冠トリガー "刃王剣十聖刃"   作:パン=プキン

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大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

対魔忍の方に力を入れていた為こんなにも遅くなってしまいました。

続きです。今回からあのキャラの登場です!




冠トリガー "刃王剣十聖刃"10話

 

 

 

刃「ようやく……漸く約束が果たせる……」

 

刃は目の前にいる男を睨みながら、聖剣を握る。

 

???「……まさか…あの小僧が……俺の前に現れるとはな…」

 

男は歯を見せながら笑う。

その手には刃が探していた最後の聖剣ーー

 

 

 

望「刃くん……」

 

望には刃を信じることしか出来ないーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー

 

 

 

 

 

刃「今日の大学は何時からなんだ?」

 

刃の問いに望は朝食を並べながら答える。

 

望「今日はお昼過ぎからよ…だから朝はゆっくり出来るの♪」

 

刃「そうか…俺も昼過ぎから、久しぶりにランク戦見てくるよ」

 

望「なら朝はゆっくりしましょう…」

 

2人は朝はゆっくりすると決めると朝食を食べるのだった。

 

 

 

 

ーー

 

 

 

 

 

???「此処に来るのも…久しぶりだな」

 

1人の男がワンダーをゆっくりと歩んでいる。

 

その男の手には一本の聖剣が握られている。

 

聖剣の銘は"無銘剣虚無"。

 

刃が探している最後の聖剣が男には握られていた。

 

???「俺は……此処にいるぞ……あの男、"神山 刀真"の意思を受け継いだ剣士よっ!!」

 

男の叫びと同時に無銘剣虚無から禍々しいオーラが発せられ、ワンダーの草木を枯らし始める。

 

 

 

 

ーー

 

 

 

刃「……っ!!⁉︎」  がばっ!

 

刃は突如として身体中に走った、寒気にソファから立ち上がる。

 

望「ど、どうしたの?」

 

突然立ち上がった刃にキッチンで洗い物をしていた望は驚く。

 

刃「………………」

 

しかし刃には望の言葉に反応出来ないほどの寒気が襲う。

 

望「………………」

 

刃「何かが……ワンダーにいる」

 

望「ワンダーに……?でも普通は入れないんじゃないの?」

 

望もワンダーの事は刃から聞いている為、通常は誰も入らないことを知っている。

そのワンダーに誰かが侵入した。

 

刃はすぐにクロスセイバーを呼び出す。

 

刃「クロスセイバー!!ゲートを開けてくれ…」

 

クロスセイバーが刃の前に出現し、刃の声に応えるとゲートが出現する。

 

刃「少し…見てくる」

 

望「私も行くわ…」

 

望の一緒に行くと言う言葉に刃は一瞬迷うが、一緒に行く事にする。

 

刃「……分かった、行こう」

 

刃と望は共にゲートに飛び込み、ワンダーに向かった。

 

 

 

ーー

 

 

 

刃「こりゃあ、酷いな…望、一応トリガーを起動していてくれ」

 

望「ええ、分かったわ。トリガーオン!」

 

望はトリガーを起動し、生身から換装体に切り替える。

 

2人が暫く枯れた草木や乾いた土など様子を見ていると、ある方向からとてつもない禍々しい気配が発せられ、2人に浴びせられる。

 

刃・望『……ッッ!!⁉︎』

 

刃はその重い気配にすぐさまクロスセイバーを地面に突き刺し、結界を作り、望を守る。

しかし一瞬対応が遅くなってしまい、望がガクッと倒れる。

 

望「はぁ、はぁ……ごめん、なさい」

 

刃「いいんだ、ゆっくり呼吸をしろ」

 

望はあまりに重い気配に呼吸を荒くしていた。

味わったことのない重く途方もない気配…望の身体は次第に震え始める。

 

「大丈夫だ…俺がいる」

 

(此処に望1人を置いていくのは危険だ…)

 

刃「望、一緒に行けるか?」

 

刃は一瞬迷うが此処に1人にする方が危険だと感じ、望を連れて行こうとする。

 

望「ハァ、ハァ…大丈夫。ありがとう」

 

望の呼吸も落ち着き始めている。

 

刃は望を抱え、気配の中心を目指す。

 

刃「戦闘になるが望は絶対に手を出すなよ……トリガーなんて関係がなくなる」

 

望「確か、全てのトリガーの力を無効にするのよね、刃くんは大丈夫なの?」

 

無銘剣虚無の力はトリガーの力を無効にする力を持つ聖剣。

 

刃「問題無い、なんたって全ての力を持つ聖剣だからな…」

 

刃は望に心配ないと笑いかける。

 

きっと大丈夫ーーそう望も考えるが、不安は消えないでいた。

 

 

 

 

 

 

ーー

 

 

刃と望が一つの浮島辿り着き、辺りを見渡す。

 

望「誰も、居ないわね……」

 

望が警戒しながら、刃の顔を見る。

 

刃「いや……来るっ!!」

 

刃が望を庇うように前に出ると離れた所に炎を纏った不死鳥が飛翔してきた。

 

どがあぁぁぁぁぁぁぁっっっっっん!!!

 

着地と同時に吹き荒れる炎ーー。

 

炎が晴れると男が居た、その手には最後の聖剣ーー。

 

刃「やっぱりその聖剣を持っていたのはお前かーーバハトッ!」

 

バハトーーその男の名こそ最後の聖剣の所有者であり、他聖剣所有者を裏切り、ワンダーを滅ぼそうとした人物である。

 

バハト「クッハハハハハハッ!!!!!!!!!久しぶりに此処に来て、面白い気配が感じ取れたからな、お前か……小僧」

 

刃「望……離れてろっ!」

 

望はすぐさま2人から距離を取り、バハトと呼ばれた男を見る。

 

望(すごい、寒気……刃くんとは違う別の聖剣使い)

 

バハトは刃に集中している、しかし溢れ出る気迫が望にも襲い掛かる。

 

バハト「あの時の小僧が、その聖剣を使いこなせるようになるとはな……あの男もさぞ喜んでいるだろうな」

 

刃「黙れ……お前を斬って、無銘剣虚無をあるべき場所に返す」

 

バハト「いい……目だ。あの男のように殺してやろう」

 

刃「ようやく……漸く約束が果たせる……」

 

刃は目の前にいる男、バハトを睨みながら、聖剣を握る。

 

バハト「……まさか……あの時の小僧が俺の前に現れるとはな…」

 

男は歯を見せながら笑う。

その手には刃が探していた最後の聖剣ーー

 

 

 

望「刃くん……」

 

望には刃を信じることしか出来ないーー

 

 

 

刃「無銘剣虚無は返してもらうっ!!」

 

『ブレイブドラゴンッ!!』

 

刃は右手に握るワンダーライドブックを開き、炎の龍の力を解放する。

 

本を閉じ、ベルト部分に差し込むとベルトから壮大な待機音が流れ始める。

 

刃「ハアッ!!」

 

『聖刃ッ!!抜刀っ!!』

 

刃は聖剣を抜刀し、冠トリガーを起動する。

 

刃「変身っ!!!!!!!!!」

 

『クロスセイバーッッ!!クロスセイバーッッ!!クロスセイバーッッ!!』

 

蒼い炎が刃を包み込み、炎が晴れると仮面の騎士が現れる。

 

刃「行くぞっ……」

 

そして無銘剣虚無を持つバハトは刃の気迫に臆する事なく、笑みを浮かべる。

 

「剣士は全て……滅ぼす……」

 

バハトの手には一冊のワンダーライドブックーー。

 

『エターナルフェニックスッ!!』

 

『かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる……』

 

バハトがライドブックを閉じ腰に装着した"覇剣ブレードライバー"にセットする。

 

そして納めていた聖剣ーー無銘剣虚無を抜き放つ。

 

『抜刀……』

 

その瞬間全ての音が消えたーー。

 

本当は消えてない、消えてないがそう感じさせてしまうほどの圧力が刃や望を取り囲む。

 

何の音も聞こえない……

 

「……く、」

 

音のない世界から何かが聞こえてくる。

 

「クッ、ハハハハハハハハハハッッッッッ!!!」

 

「変身っ……」

 

バハトはその言葉と同時に聖剣を振る。不死鳥が羽ばたき、バハトを包み込む。

 

豪炎が迸るーー豪炎が晴れるとそこにはオレンジと黒を基調とした、仮面の戦士が居た。

 

2人はゆっくりと前に進み目の前の敵だけに集中するーー。

 

合図はないーーしかし2人は同時に加速し、己が手にする聖剣を振りかぶる。

 

刃「はああああああっっ!!」

 

バハト「ふああああああっっ!!」

 

 

 

 

 

今聖剣使い同士の戦いが始まるーー

 

 

 

 

 

 





改めて遅くなり申し訳ありませんでした。

劇場版仮面ライダーセイバーで出てくる、仮面ライダーファルシオンです。聖剣は無銘剣虚無。

劇場版だけでなく、きちんとストーリーにも登場するので、是非みてください。

因みに変身は劇場版とストーリーでちょっと違います。
それも踏まえて見てみてください。

今後も頑張って進めていきます。
仮面ライダーセイバーの説明も作っていきます。
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