南と高山と小海は、早速犯人が使った列車トリックの謎を解くため午前7時07分発の東海道新幹線「ひかり3号」に乗って岡山へ向かった。
「高山、「ひかり」に乗ったら岡山へ到着するのは何時だ。」
「えーと、えーと、東京から岡山までは東海道・山陽新幹線に乗れば岡山へ到着するのは10時52分です。」
と、高山は言った。
「被害者の尾山社長は広島へ行った後に岡山で特急「やくも」に乗ったんでしょ。」
「そうだ小海。」
「それで、犯人は?。」
「新宿中央署の刑事の話だと、若い女性と思われる。」
「なるほど、犯人は偽の車内販売員に変装したって事か。」
「その可能性はある。」
「と言う事は、犯行は伯備線と山陰本線の間って事も考えられるわ。」
「うん。」
「とにかく、特急「やくも3号」に乗れば何か分かるかもしれん。」
「主任、早速乗って見ましょう。」
「後、車掌にも聞き込みしてみますわ。」
と、小海は言った。
南と高山と小海が乗った新幹線「ひかり3号」は10時52分に到着した。
「あれが、「やくも」ね。」
「よし、乗るぞ。」
「はい。」
早速、高山達は11時00分発の特急「やくも3号」に乗り込んだ。
「尾山は、このグリーン車に乗っていたな。」
「ええ、ここに座っていた。」
「そして、車内販売でジュースを買った。」
「しかし、グリーン車ではこんなサービスはしていないって。」
「わかったんだよ、犯人はかごを持って販売したんだ。」
「なるほど、グリーン車のサービスをするのを利用して犯行を計画したのか。」
「ええ。」
「と言う事は、車掌が発見したのは。」根雨から米子の間って事か。」
「はい。」
そこへ、車内販売のワゴンがやって来た。
「あのー、すいません私は鉄道公安隊の物ですが。」
「はい、何でしょうか。」
「実はですね、ここで殺人事件があったんだけど。」
「ええ、知ってますけど。」
「事件当日は、あなたが販売していたんですか。」
「ええ。」
「その時に、何か気づいたことはありませんか。」
「そうね、その人は倉敷から乗って来たので研修生と思っていたんです。」
「なるほど。」
「でも、その女性は生山辺りで下車しました。」
「なるほど。」
「その時に、何か持っていました。」
「ああ、何かかごみたいなものを持っていました。」
「そうですか、ありがとう。」
そこへ、南は高山と小海に報告した。
「えっ、その女性は生山で下車した。」
「ええ。」
「やはり、その女が怪しいって事ね。」
「ええ。」
「これで、わかったぞ。」
「本当なの、高山君。」
「偽の販売員は倉敷から乗り、グリーン車でジュースを買った、そして生山で下車した。」
「なるほど、ジュースを飲んだ後に毒殺したって事ね。」
「うん、と言う事は死亡時刻は生山から米子の間ね。」
「そうだ。」
「後は、鳥取県警に任せておこう。」
「ええ。」
そして、南はすぐに鳥取県警・米子署に連絡し、事件の事を説明した。
「後は、逮捕するだけね。」
「ええ。」
そして、犯人は誰なのか?