安定の生徒会室、ルドルフは有能なので仕事は一瞬で終わってしまう。というわけでいつもの放課後。
「なーなーなーなーなーなーなーなーなNOを空振った愛の中で♪」ガチャ
「やあトレーナー君、その手に持ってるのはなんだい?」
「よおルドルフ、これか?見ての通りルドルフのパカぷちだ、サンプルだから少し大きめだけどね」
ルドルフのパカぷちを大切に持っているとルドルフ本人の目がどんどん鋭くなっていく
「すんごい可愛い!」なでなでなでなで
「…」
「……えへっ♡」もふもふもふもふ
「……」ゴゴゴゴゴ
「……ってことで俺はもう帰るから後はよろしく」スタコラサッサ
「逃がさないぞ♡」ガシッ
「くそぉ!離せぇ!」バタバタ
「ふぅ……これでよしっと……」カチャ
「あれ?なんで俺拘束されてるんだろ」
「君のせいだよ?」ニッコリ
「あっはい」
「さて……トレーナー君、覚悟はできているかな?」
「まぁ一応できてますけど……」
「じゃあいこっか♡」
「はい……」
ルドルフの部屋にて
ガチャリ「ふむ、やはり私が一番乗りか」
「うわーここめっちゃ落ち着くんですけどー」ゴロンゴロン
「……トレーナー君?」
「どうしたんだいルドルフ、そんな怖い顔して」
「なぜ君は私のぬいぐるみを持っているのに私はダメなのかな?」ハイライトオフ
「えーだってこっちのルドルフの方が可愛かったしぃ?」ニヤニヤ
「ほう……なら私が勝ったらトレーナー君は私だけのものになるんだね?」
「もちろんだとも」
「わかった、では始めようじゃないか」
「ああいいとも」
「「いざ尋常に勝負!!」」
〜大乱闘ウマブラ〜
「おいおいどうした?そんなもんか?」
「くっ…歯が立たない…」1乙
「おいおいそのままだとストレート勝ちしちゃうぞ?あっ…」自滅
「ふふふ…」
「てめぇ!コノヤロー!」崖外2連メテオ
「あーっ!?」
「俺の勝ち、なんで負けたか明日まで考えといてください」ドヤッ
「ぐぬぬぬぬ……」
「はぁ……疲れた……なんでこんなことになったんだろう」
「そうだねぇ……」
「そういえばなんでルドルフあんな怒ってたんだろうな?」
「そりゃあ自分の好きな人が自分よりもぬいぐるみの方を愛でてたら嫉妬するでしょう」
「そういうもんか?」
「うん、そういうものだよ」
「でもさっきのルドルフすごく怖かったんだけど、マジギレじゃん」
「まぁそれだけ君のことが好きだっていうことじゃないかい?」
「えぇ……」
(そんなんで怒るか普通?)
「ちなみに今何時くらいだと思う?」
「んー6時半くらいかな?」
「正解、というわけで今日はもう帰りましょう」
「なんか用事でもあるのか?」
「いやないけど」
「じゃあさっさと食堂に行こうぜ、俺腹減ってきたし」
「それもそうだね、早く食堂でご飯食べようか」
「おう、今日の飯は何だ?」
「唐揚げだね」
「おっしゃ!行くぞルドルフ!」ダダッ
「ちょっ!?待ってくれないか!」タッタッタ
「おっはよーございます!おばちゃん!唐揚げ定食2つお願いします!」
「はいはい、あら珍しいわね?あんたが誰かと一緒に来るなんて」
「いやまぁ色々ありまして……」
「ほれ、唐揚げ定食二つ、はいこれお代」
「ありがとうございます!」
「いただきます!」
モグモグ
「美味い!」
「それはよかった、それじゃあ私も頂こうかな」
モグモグ
「美味い!」
パクパク
「美味い!」
「なんだその食べ方は…」
「ウマブラをしている間にこんな味になっていようとは、よもやよもやだ!穴があったら入りたい!」唐揚げブスリ
「トレーナー君はしたないぞ」
「いやだってうまいんだもん仕方がない」
「まぁ気持ちはわかるが、ん?トレーナー君…」
「どしたん?」
「箸の持ち方少し変じゃないか?」
「ん、そうだね俺は箸を持つのに小指も使ってしまっているな」
「私が教えてあげようか?」
「いや、いいよ」
「なぜだい?箸が持てないと偏見をされることもあるのだぞ?」
「試しに正しい持ち方をしてみよう」
「なんだちゃんと持てるではないか」
「あんた一体何なのよ!ああぁ!!ほらこの通り、唐揚げが持ち上がらない、精密性は悪いし、速度も悪いし、沢山掬えない、箸を正しく持てとめちゃくちゃは言い出す」
「そうかな?私はそうは思わないけど」
「かと思ったら今度は急いで食べろ、あんた人間なの?お次は俺は非力と来たわ、箸の持ち方変えて顎を大きく動かして食べたわ、そうしたら俺は疎まれる身よ、一体何があったのか教えてちょうだい!」
「はぁ……しょうがないなトレーナー君、これから毎日私が君の箸の使い方を教えてあげるよ」
「駄目!?そんな!もうやだ!!」
「大丈夫だよトレーナー君、すぐに終わるさ」
「うわーん!」
この後めちゃくちゃ矯正された
今回の敗因︰なぜトレーナーが食堂では1人なのかが判明したため