【完結】閃光と隼と風神の駆ける夢   作:そとみち

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95 ぱかちゅーぶっ! 秋華賞

 

 

 

!!ぱかちゅーぶっ!!

 

!! GⅠ生実況 !!

 

 

…なうろーでぃんぐ…

 

…なうろーでぃんぐ…

 

 

 

 

 

「…………んめー!今朝のコン…メスープよ…できてんじゃ……か!」

 

「は…たないで…よゴ…シ先………昨日買っ……調味……足し…てみた…です」

 

 

『ん?』

『また』

『はじまた』

『ん?』

『誰もおらんやろがい!』

『なんか聞こえる』

『芝』

『開幕誰もいなくて芝』

 

「いや……ィイって料…上手だ…なー!連れ…きてよか…た…ぇー!」

 

「ゴルシ…輩が引率です…ね!?ま…たくも……で…、お…末様で…」

 

『生活音!?』

『生活音する!!!』

『音量 MIN→→→→MAX』

『芝生え散らかす』

『ゴルシなんか食べてる?』

『朝食か?』

『芝』

『まだパリだもんな』

 

「にし…もよ…、せ…かくパ…なん……らも…とサン………チとか食…ねー…?日…食飽き…ぇか?」

 

「いつ…食べ…る…のを食…たほう…いいっ…ト……ナー…言っ……した。もう…ゴル…先…、口にケチ…ップつい…ま…よ?ほら、…いてあげま……ら…」

 

『ヴィイちゃんの声もする?』

『ちょっと待ってカチャ音の解像度ヤバイ』

『芝』

『ヒョエエエ…』

『ドキドキしてきた…』

『大丈夫?BANされない???』

『トイレとか行かない…?大丈夫…?』

 

「んむ……りがとなー!んでも…てごち……さま!さー…そんじゃGⅠ生…送……あ。やべ。始まってた」

 

「……え!?ちょっと先輩!?私まだ身支度整えてませんよ!?一時間後じゃなかったんですか!?」

 

「あースマン。サマータイム忘れてたわ!!ぴすぴーす!!よっすお前ら-!!ワリー、開幕トラブったわ!!」

 

「ああっ、髪もまだ梳いてない…!ちょっとお待ちくださいね!!5分!!5分ください!!!」

 

『ぴすぴーす!』

『誰ゾ!?』

『ぴすぴーす!!』

『うわゴルシがヒト耳っぽいヤツつけてねぇ!!』

『ちょっとこの放送事故は解像度高すぎんか?』

『急に清楚系美少女が出てきたからビビったゾ』

『ぴすぴーす!』

『フランスでも生実況有難いゾ…』

『サマータイムで8時からと勘違いしたわけね』

『日本の15時はフランスの8時(なおサマータイムだと7時)』

 

「だっはっはー!完璧に忘れてたわ!頭の横のヤツかぽー!!!よーしゴルシちゃん爆ッ誕!!わりーわりー、前回のスプリンターズステークスの時は沖トレが準備してくれてたからよー!」

 

 ガタンガタン!キュッ…シャアア……キュッ……ゴオオオー………ゴオオオー……

 

『迫真の生活音』

『芝』

『これは芝』

『ホテルから放送してる感じ?』

『ドライヤー音すっごい』

『ゴルシはいつもどーりだな』

『ゴルシの髪質はCM出るレベルだからな』

『寝ぐせつかないの羨ましい@学園生』

『ヴィイちゃん寝ぐせついたまま出て来てもええんやで』

『どうしてゴルシは頭の横のヤツつけちまったんです?』

『外したら美少女すぎるからだよ!』

『今日は秋華賞ですね』

 

「おー、わりぃなマジで!まぁご愛敬だと思って許してくれー!んでもって今日もGⅠ生実況やってくぜぇー!!フランスにいるから今日も実況ゴルシ!解説ヴィクトールピストでやってくぜっ!!今日は秋華賞だぁー!!」

 

「…はぁっ、お待たせしました!!解説のヴィクトールピストです!!もう、恥ずかしい…!」

 

『待ってたゾ』

『ヴィックちゃんこないだの凱旋門お疲れ様!』

『顔赤くてかわいい』

『このコンビ推せる~!』

『凱旋門マジでいい走りだった!!』

『惜しかったな…!』

『いやでも世界に届いてる』

『脚大丈夫?』

『ホントお疲れ』

『ナカヤマもすげーがこの世代っぱバケモンよ』

『ケガ平気?』

『秋華賞も楽しみだ』

 

「コメントの皆さん、ありがとうございます。ふがいない結果でしたが…でも、全力を尽くして走り切れたと思います。脚はだいぶ良くなってきまして、痛みは殆ど取れました。来週には日本に帰りますね」

 

「ゴルシちゃんもちゃんと毎日マッサージしてやってっから安心しやがれー!さて!ヴィイも来たことだし早速いつもの流れで行くぜっ!まずは今日の秋華賞の解説だー!ヴィイ!任せた!!」

 

「フランスにいる時絶対私に振りますね!?…こほん。秋華賞は京都レース場で行われる、ティアラ三冠の最後の一戦です。芝2000m右内回りのレースで、『秋華』とは中国の詩の中の表現で『あきのはな』としてよく用いられています。『秋』は大きな実りを表し、『華』は名誉や容姿が美しいといった意味が込められていますね。歴史は浅く、1996年に新設されたGⅠとなっています」

 

『助かる』

『ヴィイちゃんの解説助かる』

『ヴィイちゃんの解説を聞けたからやっと呼吸再開できた』

『才女…』

『フラッシュと並ぶと空間のIQ高まるよな…』

『そらで言うのすごくすごい(NTR感)』

『朗読ASMRとか…興味ない?』

 

「おー、ヴィイの解説はいつも人気だなー!今言ってくれたとおり、ティアラ三冠の最終戦だな!つっても前はエリザベス女王杯が3戦目になってて、新設されたやつだから、エリ女も含めて4つの冠があるって言っても過言じゃねぇぜ!」

 

「ですね。女王の冠を狙うウマ娘達が目指すレース…もっとも、今年はティアラ3冠はないですね。1冠目をアイネス先輩が、2冠目をイルイルちゃんが取ってますから」

 

「だなー、アイネスがダービー行ったから今のところ冠分け合ってんな。さてどっちかが二冠になるのか、それとも他のウマ娘が冠を奪うのか!注目だぜぇ!!」

 

『ねーちゃんの二冠がみたいいいい!!』

『アイネスねーちゃんがやっぱド本命よ』

『いやパドックのササちゃんの仕上がりめっちゃよかったゾ』

『イルネル君もよかった』

『どっちもGⅠウマ娘だからな』

『カノープスの呪いを打ち破った二人ゾ』

『しかしフェリスが相手ぞ?』

『三人とも頑張ってほしい』

『いやーアイネスでしょ』

 

「へっへー、まぁ有力ウマ娘はやっぱその3人だよな!こっちの都合で放送開始遅れちったから巻きで行くぜ!一番人気アイネスフウジン!二番人気マイルイルネル!三番人気サクラノササヤキ!この三つ巴だって言われてるぜー!」

 

「アイネス先輩は夏合宿で一度練習にお邪魔させていただきましたが…明らかにダービーの時よりもトモが一回り鍛え上げられています。ササちゃんとイルイルちゃんももちろん仕上げていて…アイネス先輩に勝ちたい、って気持ちは凄まじいものがありますね。今日のパドックを見る限りでも、間違いなく好走を見せる仕上り。誰が勝ってもおかしくないと思います」

 

「だなー、夏合宿はとにかくみーんな、どのウマ娘も燃え上がってたからなー!!クラシック級だけじゃなくてシニアもまとめて全クラスレベルアップしてるぜ!今年のレコードの数がそれを物語ってるな!」

 

「みんなベルモントステークスを観ましたからね…まったく、あれはウマ娘には劇薬です」

 

『全体のレベルが年々上がってるんだよなぁ…』

『ウマ娘そうなりがち』

『今年はしかしクラシック級がヤバすぎる…』

『だいたいフェリスのせい』

『猫トレ「計画通り」』

『特異点か何かか猫トレは』

『そういや猫トレ達のライブ映像見た?』

『見てない奴いる?いねぇよなぁ!?』

『ウマ娘ですが失神しました』

『芝』

『男ですがホレました』

『あれは神ライブすぎる…』

 

「こらこらコメ欄ー、いちおーあれ学園公式チャンネルの動画なんだからここであんま話題にすんなよなー!まぁアタシたちもノリノリでバックダンサーやったけどよ!」

 

「あれは伝説ですね…でも、今日は秋華賞ですから!今日のレースをみんなで応援しましょう!」

 

『せやな』

『今日のレースが大切よ』

『どんなレースになる事やら』

『ヴィイちゃんえらい』

『かわいい』

 

「おー、いい流れいい流れ。んでもってゲート前にウマ娘達が集まってきたぜぇー!!アイネスが深呼吸してんなー、久々のGⅠだし緊張してっか?」

 

「緊張…と言うよりは、戦意を高めているようにも見えますね。…そこにササちゃんとイルイルちゃんが行きましたね…ん、あれは…」

 

「…おー。すっげぇ燃えてんな二人とも!アイネスに宣戦布告したみてぇだな、画面越しでもとんでもねぇ気迫を感じるぜぇ…!」

 

『こっちにも伝わる二人の気迫』

『アイネスねーちゃんも驚いてる?』

『パドックの時よりも仕上りよく見える』

『ちょっとこれわかんないゾ』

『アイネスやべーか?』

『いやいうてアイネスよ』

『ササちゃん行けるで!』

『イルイル君…信じてるぞ…』

 

「んー、まだファンファーレにはならねーか。今のうちに今日のオニャンコポン見るか」

 

「今!?このタイミングで!?そんなこと言ってるとファンファーレ鳴りますよ!?」

 

「鳴り出したらコメ欄が勝手に鳴いててくれるだろ…お、ほれ見ろヴィイ。今日は何とシクレアだぜ!」

 

「え、ホントですか?…あら本当。サンデートレーナーが写ってますね、珍しい…」

 

『昼過ぎに上がってたね』

『アイネスが招き猫ポーズのオニャンコポン抱えてお店の前でのワンショット』

『SSも横で控えめにピースしとる』

『レース場の近くにある定食屋だな、ここうどんがうめぇのよ』

『ほえー今度行ってみよ』

『SSが映ってるとシークレットレア扱いになったのは芝』

『サンデーサイレンスのぎこちない笑顔芝なんよ』

『アメリカじゃ気性難なんて言われてたけど可愛いやん…』

『多分猫トレの影響だゾ』

『あいつウマ娘にクソボケかますの得意すぎるからな…』

『SSも含めてこれからはインペリアルクロスの構えになるんやろな…』

『全員猫トレのほう向いてるわそれ』

『芝すぎる』

『ファンファーレ始まる』

『ペーッペッペー』

『ペペペー』

『ペペペー』

『ペーペペッペッペッペッペー』

『ペッペッペッペッペー』

『プペペペー』

 

「ほらな?アタシがしつけてるからちゃんと言わなくても鳴くんだよコメ欄はよー!」

 

「自慢できることなんですかそれ…?さて、ゲート入りです…順調ですね」

 

「おう。………………………」

 

『無言で頭のヤツ外すの芝』

『美少女モードになったからって擦らないと思うなよ』

『甘えるな』

『何とか擦られない様にしてて芝』

『いつかフランスにお前が挑むことがあったらゲートは出ろよ』

『フランスじゃなくても出ろよ』

『まず大人しく入れよ』

『いつもこの瞬間だけコメ欄辛辣で芝』

 

「……ダメか。ちょっとゴルシちゃん美少女モードになれば許してくれると思ったんだけどよ…!」

 

「…いえ、まぁ。頭のそれ外したときのゴルシ先輩は綺麗だとは、思います、が…」

 

「…んー?おーん?ヴィイお前アタシに惚れたか?もっかい外してやろうかー?」

 

「いつも寝起きは外してるでしょう!ほら!!バカなこと言ってないでもうスタートしますよ!!」

 

「おっとそうだったな!!ゲートイン完了…スタートだぜぇ!!」

 

『まって急にてぇてぇくるやん』

『ヴッ(心停止)』

『ゴルシじゃなければな…』

『また』

『はじまた』

『いいスタート』

『アイネスが行くゥ!!』

『いつもの』

『ねーちゃんがいたらハイペースに注意せい』

 

「おーやっぱアイネスがいったな!!いつものハイペース戦法だぜぇ!あれやられるときちぃんだよなー!!」

 

「ええ、自分もダービーでやられたからわかります…あの走り、先輩が前にいるだけで気にしちゃってスタミナと精神力が削られる…それに今回は2000mですから、あのままのペースで走り切れるでしょう。後ろのウマ娘達はたまったものじゃないですね」

 

「だな、ったくフェリスの逃げウマ娘は厄介なヤツばっか……っと、いや、でもササヤキとイルネルはあれ、見てねぇな……やりやがるな…」

 

「っ…すごい事です。強い逃げウマ娘って、絶対意識しちゃうんですよ、走ってると。逃げ切られたら本当に終わりですからね。でも…ササちゃんとイルイルちゃんは、見てない…己の走りに集中できてる…」

 

『うーん解説のレベル高い』

『どっちも有力ウマ娘だしな』

『ヴィイちゃんは実際アイネスと走ってるし』

『ササちゃんが冷静なのって意外』

『これまでアイネスにペース乱されまくってたからな…それでも好走してんだからすげぇけど』

『今回はペース走法か?』

『前のNHKマイルだとペース走法で1着取ってんだよな』

『ビート刻んでいけぇ…』

『イルイル君ものっすごい耳ぴこぴこしとる』

『周囲を確認してるやつ』

『今振り向かず後ろの子に進路譲ったか?』

『すっげぇ冷静…』

『脚ぃ溜めてますねぇ…』

『…あれアイネスやばい?』

 

「ギャンブルだな…実際アイネスに逃げきられりゃヤバい。だがそれでも二人がああして己の走りを守ってるってこたぁ…狙ってるな」

 

「ええ、間違いなく。アイネス先輩に勝つということはレコードペースになるってことですからね…それだけの覚悟を持って走っているはず。今1000mを越えましたね…」

 

「んー…アイネスが今大きく後ろ振り向いたな。様子を見た感じだ…来るか?ダービーのアレ」

 

「あの逆風、効くんですよ…けど、まだ吹いてる感じはない…今回は温存してるようです。やる方も気を遣うでしょうから、離れた位置のササちゃんとイルイルちゃんに効果が薄いとみて、アイネス先輩も自分のペースを守りに行ったみたいですね」

 

『アイネスねーちゃん快調に飛ばしてるようにしか見えない』

『ダービーの時後ろのウマ娘全体になんか圧かけてたよね』

『しかし今回はキャンセルだ』

『その分自分の走りに専念て感じかな』

『後ろのササヤキが全くペース変わらないのコワイ』

『イルイル君も静かだ…』

『イルイルの眼がガンギマリしてる』

『これ最終コーナーからぶっ飛んでくるゾ』

『ねーちゃーん!!逃げ切りだー!』

『逃げ切れ!逃げきれ!』

 

「残り500m…うわ、アイネス先輩のコーナーが速くなってる…!」

 

「おー、ありゃサンデートレーナーの走りに似てんな!頭からコーナーに突っ込んでくやつだ!!見てて怖ぇー!!」

 

『えっぐ』

『うわ速』

『何あの速さ…』

『すんげぇ加速!』

『後ろの逃げウマ娘が止まって見える』

『サンデーサイレンス教えたな!?』

『SSのコーナーはマジで一度見た方がいい』

『いやでも後ろササちゃん来てる!』

『イルイルも来た!負けてない!!』

 

「アイネス先輩が一歩先に最終直線へ!!領域に………入らない!?」

 

「おっとぉ!?こりゃ不発かぁ!?たまにあんだよなーアタシも!気持ちは分かるぜ…つってもとんでもねぇ加速だ!間違いなくレコードペース!!」

 

「ええ、でもササちゃんイルイルちゃんの二人も上がって─────う、わっ」

 

「がー!来やがった…領域だ!!しかも二人とも入りやがったぁ!!もうわからねぇぞこのレース!!」

 

『うわきた』

『ササちゃんそっからその加速すんの!?』

『イルイル君これまで以上にヤバイ末脚!』

『うわーねーちゃん頑張れー!!』

『いやアイネスも早い!!』

『フラッシュみてーな末脚!』

『ここまでハイペースなのにまだ伸びるゥ!!』

『後ろ二人キツいか!?』

『いやすげぇさらに加速した!!』

『顔ヤバ』

『執念…!』

 

「残り200!!後ろの二人が凄い勢い!これは…際どい!!アイネス先輩が逃げ切るか…!!」

 

「差が詰まらなくなってきやがった!わからねぇぞこれ!残り100!!スピードは変わらねぇ!!」

 

『いけー!!アイネス行けェーーーー!!!!』

『ササちゃん伸びろおおおおおおお!!!!』

『イルイルーーーー!!二冠だーーーーー!!』

『厳しいか!?アイネスが行くか!?』

『ねーちゃん二冠行けええええええ!!』

『誰もが譲らない!!』

『二人が伸びた!!』

『うわ並ぶこれ』

『並んだか!?』

『行けーーーーー!!いけぇーーーーー!!!』

『誰が勝つ!?』

 

 

「キツ…いやっ!!最後二人が振り絞ったっ!!並ぶ!並んだ!!これは!?」

 

「そのままゴーーーーーーーーーーーーーーールっ!!!…くっはぁ!!クラシック級はなんだぁ!?僅差ばっかりじゃねーか!!」

 

「すごい…!でも、速度差でササちゃんが若干早く入った……ように、見えたけど…どうだろう。判定待ちでしょうか」

 

「なー。でもアタシもちょっとササヤキ有利に見えたわ。アイネスは最後、少し加速が伸びなかったかなー。いやここまでハイペース維持してるしそれについてった二人がバケモンなんだけどよ」

 

「ですね…凄まじいデッドヒートで…あ、出ましたね確定!わー!!ササちゃん一着!!おめでとー!!」

 

「おー、早かったな結果出るの!…なるほど、写真ではっきりわかるな。一着がサクラノササヤキ、二着がマイルイルネル、三着がアイネスフウジンだぁ!!とうとう風神を貫きやがったぜあの二人ぃ!!」

 

『うおー!!ササちゃーん!!』

『ササちゃんやったああああああ!!!』

『ぐあーねーちゃん負けたーーー!!』

『アイネス…悔しいぞ…!!』

『いやでもこれはササちゃんがすげーわ』

『アイネス最後脚止まった?』

『イルイル君も胸張っていいぞ…』

『その二人今芝に並んでぶっ倒れてるゾ』

『可愛くて芝』

『全部振り絞ったんやろなって…』

『アイネス天を仰いだ…』

『お、レコードついた』

『レコードキターーーーーーー!!』

『レコードかやっぱ!!』

『今年だけでどんだけレコード更新すんだよこの世代…』

『上位3名が全員レコードやね』

『いやみんなすっげぇわ』

『何気に4着以下のウマ娘達も超いいペースなのが全体のレベル上がってるなって感じる』

 

「レコードですね…あれほどのハイペース、領域には入れなくても突き抜けたアイネス先輩も流石ですし、そしてそれになお勝ちたいという強い想いで走った二人が全てを燃やし尽くした…そんな印象を受けました」

 

「だなー、とにかく二人の熱量が高かったわ。アイネスは残念だったがそれでもレコードだしな。ケチのつけようもねぇ、いいレースだったぜ!!」

 

「ですね。…あ、アイネス先輩が倒れてる二人の所に行って…あら、やだ!もぅ…!」

 

「ぶっはははは!!ケツひっぱたいてるな!!今までのお返しって感じかー!?朝日杯でも桜花賞でも二人にケツひっぱたかれるからなーアイネスはよぉ!!」

 

『いい音ォ!』

『これは芝よ』

『ササちゃんびっくーん!!ってしてて芝』

『イルイル君が微動だにしてなくてこれも芝』

『大丈夫?怪我してない?』

『3人とも笑顔やし大丈夫だろ…多分…』

『あ、起きた』

『アイネスが二人を支えてるのてぇてぇ…』

『うひょー!』

『歓声すっげぇ』

『っぱこれよ!』

『勝者は称えないとね』

『敗者も讃えないとな!』

『ウマ娘のレース最高!』

『お前もレース最高と言いなさい』

『レース最高!レース最高!』

 

「うん、嬉しそう…私も日本に戻ったら頑張るぞ…!」

 

「いいレース見ると自分も、ってなるよなー。わかるぜ。…っと、ここでカノープスのやつらが駆け寄ってきたなー。…おー!すげぇ!南坂トレーナーが泣きそうな顔だぜ!?」

 

「ホントだ…!感極まって、って感じですかね!?立華トレーナーみたいな…あの冷静な南坂トレーナーが…素敵…」

 

「まー最強のライバルのアイネスに勝ったんだ、こみあげるモンもあるよな!アイネスの方にはフェリスの奴らがいったなー。ササヤキと南坂トレーナーがインタビュー席に向かったぜー」

 

『「レコードの一着。今のお気持ちは?」→ササ「すごい、すっごい嬉しいです!!アイネス先輩にすごく勝ちたかったからすごく頑張りました!!」』

『語彙力NTRか?』

『芝』

『もうとにかくうれしさが伝わってくる』

『マイクがハウリングしてるぞ~コレ』

『声おっきいな…相変わらず元気だなササちゃん』

 

『「トレーナーとしては?」→南坂「彼女、いえ彼女たちは今日のアイネスフウジンとの勝負に向けてひたすら鍛え続けていた。その結果が表れた1着が、本当に嬉しくて、本当に誇らしい」』

『南坂トレも熱籠めるじゃん…』

『変わったよなーこの人』

『前は結構昼行燈な感じあったんだけどな』

『熱いじゃねぇか…』

『最近カノープス全体の成績めっちゃいいしな』

『オールカマーでターボがまた1着取ったし』

『シニアGⅡ以下でかなり荒らしまわってるよな』

『GⅠもこの勢いで持っていけぇ…』

 

「確かに、カノープスの皆さん、最近凄い成績なんですよね。GⅡやGⅢでしっかり勝ちきって、この間はネイチャさんが小倉記念でレコード出してましたし」

 

「GⅠにササイルが勝ってからチーム全体の士気が上がってんのかもなー。今後はさらに油断ならねぇ相手になるなーカノープス」

 

『「ライバルのアイネスフウジンに何か一言」→ササ「ようやく一つお返ししました!!でもまだまだ借りはいっぱいありますから、これからも一緒に走って、またバチコンやりあいましょうね!!」』

『バチコンて』

『バチコンは芝』

『でもいい顔だぁ…』

『このライバル関係がてぇてぇなんやなって』

『ここでカメラがアイネスの顔をすっぱ抜くの芝』

『ねーちゃんめっちゃ笑顔やん』

『てぇてぇ…』

 

「いいですね。私はまだお二人と走ったことはないですが…今日のレースを見て、走りたいって気持ちが出てきました。どこかのレースで会えないかな…」

 

「どちらかっつーとササヤキもイルネルもマイラーだかんなー。つってもヴィイもマイル走れるし、全員中距離もいけんだからどっかでまたやりあうだろ。そういうもんだぜ、同期のレースってのは」

 

「ですね。その時を楽しみにしています。…さて、インタビューもこれでおしまいですかね」

 

「おー!!今日もすっげぇレースだったなー!!イヤほんと、去年あたりからバッチバチのレースが多くて実況する側も楽しいぜぇー!!さてじゃあ本日のぱかちゅーぶは!!ゴルシちゃんとー!?」

 

「ヴィクトールピストでお送りしました」

 

「次の放送は日本に戻ってからになるからよー!!菊花賞で会おうぜぇー!!まったなー!!」

 

『乙~』

『おつおつ』

『02』

『乙!』

『お疲れ!』

『ヴィイちゃんまたね!』

『ヴィイちゃん快気祝い』 【2,010コイン】

『フェリス旋風が崩れたか…』

『っぱ絶対はないなレースに』

『言うてもレコードよ』

『今年幾つレコード取ったっけフェリス』

『6かな、今日の入れて7コ目』

『なおジュニア期入れると+4』

『半分以上レコードとか壊れちゃ~う』

『ねーちゃんも次走楽しみだな』

『まだ発表無いよな』

『JCじゃね?フラッシュと一緒に』

『マイルも走れるからマイルCSじゃね?』

『エリ女は流石に間隔的にないか?』

『どこ出てもまた応援してやるからなぁ…』

『ササイルとマイルCSでまた走らねぇかなぁ』

『ササイルもどっちに行くかな』

『この世代マジで話題が尽きんわ』

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