【完結】閃光と隼と風神の駆ける夢   作:そとみち

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第四部 シニア期
121 ぱかちゅーぶっ! 新年特別SP 前編


 

 

 

 

 

!!ぱかちゅーぶっ!!

 

!! 新年特別SP !!

 

 

…なうろーでぃんぐ…

 

…なうろーでぃんぐ…

 

 

 

 

 

 

「ぴすぴーす!!トレセン学園の宣伝担当ゴルシちゃんだぞーっ!よー、画面の向こうのお前らーっ!今年も元気してっかー!?」

 

『ぴすぴーす!』

『あけおめぴすぴーす!』

『ぴすぴーす』

『あけおめー』

『はじまた』

『ぴすぴーす!』

 

「おーよ!あけましておっめでとー!!もう今年も残すところ364日だけどよー、残り少ねぇこの年を満喫していこうぜお前らーっ!!今日はウマッターでも告知してた通り、新年あけましておめでとうスペシャルッ!!豪華ゲストをお迎えして、色々振り返ったりして雑談していく放送になるぜー!楽しんでいけよなお前らーっ!!」

 

『あけましておめでとー!』

『今年まだ2日なんよ』

『残り少ない(364/365)』

『流石に元旦に生放送はしなかったか』

『スピカのメンバーは新年は初詣行くからな…』

『今日はレース実況じゃないけど楽しみ』

『豪華ゲスト(マジモンの豪華ゲスト)』

『ウマッターで黒塗りでまた告知されてたね』

『あの孤独なシルエットは…!?』

『なお肩の上に何かいる模様』

『猫の模様』

『ウマ耳がない模様』

『一人しか該当者おらんやん』

 

「うっへっへ、やっぱバレたか。まぁバレねーと見に来ねぇやつもいるだろうから分かり易く作ってやってんだけどよー。そんじゃ早速ゲストをお呼びするぜぇ!!今日のゲストは…………こちらっ!!」

 

「ぴすぴーす。どうも、トレセン学園でチームフェリスの主任トレーナーとして勤務しています、猫トレこと立華勝人です。そしてこちらは飼い猫にしてチームのマスコットであるオニャンコポン。オニャンコポン、カメラに向かってご挨拶して?」

 

「ニャー」

 

「おー!今日もオニャンコポンは可愛いにゃー!よしよしよしよ~し!!猫トレも来てくれてあんがとなー。生放送に呼んでくれって要望めちゃくちゃ多かったもんでよー、やっぱ人気だわアンタ。あ、昨日も初詣ん時は世話になったぜー」

 

「ははは、どうも。そんなに熱望されるほどでもないと思うけどね。こちらこそ、いつも新年は初詣で会うね、チーム同士で……ああ、画面の向こうの皆さん、あけましておめでとう。今年もチームフェリスをよろしくお願いします」

 

『猫トレ!!』

『猫トレだああああああああ!!!』

『でたわね』

『去年最も世界で名が売れたトレーナー』

『顔がいい』

『声もいい』

『人前慣れてんな流石に』

『オニャンコポンンンンンンン!!!』

『生オニャンコポンはもしかして初めてでは?』

『机の上で眠そうにしてて可愛い』

『ホントに大人しいんだな』

『ちゃんとカメラ目線でかしこい』

『可愛い』

『奇跡のコラボなんだよなぁ…』

『でも昨年のレース語るなら呼びたい』

『チームフェリス今年も箱推ししていくからよ…』

『止まるんじゃねぇぞ…』

 

「ヨシ!そんじゃ早速始めていくか!ちなみに今日は概要欄にもある通りURAも協賛してくれてて、この生放送で初めて流れるCMなんかもあっかんな!期待しててくれよなーっ!!」

 

「実に楽しみだね。それ見たくてここに御呼ばれしたようなところあるし」

 

「え、嘘……ゴルシちゃんと会いたくて来てくれたんじゃなかったの…!?」

 

「ああ、勿論それもあるさ。破天荒な君と話すのは楽しいからね、心底」

 

「やだテレるー。………けど生放送で急にクソボケかましてくんじゃねぇ。炎上するから」

 

「なんで急に真顔になった…?」

 

『芝』

『開幕クソボケで芝』

『これは芝3200m右回り』

『見境ないのかよお前はよぉ…!』

『顔がいいのが性質が悪い』

『チームの4人だけにクソボケかましているんじゃなかったのか…』

『ウマ娘が好きすぎる男』

『学園でもいつもこんな感じだし…@学園生』

『男性観の破壊者か?』

『罪深い』

『それとしてCMはマジで楽しみ』

『毎年1月中旬ごろから流れるよね新CM』

 

「おー、実はCMアタシは先に見させてもらってんだけどよ、まー今年もかっちょええわ!!そのうち流すからなー。さてそんじゃあまず最初の雑談……と思ったけどヒャア我慢できねぇ!!CM開始ィィィィ!!!!」

 

「唐突。最初はレース振り返り雑談の予定じゃなかったのかいゴルシ」

 

「ニャー」

 

「こまけー事はいいんだよォ!!すっげぇカッコいいCMだったからとっとと流してーの!!それ見て画面の向こうのやつらの驚いた顔が見てぇんだよぉ!!」

 

「そうかぁ…ま、なら仕方ない。俺も見たいしね、任せるよ」

 

『早速のゴルシで芝』

『ゴルシは今年も変わらないわね…』

『親の顔より見たゴルシ』

『もっと親の顔見て』

『ゴルシが親の可能性が微レ存』

『最初からクライマックス!』

『CMどんなふうになんだろなー』

『たまに外すからなURA』

『去年一年で素材は大量のはずだ』

『URAを信じろ』

 

「よーしそんじゃ流すぞー。今のうちにアタシらはトイレタイムだな。休憩休憩!」

 

「まだ始まって5分も経ってないよね?」

 

「へへ……これをクリックしたらCMが世間に流れちまうんだぜぇ…ワクワクしてこねぇかぁ猫トレよぉ!!」

 

「話を聞いてないね?いや、ワクワクしてるのは間違いないけど」

 

「だろー!?そんじゃ猫トレ、カウントダウン頼むわ!」

 

「オッケー。それじゃあ画面の向こうの皆さま、準備はいいかな?カウントいくぞ。………3…2…1…」

 

「あ、ポチっとな」

 

 

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───  革   命(The Revolution)  ───

 

 

20XX年、皐月賞

 

310mの最終直線に全てを賭けたウマ娘がいた

 

その末脚が放たれたとき、一筋の閃光がターフを奔った

 

追い縋れる者は誰もいない

 

唯一抜きんでて並ぶ者なし

 

その肩書を担うに相応しい彼女の走りは人々を魅了した

 

これは、伝説の始まりの1ページ

 

この時はまだ、彼女が史上最強と言われる世代でクラシック三冠を達成することを、誰も知らなかった

 

 

誇り高きそのウマ娘の名は

 

【漆黒の閃光】

────エイシンフラッシュ────

 

 

『─────エイシンフラッシュが迫るッ!!スマートファルコンに迫るッ!!残りはもう100mを切った!!エイシンフラッシュさらに加速ッ!!並んだ並んだ交わした交わした!!そのままゴールインッ!!!エイシンフラッシュが差し切ったーっ!!!最後にすさまじい末脚を見せましたエイシンフラッシュ………』

 

 

────世界を革命するレースを────

 

 

 

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───  革   命(The Revolution)  ───

 

 

20XX年、アメリカ、ベルモントステークス

 

神話のレコード、2:24:0

 

永久不滅と評されたその記録は、誰もが到達し得ない聖域だった

 

だが、ここに一人、神話に挑むウマ娘がいた

 

最終直線400m、人々は奇跡の走りを目撃する

 

砂の隼に、減速という言葉はない

 

ただ先頭を征くのみ

 

あらゆるダートGⅠのレコードを塗り替える、そのウマ娘の名は

 

【砂塵の王】

────スマートファルコン────

 

 

『─────信じられないっ!!信じられないッッ!!!止まらないぞスマートファルコン!?あわや逆噴射と思われた最終直線でまさかの加速ッッ!?!?後続との差が!!もう数えられないッッ!!数えるっ、までもないッッ!!行ってくれスマートファルコン!!日本が、世界を超える瞬間を見せてくれ………』

 

 

────世界を革命するレースを────

 

 

 

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───  革   命(The Revolution)  ───

 

 

20XX年、ジャパンカップ

 

「何が起きた」、人々は口を揃えてそう叫んだ

 

あの場にいた者、レースを見た者、全ての人が理解できなかった何かがそこにあった

 

残り200m、先頭との差は遠く、勝利の道は途絶えていた

 

絶対の二文字が、彼女を蝕む。そのはずだった

 

────────だが

 

そう、言葉にするのであれば

 

あの日我々は、暴風域の中にいた

 

世界史上最速の1ハロン、伝説を刻んだそのウマ娘の名は

 

【風激電駭】

────アイネスフウジン────

 

 

『─────アイネスフウジンの加速が止まらない!!!!あり得ない速度だ!?まるで他のウマ娘が止まって見えるほど!!!まさか!?この位置から届くのか!?届いてしまうのか!?!?残り50m─────アイネスがさらに加速して行くぞ!?!?もうわからない………』

 

 

────世界を革命するレースを────

 

 

 

 

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───  革   命(The Revolution)  ───

 

 

20XX年、有マ記念

 

そこに集ったウマ娘達は、過去最強のメンバーと呼ばれていた

 

その中の一人、クラシック期の彼女は、まだ特別なウマ娘ではなかった

 

同期の三冠ウマ娘も、シニアの伝説のウマ娘達も

 

全員が、勝利への執念を燃やしていた

 

でも、この中で一番勝ちたいのは私

 

そんな叫びが聞こえるような走りで、大外からすべてを抜き去った

 

革命の世代の証明は果たされた

 

頂点を目指し走り続ける、そのウマ娘の名は

 

【泰山不動】

────ヴィクトールピスト────

 

 

『─────去年の冬の中山の再現なのか!?昨年のアクシデントによる決着を実力で再現するのかヴィクトールピストォ!!!もうゴールは目前!!バ群を抜けだしたエイシンフラッシュ!!しかし大外ヴィクトールピストが速い!!ヴィクトールピストが譲らないっ!!ヴィクトールピストだ!!ヴィクトールピストだ………』

 

 

────世界を革命するレースを────

 

 

 

 

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───  革   命(The Revolution)  ───

 

 

20XX年、秋華賞

 

挑む相手はただ一人、敬愛する先輩

 

3度の敗北を越えて、彼女はとうとう一矢を報いた

 

己の走りを貫くことで、風神の背に手を伸ばす

 

一生懸命に、必死に伸ばしたその手には

 

一着の称号と、レコードが握られていた

 

諦めは、敵だ

 

憧れに挑み続けたそのウマ娘の名は

 

【魂のビート】

────サクラノササヤキ────

 

 

『─────しかしここで来たぞ来たついに来たッ!!サクラノササヤキとマイルイルネルが凄まじい加速で追いすがっていく!!届くのか!?届くのか!?!?とうとう風神に一矢を報いるか!!突き抜けるのかアイネスフウジン!!残り200mッッ………』

 

 

────世界を革命するレースを────

 

 

 

 

 

 

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───  革   命(The Revolution)  ───

 

 

20XX年、オークス

 

なかなかGⅠで勝てないチームがあった

 

もう少し、あと一歩、ハナ差

 

悔しさに涙する先輩たちの姿を知っていた

 

だからこそ、僕はここで勝つ

 

先輩たちに誇れるように、ライバルたちに並べるように

 

そして、彼女もまた己が世代のウマ娘であることを証明した

 

静かなる佇まいに激情の熱を持つそのウマ娘の名は

 

【静謐たる刺客】

────マイルイルネル────

 

 

『─────最終直線でマイルイルネルが来たッッ!!先頭はミラーズハヤト!しかしその差が詰まる!!詰まるッ!!届くか!?届くぞ!?カノープスのGⅠ連勝が見えてきた!!届いた!!届いたッ!!今マイルイルネルが一着でゴーーーーールッッ!!ティアラの冠、その二つ目を手にしたのはマイルイルネル………』

 

 

────世界を革命するレースを────

 

 

 

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───  革   命(The Revolution)  ───

 

 

20XX年、宝塚記念

 

1960年より続くこのレースで、クラシック期のウマ娘が勝利したことはなかった

 

鍛え上げた期間が、レースの経験がものを言うグランプリレース

 

「クラシックウマ娘は宝塚では勝てない」それは常識だった

 

─────常識を破壊せよ

 

そのウマ娘は、全身を躍動させ、最終直線で一気に末脚を爆発させた

 

常識破りの女帝すら超える、新たなる常識破り

 

彼女の本当の強さを、誰も知らない

 

日本の歴史を塗り替えたそのウマ娘の名は

 

【百錬成鋼】

────メジロライアン────

 

 

『─────ウオッカ迫る!!ライアンに迫るッッ!!だがメジロライアンが譲らないッ!!クラシックのウマ娘が譲らないッ!!メジロライアンが先頭だ!!これはどうだ!?際どいぞッ!!ウオッカ迫る!!ウオッカ迫る!!だがライアンだ!ライアンだ!!メジロライアンゴールイン………』

 

 

────世界を革命するレースを────

 

 

 

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───  革   命(The Revolution)  ───

 

 

がんばれ、と応援したくなるウマ娘がいる

 

そのウマ娘のいいところは、とにかくひたむきに走ること

 

いつも、いつも、一生懸命に走っている

 

最後まで諦めないから、好きになれる

 

結果がすべてだ、と人はそう言うけれど

 

諦めないことは、勝つことよりも難しいことを私は知っている

 

今日もそのウマ娘が走る。がんばれ、と声が出る

 

まるで、自分に言っているみたいに

 

私の、私達の大好きな、そのウマ娘の名は

 

【がんばる日本代表】

────ハルウララ────

 

 

『─────来た来た来た来たーーー!!残り400m、最後方から!!ハルウララが一生懸命上がってくるぞ!!JBCスプリント!!短距離でも負けないと!!私も世代のウマ娘だと叫ぶようにぶっ飛んできた!!先頭まであと少し!!行けるのかハルウララ!先頭が譲らないか!!いやッ!!ここで更にハルウララが加速………』

 

 

────世界を革命するレースを────

 

 

 

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───  革   命(The Revolution)  ───

 

 

その世代は、レース界に革命を齎した

 

 

『坂を駆けのぼる!!何という末脚!!何という速さ!!これはまさに風神の顕現だ!!来たぞ来たぞアイネスが来た!!これは強い!!今ッ!!アイネスフウジン、1着でゴォーーーールッ!!!2バ身離れて2着はマイルイルネル、3着はサクラノササヤキ!最後にもう一伸びを見せましたアイネスフウジン、完勝だ!!GⅠ初勝利です!!────おおっと!?レコードのランプが点灯しました!!タイムは1:33:6!!凄いッッ!!『怪物』マルゼンスキーのレースレコードを更新した!この阪神レース場に伝説を刻んだぞ!!』

 

 

人々は、彼女たちの輝きに魅了された

 

 

『交わせない!!交わさせないッッ!!しかしアイネスフウジンも限界か!?エイシンフラッシュが並びかけるッ!!並んだ!!並んだッッ!!!もう言葉はいらないのかっ!?どちらも譲らないッ!!お互いに一歩も譲らないッッ!!これは大接戦だッ!!そのまま大接戦のゴーーーーーーーーーーールッッッ!!!!』

 

 

栄えある優駿たちが織り成す、至極のレース

 

 

『信じられないっ!!信じられないッッ!!!止まらないぞスマートファルコン!?あわや逆噴射と思われた最終直線でまさかの加速ッッ!?!?後続との差が!!もう数えられないッッ!!数えるっ、までもないッッ!!行ってくれスマートファルコン!!日本が、世界を超える瞬間を見せてくれッッ!!行った!!!行った行った!!!勝ったッッ!!スマートファルコンが大差でゴーーーーーールッッ!!!!』

 

 

すべての常識を塗り替えていくその走り

 

 

『際どいぞッ!!ウオッカ迫る!!ウオッカ迫る!!だがライアンだ!ライアンだ!!メジロライアンゴールインッッ!!!とうとうやったぞメジロライアンッ!!数多の惜敗、そんな彼女がようやく報いた一矢は!!何とグランプリの冠をブチ抜いたッ!!!!この世代には化物しかいない!!クラシック級のウマ娘が!!なんと!!宝塚記念を制覇しましたぁっ!!!』

 

 

競い合うことで、彼女たちは強くなる

 

 

『サクラノササヤキとマイルイルネルが伸びたッッ!!並ぶか!?並ぶか!?並んだ!!並んだままッッ…ゴーーーールっ!!際どいッ!!これは際どいぞ!!3人ほぼ横一線!!しかし体勢は僅かにサクラノササヤキ有利か!?掲示板に───確定のランプですっ!!一着サクラノササヤキ!!二着マイルイルネル!!三着がアイネスフウジンだッ!!ぶち抜いたぞサクラノササヤキ!!とうとう風神の牙城を貫いた!!』

 

 

あらゆるレースが、彼女たちにとって糧となる

 

 

『エイシンフラッシュが一着でゴーーーーーーーーーーーールッッ!!!三冠ッッ!!!ここに、新たな三冠ウマ娘の誕生ですッ!!!!菊の大輪を咲かせたのはエイシンフラッシュ!!エイシンフラッシュです!!今、ガッツポーズで左手を握りしめましたッ!!黒い閃光が、3つの冠を被りました!!2着ライアンは惜しくも届かず!!世代の頂点に立ったのは、エイシンフラッシュです!!』

 

 

 

輝きが束ねられ、帯となり、光り輝く道となる

 

 

『先頭まであと少し!!行けるのかハルウララ!先頭が譲らないか!!いやッ!!ここで更にハルウララが加速!!これは行った!!ブッ差したッッ!!今ゴーーーーーールッッ!!!ハルウララだ、ハルウララだッ!!頑張ったハルウララ!!クラシック世代のダートはスマートファルコンだけではないっ!!泥にまみれたその晴れ着が輝いているっ!笑顔で勝ち取ったダートスプリント王者の冠!!ハルウララが一着ですッ!!』

 

 

そして、奇跡すら果たし得る

 

 

『何と、アイネスフウジンが一着だ!!!信じられない!!なんだったんだ今の走りは!?──────さらにレコードだ!!レコードです!!!!彼女自身が日本ダービーで記録したタイムを1秒以上更新!!全員が大レコード!!とてつもないレコードタイム!!うわー!!驚いたー!!!この東京レース場に伝説を刻んだぞアイネスフウジン!!ジャパンカップの勝者は、アイネスフウジンですッッ!!』

 

 

彼女たちの走りに、夢を見よう

 

 

『これがスマートファルコンだ!!これが世界の頂点だ!!!今!!スマートファルコンが、一着でゴーーーーーーーールッッ!!!強すぎるっ!!どこまで行っても逃げてやる!!ダートの王者は私なのだと!!そんな叫びが聞こえるような強い走りでしたッ!!そして出たぞ!!やはり出た!!レコードだ!!レコードです!!!スマートファルコンがまたその伝説を砂に刻んだぞ!!砂の王者の冠は、砂の隼の頭上へと!!!』

 

 

共に、伝説の目撃者となろう

 

 

『やはり出ました!!レコードだ!!レコードです!!ゼンノロブロイの出した2分29秒5を大きく上回る2分28秒3!!大レコードだ!!恐らくは先頭集団、その全員がレコードでしょう!!しかしその先頭はヴィクトールピストです!!やはりこの世代は強い!!まさに革命!!レース界に革命が止まらない!!革命世代がまたしても伝説をこの有マに刻んだーーーッッ!!!』

 

 

さあ

 

 

 

 

────世界を革命するレースを────

 

 

 

 

【URA】

 

 

 

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「…………………いやぁ…………いいな……」

 

「いい……これは泣く……」

 

「ニャー…」

 

『めっちゃよかった…』

『いいよね…』

『いい…』

『猫トレが号泣で芝』

『いやでも泣けるやつこれ』

『URAもだいぶ脳が焼かれてることが分かりますねクォレハ…』

『有マの映像まで出てくるとは思わんかった』

『仕事が速い』

『オニャンコポンもわかりみの深い顔してるの芝』

『いいもん作ってくるじゃねぇか…』

『革命世代推しなのね』

『ササイルも入ってて俺も鼻が高いよ…』

『GⅠ勝利、レコードウマ娘やからな』

『スランプとはいえあのねーちゃんに先着よ』

『ウララCMで号泣しました』

『うわーこれ流れるの楽しみだな』

 

「ふー。…ってわけでURA協賛の下、今年流れるCMを流させてもらったぜー。うまちゅーぶの広告とかテレビで流れるらしいからこれからもバリバリ見てくれよなー」

 

「CMが流れるたびに泣いちゃいそうだ。うちのチームから3人とも出してくれるのはありがたいね。流れるセリフとかは事前にチェックさせてもらってたんだけど、こんなにいい雰囲気のものに仕上げてもらえて本当に感無量だよ」

 

「なー、わかるぜ…!シニア級やジュニア級もバリッバリ走ってたけどよ、まぁ去年は革命世代の年だったわ!勿論アタシらも負けない様に全力だったし、マジで界隈全体が盛り上がってたよなー」

 

「ああ、俺もそれは感じたな。うちの子達だけじゃない…去年は本当に、ウマ娘達全員が一回りレベルアップしてた。記録がそれを表している。確か去年のウマ娘平均ペース…ああ、これは一着だけの話じゃなくて、走る全員のタイムの平均値だけど……それが例年よりも2秒近く早い。レースを走る全員が速く走れている証拠だ」

 

「雰囲気では感じてたけど数字で表されるとすげーな。でもわかるなーそれ。学園でも練習への熱気がマジで違う感じしたもんよ!きっかけはベルモントステークスだったんじゃねーか?あのレース終わった後、みんなやる気満々でグラウンド走り回ってたんだぜ?学園の生徒全員が走るくらいの勢いでよー!」

 

「はは、そんなことになってたって話だけは聞いたけど…まぁ、ファルコンの走りがみんなにいい影響を与えた、夢を見せられたというのならトレーナー冥利に尽きるね。その結果、革命世代と呼ばれるほど同期のみんなが激走を果たしてくれたのが俺にとっては一番嬉しいかな」

 

『やっぱチームトレーナーには先に打診されるんな』

『それはそう』

『去年はホント革命世代凄かったわ』

『クラシックのレース全部が限界バトル過ぎた』

『ベルモントステークスの時の祭り凄かったな』

『某掲示板でスレが1日で50個完走するのはヤバいんよ』

『どこもかしこも盛り上がってたもんな』

『学園生ですがあのレースを見て大逃げに目覚めました(なお勝敗』

『あんな走りしてみたいってなるよね なった』

『おかげでGⅢで一着取れました』

『学園生もよう見とる』

『年末年始の帰省でお家で暇してるウマ娘多くなりがち』

『チームフェリスが特異点なのかもしれん』

『ジュニア期全GⅠ制覇(未遂)は伊達じゃない』

『全体のレベル上がりすぎ問題』

 

「よし、そんじゃ次の企画だー!!去年の大きなレースを猫トレの解説と共に振り返りしていくぜっ!!アタシもサブトレやってるからよー、猫トレの視点で一回レースしっかり解説してほしいなって思ってたんだよなー!!画面の向こうのみんなも参考になるだろうぜー!」

 

「ん、オッケー。事前に予防線引いておくと、俺だってただのトレーナーだからね。俺の話が絶対じゃないし、見当違いの事も言うかもしれないから、発言にそこまで責任は取れないのでお手柔らかに頼むよ」

 

「おー!その辺は安心しろい!うちのコメント欄はしっかりアタシが調教済みだからな!!変に難癖付けるようなやつはいねーし好き放題言ってくれて構わねーぜ!!」

 

『それはそう』

『ゴルシに比べればな』

『猫トレの解説真面目だろうし』

『絶対参考になるやつ』

『あくまでエンタメとして楽しませてもらうんよ』

『目の保養になるので語ってくれるだけで結構です』

『オニャンコポンが昼寝し始めてて駄目だった』

『いうてGⅠ多いからな 20個くらい?』

『ボリュームあって助かる』

『この生放送4時間くらい予定してるからな』

『マ?』

『天国かよ』

『映像流しながら&解説で一つ5分としても2時間かかるってマ?』

 

「おー、ホントは全部のGⅠ語りたいところだけどその辺はゴルシちゃんの勝手な判断でいくつかに絞らせてもらったぜー!レコードだったり今年注目度高かったレースに限定して1時間半くらいで考えてっからよろしくな!」

 

「GⅠに限らず、どんなレースでも語りたいところはあるけれどね。ゴルシの判断に任せるよ」

 

「うし、そんじゃ早速行くか!!まず一つ目は大阪杯だぁ!!映像流すぜー────────」






お待たせしました。
書き溜めはまずまず準備できているんですが某感染症のせいで仕事が鬼忙しく、執筆の方が間に合わなさそうなので、今後は隔日での投稿とさせてください。
投稿ペース変わりそうになったらまた連絡します。


isana様にスケブでご依頼し挿絵を描いていただきました!

【挿絵表示】

素敵なイラストを有難うございました。光の加減がすこすこ侍…。


ぷりじろう様にスケブでご依頼し挿絵を描いていただきました!

【挿絵表示】

この自信満々な表情が良きなんすわ…。ぷりじろう様の描くウマ娘すこすこ侍…。
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