迷宮死告譚 アズライール・ストーリア   作:湧者ぽこヒコ

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第五話 凡人と超人

 

 

「うぅぅぅ……頭痛いぃぃぃ……」

「だーから飲み過ぎないようにね、って言ったのに。もお」

 

 

 祝いの宴から一夜明け、例の廃墟となっている教会──その地下にある隠し部屋にてテキパキと支度をする少女と、顔色を悪くし唸り声をあげる黒髪の女神。どうやら後先考えずに飲んでいたらしい。自らの眷属に呆れられた表情をされ、「だって嬉しかったんだもん」と言い訳をするが、結局リツカには溜息を吐かれてしまうのだった。

 

 

「ま、まぁほら、そういう時だってあるよリツカ。だから今日はゆっくり休んでてくださいね、神様」

「ベルくぅん……!君って、君って奴は……!」

「全く……ベルってばもう。まぁ今日はバイトも休みって言ってたし、ゆっくりとお酒を抜いてなさいな」

 

 

 作り笑いの様な表情をヘスティアに──念願だった自分のファミリア、その主神に向ける少年。彼もリツカと同じ様に支度をしているのだが、どこか動きにキレがない。

 それは何故か。簡単な話である。彼の顔にその答えがほぼ出ているのだが、困った様に笑うベルの目の下には薄らとくまが出来ている。つまり、単なる寝不足という事だ。

 

 

「というか、ベルはベルで大丈夫?やっぱりというか……あんまし眠れなかったみたいだけど」

「あはは……まぁ、うん。大丈夫」

 

 

 既に支度を終えたリツカが、ヘスティアの隣に座り、その頭を撫でながらベルに尋ねる。当の彼は若干のだるさはあるようだが、今日の目的には支障ないと告げた。

 何故新人である彼が寝不足なのかというと、この状況が全てを物語っている。男女比の問題、そしてこの廃墟──もといこの三人のホームには、一つしか部屋がないという事である。そうなると、必然的に寝所が同じ空間となってしまう。

 その事にベル、もとい女性への免疫が皆無の少年は、あの寝袋が必須となりそうな所で寝ようとしたのだが……リツカとヘスティアにその提案を却下され、結果的に女性二人と同じ空間で夜を過ごす事となり、少年が想像していた通りに寝不足に陥ってしまったのだった。

 

 

「まぁ、その内慣れるよ。それに……そんな場合じゃなくなると思うし」

「えっと、どういう事?」

 

 

 リツカに続き、ようやく支度を終えたベルが彼女の言葉に疑問を投げかける。支度を終えた彼を見て、よっこいしょ、と立ち上がり伸びをするリツカ。頭を撫でられるのが終わってしまい名残惜しそうにしていたヘスティアだったが、その事を気にせずにリツカがベルに向き直す。

 

 

「だってほら、今日からベルが挑む事になるダンジョン。あんな危険な場所、どうやっても神経すり減らすでしょ?そしたら、ね」

「……あぁ、そっか。そうだよね」

 

 

 昨日、《約束されざる勝利の台所(キッチン・オブ・ブディカ)》でヘスティアに諭された事を思い出す二人。ダンジョンとは()()()()()()()()()

 ここまで来るのに様々な想像をして夢を見て、そしていつか自分も……と興奮していたベルは、自分より少し先輩であるリツカの言葉で改めてその事が現実なのだ、と理解した。ダンジョンに潜るという事は、五体満足で帰り続ける事など奇跡に近く、それどころかいつ死んでもおかしくないのだ、と。

 昨日神様に言われたばかりなのに、と落ち込んだ表情を見せるベル。

 

 

「ごめんごめん、そんな風にさせるつもりじゃなかったんだけどさ。つまり何が言いたいかっていうと、ハーレムやっほい!なんて思ってる暇はねぇぜ、って事」

「うぅ……ボクはいつでもウェルカムだぜ、ベル君……うぅ」

「ちょっ!そ、そそそんな事思ってないから!変な事言わないでよリツカ!神様もやめてください!」

 

 

 若干暗くなってしまった場を明るくしようとしたリツカの一言で、明るさを取り戻すベル。ニヤニヤとするリツカと、横になりながら謎のサムズアップをするヘスティアに苦情をいれながら、内心で感謝の気持ちを二人に告げる。

 

 ちょっと変わった心遣いで気合いを入れ直した仲間を見たリツカは、自身にも気合いを入れ直す。二人で無事にヘスティアの元へ戻るのだ、と。

 不安要素は例の《髑髏の騎士》だったが──その事はあまり気にしてもどうしようもないか、とヘスティアに視線を向ける。大丈夫、絶対に悲しい思いはさせないからね、と誓いながら。

 

 

「さて!じゃあ行ってくるね、ヘスティア!」

「行ってきます!神様!」

「行ってらっしゃぁぁぁい。気を付けるんだよぉぉぉ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──そ。昨日も言ったけど3つ魔法が使えるんだ、私」

 

 

 ダンジョン──その入口がある《バベル》と呼ばれる塔へと向かう最中、改めて現状の戦力を確認する。もう朝と言っても少し時間が経ったからなのか、人通りが多くなってきていた。自分達と同じように《バベル》へと向かっている人達も見かけ、おそらくではあるがその人達も冒険者なのかもしれない。

 

 そんな中を歩きながら熱心に準備を整える。しかしやはりというかなんというか、「魔法」という言葉にベルは目を輝かせていた。

 

 

「魔法……魔法かぁ。やっぱり凄いよ、魔法が使えるなんて」

 

 

 目を輝かせ、羨ましそうに私を見つめる少年。戦術確認のための話し合いであるのにも関わらず、全く違う方向に考えを至らせている仲間の姿には少々不安を覚えるが、それはそれとしてそういった感情を向けられるのは悪い気分にはならない。むしろ嬉しいものだ。

 

 

「ありがと。でもそんなたいした魔法じゃないんだけどね……」

 

 

 期待され過ぎても困る、と伝えるのだが、どうやら少年には伝わっていないようだ。

 彼は幼い頃から英雄譚が大好きで、英雄に憧れていると言っていた。故に英雄譚っぽさのある魔法というものに興味があるのだろう。とはいえ、本当に私の魔法はそんな大それたものではない。なのであまり過信されると困るのだ。

 

 

「いやいや、魔法が使えるってだけで凄いよ。しかもほら、リツカは3つも使えるんだし」

「まぁ、そこはちょっとだけ自慢だけど……でも本当にたいした事無いから、当てにし過ぎちゃダメだよ?」

 

 

 再度忠告すると、もちろん、とベルは力強く答えた。その表情から察するに、おそらくその辺りの懸念事項は問題無さそうである。

 

 そんな風に他愛のない会話も交えながら戦闘の確認などの話し合いをし、あらかた話し合うべき内容が終わると、ベルは「魔法ってやっぱりいいよね」「僕も使える様になるかなー」と、未だ魔法の事が頭から離れない様子だった。

 それも仕方のないことかもしれない。何故かというと、昨日彼は念願であった《神の恩恵(ファルナ)》を手にしたのだが、その恩恵たる《ステイタス》と呼ばれる自身の能力と才能を表すものに……魔法はなかったのだ。

 だがそれは何も劣っているという事ではない。私もまだ駆け出しもいい所だが、ヘスティア曰く「ベル君みたいなこういうステイタスが普通」との事。どうやら私のようなケースの方が珍しい、というかおかしいらしい。

 

 

「魔法ってどんなタイミングで発現するかわからないってヘスティアも言ってたし。私に出来ちゃうんだからベルだって出来るよ」

「そうかな?そうだといいなー……楽しみだな―」

「うんうん。そんでもって私に楽をさせてくだはい!」

「あははは。何なのそれ。でも、うん!任せてください!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──へぇ、君が新しく入った子なんだ」

 

 

 雰囲気良く《バベル》へと進み、道中も何も問題なく辿り着いたが、どうやらベルはそのままダンジョンに潜れるものだと思っていたらしい。しかし当然そんなわけはない。否、厳密にいえば潜ろうと思えば潜れない事もないのだろうが……簡単にいってしまえば、そんな事をしてもメリットが全くないのである。

 そうして二人が向かったのはダンジョンではなく、その上に聳え立つ塔──《バベル》の中に存在する機関、《ギルド》へと歩を進めた。

 

 ここギルドにて冒険者登録をしないと、冒険者として認められる事はない。登録もせずにダンジョンに潜るなど、そんなものはただの不審者としてマークされてしまうか、もしくは自殺願望のあるものという扱いになってしまう。

 そしてベルは英雄に憧れているのであって、不審者を目指しているわけではない。故に、多少面倒だったにしてもきちんと登録をしないとダメなのだ、と逸るベルにリツカが告げると、彼は真剣にその話を聞き、なるほど間違いないと納得したのである。

 

 そしてリツカが立ち会い、ベルは幾つかの事務的な受け答えや手続きを済ませると──眼鏡を掛けたハーフエルフの女性が声をかけてきた。

 

 

「あっ、えっと、はい。よろしくお願いします」

「エイナさん!おはようござまーす!」

「おはよう、リツカちゃん。今日も元気いっぱいだね」

 

 

 綺麗な女性に話しかけられたベルは、もはやいつも通りの反応というべきだろうか。若干顔を紅潮させていた。

 リツカはというと、その眼鏡の似合う彼女に親しげに挨拶をし、リツカからエイナと呼ばれた女性もまた、親しみを込めて挨拶をし返す。どうやらこの二人は面識があるらしい。

 

 

「もしかしてエイナさんが担当?」

「うん、そうだよ。さて、私はエイナ・チュールといいます。よろしくね。えっと、君は……」

「あっ、僕はベル・クラネルと言います。よろしくお願いします、エイナ……さん」

 

 

 名前を呼ぶのが恥ずかしいのか、俯いてしまうベル。そんな様子の少年にリツカは「おやおやぁ?」と邪悪な──もとい、面白そうなものを発見したという様な笑みを浮かべる。

 そんなリツカを気にせずに、エイナはニコニコとベルに笑顔を向ける。そんな彼女の笑顔に照れてしまっているのか、ベルはまともにエイナの顔を見る事が出来ていない。そしてリツカはニヤニヤしっ放しである。

 

 

「ベル・クラネル……ベル君、か。いい名前だね」

「あっ、ありがとうございます!エイナさんもその、凄く素敵な名前かと!」

「あはははっ、ありがと。ではこれから私がベル君の担当アドバイザーになります。わからない事とか気になる事があったら何でもすぐに聞いてね?」

 

 

 どうやらベルとエイナも問題なくお互いの印象を与えられたらしい。ベルに関しては毎度の事ながらあたふたしているが、そんな彼に悪い印象を受けなかったのだろう、エイナは何か可愛いものを見る目でそんなベルを見ている。

 

 

「ベル君やベル君や、ちなみに私の担当アドバイザーもエイナさんなんだよ。エイナさんなら最高のアドバイザーだよ!やったねベル!」

「もう、リツカちゃんってばお世辞が上手なんだから」

 

 

 お世辞と言いながらも嬉しいのか、照れた様に笑うエイナ。リツカも屈託のない笑顔を彼女に向け、ベルはそんな二人を微笑ましいと感じていた。

 

 

「さて!じゃあ始めましょうか!」

 

 

 和やかな雰囲気の中、両手を胸の前で合わせ、ベルに告げるエイナ。ベルはもうこれでダンジョンに潜れると思っていたのか、一体何を?とその表情には疑問の色が浮かんでいた。

 

 

「あっ、じゃあそういう事で私はお先に──」

「リツカちゃんももう一度改めて、ね。まだまだ新人冒険者なんだから。そうよね?」

「ですよねそうですよね私とした事が」

 

 

 何故か急にその場から離れようとしたリツカと、どこか圧を感じるエイナの笑顔。何かを諦めた様な笑顔をしたリツカをベルは疑問に思いながら、どこかへ歩き出したエイナに着いて行った。

 まさかあんな事になるなど、この時のベルは露ほども思わなかったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──うん!今日はこのくらいでいいかな?」

「いえす、まむ……」

「ありがとう、ございました……」

 

 

 割と大きめの個室──エイナ曰く「教室」という場所に案内された二人は、彼女からダンジョンとは何たるか、冒険者とは何たるかを指導されていた。リツカもベルも何故か燃え尽きたように机に突っ伏しているが、それも仕方ない事かもしれない。何故ならこの指導、約三時間に渡るスパルタ授業なのである。

 

 

「じゃあ最後に二人共、冒険者は?」

「「冒険してはいけない!(です!)」」

「はい!よろしい!」

 

 

 最後に、エイナが口を酸っぱくして言っていた「冒険者の心構え」を復唱し、この日の授業を終えた。二人共まだダンジョンに潜っていないにも関わらずヘロヘロである。しかしリツカもベルも必要な事だと理解しているのか、それともこうやって時間を使って指導してくれるエイナの事を嬉しく思っているのか、嫌な顔はしていない。疲労の色は隠せていないが。

 ベルに関しては初めてのダンジョンという事もあり、早く潜りたいのかと思いきや、熱心にエイナの話に耳を傾けていた。リツカはそんな彼が意外だったのか少し驚き、エイナはベルの態度に好感を抱いたのであった。

 

 

「今日は二人共どうするの?このまま潜る?」

「うん!でもベルは初めてのダンジョンだし、とりあえず今日は1階層でどんなもんか体験、って感じにしようと思ってる」

 

 

 大きく伸びをして答えるリツカ。そう、今日はとりあえずの体験にしようと、昨日二人と一柱で決めたのだ。

 ベルとしては自分の限界まで潜ってみたいという気持ちがないわけではなかったが……ヘスティアの思いを裏切るわけにはいかない、リツカに迷惑をかけるわけにはいかないとして、そうするべきだとしたのだ。

 二人の担当アドバイザーであるエイナもその判断で間違いないと太鼓判を押し、二人は遂に、未知に包まれた迷宮へと足を踏み入れるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──いい?ベル。何度もしつこいと思うかもしれないけど、私の魔法は基本的には1つしか使えないと思ってて」

「しつこいだなんて思わないよ──了解」

 

 

 遂にダンジョンへと──終わりの見えない迷宮の始まりとなる、1階層へと足を踏み入れたリツカとベル。二人はそこで、最終確認をしていた。

 リツカは再度、自身の魔法について話す。その言葉にベルは、改めて気を引き締める。昨日と今日に説明を受けたそれは、魔法に詳しくないベルでも()()()()()()()だと理解出来るものだった。

 

 

「1階層にはゴブリンっていう耳の尖った小鬼みたいなモンスターと、コボルトっていう人型の狼みたいなモンスターしかいないし、この二種類は単独なら誰でも簡単に倒せるくらいには弱いけど……それでも油断したら、囲まれて終わっちゃうから」

「うん、わかった」

 

 

 いつにも増して真剣な表情のリツカ。そんな彼女に同じく真剣な表情で返すベル。先程の二人からは考えられない程の緊張感が漂っていた。

 腰に差した簡素な装飾のナイフ──この日のためになけなしの金で購入したナイフを握り締めるベル。今から自分は戦いに赴くのだと……命を賭ける場所へと身を投じるのだと、改めて自覚する。気を抜いてしまえば、そこで何もかもが終わってしまうのだと。

 

 リツカもいつも以上に緊張していた。そもそもまだ数える程度しか経験していないのだが、それでも今回──これからはいつも通りではない。今までのように一人ではなく、もう一人いるのだ。つまり、自分だけの命ではない、という事。他人の命を背負うという事なのだ。

 想像していた以上に重いなと、その可愛らしい容姿には似つかわしくない無骨なメイスを、ベルと同じ様に強く握り締める。

 

 

「よし。行くよ!」

「うん!行こう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──ベル!!右にゴブリンが2、左は私がやる!無理だと思ったらすぐに声がけ!」

「わかった!頑張る!!リツカも無理しないでよ!」

 

 

 慌ただしく声を掛け合うリツカとベル。二人はダンジョンの奥へと進み、モンスターの発生地帯へと歩みを進めていた。

 1階層とはいえその穴蔵へと足を踏み入れるものたちを、異形のものたちは容赦なく襲う。そしてリツカとベルも──そのためにダンジョンへと訪れたのだが──その事を実感していた。

 

 リツカはやはり手馴れているのか、3体のゴブリンたちを次々とメイスで血祭りにあげていた。普段の彼女からは想像が全く出来ない彼女の姿を見て、ベルは若干恐怖を覚えたのだが──それを彼女に伝えてしまった日には恐ろしい事になる気がして、その事を考えるのはやめた。

 

 ベルに関しては、やはり初めてのダンジョン、初めてのモンスターとの戦闘であるからして、手間取るのは仕方のない事だろう。覚束無い様子でゴブリンを相手取っている。しかし全く戦闘のセンスがないというわけでもないらしく、リツカに頼る事なく2体のゴブリンを討伐したのだった。

 

 

「ふぅ。やっぱりリツカって凄いよね、魔法を使わなくても全然問題ないんだもの」

「いやいや、最弱のゴブリンが相手だからだよ。とりあえずお疲れ様、ベル」

「その最弱のゴブリンに四苦八苦してる僕って……お疲れ様、リツカ」

 

 

 視認出来る範囲にいたモンスターを全て討伐し、一息つくリツカとベル。今に至るまでに何度か戦闘を行ったのだが、その全てを問題なく完了させていた。

 リツカの事を賞賛するベルだったが、リツカからすればベルの方が凄い、と感じていた。彼は初めてのダンジョン、初めてのモンスターとの戦闘である。にも関わらず、彼からは怯える様子が全く感じられなかったのだ。

 そんな彼の振る舞いを見て、リツカは自分が初めてダンジョンに足を踏み入れた時の事を思い出す。彼女は今でこそゴブリンやコボルトに退く事なく立ち向かっているが──初めてその異形のものたちと遭遇した時は、恐怖の感情に襲われ、握り締めていたメイスが震える程だった。

 確かにそういった恐怖心による怯えは初日で乗り越える事が出来たのだが……それでもやはりベルは凄いと感心する。私は非常時には魔法、それに使い勝手は悪いが()()()()()があった。しかし、彼にはそういった頼るものはない。無論、あの時の自分とは違い一人きりという訳では無いにしても……それでも素直に凄い、と感じる。

 

 

「やっぱり頼りになるねぇ、ベルは。これからも頼りにしてるよ」

「え?そ、そうかな?えへへ、うん!僕、もっともっと頑張るよ!」

 

 

 リツカがその気持ちを言葉にして表すと、ベルは照れ臭そうにしながらも、喜びを隠す事なく微笑む。彼は自己評価が低いのだが、それでもこうやって素直に喜んでくれる。そんなベルを見たリツカは、これを機に自分を貶める所が少しでも改善されればいいな、と思うのだった。

 

 

「ねぇねぇリツカ、もうちょっと先に行ってみない?」

「うーん……今日はもうこれぐらいでやめといた方が良いと思うなぁ」

「もうちょっと!もうちょっとだけ!」

 

 

 ベルは興奮しているのか、先へ先へとリツカを促す。その表情には喜びのようなものが感じとれる。おそらく、自分が冒険者としてモンスターを倒す事に感動しているのだろう。

 彼女としてもその気持ちが理解出来ない事もない。しかしベルのそういった所を少し、ほんの少しではあるが、危険なのではないか、と思うリツカ。

 

 しかし少し考え過ぎかな、と思った時だった。

 

 

「ちょっとだけだからさ。もう少ししたら帰るから」

「もー、しょうがないなぁベルは──」

 

 

 ベルがこちらを向きながら、足早に少し離れた先まで進んでいた時だった。

 リツカもどこか緊張が解けてしまっていのだろう。普段ならば──自分一人だけの時だったならば有り得なかった。しかし今はベルが一緒であり、尚且つ彼は──あくまで初心者にしてはだが、頼りになる存在だったのだ。

 

 

「ベル!!上!!!」

 

 

 ダンジョンに生息するモンスターは突然現れるわけではない。()()()()()()()()()()()のだ。そしてその現象は、左右の壁から産まれる時もあれば、地面から誕生する時もある。

 そしてもちろん、()()()()()()()()()()()()()()()()などという異常事態も有り得るのだ。

 

 

「えっ……」

 

 

 リツカの叫び声に驚き、一瞬固まるベル。フリーズしてしまった思考が活動を再開し、その言葉の意味を理解し上を見上げた時には、もう彼にはどうしようもない状況だった。

 高くない天井から頭上へと落ちてくるゴブリン。そして鋭く尖った爪が生えた手をこちらに伸ばし、ニタニタと笑っていた。

 

 ベルはそこでまた、動きが止まってしまう。避けようと思えば避けられたのかもしれない。しかし、ベルはここで恐怖を感じてしまった。今の今まで感じる事のなかった死が、たった今眼前に広がっていたのだ。

 ベルが落ちてくるモンスターを凝視し、もう間もなく彼に辿り着こうとした、その時──

 

 

「"凡人の一撃(ガンド)"!!!」

 

 

 後僅かでベルに至ろうかとしていたゴブリンは、リツカの右手の人差し指から、叫びと共に放った青い閃光を纏う黒き弾により、その爪がベルの顔面に食い込む事なく弾き飛ばされたのだった。

 

 

「リ、リツ、カ──」

「ベル!!まだそいつは生きてる!麻痺してるだけ!トドメを刺して!」

 

 

 何が起こったのかまだよく出来ていない様子のベルだったが、リツカの叫びで我に返り、すぐさまナイフを抜き、ピクピクと痙攣しながら倒れているゴブリンに刃を突き立てる。そしてその異形のものは紫紺の結晶を残し、叫び声をあげる事なく霧散した。

 

 

「よかった……間に、合った……」

「リツカ!?」

 

 

 膝から崩れ落ちるリツカの元に、急いで駆けつけるベル。心配の色を隠せないベル。片膝をついて自身を心配する彼に対してリツカは、笑顔で自身の無事を表したのだった。

 

 

「ごめん、リツカ……僕が調子に乗ったから……」

「確かにそれはあるかな。でも私だって気が抜けてたんだと思う。だからおあいこ。それにベルも無事だったし。だからこれからは二人共気をつけようね、って事で」

 

 

 泣きそうになるベルに、責めるでもなく彼の頭を撫でながら答えるリツカ。その言葉に、もう絶対に彼女にこんな事を言わせてなるものかと、ベルは一人決意したのだった。

 

 

「それじゃあ……帰ろっか」

「うん、帰ろう。神様も待ってるもんね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──それにしてもさ、やっぱり凄いよね、リツカの魔法」

 

 

 地上へと戻り、シャワールームで汗と汚れを流し、モンスターの核である《魔石》の換金を終えて帰路に就くリツカとベル。その道中での話題は、ベルを救ったリツカの魔法についてだった。

 

 

「いやぁ、それ程でも……と言ってもあれ、本当に大した事無いんだよね」

「そんな事ないよ!僕はあの魔法に救われたし!えーっと……"凡人の一撃(ガンド)"だっけ?」

「そうだよー。合ってる合ってる。凡人の、だなんて皮肉効きすぎだと思わない?」

「あはは……でも実際には凡人なんてものじゃないよね!」

 

 

 盛り上がるリツカとベル。その魔法の名を笑う彼女だったが、そこまで嫌ではないのか、その表情は明るいものだった。ベルも実際にその効果を見て、凄い魔法だったと興奮していた。

 

 リツカが放った魔法、"凡人の一撃(ガンド)"。それは「両手どちらかの人差し指から直線上に放つ、対象を強制的に麻痺状態にさせる魔法」というもの。そしてその真髄は《速攻魔法》であるという事。つまり無詠唱、魔法名のみで発動可能という事なのだ。

 強制麻痺に陥らせ、しかも速攻魔法。これだけ見れば超強力な魔法なのだが、しかし彼女曰く「かなり制約がある魔法」であるという。

 

 それは何なのか。昨日リツカがベルに説明したのは「自身のレベル以下、もしくは一つ上のものにしか効果がない」、「麻痺の持続時間は最大で30秒であり、自身と対象の魔力の差によって持続時間が減少、もしくは無効化される」、そして「一度使用すると40秒間のインターバルが必要」という事。また、雷の性質を無効化する能力や道具を持っている相手に対しても意味がなくなる、というものだった。

 

 そもそも即時連発が出来ないためにモンスターの数が多ければ意味がなく、レベル差があり過ぎる格上には通用せず、通用したとしてもどのぐらいの間麻痺状態になるかわからず、無効化される可能性も普通にある。だから凡人の一撃なのよ、とリツカは笑っていたのだった。

 

 

「うーん……でもほら、使い所によっては凄まじい効果を発揮すると思うんだよね」

「そうかなー?でもあくまで『凡人の一撃』だから期待はし過ぎないでね?」

 

 

 もう既に夕暮れ時。周りが様々な人で賑わっている中、その魔法の活用方法を模索してるのか、唸りながら考え込むベル。自分の魔法の事をそこまで熱心に考えてくれるのが嬉しいのか、リツカはいつにも増して上機嫌となっていた。

 

 

「おーい二人共ー!こっちこっちー!」

 

 

 そんな二人に少し離れた先から声をかける存在。その声の主に二人が視線を向けると、そこには自分達の主神が手を振っていた。

 

 

「ヘスティアー!ただいまー!!」

「ただいま戻りました、神様!もう体調は平気なんですか?」

「おかえり、二人共!体調ももうばっちしだよっ!」

 

 

 小走りでヘスティアの元へと向かうリツカとベル。リツカに至ってはそのままヘスティアに抱き着き、熱い抱擁を交わす。二人はそのままベルもと誘うが、いくらファミリアの主神と仲間と言っても恥ずかしいのだろう。丁重にお断りしていた。

 

 

「全くー。ベルってばシャイなんだから」

「まぁそこがベル君の可愛い所でもあるけどね!」

「何言ってるんですか神様……リツカも変な事言わないでよ……」

 

 

 ヘスティアの笑顔、そしてこの和やかな雰囲気。その事を噛み締めてリツカとベルは「無事に帰ってきたんだ」と改めて理解した。そして自分達の油断から引き起こす事となったあの危機を思い出し、改めてもうあんな事が無いように、そしてこの心地よい空間に帰ってくるのだと決意したのだった。

 

 とそんな事を考え、三人で談笑しながらホームへと帰っていた時だった。

 

 

「ヘスティアー!何してるのー?」

 

 

 突然聞こえてきた声。それはベルには聞き覚えのないものだったが、ヘスティアとリツカは知っているのか、「その声は!」と反応していた。

 そして先導する二人にベルがついて行くと──そこには見知らぬ女性と、大柄で筋肉質の男性が立っていた。

 

 

「ティアマトー!ティアマトじゃないか!」

「ティアマト様ー!こーんばーんは!」

「ふふふ。ヘスティア、リツカちゃんこんばんは」

 

 

 ヘスティアとリツカからティアマトと呼ばれた女性──ヘスティアと同じぐらい、もしくは少し小さいかという女性は、親しげに話しかける二人にニコニコと笑顔を絶やさず親愛を向けていた。

 

 

「よぉ!ヘスティアちゃんとリツカの嬢ちゃん!ダンジョンからの帰りかい?」

 

 

 ティアマトと同じく二人に親しげな態度を見せる男性。この男性も二人と仲が良いんだな、と思っていたベルだったのだが。

 

 

「うん、そうだよ。そしてボクに近付かないでおくれ」

「変な事したら大声あげるからね。叫ぶからね」

 

 

 男性に対する二人の反応は、ベルが想像していたものとは全く異なるものだった。明らかに親しいものに対する反応ではない。

 ヘスティアはジト目をしながら両手を彼の前に出し、これ以上来てはならないと警告。リツカは氷のように冷たい視線を向け、何故かファイティングポーズをしていた。

 

 

「なんだよう、二人共ぉ……ひでぇじゃねぇか……」

「まぁまぁ。日頃の行い、という事ですね」

「ひでぇなぁ、お前もかよ……って、ん?そこの坊主は初めて見る顔だな」

 

 

 肩を落としてわかりやすく大袈裟に落ち込む男性に、笑顔を絶やさずに追い討ちをかけるティアマト。そんな状況にベルが困惑していると、女性陣から集中砲火を食らっていた男性が声をかけてきた。

 

 

「あら。確かにそうですね。もしかして、新しい子?」

「ふっふっふ。その通りさティアマト!この子はボクの新しい眷属なのさっ!」

 

 

 柔らかい物腰でこちらを見つめるティアマト。ベルは今回も顔を赤らめていたが……それは間違いないのだが、ティアマトの頭が気になっていた。否、正確には頭ではない。頭から生えている角である。

 大きさこそそれ程ではないものの、角を有する人……例え神であろうが角を有する存在というのは非常に珍しい。むしろほぼ存在しない。故にベルも初めて目にしたのである。

 しかしそれが悪い印象を受けたというわけではなく、それどころか一種の美しさ、造形美のようなものを感じたのだった。

 

 

「……あっ、初めまして。神様──ヘスティア様の眷属の、ベル・クラネルといいます」

 

 

 ティアマトの姿に目を奪われていたベルだったが、自身が惚けていた事に気付きすぐ自己紹介を行ったが、そんな失態を犯してしまったのが恥ずかしいのか、顔が紅潮していた。

 

 

「そう、なのね……あなた、ベル、クラネルって言うのね……」

 

 

 先程まではずっと笑顔を絶やさなかったティアマトだったが、何故か動揺した様な態度を見せる。その事をベルだけでなくヘスティアとリツカも感じ取ったのか、不思議そうな表情を彼女に向ける。

 もしかしたらずっと見つめていたから機嫌を悪くさせてしまったのか、とベルが思っていた時だった。

 

 

「ほーん……お前さん、クラネルっていうのね……ふむ、そうか。ベルか。いい名前じゃねぇか、おい!」

 

 

 少しおかしな空気となってしまったその場を壊す様に、大きめの声でベルに話しかける男性。「いい名前だ」とベルの背中をバシバシと叩き、その想像以上の威力にベルはむせてしまった。その様子にヘスティアは「力加減を考えろ!ボクの大切な家族を殺す気か!」と猛抗議し、リツカは「筋肉ダルマが!何食ったらそんなんなるんだ!」と少し意味不明な抗議の声をあげた。

 しかし、間違いなくこの男性のおかげで変になってしまった空気が元に戻ったのである。感謝を口に出すのはおかしいだろうと考えたベルは、心の中でこの少し──いや非常に力の強い男性に感謝したのだった。

 

 

「ごめんなさい。ちょっと考え事があって……私は《ティアマト・ファミリア》の主神、ティアマトです。これからよろしくお願いしますね、ベル君」

「あっ、いえ!こちらこそよろしくお願いします、ティアマト様」

「もぉ、何かあったのかと思ったよ……そして!何を隠そう、ティアマトはボクの大神友!なのさっ!」

「えぇ、もちろん。私たちは仲良しさんだものね」

 

 

 謝罪を述べると、ティアマトの様子はまた柔らかな物腰と表情へと戻っていた。そしてヘスティアと両手を繋ぎ、ふふふ、と笑っている。どうやら自分の勘違いだったのか、と安堵したベルだった。

 

 

「ふーん……成程ねぇ……」

「えっと、どうしましたか?」

「いやあ、まぁ、そうさな」

 

 

 嫌な気持ちにさせなくてよかった、と安心していたベルをじっと見つめる男性。何事か、と思っていた時だった。

 

 

「……()()()()()()()()()()

 

 

 一瞬、本当に一瞬だった。彼はベルの耳元に近付き、ベルにだけ聞こえる程の小さな声で、そう呟いた。

 冷や汗が頬を伝う。何故か?それはベルが()()()()()()()()()()()()()()()のである。

 

 

「えっ……それは、どういう……?」

「なんつーかお前さん、()()()()()()()()だからよ」

 

 

 訳がわからないと困惑するベル。女神が?自分に? 

 ベルに女神に好かれる経験など──確かに自身の主神であるヘスティアにはかなり好意的に接してもらっているが、だがそれはあくまで自分が眷属だから、それ以外にそんな風に接された経験など一度もない、なのにどういう事なのだろう?と益々混乱してしまう。

 

 

「まぁアレだ。()()()()()()()()()()()って事だよ」

 

 

 真剣な表情で語りかけていた男性だったが、困惑しているベルを見て、その表情を綻ばせた。

 何故この男性はこんな忠告をしたのだろうか。しかもまるで身に覚えがない理由である。だが男性の表情や言葉は、間違いなく自身を心配してのものだった。故にベルは、理由はわからないが男性が悪い人ではないのだろう、と結論づけたのだった。

 

 

「ほぉら、あんまりいじめちゃダメですよ」

「おぉぉぉい!またベル君をいじめてたのか君は!?」

「筋肉か!?脳みそが筋肉なんだな!?」

「ひでぇよ……俺が何したってんだよ……」

 

 

 この短時間でベルは困惑しっぱなしだったが、それはそれとしてこの光景を見てると、やっぱり悪い人では無いんだろうと納得するベル。

 どうやらいつの間にかリツカはティアマトとヘスティアの輪の中に混ざり、女子同士話に花を咲かせていたらしい。そうして今は女子三人であの男性を──いじめてるのは彼女の方達では無いだろうか、と考えたベルだったが、これは言わない方がいいのかもしれないと察し、静かに微笑んだのだった。

 

 

「さて。それでは私たちはそろそろ失礼しますね」

「うん!またね、ティアマト!」

「ティアマト様ー!また遊びに行きますねー!」

「うん。楽しみに待ってるね、リツカちゃん」

 

 

 相当話し込んでいたのか、辺りは既にかなり暗くなっていた。リツカもティアマトと仲がかなり良いのだろう。どうやら遊びに行く仲らしい。

 そんなリツカにティアマトも柔らかな笑顔を向けた。

 

 

「それじゃあね。ベル君も、またね」

「はい!また、ぜひ!」

 

 

 ベルも既に慣れ始めたのか、笑顔でティアマトに答える。

 

 

「んじゃあな、ヘスティアちゃん、リツカの嬢ちゃん、それに坊主」

「むきー!坊主じゃないわい!ベル君だよ!」

「さよならまたね!筋肉!セクハラはもうやめるんだぞ!」

「あはは……さよならです」

 

 

 豪快な男性に対し、やはり少々度が過ぎるような刺々しい対応を見せるヘスティアとリツカ。ベルはそんな二人に圧倒され、当の男性は女性陣の反応に大袈裟なリアクションをしていた。

 

 

「あー……そういや忘れてた」

 

 

 こちらに背を向け歩き出そうとしたティアマトと男性だったが、何かを思い出したかのように呟くと、こちらを振り返りながらベルに視線を向ける。

 

 

「俺ぁオリオン。《ティアマト・ファミリア》に所属してるオリオンってんだ。よろしくな、坊主」

「あっ、はい!よろしくお願いします、オリオンさん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──全くぅ。オリオンのやつにも困ったもんだよ!」

「本当にね。あの筋肉は野放しにしちゃダメだよ」

「あはは……」

 

 

 ホームへと帰る道中、ヘスティアとリツカは先程の筋肉質の男性──オリオンに対する不満が爆発していた。

 ベルは当初、一体何故こんなにオリオンの扱いが酷いのか、と疑問だったのだが……その原因はあの男性自身にあったのだ。

 何を隠そうあの男性は無類の女好きであり、セクハラの類が日常茶飯事らしい。二人曰く「女性の敵」だと。ここオラリオでは割と有名人らしい。

 しかし悪い人なのか?と言われるとそうではないとの事。むしろ善人だと二人は口を揃えて言っていた。ただ壊滅的に女癖が悪く、その庇いきれないセクハラの数々から自滅してるとの事。

 

 それにしても良い人なのにあの扱いは酷いんじゃ、と零したベルだったが、悪人ではないし善人には違いないかもしれないけど、それでも決して良い人ではない!と断言されてしまったのだった。

 

 

「──着いたー!マイホーム!さて。二人共、改めておかえり。二人が無事にボクの元に帰ってきてくれて、ボクは凄く嬉しいよ」

「……うん。ただいま、ヘスティア。今日もちゃんと帰ってきたよ」

「ただいま帰りました、神様。リツカのおかげで、無事に戻ってこれました」

 

 

 思い思いの言葉を口にする三人。二人の帰りを今か今かと待っていたヘスティア。彼女を悲しませる事はしないとダンジョンに向かったリツカとベル。危機こそあったものの、それを無事に回避し、その事を次に繋げる礎にする事が出来た。また一つ成長出来たのだ。

 

 

「ほらほら早く早くぅ!じゃが丸君がボク達を待ってるぜ!」

「あっ、待ってくださいよー!神様ー!」

 

 

「……明日もいい日になります様に」

 

 

 宙を見上げて呟く。その言葉は、満天の星空の下に消えていった。

 きっと明日も、明後日も、明明後日も。きっときっといい日になる。だから、今はこの幸せを噛み締めよう。

 

 そう夜空の星に誓った、リツカであった。

 

 






どうも作者です。
第五話。少々、いやかなり長くなってしまいました。記録更新です。
実は分けて投稿しようかなとも思ったんですが、内容的に分ける必要はないかな、と。なので長くなっちゃうけど纏めちゃお!としたらこうなりました。

そして新しい人物が登場しました。エイナさんと超人。ちなみに全然関係ないですが、超人エイナって強そうですよね。

という訳で今回はこの辺りで。ではまた!
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