【完結】閃光と隼と風神の駆ける夢   作:そとみち

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172 ぱかちゅーぶっ! ドバイワールドC 後編

 

 

 

 

 

 

「……世界レコードや!!これはダート2000mの世界レコードを超えて……っ、解説の言う通り!!これは芝の2000m世界レコードと並んどるッ!!!ぶったまげたわ!!!」

 

「何という記録だ……!!ああ、ファルコンが世界のダートの頂点に立ったのだ…!!このレコードは不滅だろうっ……くっ、駄目だ、涙が溢れてっ……うあぁ…っ……ファルコン……っ!!」

 

「やべーぜ……!!マジでヤベーって!!!そんな、ありえねー記録が生まれちまった!!!芝とダートの違いがあるのに、それすら超えてっ……ファルコン、お前はすげーよ……!!ほんとにスゲー…!!くぅっ……!!」

 

「あほー!!二人が泣くからウチも泣いてまうやろ!!まだ勝敗はでとらんのや!!祈りは止めるなや!!コメ欄も……って、コメ欄回線死んどるやんけ……」

 

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「……あ、マジ?くそ……ファルコンが世界で走る時はいっつもこうだなぁ……くっ、ホント、言葉にならねぇ……でも、判定はまだ出ねーか………レース場も、みんな見守ってるぜ………静かだ……」

 

「ああ………誰もが、世界中の誰もがこのレースの、ドバイの決着を見守っているのだ……ぐすっ…祈る様に、全員が………」

 

「………静かやな………レース場全体が止まっとるかのようや………二人が仰向けで呼吸してるのだけが、映像に……………どっちや………?」

 

「……………………………」

 

「……………………………まだか……?」

 

「……………………………」

 

「……………………………」

 

「………………長い…………………」

 

「……………………………」

 

「……………………………」

 

「……………………………」

 

「……………………………」

 

 

「……………………………」

 

 

 

「……………………………」

 

 

 

 

「……………………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………………あっ」

 

 

 

 

 

 

「っ、今……ファルコンが、動いた!手をゆっくり……っ!!空、に……!」

 

「…開いた!大きく、5本指!!」

 

「そしてガッツポーズや!!逆光に……これは、勝ったんか!?掲示板ッ──────」

 

 

 

 

 

「───────来た!!!!!」

 

 

 

 

 

「……勝ったッ!!!ファルコンが……勝った!!勝ったぁ……やった…!!やった、ぁ……う、うわぁぁぁん……!!ああぁぁ……!!」

 

 

「うおーーーーーーーー!!!勝ったで!!チームJAPAN、全勝やぁぁぁぁ!!ああ……うぅぅぅ~~……やっだぁぁ~~~……!!」

 

 

「だぁー!!やった!!やった、やった……!!革命世代が、あいつらっ、やってくれたぜぇぇ……!!やったよぉ~……!!」

 

 

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『はーてぇてぇ』

『コメントできない』

『お』

『お?』

『もどた』

『え』

『復活した?』

『コメント復活』

『回線さん無茶しやがって……』

『三人が号泣しながら抱きしめあってる尊みで心臓止まってたわ』

『もう叫んだわマジで』

『渋谷のライブカメラ見てたけど超大絶叫』

『マンション全部屋から叫び声上がってて芝』

『画面の向こうが尊みに溢れてるんだが?』

『タマ…いっぱい泣いていいんだ』

『なんや』

『会長の号泣切り抜きがまた増えてしまうな…』

『JKであることを思い出す泣き顔』

『寮とかも全員号泣だろうな』

『日本中が涙よ』

『ハナ差、決着。』

『勝ったなぁ……マジで』

『これにてグランドスラムよ!!』

『チームJAPANが伝説を生んだ』

『いやー……今夜の事一生忘れないだろうなこれ』

『いい夢を見させてもらった……』

『だがこの夢は現実だ』

『めでたい!!』

 

「うぅ~……!!もうこんな、言葉に表せてたまるか、この気持ちを……!!日本が、トレセン学園の生徒が世界に勝ったのだ…!!何よりも、見たかった光景が……ここにあるのだ…!!」

 

「あー…!興奮して視聴者サービスシーンになっちまったぜぇ!!いやーめでたい!!勝ったな!!やった!!」

 

「あーもう、ホンマ最後までありがとうとしか言えんわ……ほれルドルフ、ゴルシ!!ティッシュや!!涙拭って鼻噛んできっちり最後まで解説するで!!」

 

「ああ、そうだな……最後まで見届けよう。……っ、っ………すぅー……」

 

 

「「「ずびびーーーーーー!!!」」」

 

 

『芝』

『クッソ芝』

『トリプル鼻かみで本日一番爆笑した』

『号泣してから爆笑して死にそうになったが!?』

『これだからトレセンはよぉ!!』

『いいよね…』

『いい…』

『もう誰にも遠慮しなくていいぞ』

『腹痛い』

『画面の向こうでは猫トレが飛び出してきてたね』

『真っ先に駆け寄ってたな』

『ウマ娘並みの全力疾走でやんした……』

『ファルコンの脚を診察しとる』

 

「……っふぅ!!すっきりしたぜ!さて、とりあえず……ドバイワールドカップ!!ファルコンのハナ差勝利だ!!チームJAPAN全勝だぜェーーー!!やったーーー!!!やりやがったぁアイツらーーーーっ!!!」

 

「ああ、夢を魅せてくれたな……そして画面の向こうだが、どうやらコメント欄が言う通り、立華さんやチームフェリスの皆……いや、チームJAPANの皆が飛び出していったようだ」

 

「マジェプリの方にもオベとイージーゴア、アメリカのウマ娘達が向かったようやな……まずは診察しとるようや。脚は大丈夫だったか…?ヤバけりゃ猫トレの事や、担架持って来るやろうけど……」

 

「……ファルコンの脚を見終わったか?画面越しだからあれだけど、表情見る限りはやっちまった感じじゃねぇな!フェブラリーステークスん時の顔と比べれば、笑顔が見えてるぜ!」

 

「そのようだ。そして…立華さんはマジェスティックプリンスの脚も見ている様だ。流石だな、あの人らしい……あっちも、大丈夫だったかな?立華さんが何か話しかけて、イージーゴアが胸をなでおろしている」

 

「そう願いたいで……あれだけの走り、正直脚が壊れてない方が奇跡やったが……成った、と信じたいわ。しばらくは体動かせんほどの筋肉疲労やろうけどなぁ」

 

『猫トレ診察!』

『猫トレの顔がマジもマジだ』

『ホープフルステークスでも見た顔』

『あれだけの走りだったからな…』

『でも周りの子達笑顔浮かべた』

『無事だったか?』

『デカいケガはなさそうね』

『そう信じたい』

『よかったマジで…』

『マジェプリの脚まで見る猫トレ』

『随分親しいらしいからな』

『ゴアたちの信頼も得てるのか猫トレ』

『猫トレだからな』

『あっちも無事か?』

『っぽいかな?』

『よかったよ…』

『ホントよかった』

『ケガだけは悲しみしか生まないからな』

『マジェプリもライバルだったとはいえ素晴らしい走りだった』

『ハナ差だからマジェプリも世界レコードだしな』

『砂の上の最強の二人か』

『僅かな差でしかないからねぇ』

『マジェプリおつよぉい』

『次はどうなるかわからんなもう』

『やっぱりレースはライバルがいた方が ええ!』

 

「ん、診察は終わったみてーだけどやっぱ、二人とも体も起こせないほどの疲労っぽいぜ。立てる感じがしねぇなありゃ…」

 

「脚だけと言わず、全身の使える筋肉をすべて使い果たしたのだろうな……最後の100m、乱れた走りがそれを表している。それでも減速せず、そして脚が無事だったことはまさしく奇跡か……最終直線400m、永遠に語り継がれるな。奇跡の400mだった」

 

「やんな。…っと、イージーゴアがマジェプリを起こして……あっははは!!米俵でも担ぐみたいに肩に抱え上げたで!!もうちょっと労わったれや!!」

 

『雑ゥ!』

『マジェプリも相当身長高いのに子供のように担ぎ上げるゴアのフィジカルよ』

『ビッグなウマ娘だからな』

『抵抗したくても力尽きてできないマジェプリで芝』

『片手で担ぎ上げてるのすごい力だ』

『お、んで握手だ』

『猫トレと握手してるね』

『シェイクハンドは友愛の証よ』

『!?』

『おっ!!!』

『むっ!』

『こーれクソボケきたなぁ!!』

『いやまだ普通』

 

「おー、イージーゴアがマジェプリ抱えながら猫トレをハグしたぜー!!握手から流れる様なハグだ!」

 

「ふむ……まぁ、アメリカでは一般的なボディランゲージの一つだからね、目くじらを立てるほどでもないだろう。立華さんも自然と腰に手を廻して………いや、なんだか慣れてるなあの人……」

 

「以前アメリカにも遠征しとったし、今はサンデートレーナーがチームで一緒やから慣れてんのやろ。ええ光景やんか、他国のウマ娘やトレーナーとも仲良くなる。遠征の醍醐味やんな……そんで、ファルコンはフラッシュとアイネスが体を起こしてやっとるが……歩けるか?いや、厳しいか…?」

 

「ベルモントステークスの時はギリギリなんとか、両方から肩貸されて歩けてたくらいだったけど今回は厳しいか?ウイニングランが……お、おお?おおおおお??あっはっはっはっは!!!やーりやがったぁ!!!」

 

「やったな立華さん…!ファルコンを、なんと羨ましい、お姫様抱っこだと…!?見せつけてくれる……!!」

 

「はー!!!ドバイまで婚活会場にするんかあの人は!!!このクソボケがーーーーーっ!!しかもそのままウイニングランに入りよった!!!かー!!アホや!!あの人ドアホや!!!他のウマ娘にでも小内トレーナーにでも背負わせたらええやろが!!」

 

『クソボケラッシュ入りましたー!!』

『こーれだから猫トレはよぉ!!』

『微笑んでからのお姫様抱っこはずるい!!』

『私もしてほしいいいいいい!!』

『一般ウマ娘来たな…』

『こーれクソボケ決めてますわ』

『最後の最後で来たな…』

『タマが荒ぶっておられる…』

『ルドルフの尻尾が揺れまくってるの芝なんだわ』

『羨ましいって言ったね会長?』

『あっ(察し)』

『もしもしクソボケ?』

『罪深きはクソボケよ…』

『お姫様抱っこしたままウイニングランするんか!?』

『行きやがった!!アイツ行きやがった!!』

『頭がフットーしちゃうよぉ…!』

『ファルコンが顔真っ赤で芝』

『もんのすっごい歓声で更に芝』

『こういうことするよな猫トレはよぉ…!!』

 

「まったくやってくれやがる!!あっはっは、流石猫トレだわ!!しっかしウイニングランは大盛況だぜっ!!観客みんなが奇跡を祝福してくれてるぜぇー!!」

 

「いや……見ている側も、やる側も、やられる側も、あれは一生忘れないだろうな……本当に、まったくあの人は……」

 

「ん、サンデートレーナーが猫トレの指示で観客席に行ったな?あー……ご家族呼んどるのか。沖野トレーナーがインタビュー席に先に向かって…椅子でも準備させとるのかな?南坂トレーナーは担架抱えとるからインタビュー終わったらあれで運ぶ、と……いや、流石やな猫トレ。お姫様抱っこしながらでもやっぱ出す指示は的確やなあの人」

 

『クソボケな所と有能な所を見せつける猫トレ概念』

『そういうとこだぞ』

『そういう所在るからファンが増えるんだぞお前』

『ファルコンは流石に疲労困憊だな…手も振る力はないか』

『笑顔だけで十分だ』

『本当によくやったよ…』

『よく猫トレの腕の中で休むんだぞ…』

『チームJAPANみんなで歩くウイニングラン』

『これくらいは許されていい』

『空前絶後の結果をたたき出してるからな…』

『ファル子の代わりにみんなが良く手を振ってくれておる』

『みんなのレースが凄かった!!』

『ホント最初から最後まで奇跡のレースだったな…』

『よく勝ったよ…』

『この光景一生忘れない』

 

「……ん、お姫様抱っこのウイニングランも終わりだぜー。何気にウマ娘一人抱えて1000m近く歩いたなー猫トレ……鍛えてんなぁ」

 

「ファルコンは身長がそこまで大きい方ではないが、それでも各関節に負担が出来る限り行かない様に、しっかりと抱えていたな。流石は立華さんだ、ウマ娘の扱いが分かっている………いいなぁ……」

 

「小声でも聞こえとるでルドルフ。…さて、ほんでもってインタビューやな。インタビュー席には猫トレがそのままファルコンを抱えてって……会場には椅子が準備されとるな。ご両親も来とるで」

 

『猫トレのクソボケがドバイの最後に来るとは思ってなかったよね』

『世界に通じるクソボケ』

『インタビュー会場画面きたな』

『ファルコンの太腿の上にオニャンコポン乗ってる』

『偉い』

『下種な勘ぐりじゃなく勝負服で座るとたまにスカート翻るからな…』

『オニャンコポンブロック!』

『ご両親もいらっしゃったな』

『お母様ウマ娘ではないのね』

『優しそうな感じ』

 

 

『記者「言葉に表せないほどに素晴らしいレースだった。走り終えた感想は?」→猫トレ「全部翻訳します」→ファル子「すべてに有難うを伝えたい。このレースを走り切れたのは、ここまで想いを繋いでくれたチームJAPANのみんなと、応援してくれた両親や日本のみんなと、そして最後まで勝ちたかった最高のライバルがいてくれたからこそ。最後は限界を超えて、もう何もわからなくなっていたけど、それでも、勝ちたいと思って全てを振り絞った。みんなの記憶に今日の走りが刻まれていたら嬉しい」』

『有難う…』

『こちらこそ感謝やで』

『忘れられるわけがない』

『奇跡の夜の最後のレース最高だったぞ…』

『もうすでにこのコメントで涙零れてくる』

『今日だけでどんだけ泣いたか分からん』

『ご両親もハンカチで涙拭っておる』

『これほどの走りを見せたからな……』

『間違いなく不滅の記録ですよ今日のは』

 

「忘れられるものか……ああ、すっかりと脳が焼かれてしまったよ。本当によくやってくれた、ファルコン。勿論これまでのチームJAPANのみんなも」

 

「最終コーナーから先はマジェプリがどこまでも競り合っとったからなぁ……お互いに勝ちたいと思ってどこまでも脚を緩めんかった。その結果があの最後の100mで、不滅のタイムや」

 

「マジで今日の5連戦は応援してるだけでも疲れたぜぇ……全部が見どころ、全部が名勝負だったな。なんかよー、興奮しすぎて眠れねーかもとか思ってたけど、グランドスラム達成して、こう、ほっとしたらどっと疲れて来たぜアタシは。勿論最後まできっちり放送すっけどよ。今夜はよく眠れそうだぜ……」

 

『記者「トレーナーさんからは?」→猫トレ「今日の全てのレースが忘れられるはずもなく、そしてファルコンの走りをきっといつまでも自分は覚えているだろう。世界の誰よりも速く砂を駆けた彼女を、みんな褒めてやってほしい。そして、今日という奇跡を成したチームJAPANのみんなを、同じくレースに参加した全員を、心から労わってやってほしい。……ただ、一点だけ。今日のファルコンとマジェスティックプリンスの走りは、特に最後の100mは完全に限界を超えていたから、誰も真似しない様に。今、脚が砕けていないのが奇跡。無茶をしたことだけはこの後しっかり指導します」→ファル子「しゃい…☆」』

『猫トレも熱く語るな…』

『ファルコンだけじゃなくチームJAPANだけじゃなくレース走った全員を讃えるのは流石猫トレ』

『そらもうこんな素晴らしいレースを見せてくれて感謝よ』

『グランドスラム達成もしたけどレース自体も熱かったし走ったみんな偉い』

『海外の子達も今後レース見るかな…ってファンになった』

『あーやっぱ最後の100mは限界超えてたのか…』

『猫トレがここまで言うほどだからよっぽどだぞ』

『そもそも残り400m地点で逆噴射してねぇのがおかしい』

『1000m地点で57秒3だからその後ほぼ同じタイムで駆け抜けてるのマジでおかしい』

『スタートダッシュの時点からおかしかったぞ』

『真似……する……?』

『出来るわけがないッ!!』

 

「あー…一応解説しとくか。真似すんなってのは走る速さとかそういう所じゃねぇからな?あんな速さはアタシらだって今はだせねーよ。戦法とかは置いといて……猫トレが強調したいのは、ヤバいと思ったら無理すんな、って話のほうな」

 

「だな……私達もサブトレーナー資格を持っているから、脚というものがどれほど貴重で脆い物か、壊れたら取り返しがつかないかを理解している。ファルコンとマジェスティックプリンスの走りの、最後100mは……本当は踏み込んではいけない限界頂点だった。折れていないのが奇跡、という立華さんの言葉の通りだ。そうなったらまず、脚を緩める。本当はそうしなければならなかった……」

 

「勝ちたいって気持ちもわかるし、奇跡の夜の最終戦やからあんまり野暮なことも言いたくないんやがな?あの状況で全力で走ったらアカンわ。そこまでマジェプリがファルコンを追い詰めたってことでもあるんやがな……全く、ホンマに信じられんレースだったわ改めて」

 

『記者「ご両親からは?」→父「語れるほどの言葉が出てこない。ただ、いつの間にか娘が強く成長していたことの喜びと、勝ってくれたことの喜びで心がいっぱい。ここまで強くしてくれた立華トレーナーと、娘を育ててくれたトレセン学園と、応援してくださった皆様に心から感謝を」→母「娘が逞しくなってくれていたことが誇らしく……本当に、胸がいっぱいで言葉が出てこない。ただ、嬉しい。立華トレーナーが娘を見初めてくれて、本当によかった。これからも娘をお願いいたします」→猫トレ「勿論です。責任はしっかりとりますので」→ファル子(顔真っ赤)→オニャ「ニャー…」』

『ご両親もよく泣いておる』

『そりゃあ胸がいっぱいでしょうよ…』

『分かるよ…』

『俺らもファンとして胸がいっぱいだからよ……』

『お母様が掛かり気味では?俺は訝しんだ』

『あっ』

『クソボケいっちょー!』

『クソボケ入りましたーっ!』

『ファルコンが乙女の顔してるでしょ!』

『こーれクソボケですわ』

『絶対言葉の意味深く考えてないぞ』

『(トレーナーとしての)責任とります』

『(無事に脚を完治させて)責任取ります』

『オニャンコポンも呆れておる』

『オニャンコポン人の言葉わかってない?』

『そんなわけないやろ』

 

「猫トレは最後まで猫トレだったな…言葉選びをこう、もっとよぉ!アタシらウマ娘の耳に優しいそれにしろよなぁ!?」

 

「…素の、天然であれだからな。何というか、一周回って最近はあれがチャームポイントに思えて来たよ。彼らしいよ、うん」

 

「わかりみ深い顔で頷いとるがクソボケかますのは基本的に悪癖やからな?ウチはいつでもツッコむからな??」

 

『記者「最後に一言」→ファル子「応援、ありがとー☆!Thank you for your support☆!」→猫トレ「夢のような一日だった。永遠に語り継がれる革命世代の、チームJAPANの奮闘を、ここまで応援してくれたファンの皆様、ありがとうございました。この後のライブも、お時間が許されればぜひご覧ください」』

『うおー!!おめでとうー!!』

『おめでとうファルコン!おめでとうチームJAPAN!!』

『本当に最高のレースをありがとう!!』

『一晩中応援しちまった……めっちゃ心地よい疲労だ』

『本当に最高のレースだったなぁ……』

『この後のライブもしっかり見るからなぁ…!!』

『ライブがあるんだっけそういや』

『レースが激熱すぎてすっかり忘れてた』

『どんなふうになるんだっけ?』

『ウイニングライブとは違うのか?』

 

「うおー!!ホンットーによくやったぜお前らぁ!!実況してたアタシらも感無量だぜっ!!」

 

「本当に、心から有難う…!トレセン生徒会長として、これほど嬉しい夜はない…!!君達の凱旋を学園を挙げて祝わせてもらうよ…!!」

 

「ええもん見せてくれた……いやホンマ、今日の解説に呼ばれて光栄ってレベルや。いい想い出になったわ。んでこの後は少し間が空いてウイニングライブやな」

 

「あー、一応説明すっとこの生放送はライブまでは放送しねーぜー。楽曲の権利とか色々あるもんでよー。みんなそれぞれ自分の家で見てくれよなっ!!で、ドバイワールドカップミーティングでのライブだけど、これは世界中からウマ娘の集まる祭典だから、普通のトゥインクルシリーズのレースとはだいぶ仕組みが違うぜっ!!」

 

「それぞれのレースの上位3名…となると、歌う曲や言語の壁もあり、またレース進行の都合もあるから、そういう形ではやらないのだ。各国のウマ娘達の成績でポイントが振られて、その合計値で順番に国ごとにライブを1曲ずつ披露する……という形だな。参加人数の少ない国はある程度まとめてライブを披露することもある*1

 

「ポイントの高い国がトリに回されるんやで。当然やが日本がグランドスラム達成しとるから、うちらチームJAPANのライブは一番最後や!!そこまでは起きておこうやみんなっ!!」

 

「おうよ!!このぱか生もその前に終わって、片付けして、寮に戻ってライブ見たら寝れば明日のレースにも間に合うように起きられるだろー多分!!あ、眠いやつとか明日用事あるやつはちゃんと寝ろな!!その辺は無理しちゃだめだぜ!!この放送を見てる猫トレ達もきっとそう願ってると思うぜー!!」

 

『チームJAPANのライブ見れない奴いる!?』

『いねぇよなぁ!?』

『いるんだよなぁ!(5時間後仕事)』

『いるんだよなぁ……(明日レース)』

『いや寝て』

『寝る人は寝るんだ』

『ここで無茶して事故でも起きたらチームJAPANに申し訳ないから無理しちゃダメよ』

『寝よう…楽しかったけど応援しすぎて疲れたからよく寝れそう』

『ウオダスもちゃんと寝たかな?』

『興奮冷めやらぬ寮内だからどうなるかわからん…』

『ツボ押したら一瞬で寝たよ。効果すごいよこれ@ミラクル奇術師』

『フジキセキもようツボ押しとる』

『一瞬…?』

『それなんか押しちゃいけないツボじゃない大丈夫?』

『猫トレを信じろ…!』

『ゴルシのも押してやれ』

『なんか祭りが終わる雰囲気だ……』

『終わっちまったのか…ドバイ』

『寂しくなってきた』

『ここまで生放送ありがとう3人とも』

『ここの応援実況最高だった』

 

「ああ、この辺でぱかちゅーぶも終わりだぜー。いやぁー……ホンット!!激熱の夜だったぜぇ!!かなり長時間の放送になったけど付き合ってくれてサンキューな会長!!タマちゃんパイセン!!愛してるぜー!!」

 

「ふふ、こちらこそ……これほどの奇跡の目撃者に成れたことを幸運と思っているよ。呼んでくれてありがとう、ゴールドシップ。実に刺激的な一夜だった」

 

「おー!!ゴルシもお疲れさんや!!準備とか放送関係のURAとの調整とか色々大変やったろー!ホンマようやってくれとるで……明日のレースは大丈夫なんか?現地入りするんやろ?ぱかちゅーぶ出来るんか?手伝おか?」

 

「安心しろーい!!現地から直接ぱか生やってやるぜぇー!!!でもそのためにちゃんと寝てちゃんと起きねーとな!!ウオッカもスカーレットもちゃんと寝かしつけてくれたらしいからよ、この辺でアタシらも〆と行こうぜ!!二人から最後になんか告知とかある?」

 

「む………そうだな、それでは一つだけ。えー、この放送を見ている中央トレセン学園のウマ娘の諸君へ。まず、今夜はライブまで見たらちゃんと寝よう。興奮して外に飛び出したりしない様に。ベルモントステークスの時とは違い深夜だからな。……そして、しっかり寝て起きたら、10時ごろに予定のないウマ娘は学園のグラウンドに集合だ!前と同じように、凱旋するチームJAPANの皆に向けて横断幕を作るぞ!!その裏で模擬レースも開きながら、みんなで存分に語りあおう!今宵の奇跡を!!」

 

「はっはっは!!やるなぁルドルフ!!せやな、横断幕も作らなあかんわ!ウチも参加するで!あ、ウチからは特に告知とかはないわ。ルドルフと同じで、学園生やコメ欄のアンタらも無理せずまずはよく休めっちゅう所やな。今日のレースも応援したってや!」

 

「おー、大阪杯も応援頼むぜーっ!!うっし!!そんじゃ〆るか!!今夜のぱかちゅーぶは!!ゴルシ様とーーー!?」

 

「シンボリルドルフと」

 

「タマモクロスでお送りしたで!!」

 

「そんじゃみんな、まったなー!!」

 

「皆様、よい眠りを。また会おう」

 

「お疲れちゃんやー!!」

 

『うおーお疲れええええええ』

『乙!』

『おつでしたー!』

『おつ!』

『02!』

『おつおつー』

『乙!』

『お疲れ様ー!!』

『ゴルシありがとー!!』

『会長もタマも長時間お疲れ様!』

『最高のぱか生だった!!』

『いやマジでこの生放送も伝説だわ』

『永久保存版だな…』

『タマの動き笑ったなー』

『猫トレからの連絡は吹いたわ』

『めっちゃ笑った』

『解説もしっかりしてたしホント楽しかった』

『もうどの掲示板もSNSもドバイの奇跡で盛り上がっとる』

『ウマッターのトレンドがチームJAPAN関係一色だよ』

『ドバイワールドカップってすげぇんだなぁ…』

『すげぇのは革命世代やろがい!』

『マジで全部勝利するとは思ってなかったよ』

『俺は信じてたがそれにしたって奇跡』

『圧勝とか完勝とかなくて全部が全部最高のレース過ぎた…』

『アイネスの世界最速1ハロンまた見れるとは思わなかった』

『ブラックベルーガちゃんも可愛かったね』

『ベルーガちゃん日本に来てくれねぇかな…』

『俺はウララの走りで号泣しましたよ』

『初咲のインタビューで涙腺破壊された』

ミサイルマンちゃんおっぱい大きかった…

『ここでNG※生やすなや!』

『ミサイルマンの三段ロケットはカッコよかったな』

『それにしたってドバイターフよ』

『最終戦まで終わって改めて思うけどあのレースが一番激戦だったな…』

『いや他のレースも激戦だったやろ』

『2着3人はマジでレース史上に残る決着』

『ヴィイちゃんの勝利が一番なんかぐっと来たかも』

『ヴィイちゃんのお尻ぺんぺんがずっと頭に残ってる』

『ササイルが世界最強に並んだのがマジですごい成長』

『ウィンキスがマジで強かったな…』

『あーれマジで怖かったな』

『これからもっと強くなるってマ?』

『ジャパンカップが怖いですね…』

『ブロワイエもジャパンカップにまたリベンジに来そうだ』

『革命世代ならやってくれる!』

『フラッシュのラスト3ハロンは脳焼かれたなぁ』

『あれは夢に出る』

『ライアンのマッスルも夢に出る』

『ライアンとブロワイエの競り合いもめっちゃカッコよかったな…』

『どちらも筋肉ウマ娘だからな…』

『ああいう走りもかっこいいよなぁ』

『んでもって最終戦よ』

『語りつくせない』

『マジェプリも本当に最後まで迫ったなぁ』

『マジェプリすこ……ウマ娘ですがファンになりました』

『マジェプリ女性ファン多そう』

『ファルコンが本当に最後まで止まらなかった』

『世界レコードは脳がバグるんよ』

『だが世界というならチームフェリスは全員ヤバイ』

『あのチーム頭おかしいよ(誉め言葉)』

『けどよぉ……それに肉薄した世界のウマ娘もライアン達もすげーぜ?』

『ってかそれ置いといても世界最強に勝利したヴィイ達がヤバイ』

『革命世代のこう、なんつーの?ライバルを前にしたときの無限のパワーヤバイ』

『あー駄目だ語り続けられる』

『生放送は終わってるからとっととフリチャに行くかそれぞれのSNSに戻ろう』

『語りだしたら眠気が飛んできちまった』

『お前たちもう寝なさい』

『本当に伝説の夜になったな…』

『寝て起きたら夢だったとかならないことを祈る』

『夢のようなレースだった』

『今日の大阪杯もいっぱい応援するぞー』

『大阪杯が波乱の予感(睡眠時間的に)』

『ウオダスも寝たし他の子も整えて来るやろ……多分……』

『明日の仕事行きたくない』

『もう今日なんだよなぁ……』

『日本のライブまであと何分?』

『セトリ見ると40分後くらい?』

『エナドリ決めよう』

『この時間にエナドリはヤバいって!』

『あーもうライブでまた泣くんだろうな』

『楽しみだ』

『これからも最高のレースを期待してるぜ……!』

 

 

 

 

 

 

 

*1
独自設定








これにてドバイ編完結です。


さて、以前活動報告でも零していた通り、ここから先はこの物語の終わりに向かい、ある程度時間経過をスムーズに進めていく予定です。
大体10~15話くらいでラストシーンに入り、そうして5話ほどでエンディングまで書き切りたいと考えています。
絶対それより長くなる気がする(確信)

書き溜めも放出してしまいましたので、また少し休憩を挟み、エンディングまでの物語が紡げましたら、投稿再開したく存じます。
再開まで今しばらくお待ちください。
再開時期の見込みが立ったらまた活動報告などで通知いたします。

よろしければここまでの作品の評価をいただけると嬉しいです。

ドバイ編のあとがきみたいな活動報告も上げております。活動報告が4分割になるとは思うまい。

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