冠トリガー "刃王剣十聖刃"   作:パン=プキン

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お待たせしました。

望とのデート回です。
短い上に内容も薄いのですが許してください…
対魔忍の方でもデート回とかやってなかった弊害が出てしまった。
もっと頑張ります。

後少しだけ刃の過去を書きました。

良かったら見てください。



冠トリガー "刃王剣十聖刃"7話

 

 

刃「望…準備は出来たか?」

 

望「ごめんなさい…待たせたわね」

 

今日は望とのデートの日。

刃は望とマンションに同棲しており二人は刃のバイクに跨る。

 

望「久しぶりのデート❤️何処に行く?」

 

刃「前は山だったからな…今日は少し遠くに行くか?ぶらりと食べ歩きしながら」

 

望「いいわね!奢ってね!特級戦功さん!」

 

刃「ハイハイ…仰せのままに、お嬢様!」

 

刃はエンジンを起動しバイクを走らせる。

 

走行中刃の腰に腕を回す望が質問をする。

 

望「記者会見の時そばにいたんでしょ?黒トリガーの子や話題の三雲君はどうだった?」

 

刃「んっ?遊真と修か…まだあんまり話してないが…いいコンビだったぞ…もう一人の女の子も入れてA級になって遠征部隊を目指すらしい」

 

望「あら?そうなの…ランク戦が楽しみね!」

 

刃「ああ!あいつらなら…特に遊真は鋼や雅人、達人ともやりあえるだろうし…女の子もトリオンがエグいみたいだし…修は蒼也と一回相討ちまで持ち込んでるって聞いたし、経験を積めば面白くなりそうだ」

 

望「へぇ〜上位アタッカー級の子、トリオンがすごい子、風間さんに引

き分けた子…」

 

刃と望は今後始まるランク戦について話しながら、バイクを走らせる。

 

 

 

 

ーー。

 

 

 

刃「ほれ。バニラとイチゴのミックス」

 

望「ありがとう♪」

 

刃は買ってきたソフトクリームを望に手渡す。

 

望はバニラとイチゴのミックス。

刃はバニラと抹茶のミックス。

 

二人はバイクを停めて食べ歩きを始めていた。

 

望「ねっ!刃君のも頂戴♪」

 

望の頼みに刃は快く了承する。

 

刃「んっ?ほれ…バニラと抹茶」

 

刃がソフトクリームを望に向けると望は空いた片手で髪を抑えながらソフトクリームをペロッと舐める。

 

刃はその望の色っぽさに目を惹かれる。

 

望「んっ♪美味しい…はい、刃君もどうぞ」

 

刃「あ、ああ…ありがとう」

 

望から声を掛けられ、我に帰ると望の持つソフトクリームを口に含む

 

刃「うん…美味しいな」

 

望「今…見惚れてたでしょう❤️」

 

望にはお見通しだなと刃は苦笑いをする。

 

刃「歳上をあんまり揶揄うな…」

 

望「あら!一歳しか変わらないじゃない…」

 

刃「それでもだ…ほら、行くぞ」

 

刃は逃げるように歩いていく。

望はそんな刃を見て笑みをこぼすのであった。

 

しかし望も後を追おうとすると刃が振り向く。

望は不思議そうな顔をするとーー。

 

刃「ほら、行くぞ。」テ ギュッ

 

望「あ……///」

 

刃「繋ぐか?」

 

望「え、ええ///」 ダキッ

 

刃「お、おい……」

 

望「別にいいでしょ?腕に抱きつくくらい♪」

 

刃「………好きにしろ」

 

望「ええ♪」

 

刃「………随分上機嫌だな。」

 

望「久しぶりのデートだもの♪上機嫌にもなるわ」

 

望は満面な笑みで刃に顔を向ける。

 

望「刃くんは嬉しくないの?」

 

望の言葉に刃も答える。

 

刃「あっ?嬉しいに決まってるだろ…」

 

望「ふふ♪」ギュッ

 

二人の距離は必然的により近くなるのだった。

 

 

 

 

 

ーー。

 

 

 

 

二人は再びバイクに満開の桜を見に来ていた。

 

刃「満開のタイミングに来れて良かったな…」

 

望「そうね。桜は直ぐに散っちゃうからね」

 

二人は桜が綺麗に咲くと言われている場所に訪れ、昼食を食べていた。

 

刃「んっ、やっぱり美味いな…」

 

望「あら〜刃くんのも、美味しいわよ」

 

料理はお互いに上手く、刃は望に、望は刃に、お昼のお弁当を作って桜道でお弁当を食べていた。

 

刃「ふぅ〜美味かったよ…ありがとう」

 

望「お粗末さま…私もご馳走様♪」

 

二人はお弁当を食べ終え、刃は望に膝枕をしてもらっていた。

 

刃「足痛くないか?痛かったら変わるぞ」

 

望「ううん…平気よ♪」

 

刃は頭を起こそうとするが望は首を振って刃をもう一度寝かせる。

 

望「ボーダーの仕事の他に刃くんには使命があるんだから、こういう時はゆっくり休んで…」

 

望は刃の頭を撫でながら、休むように促す。

刃は平気だと言おうとしたが言っても無駄だと直ぐに悟る。

自分の瞼が次第に重くなっているのを感じる。

それに望は以外と頑なだからとーー。

 

刃(望には敵わないな…)

 

刃は観念して望に頭を預ける。

 

刃「なら…お言葉に甘える。少し寝てもいいか?」

 

望「ええ、いいわよ♪お休みなさい」

 

その言葉と同時に刃は眠りに落ちるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

ーー。

 

 

 

刃(……ん?此処は?)

 

刃は風を感じ目を開ける。だがそこに先ほど寝ていた桜が咲いている場所ではなかった。

 

刃(ワンダー……か?)

 

そこは刃が"刃王剣十聖刃"を手にした幻の星…ワンダーだった。

 

しかし今刃が見ている景色は美しい景色とはかけ離れていた。

 

刃(一面焼け野原…聞こえるのは戦いの音と悲鳴…)

 

刃が見ているのはかつて刃がワンダーに流れ着いた時の景色だった。

 

刃(思えばとんでもない時に流れ着いてたんだな俺は…)

 

時間が経つと刃が見ている景色が変わる。

 

その景色はまだ若い刃が初めて"刃王剣十聖刃"を手にした時だった。

 

???(刃…こんな辛い役割を押し付けてすまない…)

 

刃(???さん⁉︎…そんなこと言わないでください。俺が、俺のせいで)

 

???(自分を責めるな…)

 

刃(でも⁉︎でもっ⁉︎)

 

???(覚悟を変えた先に希望はある)

 

刃(それって…)

 

???(俺の師匠の言葉だ。俺はこれまでこの言葉を胸に戦ってきた。お前にこの聖剣と共に託す)

 

刃(………………ハイ!)

 

景色が変わりいつものワンダーの姿に戻る。

 

 

 

 

刃(あの日…冠トリガーの"刃王剣十聖刃"とあの人の言葉を継いだんだ)

 

景色が元に戻ったためか刃の意識が浮上する。

 

刃(???さん…必ず約束は果たします。見守っていてください)

 

刃(無銘剣虚無…必ず見つけ出す。そして奴は必ずこの手で斬る!)

 

 

 

 

 

ーー。

 

 

刃が目を覚ますと望と目が合う。

 

望「起きた?」

 

ニコリと笑う望を見た後に刃は辺りを見る。

辺りは既に太陽が落ち始めオレンジ色の空にはなりつつあった。

 

刃「……⁉︎俺何時間寝てた?」

 

望「……?三時間ぐらいかしら…?」

 

刃は望の言葉を聞き唖然とする。

 

刃「そんなに寝てたのか⁉︎…すまん埋め合わせは必ずする」

 

刃が身体を起こしすぐさま望に謝る。

 

望「良いのよ…刃くんの寝顔も見れたし、彼氏のそばに居るだけで幸せよ♪」

 

望は首を振って平気だと伝える。

 

望「刃くんも人間だもの…そんな日もあるわ♪」

 

刃「……ありがとう……」

 

刃はお礼を言うと望に顔を近付ける。

望もすぐに察し目を閉じる。

 

夕日に照られさる影がゆっくりと重なる。

 

 

刃「さて……帰るか?」

 

望「ええ。帰りましょう♪」

 

刃はお弁当など片付けると立ち上がる。

ふと望を見ると何故か望は未だに座っておりじーっと刃を見ていた。

 

刃「どうした?望?」

 

刃が首を傾げると望は両手を伸ばしーー。

 

望「……足が痺れちゃった♪」キラりんっ

 

得意げに笑う望を見て刃も吹き出す。

 

刃「……ぷっ…はははははっっ!!」

 

望「……クスクス♪」

 

暫く二人で笑い合う時間が続くのだった。

 

 

 





次回は刃と同い年メンバーで飲む話です。

メンバー
・風間 蒼也
・木崎 レイジ
・諏訪 洸太郎
・寺島 雷蔵

また遅くなるかもしれませんが待って頂ければ幸いです。

感想やコメント待ってます。
ありがとうございました。
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