私がある女性に会ったのは、今から4月の初旬の事だった。
「アンタ、いい加減しなさいよ。」
「何だ、てめぇ。」
そこへ、南と高山が中央線のホームで警戒に当たっていた。」
「鉄道公安隊の物ですが。」
「くそっ。」
と、男はOLを突き飛ばして逃走した。
「大丈夫ですか、すぐ救急車呼びますからね。」
と、南は救急車を呼んだ。
被害者の女性は園山みなみさん、最近CМで見かける食品加工会社の社長秘書である。
「で、痴漢に突き飛ばした女性はその後の容態は?。」
と、高杉は言う。
「病院に搬送しましたが、命には別状はありません。」
「そうか、それはよかった。」
「僕も追跡したのですが、途中で見失いました。」
「そうか、又連絡が来るよ。」
「ええ。」
次の日、高山が園山に会ったのはその翌日の事だ去った。
「あのー、公安隊に行きたいのですが。」
「はい、すぐそこですが。」
「実は、社長が狙われているんです。」
「えっ。」
特捜班は園山に封筒を見せた。
「実は、こんな手紙が届いたんです。」
「どれどれ。」
手紙には「明日はてめぇの命日だ、今日中にお前を殺す 今度は本気だ!。」と書いてあった。
「差出人はありませんな。」
「あのー、社長は今。」
「ええ、社長は昨日から出張へ行ってるんです。」
「どこへ出張へ行っているかわかりますか?。」
「ええ、昨日から広島へ出張へ行っているので。」
「帰りはいつかわかりますか?。」
高山は園山に言った。
「明後日ぐらいには帰ると言っていました。」
「そうですか。」
「出張先とホテルには連絡しました。」
「ええ、昨日は商談を終えてホテルに泊まり、昨日チェックアウトされたって。」
「そうか。」
「きっと、出張の後に何処かへ行くんだと思いますよ。」
「そうかね。」
と、岩泉は言った。
岡山駅
社長は、岡山駅発午前11時00分発の特急「やくも3号」に乗った、岡山からどこへ行くのだろうか。
ファーン!。
午前11時00分、岡山から発車し、「やくも」は出雲市へ向かって走る。社長は岡山駅で買った桃太郎の祭ずしを食べていた。
特急「やくも」は「しなの」と「くろしお」と同じように381系と言う振り子式の特急電車である。特急「やくも3号」は岡山を午前11時00分に発車し、倉敷、備中高梁、新見、米子、松江、終着出雲市には13時47分に到着する。約3時間の旅である。
特急「やくも」は伯備線を経由して、山陰本線へ入った時の事だった。
「お客さん、もしもし。」
と、声を掛けたが返事がない、と起こしてみると。
「はっ。」
何と、社長はグリーン車の車内で死んでいたのだ。
一体、何があったのか。
特捜班は謎を解くことが出来るのか?