そこへ、1人の車掌がやって来た。
「恐れ入ります、切符を拝見させていただきます。」
「あのー、すいません。」
「はい。」
「あなたが、車掌の宮村さんですね。」
「ええ、そうですけど。」
「僕は、こういうものです。」
と、手帳を見せた。
「すいませんが、事件の状況を話していただけませんか。」
「ええ。」
「昨日も、この時間に改札をしたんですか。」
「ええ、備中高梁を発車直後でした。」
「その時に、何か気づいたことはありませんでしたか?。」
「そうだな、確か新見で女性が降りるところを見ていたな。」
「それ、何時頃です。」
と、南は言った。
「ああ、11時59分頃停車し、そこから降りるのを確認しました。」
「なるほど、新見で女性が降りるところを見たのですね。」
「はい。」
そして、南と高山達は12時59分に米子で下車した。
「わかったぞ、犯人は倉敷から乗り新見で下車したんだ。」
「あの女が怪しいって事ね。」
「ええ。」
そして、翌日南は高杉班長と木下警部と岡本刑事と山根刑事に事件の推理をした。
「犯人は、若い女性と考えられます、犯人の女性について何ですが、身元は分かりましたか。」
「ええ、車内販売会社に問い合わせたらその女性は知らないと言ってるんです。」
「じゃあ、犯人は偽の車内販売員と見て、その女は倉敷から特急「やくも3号」に乗って新見へ向かった。」
「なるほど。」
「実は鳥取県警側では、若い女性の身元について調べて見ました。」
「え、誰なんです。」
「調べたところ、安曇 京子と判明しました。」
「なるほど、この女が犯人か。」
「ええ、彼女は岡山で家政婦をしていましたが、7年前に退職していた事が分かりました。」
「と言う事は、安曇が怪しいって訳ですね。」
「ええ。」
「それで、犯人はどんなトリックを使ったんだ。」
「ええ、特捜班は早速推理してみました。」
高山は、時刻表を見て見ると。
東京発6時07分 東海道・山陽新幹線「ひかり1号」に乗車
新大阪着8時85分 下車
新大阪発9時34分 東海道・山陽新幹線「ひかり183号」に乗車
岡山着10時34分 下車
そこからは岡山から倉敷へは普通列車に乗る。
倉敷発11時10分 特急「やくも3号」に乗車
新見着11時34分 下車
「犯人は新見で下車した。」
「そして、毒入りのジュースを渡した。」
「なるほど、犯人は倉敷から新見の間で犯行を行ったって事か。」
「そして、毒入りの缶はその場で持ち去って行った。」
「と言う事は、新宿の事件も。」
「そうだ、犯人はそれを利用したんだよ。」
「これは、犯行は可能ですね。」
そして、犯人は逮捕できるのか。