私──キタサンブラックはウマホを弄りながら、ふと、ちらりと隣に座る私のトレーナー、サンデートレーナーの横顔を見る。
(……仕事に集中してるトレーナーも、カッコいいなぁ……)
自慢になるが、私のトレーナーはとってもすごい。
まず綺麗だ。全身が、その細部にわたるまで、こう、大人の女性!って感じで、いつ見ても私は見惚れてしまう。
身長は低く、チームの中でも一番小さいのだが、しかし日常を過ごす中で彼女に子供らしさを感じることはない。
その長い睫毛の生えそろった深い黄金を宿す瞳。吸い込まれそうな艶のある長い黒髪。
メリハリのあるボディラインに、女性らしい腰つき。
そして、そんな全身に搭載された、完璧な筋肉。
そこから放たれる、圧倒的な走り。
一目惚れしてしまうのも無理はない。
私の心はこの人に奪われてしまっている。
(でも、お仕事やっぱり大変そう。邪魔しちゃ悪いよね……)
私は構ってほしいと思う自分の心を自制する。
機内であるし、余りおしゃべりをするのもよろしくはない。それに、純粋に、お仕事を頑張っているトレーナーの邪魔はしたくない。
隣にこうして座って長くいるだけで…いや、帰省に一緒に連れて行ってもらえただけで、私にとっては満足だ。
これ以上を求めるのは野暮という物。私だって、いつまでも駄々をこねる子供ではいられない。
この人の隣に立つのに相応しい、強く美しいウマ娘にならないと。
(でも、本当にトレーナーって大変な仕事だなぁ……やっぱりすごいや、サンデートレーナー)
こうして帰国するフライトの中でも仕事をするほど忙しい、トレーナーという業務。
立華トレーナーもそうだし、学園の他のどのトレーナーだってそうだが、とにかくトレーナーという仕事は忙しい。
練習プランを組むのだってそうだし、レースに出走する手続き、遠征の手続き、宿泊先の手配、記者などのインタビューの日程調整、レースのデータ収集、時には自分がメディアに露出することもあるし、学生の生活指導も……と、とにかくやる仕事は多岐にわたる。
これはどうしても必然になるのだが、土日だって仕事がある。練習もするし、土日開催のレースとなれば監督だってしなければならない。
重労働だ、と言われればその通りだろう。
そんな大変な仕事に、しかもこのサンデーサイレンスという人は、アメリカから遥々日本へ転籍して来ているのだ。
慣れぬ日本語に苦労もしただろう。環境だって一変する中で、しかし、過去の事件から生まれる強い想いで、彼女は立派にトレーナーという仕事を務めあげている。
敬意しかない。誰よりも苦労している彼女が、誰よりも報われてほしい。
そう祈るくらいは、私にも許されるはずだ。
(がんばれ、サンデーさん……私、いつだって応援してますからね)
声には出さず、内心でその祈りを果たす。
彼女の頑張りに報いるためにも、私はレースで勝ち続ける。
彼女の教えが優れていることを、私の走りで証明する。
さて、話は変わるが、サンデートレーナーの恋のレースについても、私は応援するスタンスだ。
サンデートレーナーが立華トレーナーに懸想を向けていることは勿論察している。
私としてはそれはライバル現る……と言うよりも、ちゃんとした落としどころに落ち着いて、サンデートレーナーが幸せになってくれれば、それでいいと考えている。
強力なライバルが3人いるが、それを蹴落としてでも……とは思わない。こう、良い感じに、お互いに納得いく形でちゃんと着地してくれればいい。
どういう形になればそうなるかはわからないけれど、チーム内で恋愛でギスギスするのだけはよくない。
その辺りは立華トレーナーに任せよう。サンデートレーナーを一番信頼しているのは間違いないが、勿論立華トレーナーだって、心から信頼している。あの人は本当にすごい人だ。何度も世界を繰り返しているだけはある。
まぁ、もし万が一、サンデートレーナーが悲恋に泣くようなことがあれば、立華トレーナーにけじめは取らせたうえで、私がちゃんとサンデートレーナーを慰めて、貰ってしまおう。
(……さて、時間を潰そ。何か面白い動画でもないかな……)
ウマホを弄り、ウマッターで今日のオニャンコポンや今日のマンボを見たり、同期の子のレースなどを見たりと、時間を潰す手段はそれなりにある。
また眠くなるまでそうして時間を潰そう……とうまちゅーぶを開き、サンデートレーナーの体幹トレーニングの動画をヘビロテでもしようかな、と検索していたところで、新着の動画の通知が入っていることに気が付いた。
(あ。ゴルシさんのぱかちゅーぶのプレミア公開の動画が来てる)
興味を持ち、その動画をタップする。
ちょうど今日、これから始まるプレミア公開の動画のようだ。
概要欄を見ると、今年最後のバラエティ動画らしい。
ゴルシさんのぱかちゅーぶでは、日本中で有名なGⅠ生実況ぱかちゅーぶのほか、学園の生徒をゲストに呼んでバラエティのような動画を作成し、こうして公開することもある。私もサトちゃんとセットで出演したことがある。
去年くらいにやっていた、スペ先輩とオグリ先輩とタイキ先輩の大食いラーメン対決などは笑わせてもらった。立華トレーナーがカットインしたのにも笑ったけど。
(へぇー……ちょうどいいや、見てみよ。どんなことするんだろ?)
プレミア公開をこうして生で視聴するのは初めてだ。
生放送とは違い、字幕やカットなど作られた動画で、しかしそれを時間を指定して投稿することにより生放送のような盛り上がりで楽しむことが出来るモノ。
さて、年末にどんなとっておきの動画を投稿したのかな、と私はウマ娘用のイヤホンをつけて、軽い気持ちで動画の公開を待った。
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────────────────
~ トレセン学園 10月中旬 ~
「ゴルシさんが指定した時間と場所はここですね!」
「ねぇ……なんで私達ここに呼ばれたのかしら?スペシャルウィークさん、何か心当たりはある?」
「黄金世代をゴルシ先輩が体育館に呼び出しってのはねぇ……すごい嫌な予感がしますよセイちゃんは。前の脱出ゲーム*1みたいにならないよね?」
「ゴルシ先輩は最近大人しいですから、よほどのことはないと思いますよ?最近もスーパーバニーマン協力プレイに御呼ばれされて楽しませていただきましたし*2」
「また何かのバラエティでしょうかネ?大食い系だと嬉しいデース!!」
体育館に集められた、黄金世代の5人。
この後、彼女たちは過酷な運命に巻き込まれることになる──────
『ふぉっふぉっふぉ……集まったな、哀れな子羊ども…!!』
「!?ゴルシさんの声がしますよ!?」
「スピーカーから…!?どこにいるの!?」
「いやフツーにあっちにいるじゃん?なんか長机と椅子あるし……マイクでしゃべってるよ」
「体育館の中央に、黒い布で包まれた大きなセット……ゴルシ先輩の傍にも謎の黒布の大きな箱型のモノ……」
「これ完全にバラエティのやつデスね!!」
『おー。よく集まってくれたぜぇー!!えー、今からお前たちにはデスゲームをしてもらいます』
「デスゲーム!?」
「どういう事よ!?」
「いやこの人数でデスゲームは無理でしょ」
「決闘ですか?『武器』は『薙刀』でもよいですか?」
「グラスが覚悟決まり始めてマース!?逃げていいデスかー!?」
唐突にゴールドシップから告げられる、デスゲームの開幕……
しかし、このウマ娘がただの決闘など企画するはずもなかった……
『そんじゃルールを説明するぜぇ!!閃いたときはアタシは天才だと思ったね……!!お前らにやってもらうデスゲームはこちらっ!!!』
ばさりと黒幕で覆い隠されていたセットが現れる。
そこには、5つの大きな試着室のような箱が並べられていた───────
『名付けて、『フェリス☆ファイブ☆ゲーム』!!!これから6時間のうちに、お前らには見事に戦隊5人の名乗りを完成させてもらうぜェーーーッ!!!』
「フェリスファイブゲーム!?」
「……どういうことか全く分からないのだけれど!?」
「あ、セイちゃんぴーんと来ましたよ。あれだ、ファン感謝祭でチームフェリスが見せたあの天然ボケの戦隊ね?」
「ああ……あの、タマモ先輩がツッコミ死したという伝説の……」
「ゴルシ先輩!!ちゃんとルール説明してくだサーイ!!」
『おー。任せな、ちゃんとルールは説明してやるからよー!!動画の上では簡単にルールを乗せてあるからよく読んでくれよなっ!!』
~基本ルール説明~
①黄金世代の5人は、試着室内にある5色の戦隊コスチュームのうち、1つの色を選んで着用する
②着替え終えた後、それぞれがポーズ名乗りを上げながら試着室から出てきて、5人の色が一つも被らなければ企画勝利
③色はレッド、ブルー、グリーン、ホワイト、ピンク
④当然、試着前の打合せはNG。試着室内は簡単な防音になっているので大声でなければ色々呟いたりするのはOK(ってか動画ウケのためにも呟いて)
⑤健全な動画なので、まず厚手の黒タイツを全身に来てもらい、上に羽織る形で各色のスーツを着用する
~特殊ルール~
①試着する色は、その前のターンで自分が着た色と同じ色を選ぶのはNG
(例)スペシャルウィークが赤を着て登場し、失敗した後、次のターンでまた赤を着て出てきてはいけない
②同じ色で被ったウマ娘は、その都度ケツハリセンを受ける
③間違えて前回と同じ色で出てきてしまったウマ娘も、ケツハリセンを受ける
④全員の色が被ってしまった場合は、タイキックが尻に見舞われる
⑤全員の色が分かれて成功したとしても、前回と同じ色を選んでしまったウマ娘がいれば失敗となる
⑥6時間たっても成功できなかった時は、それぞれの同室のウマ娘がくすぐりの刑を受ける
ルール一覧が画面から消えた後、既に黄金世代の5人ともが全身を黒タイツに包んで、並び立っていた。
「このタイツ結構体のライン出ますね!?太り気味のタイミングじゃなくてよかった…!!」
「早く上に何か羽織りたいのだけれど!?というか同室の子を人質に取るのは卑怯じゃないかしら!?」
「ぱっと計算しても色の組み合わせは3125通りかぁ。で、突破の組み合わせは120通り……3.84%で成功だね、ランダムなら」
「ですが、誰が何色を選ぶか推理もできますし、同じ色を選べない……と言うのは、考えようによっては選択肢を減らすことが出来ますね」
「むむ、とりあえずやってみて覚えマス!!ところでエルとグラスは同室デスから、私達の人質がいないんじゃあ……?」
『人質の何が悪いか!!せっかくの大企画だからバッチリ声かけて全員からOK貰ってるからよォ!!ちゃんともう人質も呼んでるぜぇー!!!お前らが長引けば長引くほど暇になるからとっとと完成して見せろ黄金世代!!……あ、ちなみにグラスとエルの部屋は同室なんで、お前らの人質としてはマンボ連れてきてるぜ』
「ふふっ、スペちゃん、頑張ってね」
「うおー!キングちゃん、よくわかんないけどがんばってー!!」
「セイちゃん、お尻はたかれないように気を付けてね。……さて、私たちはゲームでもして時間潰す?」
「キー!」
「あ、マンボちゃんごはん食べる?ちゃんと東条トレーナーからジャーキーももらってきてるからね!」
「三人だからAP○Xなんかちょうどいいかも……最近ちょっとだけやってみたら結構楽しかったの……あ、いちご大福食べていいかしら?」
既に生贄となる子羊たち……サイレンススズカ、ハルウララ、サクラローレル、マンボが囚われの身となっている……
体育館の隅、監獄(出入り自由。コタツとゲーム機完備)に入れられた彼女たちは、悲痛な叫びをあげていた──────
彼女たち黄金世代は、見事に戦隊として息を併せて、彼女たちをゴールドシップの魔の手から救えるのだろうか─────
「いやだいぶ雰囲気緩いわね!?ウララさん、お二人に迷惑かけちゃだめよ!?」
『ちなみにケツハリセン部隊は最近ジュニアのダートで頑張ってるダート三銃士を連れて来たぜー!』
「コパノリッキー!風水的に今日は一杯振りかぶりそうだよっ!!後で恨むのはやめてくださいね!!」
「風水ってそこまでわかるものなのリッキー?……あ、ホッコータルマエです。よければ苫小牧を応援よろしくお願いします!」
「ワンダーアキュートじゃよ~。ほほぉ~、闘魂注入ぅ~!みんな頑張るんじゃよ~!ぶんぶんぶぅ~ん!」
そしてゴールドシップの手下たる三名……コパノリッキー、ホッコータルマエ、ワンダーアキュートが既にその手に凶器を侍らせ、血に飢えた眼差しを5人に向けている────────
「……ん?3人がケツハリセンってことは、タイキックは誰がやんのさ?まさかゴルシ先輩が直々に蹴るとか言わないよね?」
「そもそもそんなことは起きませんけどネー!!」
『おぅ、安心しろ。ちゃんと専門家をお呼びしてっからよ!』
「……専門家?」
「嫌な予感がしますが…!?」
『それじゃあタイキックしてくれるウマ娘はこちらっ!!!』
「─────押忍、ヤエノムテキです。自分の出番がないことを祈ります」
「本物のプロじゃないの!?お尻が割れるわよ!?」
「ヤバいって!!ヤエノ先輩はヤバいって!!」
「大丈夫です。手加減するよう努力はします」
「努力!?努力って言いましたか今!?」
「せめてクッションとかお尻に敷いてはいけませんか……!?」
彼女たちがその色を一つに染める時、ヤエノムテキの豪脚が振るわれてしまう。
しかし、愛する友人を助けるために、黄金世代の5人は強く意思を固めて、この戦いに挑むのだった───────
【一戦目】
「ねぇみんな、せっかくだし、フェリス何々~、って名乗りじゃなくて、私達らしい名乗りにしない?」
「そうね……黄金世代だし、ゴールドレッド!とか?」
「ゴールドだと色が被るじゃん?短くしてゴルド○○、とかどう?」
「ゴルドレッド、ゴルドブルー……悪く無い響きですね」
「ではそれで行きまショウ!!皆、息を合わせるデスよ!」
試着室にそれぞれ入って行く黄金世代たち。
それぞれ、自分が何色になるかを選び始める──────
(セイウンスカイカメラ)
「…なるほど、このカメラで音と映像拾ってるわけね。みんな見てる~?セイちゃんのお色気シーンはありませ~ん」
「で、着替え終わったらこのレバーを引けば、外では着替え完了、の表示になって、全員がそれになったらゴルシ先輩が合図するわけね。なるほど理解理解」
「……ってか、どう考えても一発で成功なんだよね。それぞれの勝負服の色でいいじゃん。スペちゃんがピンク、キングが緑、エルちゃんが赤、グラスが青でしょ?んで私が白。完全に合わせてきてるじゃん。これ企画倒れじゃない?」
(キングヘイローカメラ)
「……成程、流れは理解したわ。後は色を選ぶだけね……」
「……んー、緑が私のイメージカラーなのは間違いないけれど、私はキングなのよね……キングと言えばやはり黄金世代のリーダーなのだから、赤をみんなイメージするわよね……」
「仕方ないわね、みんなの期待に応えて赤を着てあげましょう」
(スペシャルウィークカメラ)
「(何のためらいもなく赤を着用する)」
(グラスワンダーカメラ)
「問題は、誰が赤を着るか、です」
「黄金世代の中で最強が私なのだから、やはり私が着るべきなのでしょう……仕方ありませんね」
(エルコンドルパサーカメラ)
「当然赤デスねー。勝負服でみんなもエルが赤であることは決まってるはずデース」
【着替え済】【着替え済】【着替え済】【着替え済】【着替え済】
『お、よーし全員着替え終わったな!!そんじゃドラムロールに合わせて出てきていいぜっ!!!』
会場にドラムロールが流れ始める……
そして、左の試着室から順番に、着替えたウマ娘が名乗りを上げて飛び出してくる。
「────────ゴルドホワイト!!」
セイウンスカイが、白の衣装で飛び出してばっちり名乗りを上げる。
「────────ゴルドレッドよ!!」
キングヘイローが、赤の衣装で飛び出してばっちり名乗りを上げる。
セイウンスカイがこの時点で、嘘でしょ!?って顔でキングを見た。
「────────ゴルドレッドです!!」
スペシャルウィークが、赤の衣装で飛び出して自信満々で名乗りを上げる。
セイウンスカイが頭を抱え、キングヘイローが(例の顔)でスペシャルウィークを見た。
「────────ゴルドレッドです……」
グラスワンダーが、赤の衣装でゆっくり試着室から出てくる。
絶望で両手で顔を覆うグラスワンダーに、全員の視線が注がれた。
「────────ゴルドレッドデース!!!」
エルコンドルパサーが、赤の衣装で飛び出して自信満々で名乗りを上げる。
全員の顔が絶望に染まり、観戦しているサイレンススズカら人質組が爆笑していた。
『ハイアウトーーーー!!!!ぶっはははははははは!!!なーにやってんだお前らぁ!!!いきなりフェリス超えしてんじゃねーかーっ!!あーーーーっはっはっはっは!!!あははははははは!!!おらぁ!!ケツハリセン部隊行けーーーーーっ!!!』
デデーン!!!と効果音が鳴り、ダート三人娘がケツハリセンを片手に駆け寄っていく。
「失礼しますっ!!コパぁーっ!!」
「スペ先輩、ごめんなさいっ!!!」
「ふほーっ!!おほほぉーっ!!楽しぃねぇ~!!」
スパーン!!といい音を響かせて、セイウンスカイを除く4人にケツハリセンが振るわれた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「っ痛ったぁ!!!」
「っ………!!」
「ケぇーーー!?」
芸人らしいバラエティ豊かな叫び声をあげて4人が苦痛に膝を折る。
「ってか何やってんの!?マジで!?普通に勝負服の色で行けば終わったじゃん!!タイキックにリーチ掛かるとは思ってませんでしたよセイちゃんは!?」
セイウンスカイがキレた。
当然の怒りであった。
「へへぇ……だってぇ……私日本総大将じゃないですかぁ……だったらやっぱりレッドかなって……!!」
「このキングが組む戦隊なのよ!?キングが一番なのだからリーダーの色であるレッドは私でしょう!?」
「スペちゃんには勝ち越してる私が一番だと思ったんです……!」
「エルは何もおかしくないですよね!?被害者デスよね!?勝負服も赤だし実力もエルが一番ですよね!?」
「おまえら。」
それぞれが思い思いにチーム黄金世代のリーダーであるという認識があり、その上で着用した赤という色。
セイウンスカイは領域エフェクトでこの体育館を大波に呑み込んでやろうかという葛藤が生まれたが、サクラローレルが囚われているのでその衝動を何とか呑み込んだ。
「……っはぁ~~~!!もう、私が被害にあわなかったからいいけどさぁ!次は4人が赤だったんだからチャンスなんだからね、よく考えて服を着て────」
『おっとウンス、それ以上はヒントになるんでNGな。お前らにはリアクション以外の会話する権利はねぇー!!第二ラウンドに入るぜぇーっ!!』
「くっ…!」
セイウンスカイがその回る頭で解法を零しかけたのをゴールドシップが止めて、第二ラウンドが始まった。
【二戦目】
(セイウンスカイカメラ)
「まぁ、もう私は赤しか選べないわけですよ。4人がさっき赤だったんだから、全員違う色になるわけで」
「そうなれば、エルちゃんが私の代わりに白を選んで、後は皆がそれを察して自分の勝負服の色を選べばそれで完成っと。うん、やっぱちょろいなこのゲーム」
(キングヘイローカメラ)
「赤はもう選べないのよね…。スカイさんが赤になる。となれば、残る4人で他の色を併せればいいのよね」
「……ここは素直に緑で行こうかしらね」
(スペシャルウィークカメラ)
「(何のためらいもなく赤を着たままで【着替え済】の札を返す)」
(グラスワンダーカメラ)
「こうなってしまえば、私はやはり青になりますね…」
「……緑も似合う気がするのですが。うーん………でも、ここはやはり青……?」
(エルコンドルパサーカメラ)
「今度こそエルが赤デース!!これ、このままでレバーを引けばいいんですよネー?」
【着替え済】【着替え済】【着替え済】【着替え済】【着替え済】
『よーし、全員着替え終わった!!そんじゃ第二回、はじめっ!!!』
会場にドラムロールが流れ始める……
そして、左の試着室から順番に、着替えたウマ娘が名乗りを上げて飛び出してくる。
「────────ゴルドレッド!!」
セイウンスカイが、赤の衣装で飛び出してばっちり名乗りを上げる。
「────────ゴルドグリーンよ!!」
キングヘイローが、緑の衣装で飛び出してばっちり名乗りを上げる。
完璧だ。セイウンスカイもうんうん、と頷いた。
「────────ゴルドレッドです!!」
スペシャルウィークが、赤の衣装で飛び出して自信満々で名乗りを上げる。
セイウンスカイが日本ダービーでスペに追いつかれた時のような三白眼を見せ驚愕した。
「────────ゴルドブルーです」
グラスワンダーが、青の衣装で飛び出してばっちり名乗りを上げる。
この時点で観戦している人質組からは爆笑が生まれていた。
「────────ゴルドレッドデース!!!」
エルコンドルパサーが、赤の衣装で飛び出して自信満々で名乗りを上げる。
セイウンスカイが絶望の末、ちょっと横になった。
『ハイアウトーーーー!!!ぶっはははははは!!ルール理解してねーぞ二人ほど!!アタシちゃーんと説明したよなぁ!?前と同じ色選んじゃいけねーんだって!!!ウンス御気の毒っ!!ケツハリセンだぁーーーー!!!』
世の理不尽を嘆くセイウンスカイと、スペシャルバカとエルコンドルバカーにケツハリセンが見舞われる。
「り゛ふじん゛ッ……ぎゃああっ!!」
「なしてーーーーー!?」
「オーー!!お尻が二つに割れマーーーース!?!?」
綺麗な絶叫が体育館に響いた。
「……スペちゃん!!エルちゃん!!!同じ色は続けて選べないんだよっ!!なんで赤にしてんのぉ!!」
「ご、ごめんなさい…!!すっかり忘れてて…今度こそ赤を取るんだって……!!」
「このゲームは色を奪い合う勝負ではないのよ!?」
「エ~ル~?」
「ひぃ!!申し訳ないデース!!次からはちゃんとやりマース!!」
意外と息の揃わない黄金世代のメンバー。
この後も、数々の苦戦が彼女たちを襲う────────
「────────ゴルドブルー!!」
「────────ゴルドホワイトよ!!」
「────────ゴルドピンクです!!」
「────────ゴルドレッドです」
「────────ゴルドブルーデース……」
「エルちゃん!?何やってんのぉ!?」
「あと一息だったのよ!?ほんの一息で…!!」
「エルちゃん……」
「エ~ル~????」
「ごめんなサイ!?でもこれ後にやる方が責任問われて不利デース!!順番!!順番変えまショ痛ったぁ!!!」
「んぎゃあああああああああああ!!!」
『おー、やる順番は好きに決めてくれていいぜー』
「────────ゴルドレッドです!!」
「────────ゴルドホワイトデース!!」
「────────ゴルドレッドよ……」
「────────ゴルドグリーンです」
「────────ゴルドブルー。ねぇ、これ私出る意味ある?」
「ひぃーん!!!おっぎゃあーーーー!!!!」
「このキングともあろうものがいひゃいっっ!!!」
「……時短狙う?どっかで被ったらそこで止めてケツハリセン甘んじて受けるって感じで」
「アリですね」
『いやそーやって後で被った時のケツハリセン回避するつもりだろー?ちゃんと最後まで出て来いよー。もし長くなりそうだったら次回からちょっと考えるわー』
「ちっ…バレたか」
「次回あるんですか!?」
「……あ、ウララちゃん、そこ下に行くとスターが買えるわよ」
「え、ホント!?ホントだー!!やったやった、これでいっちゃ~~く!!」
「うーん……ミニゲームでは勝てるんだけどサイコロの引きが悪いなぁ。ウララちゃん、流石だね。でもここからだよ?」
「むぅ……このアイテムを使えばウララさんからスターが奪える……しかし可愛いウララさんから奪うというのは…!!」
「(マンボはグラウンドで練習中のチームフェリスの所にいるオニャンコポンの所へ遊びに飛んで行ったので不在、とテロップが流れる)」
『こっち随分とリラックスしてんな?いつの間にかヤエノムテキも混ざってんな?』
「ちょっと……こっちは結構重労働なんですけど!?交代してくれません!?」
「毎回、みんなのお尻を叩くの、結構疲れる……!!気分的にも…!!」
「ふほぉ~!わしはとっても楽しいよぉ~!!実家のボクシングジムで鍛えた腰の切れを魅せつけるよぉ~!」
『いやアタシもちょっと負担分配間違えたわ。次から考えるぜー』
「……なんか着替え長くないですか?」
「どうしたのかしら?ちょっとー!?何かあったの!?」
「ごめん!!!今私が悩んでる!!!ちょっと待ってて!!イケそうだから!!!」
「セイちゃん!?イケそうなんですネー!?」
「よく悩んで、考えてくださいね……!!」
「────────ゴルドレッドよ!」
「────────ゴルドグリーンです!!」
「────────ゴルドホワイトデース!!」
「────────ゴルドブルーです。…これは!」
「────────ゴルドピンクっ!!!っしゃ!!!五人揃っ────────」
デデーーーーーーン!!!
「……えぇ!?どうして!?5人の色は整ってるわよね!?」
『バカモーン!!ウンスが前回ピンクだっただろうがーー!!悩みすぎて忘れただろお前ーっ!!!無慈悲なケツハリセンだぜぇ!!!』
「……あ!!!しまった!!うわマジで忘れてったッ痛ぁッ!?!?」
────────激戦を繰り広げるも、中々5人の心は揃わない……
既に企画開始から4時間が経過していた────────
「すぴー……( ˘ω˘ )スヤァ……」
「ウララちゃんが遊び疲れて寝ちゃってるわ……」
だがここで、とうとう、初めて───────
5人の絆が、奇跡を起こす───────
「……よし、自分を信じます!これで勝負です!」
「…ここ最近、スペシャルウィークさんとグラスさんの色が一致してた……だからこそ、キングはここでこの色を選ぶ…!」
「勘で行くしかないデース……」
「スペちゃんとはもう色を重ねないようにしないと……これ、で行きましょう……」
「……やればやるほど悩むな、これ。私もスペちゃんくらい悩まずに決められればいいんだけど……うーん……これ、かなぁ…?」
そして、奇跡の瞬間は訪れた────────
「────────ゴルドレッドです!!」
「────────ゴルドレッドよ~~!!。゚・(>Д<)・゚。」
「────────ゴルドレッドデース……」
「────────ゴルドレッドです……あ、まさか」
「────────────────ゴルド、レッド………」
デデーーーーーーーン!!!!
ペーゥペゥペゥペーーーーウ!!!
デデデデーーーーーーーーーン!!!!デデデデーーーーーーーーーン!!!!
『あははははははは!!!とうとうやっちまったなぁ!!!やったなぁ!!!5人揃って同じ色!!!やってきたぜぇタイキックの時間がよぉ!!!!』
「なんで!?なんで125通りができなくて5通りしかない全色揃いが先に来るのぉ!?」
「セイちゃん!!なんで赤にしたんですかぁぁ~~!!」
「誰の責任でもないのよスペシャルウィークさん!!私達でっ……甘んじて受け入れるしかッ…!!」
「やってしまいましたね……やってしまいました……己が許せません……」
「辞世の句を残しておきマース……『ケツサイズ サバを読んでる グラスワ』──────」
「────────エル?」
「ヒッ」
とうとう彼女たちはそれを成してしまったのだ。
成功よりも確率の低い、全色一致という奇跡を……
「──────ようやく出番ですか」
「や、ヤエノ先輩!!お願いですから手加減してくださいね!?」
「ご安心ください。一撃で粉砕せぬように力加減には細心の注意を払います」
『いちおーちゃんと衝撃緩和用にヤエノの脚には三重にタオルを巻いた状態で蹴ってもらうぜー。ケガはよくねぇからな!!マジで!!……マジでな!?ちょっと企画した側だけど不安になってきたぜアタシも!?手加減してくれよなヤエノパイセン!?』
「覚悟を決めるしかないようね……このキング、タイキック程度でくじける様なウマ娘ではないわ!!」
「セイちゃんちょっと衝撃を少しでも逃がすために四つん這いになりますね……」
「三戦の構えであれば……行けるはず……」
「もうこうなりゃヤケデース!!ばっちこいデェーーーース!!!」
「では──────参ります!!押忍ッ!!」
5人揃って、お尻を向けて並ぶ異様な光景が作られる────────
そして彼女たちのお尻に、無慈悲なタイキックが放たれたのだ。
「んっっぎゃあああああああああああああ!!!!あああああああああ!!!」
「いに゛ぁ゛あ゛ーーーーーーーーーー!!!あーーーーっ!!お尻が燃える!!燃えてるわ!!!」
「あ゛っああああああああああああああああああ………!!!」
「心頭滅却────ッSH××!!F×××!!!××××!!!××××××!!!!!」(ピー音)
「ッオオォォン!!!アッ!!F×××!!××××××××!!!」(ピー音)
流石は黄金世代。
見事なオーバーリアクションで、タイキックを受け止めたのだった。
(※このタイキックで彼女たちに怪我などはありませんでした。あくまでバラエティなのでご安心ください※)
「……………お尻、ついてます?私のお尻……」
「私のお尻、4つに割れてない?大丈夫……?」
「セイちゃんちょっとしばらく横になりますね……」
「………あまりの衝撃に、失言を零してしまいました。編集しておいてください……」
「エルも何言ったか覚えてないデース……ゴルシ先輩任せマース……」
『おー、安心しろーちゃんとそこは編集してやっからよー。しっかし絵面がひっでぇなぁ!!ヤエノパイセン、ちゃんと手加減してやったかー?』
「無論。明鏡止水を極めた今、手加減も技術のうち……怪我はさせておりません。可愛い後輩のお尻を割るようなことは誓って」
「嘘!!!嘘ですってぇ!!!!絶対本気でしたって!!!!」
「これで手加減だったら本気だとどんな威力になるんですか……??」
「岩は割れます」
「そんなに」
『あ、次は前の色と被ってもいいぜー。5人とも同じ色だったからどうやってもそうなっちまうしよー』
例えタイキックに倒れたとしても、彼女たち5人の戦いは続く。
ふらふらになりながらも、それぞれが試着室に入って行く。
────────真の奇跡は、この後に待っていた────────
(キングヘイローカメラ)
「…前の色を気にしなくていい、ってことは……リセットされた、と考えていいのよね?」
「そうなると……勝負服の色に、揃えてみようかしら。みんな同じ考えになってくれているといいのだけれど」
(グラスワンダーカメラ)
「……ヤエノ先輩、いつか必ず決闘を申し込みます……凄まじい蹴りでした……敬意を覚えますね」
「さて、では……ここは、初心に戻り、勝負服の青で行きましょうか……」
(エルコンドルパサーカメラ)
「うー、まだお尻がヒリヒリしマース……今きっとお尻真っ赤デース……」
「……赤……うん、赤でいきまショウ。前の色は気にしなくていいんデスもんね」
(セイウンスカイカメラ)
「ここだ……!!頼む、ここでみんな息を併せて勝負服の色を選んでくださいよぉ……!大チャンスなんだから!!」
「私は白……キングとグラスは察してくれるだろうけどエルちゃんとスペちゃんがどうなるか…!!エルちゃんが怖いな、赤の次に赤を選ぶ勇気、出してて……!!」
(スペシャルウィークカメラ)
「(無意識に赤を選ぶ)」
「(しかしもう片手にピンクも取る)」
「(うつろな目でどっちがいいか悩んでいる)」
・
・
・
・
【着替え済】【着替え済】【着替え済】【着替え済】【着替え済】
『よーし揃ったぞー!!それじゃあ左から出てきなっ!!』
「────────ゴルドグリーンよ!!」
キングヘイローが、緑の衣装で飛び出してばっちり名乗りを上げる。
「────────ゴルドブルーです」
グラスワンダーが、青の衣装で飛び出してばっちり名乗りを上げる。
キングヘイローと視線を合わせ、お互いに考えが一致していたことを察した。
「────────ゴルドレッドデース!!!」
エルコンドルパサーが、赤の衣装で飛び出してばっちり名乗りを上げる。
この時点までは成功。3人の表情がもしや?と次の登場に期待をかける。
「────────ゴルドホワイト!!」
セイウンスカイが、白の衣装で飛び出してばっちり名乗りを上げる。
ここまで完璧。全員が、前回の色に囚われずに自分の勝負服の色に合わせた衣装を選べている。
後は、問題の最後の一人。
スペシャルウィークの登場に、体育館にいる全員の注目が集まる。
「──────────────ゴルドピンクですっ!!!!!」
スペシャルウィークが、ピンクの衣装で飛び出して、ばっちり名乗りを上げた。
「……やった!?やったよね!?!?」
「やったわ!!ええ、前回は考慮しないのだもの!!やったわよね!?」
「やりました……!!」
「ブラボーーー!!さあスペちゃんっ!!!高らかに名乗りを上げるのデースッ!!」
「うんっ!!!行くよみんな!!!5人揃って────────」
「「「「「ゴルド・ファイブ!!!!」」」」」
シャキーーーーン!!!
見事に効果音が鳴り、とうとう彼女たちは奇跡を成した。
5色を揃え、ゴルドファイブが完成したのだ。
『うおーーーーーーっ!!!やりやがったぜお前らぁ!!!かんっぺきじゃねぇかぁ!!文句のつけようもなしっ!!見事勝利条件達成だぜっ!!』
「やったわね、みんな…!!」
「おー!!すごーい!!とうとうやったねセイちゃん!!」
「感無量です、押忍!」
「…ぽぇ?おはよー……あ、揃ってる!やったんだー!!すごーい!!」
「キー!」
「お、終わった……!!本気で疲れたこのハリセン……!!」
「腕がもうパンパン……うん、でもすごい、流石黄金世代…!!」
「ふほぉ~!……おや、終わったのかい?寂しいねぇ……でもすごいことだねぇ~」
敵も味方もなく、全員が黄金世代に向けて拍手を送る。
感動的な光景だ。
無事企画が成功したことで、うんうん、と悪の首領であるゴールドシップも頷いた。
『いやー、よかったぜー!!企画一発目からやっぱ駄目だった、ってなってもつまんなかったからよー!!ホントによくやったぜお前らー!!!うんうん、感動的な決着だなっ!!!無事成功させた5人には、寿司食い放題チケットのプレゼントを──────』
「さあ早く逃げるんですスズカさん。ウララちゃんも連れて行ってくださいね」
「早くお逃げなさい、ウララさん」
「ローレルさん、ここから先は見ない方がいいから早く逃げて?」
「ダート組の3人もお疲れさまでした。今日はお帰りになられて結構ですよ」
「マンボ、先に部屋に戻っててくださいネー」
『……ん?何だお前ら?ちゃんとご褒美も準備して────────』
「違いますよね?ゴルシさん」
「私たちは正義のヒーロー、ゴルドファイブなのよ?」
「悪の組織は壊滅させないとね。ここに首領がいるんだったらなおの事、討伐しないと」
「本気で………やって、いいんですよね?」
「領域展開デース……プロレス技、どれがいいですか、ゴルシ先輩?」
『なっ……お、お前らちょっと待て!?確かに設定は正義と悪って感じだけどよぉ!?成功したんだから後は大団円で終わりの挨拶をだなぁ!?』
「領域の流星を拳に籠めると光速を超えて流星拳が打てるんですよ。ペガ○ス流星拳ですね」
「貴方をおたんこにんじんにするのを諦めないわ……絶対に!!」
「ポ○モンのなみのりってさー、結構強いよね。セイちゃんちょっとひでんマシン使いますね」
「精神一到何事か成らざらん─────心の薙刀で、参ります」
「ルチャドールの神髄お見せしマース!!お覚悟ーーー!!!」
『や………やめろォオオオオーーーーーーーーー!!!!』
こうして、悪の首領は正義の拳によって討たれた。
学園に平和が戻ったのだ。
ああ、だが、悪はいつか復活し、また皆様の前に現れることだろう。
その時を、楽しみにしているといい────────
《企画協力》(敬称略)
・スペシャルウィーク
・セイウンスカイ
・キングヘイロー
・グラスワンダー
・エルコンドルパサー
・コパノリッキー
・ワンダーアキュート
・ホッコータルマエ
・サイレンススズカ
・ハルウララ
・サクラローレル
・マンボ
・ヤエノムテキ
・アグネスデジタル(撮影)
・ツインターボ(動画編集)
・ダイタクヘリオス(音響)
・スーパークリーク(サムネイル作成)
《ケツハリセン回数》
・スペシャルウィーク 35回
・セイウンスカイ 24回
・キングヘイロー 21回
・グラスワンダー 28回
・エルコンドルパサー 19回
《余談》
この後撮影協力いただいたみんなで寿司食べ放題行きました。
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よく堪えたと褒めてもらいたい。
私は、プレミア公開のこの動画を見終わるまで、何とか噴き出すことなく堪え切った。
(ぶっ………っは!!!あははは!!いや、流石ゴルシさん!!あれをバラエティ企画に昇華するなんて流石だなぁ…!)
チームフェリスで、私もサンデートレーナーも参加したあのヒーローショーを、こんな笑える企画にするなんて、流石はゴルシ先輩だ。
自分たちがやったヒーローショー自体は、タマモ先輩が切れのいいツッコミをしてくれたこともあり、私も確信犯でノリノリでやらせてもらっていたのだが。
しかし、この企画は面白い。有名なウマ娘が軽い内輪もめやケツハリセンでリアクションをするのは、ファンにとっては笑顔の種になるだろう。
次回がありそうな話もしていたので、次のメンバーが楽しみである。覇王世代とかBNWとかの世代に近いウマ娘でやってくれないかな。
(…あー、面白かった。うん、いい感じに時間も潰せたし、この動画見つけられてよかった)
私は動画をお気に入りに登録し、いつかまた見返そうと心に誓うのだった。
どうして閑話に15000字も使っているのですか?どうして……