「えっ、特急「やくも」のグリーン車の車内で男性の死体。」
「えっ。」
「わかりました、早速調査します。」
と、高杉は電話を切った。
「班長、何かあったんですか。」
「ああ、今鳥取県警から連絡が会った、出雲行の特急の車内で男性の死体が発見されたと。」
「な、何だって。」
と、高山達は驚いた。
次の日、南と高山は園山と一緒に鳥取県警の米子警察署へ向かった。
「御遺体は、米子署に安置されていますので、ここから米子へ向かいます。」
「はい。」
「園山さん、大丈夫ですか。」
「ええ、私も信じられなくて。」
「でも、どうして社長が特急「やくも」に乗ったのかしら。」
「そこなんですよね。」
「詳しいことは、米子署へ行かないとわかりません。」
「まさか、社長は殺されたって事。」
「ええ、殺人事件の可能性があります。」
岡山駅で特急「やくも」に乗って、米子へ向かった。
鳥取県警・米子警察署
「どうも、ご苦労様です、私は鳥取県警・捜査一課の木下警部です。」
「東京公安室の南です、こちらは高山公安官です。」
「早速ですが、事件の事を詳しく説明してください。」
「はい、被害者は尾山 雅和さん54歳です。」
「ほう、それで死因は。」
「はい、被害者は青酸カリ入りのマスカットジュースを飲んで死亡したんです。」
「ほう、場所はどの辺ですか。」
「ええ、伯備線を過ぎて山陰本線へ乗り入れしたところでグリーン車で発見されたという事です。」
「ほう、なるほど。」
そして、米子署の山根刑事は。
「遺体は、次の停車駅米子で降ろし、米子署に収容しました。」
「なるほど。」
「で、その発見者は。」
「はい、発見者は丁度乗っていた乗客と、車掌の三谷と言う人です。」
「で、被害者が持っていたものは。」
と、高山市言った。
「はい、被害者の背広のポケットから2枚の乗車券が発見されました。」
「えっ、出雲市。」
「何か、心当たりありますか。」
「ええ、社長が出雲氏に行くなんて見当もつきません。」
「ほう。」
「調べによると、尾山は10時04分発の山陽新幹線「ひかり6号」に乗り、岡山へは11時48分に停車してそこから特急に乗り換えて出雲市へ行くところだった。」
「そう言えば、園山さん。」
「はい。」
「犯人は、尾山社長に恨らんでる人に心当たりはありませんでしたか。」
「そうね、そこまではわかりません。」
「そうですか。」
「ただ、私が知っている限りは社長は誰からも好かれていました。」
「そうですか。」
そして、尾山の遺体を確認した後は南と高山は東京へ戻った。
この事件は脅迫から始まり、グリーン車内で毒殺が起きた。