冠トリガー "刃王剣十聖刃"   作:パン=プキン

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遅くなりました。

今回は軽い戦闘の話です。
まだまだ勉強が足りない。




冠トリガー "刃王剣十聖刃"4話

風間 蒼也は基地に侵入した黒トリガーと再び相対していた。

 

エネドラ:アフトクラトル戦闘員。黒トリガー「泥の王」(ボルボロス)自らを固体・液体・気体に変化させることができる能力。

 

エネドラ「何だ〜猿が増えたと思ったら、俺にやられた猿じゃねーか……またやられに来たのか?アァ!」

 

風間「その雑魚にお前はやられるんだ……」

 

エネドラは見下した目で風間を見ながら雑魚呼ばわりをする。

 

しかし風間も動じる事なくエネドラと相対する。

 

エネドラ「ぬかせっ!猿がっ!!!!!!!!!」

 

エネドラはボロボロスの能力で液状化したブレードを風間に向けて展開する。

 

風間は生身…先に戦闘していた諏訪隊の若手"笹森 日佐人"は焦って声を出す。

 

笹森「風間さんっ!!⁉︎」

 

しかしそれを笹森の隊長であり風間と同い年の"諏訪 洸太郎"が制する

 

諏訪「日佐人…問題ねーよ」

 

笹森「諏訪さん⁉︎でもっ!!」

 

諏訪「刃の奴が剣渡してるからな…」

 

諏訪の言葉に笹森は意味が分からず風間に再び視線を向けるとー。

 

風間は両手に翡翠色の二本の剣''風双剣 翠風"を握り液状化ブレードを全て斬っていた。

 

エネドラ「ッ⁉︎……何だぁ…その剣は⁉︎」

 

風間「ここで斬られる…お前が知る必要はないと思うがな?」

 

風間はその言葉と同時にエネドラに肉薄し二刀の聖剣を振る。

 

エネドラは普段は粗暴な行動は目立つが流石は黒トリガーに選ばれた男、冷静に風間の攻撃を避けブレードを展開する。

 

しかし風間はどこにブレードが展開されるか分かっているかのように動き時に躱し、翠風でブレードを砕く。

 

エネドラ「ちぃ!雑魚が調子に乗るなぁ!!」

 

エネドラは風間との距離を離す為エネドラの周りにブレードを展開する

 

風間は後ろに跳躍することでブレードを避ける。

 

エネドラは風間を始めに倒した。ブレードを気体化させ内部からの攻撃を仕掛けた。

 

風間は気にせずエネドラに突っ込み二刀の聖剣で二閃ーー。

 

エネドラ(けっ!学習もしない猿めっ…今度は生身…内部からのブレードで死に晒せっ!!!!!!!!!)

 

しかし風間はそんな事知ってか知らずか問答無用で怒涛の連撃を叩き込んでいく。

 

エネドラは風間の連撃を浴び瞬く間に身体を削られる。

 

エネドラ(コイツっ⁉︎生身のくせに何だこの動き……それに⁉︎な、何で身体の中に…)

 

エネドラは何故か風間の体内にボロボロスを仕掛けられない事に戸惑いを見せる。

風間はエネドラの焦った表情を見て種明かしをする。

 

風間「お前のトリガーの能力は大体把握する事が出来た。本来なら俺が初めにやられた体内にブレードが生成される攻撃で俺は死ぬだろうが…悪いがお前はもう何も出来ない…」

 

風間の言葉にエネドラは意味が分からないと言った顔になる。

しかしその答えは目を凝らせばすぐにわかった。

 

エネドラ「てめー⁉︎風を纏って⁉︎」

 

風間「流石に理解できたか? お前の気体化して体内に入る攻撃も風を使えば吹き飛ぶ…通用しないと言う事だ」

 

風間は種明かしをすると決着をつける為二つの聖剣に風纏わせトリガーを引く。

 

余りの風の勢いに周囲にいる人間たちも顔を腕で覆う。

 

「翠風!!速読撃!!ニンニーンッ!」

 

聖剣から音声が流れ風間はエネドラに向かって走り出す。

 

エネドラは風間に向かってブレードを展開するーー。

 

しかし風間にはもうブレードは無意味だった。風の流れの変化を読み何処にブレードが展開されるか分かり風間は回避または迎撃をする。

 

エネドラ「ぐっ、⁉︎このっ!!おれが⁉︎こんな…」

 

風間「終わりだ…」

 

風間はエネドラに肉薄し風の連撃を放つ。

 

一つ一つの攻撃に合わせ纏った風も斬撃となりエネドラは一緒にして切り刻まれた。

 

エネドラ「……⁉︎クソが!!…クソがっっっっっ!!!!!!!!!」

 

エネドラの断末魔と共にトリオン体は爆発し生身のエネドラが出てくる

 

エネドラは未だ敗北した事を受け入れられないと言った顔している。

 

エネドラ(このオレが……玄界の猿なんぞに……!)

 

菊地原「どうします?コイツ」

 

歌川「捕縛しますか?」

 

風間隊の菊地原と歌川も合流し風間にエネドラをどうするか聞く。

 

菊地原「さっき侵入した時に通信室に居た隊員が攻撃されて今ヤバい状態ですよね?」

 

エネドラ「………………」

 

風間「……今忍田本部長から通信があった。捕縛しろ。 相手は生身だが気を抜くなよ…」

 

菊地原「ちぇっ…」

 

歌川「了解」

 

二人は返事をしエネドラを捕縛しようと動く。

 

エネドラ(ミラのやつが回収に来るはずだ……さっさと来やがれ……!!何のためにてめーがいると思ってやがる……!)

 

エネドラが苛立っていると手首に付いたブレスレットのようなものが起動しミラの黒トリガーで出来た"大窓"が開いた。

 

菊地原「人型近界民!!」

 

ミラ「遅くなってごめんなさい…少し隊長の方に向かってて……それにしても派手にやられたわね」

 

エネドラ「チッ……!!おせえんだよ!!」

 

ミラの手をエネドラは愚痴をこぼしながら掴む。

 

諏訪「空間操作のトリガー……⁉︎この野郎逃げやがんぞ!」

 

しかしーー。

 

ミラ「あら、ごめんなさいね」

 

ミラは一つ謝罪の言葉を入れると。

 

自身のトリガーでエネドラの左腕を斬り落とした。

 

風間 菊地原 歌川「!!」

 

諏訪 笹森「⁉︎」

 

エネドラ「なっ……!!?」

 

ミラはここに来た目的を冷酷に告げる。

 

ミラ「回収を命令されたのは黒トリガーだけなの…」

 

エネドラは訳も分からず呆然と斬られた腕を見て理解する。腕を斬られたことにーー。

 

エネドラ「………………っぐああああ!!! て、てめえ……どういう……ミラ……」

 

ミラ「はっきり言って。ああなたはもう私たちの手に余るの…」

 

ミラはエネドラに現実を突きつける。

 

ミラ「……気付いてる?あなたのその目の色。トリガー角が脳まで根を張ってる証拠よ…あなたの命はもうそう長くない。脳への影響が人格まで現れてる。暴言・独断・命令違反…それに何より……」

 

ミラ「黒トリガー級のトリガーとは言え生身の人間に"ボルボロス"を使って何も出来ず敗北なんて致命的ね…あなたのデータを使ってもっと優秀な使い手に譲るわ」

 

ミラの言葉にエネドラは怒り掴みかかろうとする。

 

エネドラ「ふざけんな……!!ボルボロスはオレの……!!!」

 

エネドラの背後から"小窓"が無数に出現しエネドラを突き刺す。

 

ミラ「とても悲しいわ昔は聡明で優秀な子だったのに…さようならエネドラ…」

 

エネドラ「…………ハイ……レ……イン……!!」

 

それが最後の言葉だった。

 

エネドラの最後を見た諏訪たちも無言にとなり沈黙が起こる。

しかしその中で風間は他の隊員に声を掛ける。

 

風間「いつまでそうしてるつもりだ?まだ戦いは終わってないぞ…」

 

諏訪「…!!へっ、そうだな…風間もやったな!!」

 

風間「刃がコイツを送ってくれたからな…」

 

風間は両手に握る聖剣を見ながら呟く。

 

諏訪「やっぱすげ〜力だな…まあそれは後だ終わったらまた飲み行くぞ!!」

 

風間「……酒は飲まんぞ」

 

21歳組の落ち着きのお陰で他隊員も行動を再び開始する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー。

 

 

 

 

 

 

刃「蒼也が勝ったか!!流石だ…しかし味方も殺すとはな?」

 

ハイレイン「黒トリガー級とは言えエネドラを生身で倒すとはやはり玄界は侮れんな……」

 

ハイレインは表情を崩さず淡々とエネドラの事など気にした様子もなかった。

 

刃「流石に冷たすぎやしないか?」

 

ハイレイン「使える駒、使えない駒をただ選別しているだけだ…」

 

ハイレインの言葉に刃はもう余計な詮索は無意味と判断した。

 

刃「まぁ、そっちの事にとやかく言う気をないから…いいけど」

 

刃は気を引き締め直しクロスセイバーを構える。

 

刃(しかし…偉く冷静なせいで完全には崩せないな。クロスセイバーの力をフルに使えばすぐに倒せるが、あんまり見せたくはないな…何か少しでも狼狽えれば崩しきれるが…)

 

刃はハイレインの隙を作れないか思案していると運命が刃に味方したのかハイレインの表情が極めて驚いた表情になった。

 

ハイレイン「…⁉︎ヴィザ…⁉︎」

 

ヴィザ:アフトクラトルの戦闘員。アフトクラトルの国宝黒トリガー「星の杖」オルガノンを使用する。

 

ハイレイン(ヴィザが敗れた……?信じられん……)

 

ハイレインは余りの驚きに動きを止めてしまう。

刃はそのハイレインの動きを見逃さなかった。

 

刃は地面がめり込む程踏み込みハイレインの懐に飛び込む。

 

ハイレイン「……ッ⁉︎」

 

ハイレインも刃に気付くが一歩遅かった。

刃はハイレインの側で飛び回る鳥を掻い潜り左足を斬り落とした。

ハイレインは片足を斬られた事によりバランスを崩す。

 

刃「悪いが…ここで終わらせる!」

 

刃は決着を付けるべきクロスセイバーの力を発揮させる。

 

グレートサークロスを動かし刀身先端のダイナストアーカイブにグレートサークロスを合わせトリガーを引く。

 

最光ッ!!

 

柄を元の位置に戻すと再度音声が鳴り響く。

 

既読ッ!

 

刃が持つクロスセイバーが黄金に輝き辺りを照らす。

 

最光ッ。クロス斬り!!

 

輝く刀身にハイレインも残っている腕で顔を覆う。

 

ハイレイン「…⁉︎ぐっ……⁉︎」

 

光が収まるとその場には生身のハイレインに向かってクロスセイバーを向けている刃がいた。

 

刃「これで終わりだ…捕縛させてもらう」

 

ハイレイン(……?何をされた光に飲み込まれて…そのまま…アレクトールも、ここまでか…)

 

刃がハイレインを捕縛しようとするとハイレインを守るようにミラのトリガーの"小窓"が開きその攻撃が刃を囲む。

 

刃「……ちっ…⁉︎」

 

刃は不意をつかれたものの持ち前の反射神経と機動力で回避する。

 

ハイレイン「負けはしたが…金の雛鳥よりも良いことが知れた」

 

ミラ「隊長…どうなさいますか?」

 

ハイレイン「金の雛鳥は放棄する…帰還するぞ」

 

ハイレインはミラの"大窓"を通ると刃に振り向き告げた。

 

ハイレイン「今回は此方の完全敗北だ…玄界の力…冠トリガー"刃王剣十聖刃"の力、そしてそれを扱う"神無月 刃" 覚えておこう」

 

刃「………………」

 

刃は深追いをせずただハイレインを見据える。

 

ワープゲートが閉じ少しの静寂が訪れる。

 

刃「ふぅ〜…終わったか?……いや後少しか?」

 

刃は未だ雲で厚く覆われている空を見上げながら呟く。

 

 

 

 

 

 

 

ーー。

 

ミラ「隊長…ヴィザ翁を回収しました。このまま帰還します」

 

ハイレイン「待て、ミラ帰還する前に……」

 

ハイレインがミラにあることを伝えるとミラは驚愕の表情を浮かべる。

 

ミラ「わ、分かりました」

 

 

 

 

 





次回で大規模侵攻編は終わらせます。
早く加古さんとも会わせないと⁉︎

大規模侵攻後はーー。クロスセイバーが大暴れします。

加古さんとデート回
21歳組で飲み会
空閑たちとの出会い
を作っていきます。

ハイレインも意図せずパワーアップさせました。
本当はもっと相手をトリオンキューブにする剣など作れるようにさせたかったけどハイレインとあんまり合わないかと思い断念しました。

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