ張っているように見えた。それを見た男の人たちは即座に逃げたんだろう。

 

「あ……あの!」

アッじ……じゃあこれd「待って!!」ぐえっ」

「あっ、ごめん」

 

思わず逃げようとした彼の襟元を掴んじゃったけど……これでようやく彼と話せる……

そして彼が掴んでいたものを見ていると私は驚いた

 

「えっ……これ……」

「うん?あぁ……そうだよ……マネキンだよ」

「あいつらマネキンを見て勝手に逃げ出して馬鹿だねぇ~アッハッハッハ……」

 

そう笑いながら徐々に私から距離を取る……だけど私は彼の襟元を再び強く掴んだ

……どうして私の顔を見るなり逃げだすのかしら……?

 

「なんで逃げるの?」

「あー……うん……えーっとね……」

 

言葉を濁し続ける彼に私は少し腹が立ったので、近くのカフェで話をすることにした

 

「あそこで話そっか」

「え?いy…「いいね?ハイ!

 

 


 

それから私は彼から話を聞いた。

 

まず彼の名前が遠藤 浩介であることと私と同じ小学校に通っていたこと。等々聞いたけど本命について聞くことにした

 

「遠藤君はなんであの時助けられたの?」

 

周りの大人でさえ、助けに行かなかったあの男の子とおばあさんのことを思い出しながら遠藤君に言った。すると遠藤君は

 

「助けを求めていたから」

「……それだけの理由で?」

「うん?人を(良くも悪くも)助けるのはダメなのかい?」

「……」

 

……私は遠藤君から嘘を感じなかった。遠藤君のまるで当たり前といった表情で分かった。

 

遠藤君は……本当に優しいんだね……

 

「じゃあさ……もし、私が助けてって言ったら助けに来てくれる?」

 

私は遠藤君を試すように言った。何故かは知らないけど私を避けているように感じた遠藤君にとって意地悪な質問だと思う。だけど……

 

「勿論助ける」

「……遠藤君は強いんだね」

 

遠藤君は即答した。彼の表情は先程の苦虫を嚙み潰したような表情ではなく、至って真剣な表情だった。

私は彼に恋をした

 

 

……だけど次の言葉に私から表情が消えた

 

「まぁ……ラニに顔向けできないからなぁ……」

ラニって誰?

「あっ……やべ……」

答えて!!

「えっとね……え「女?」あー……うん」

 

……更に遠藤君を問い詰めるとそのラニって人は遠藤君の初恋なんだとか……ふーん……私なんかよりその子の方が良いっていうんだ……

 

ムカツク

 

彼の笑顔を独り占めにしていたであろうその存在にムカツク

私の知らない彼を知っているそいつがムカツク

 

確かにポッと出の私だけど……彼のラニとやらを語るその表情に僅かな笑みがこぼれているのがなおさらムカツク!!

 

「……覚えておきなさい」

「へ?」

「遠藤君を振り向かせて見せるから……」

「あ……あの……?」

「……学校で楽しみにしてるね?」

 

遠藤君を私色に染めて見せる

 

私はまだ見ぬライバルに嫉妬の炎を燃え滾らせながら学校の日を待った。

 

 

 

「……なんか悪意を感じたんだが……我が王よ、何か知らんか?」

「……あー……うん……えーっとね……実はね……」

 

「なんてことをしてくれたんだ我が王よ」

「まじで申し訳ありませんでし「だが」」

「……私もその小娘なんかに我が王をそうやすやすと渡さぬ」




この後滅茶苦茶ラニ様の機嫌を取り戻させた

ラニ様的には自分の伴侶を奪いに行くと宣言されたも同然なので、もし相まみえたら指輪をちらつかせる所存のようです

怖いねぇ……(他人事)

閲覧ありがとうございました!

オリジナル侵入者(出るのはだいぶ後又は予定)を出しても良いですか?

  • 良いですよ
  • うーん
  • ここにラニ様の「神殿」を建てよう
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