実況パワフルプロ野球20xx 「球界の至宝」取得RTA投手チャート   作:TE勢残党

3 / 16
 2022に面白い特能が多いので初投稿です。
 大会編入るまではRTA→小説のローテで行きます。


2/n 蹂躙劇その1

 シニアリーグで無双するRTA、はーじまーるよー。

 

 前回は初期設定を済ませて現有戦力を確認したところまででした。中学のうちはひたすら走り込んでればいいので、単調な絵面は画面右下に追いやりまして、この隙に今後のチャートの進め方について、お話します。

 

 説明などフヨウラ! という方は、後半で試合が始まるまで飛ばしていただいて問題ありません。

 

 まずは中学編での大まかな行動方針について。

 

①球速を132km/hまで上げる(中学2年6月まで)

      ↓

②回復AとケガしにくさAを確保(順不同)

      ↓

③スタミナをAまで上げる

      ↓

④コントロールと変化球を上げる

 

 という流れに沿って育成を進めていきます。え? 女っ気が無さすぎる? 中学編だとコンプラ的なアレでLOVEパワー筆頭にまともな彼女イベントが出ないからわざわざ作る必要がないんですよね、彼女。

 

 後述しますが、この時期に特能のコツ貰っても腐らせるだけなんで……。

 

 モチベの維持にはいいかもしれませんが、それならほむら姉貴の限界オタクムーヴを眺めてれば十分ですよね。今も練習終わりの元哉くんとこにスポドリ持ってきてくれてます。かわいい(パラガス)。

 

 なので基本そういうのは高校まで放置で構いません。本作のLOVEパワー回りの仕様そこそこ生臭いから仕方ないね。流石に中学生がやることやってると色々面倒ですので。

 

 さて、チャート内容について詳しく見ていきましょう。

 

 本チャートでは高卒ドラ1でプロ入りの後、遅くとも5年以内にシーズン防御率を0点台に乗せ海外へポスティングします。

 

 そこから3年以内にサイ・ヤング賞を取って条件達成、という流れを想定しています。概ね仙台の神の子とか札幌のキックボクサーとかがたどった流れを早回しする感じですね。

 

 野球漫画ならどんなチート主人公だよと言われるところですが、悲しいけどこれマイライフなのよね。むしろ二刀流も史上最高球速も実現しないだけマシと思っていただきたい。

 

 そんなわけで、まずは「高卒ドラ1」が当面の目標になります。天才選手の才能の暴力をもってすれば中学までは簡単に無双できますし、最悪活躍できなくてもなんとかなります。

 

 このマイライフの成長ステージは大きく分けて3段階、

 

 中学編:高校で必要になるものを見据えて準備する期間

 高校編:甲子園とプロの為に必要なスキルを揃える期間

 プロ編:高校までに得た能力でいかに成績を上げられるか試す期間

 

 に分けることができます。

 

 プロでの目標が前述した「防御率0点台」と「サイ・ヤング賞」だとすれば、高校での目標は甲子園優勝とドラフト1位指名に加え、卒業時点でステータス的に完成していることも求められます。

 

 したがって中学のうちにやるべきは、高校卒業時点の「完成形」から逆算して、足りなくなりそうなステータスポイントを1点でも稼いでおくこと。

 

 具体的に言えば、ひたすら走り込んで筋力ポイントを溜める、となる訳です。これで今画面右下で走り込んだり投げ込んだりしてる元哉くんの行動がわかりましたね?

 

 しかしカンのいいシリーズ既プレイの兄貴は、今の説明で「ん?」となったかと思います。マイライフなのに筋力ポイント? それはサクセスの仕様じゃないのか? という部分ですね。鋭いです。説明を続けましょう。

 

 今やっているこれはマイライフモードの中学編という位置付けではありますが、システム面はサクセスから流用したところが多いらしく、プレイ感としてはサクセスとマイライフのいいとこどりって感じです。

 

 プロになって以降も原則ポイントを使って成長しますが、行動は1日単位で指定(方針だけ設定しての早送りも可)、彼女やライバル選手からヒントを貰う傍ら、大会ではいちいちピンチになるのを待たなくても全投球を自力で操作可能。

 

 仕様を混ぜたことによる欠点もあれど、全体として非常に高いクオリティでまとまっております。

 

 話を戻しますと、要はプロ入りまではサクセスと同じような成長システムだということですね。

 

 それを踏まえて、今回作る「最強の野球選手」こと元哉君には本格派ピッチャーになって貰わなければいけません。中継ぎや抑えではメジャー挑戦まで時間がかかりすぎますのでね。

 

 そうなると必然的に、この投手チャートにおける最大の敵は経験点、具体的に言えば筋力ポイントになります。

 

 ランダムイベントによる上振れ下振れは一周が長い分比較的リカバリーしやすいんですが、成長ポイントばっかりは一度足りなくなるとカバーが難しいんですよ。

 

 視聴者の皆様の中にも、サクセスで本格派投手を作ろうとして筋力ポイント不足に泣かされた方は多いでしょう。私もその一人です。

 

 本作でもそれは健在でして、特にこういう駆け足のプレイングでは常に「筋力不足」の四文字に追いかけ回されることとなります。

 

 球速はもちろん、スタミナ、重い球、奪三振、球速安定……「本格派」と称されるピッチャーに必要な能力にはことごとく100点単位の筋力を要求され、いくら効率化しようがあっという間に溶けていきます。

 

 さらに厄介なのが、本作に設定されている「年齢補正」「基準値」と呼ばれる二つの数値。画面は大会まで代わり映えしないのでこれも説明しちゃいます。なんなら大会も2年になるまでは投げる→完封を繰り返すだけで単調ですしね。

 

 まず、この二つのパラメータは大雑把に言うと「年代ごとのレベルの違いをゲーム的に表現するためのもの」です。影響するのは、年齢補正の方が球速以外の全能力、基準値は球速のみ。

 

 年齢補正は球速以外の部分に与えられます。今、元哉くんのステータス画面に「中」という文字があるのが見えますでしょうか。これは「今出している能力評価は中学レベルに照らしてのものだよ」という意味です。

 

 中学→高校で2ランク、高校→大学で1ランク、大学→プロで2ランク分、査定に差があり、進級したときその分が再計算される仕組みになっているんですよ。今までのパワプロでよくあった「高校生なのにオールAの敵いっぱい出てくる問題」を解決するために取り入れられた仕様ですね。

 

 割と複雑な仕様なので、理解を深めていただくために例を出したいと思います。

 

 例えば中三で

 

球速130km

コントロールB

スタミナA

スライダー4

フォーク2

ケガしにくさA

奪三振

 

 の選手がいたとします。この選手が高校に上がると、その瞬間にステータス画面の「中」が「高」に変わり、ステータスは

 

球速130km

コントロールD

スタミナC

スライダー2

ケガしにくさA

奪三振

 

 になり、変化量がゼロになったフォークは一度消滅し、代わりにもとのレベルに応じたコツが手に入ります。

 

 球速は前述した「基準値」が適用されるので影響なし、ケガしにくさと奪三振は特能扱いなのでこれも消滅・ランクダウンはしません。

 

 ただし、特能の入手に必要な経験点には年齢と共に補正がかかっており、早くに手に入れようとするほど必要な経験点が多くなります。

 

 ぶっちゃけ中学レベルだと重すぎて取れたもんじゃないので、フィジカルだけでゴリ押しした方がお得です。天才選手の場合、パワプロ特有の「自分が天才だと自覚する」イベントによる能力補正もあって余裕で勝てますしね。

 

 なんというか、若いうちから小手先に頼ってるヤツは大成しない、という妙にリアルな教訓を与えてくれます。

 

 そうこう言ってるうちに大分ポイントが貯まって来たら、「ケガしにくさ」と「回復」を最優先で確保。残りはスタミナに突っ込みます。先ほど上げたマイライフを3期で分ける考え方に基づくなら、中学のうちは高校の練習効率を上げるためにポイントを使うべきです。

 

 体力が微妙な時のケガ率を落としてくれるケガしにくさと、休みや体力回復イベントでの回復量にブーストをかけてくれる回復は、多少効率が悪くなろうとも最優先で確保します。

 

 これにおこづかいを全ツッパして最短で高級アロマと高価なトルマリンリングを揃えれば、練習効率の準備は完了です。

 

 後はスタミナから来る最大体力のアップもできるだけ早期から得ておきたいので、残った分をスタミナに流し込みます。

 

 90(S)に到達すると色々イベントが起こって面倒なので、一旦はAでストップ。その後、コントロールと変化球を上げていきましょう。

 

 ただし、最初に挙げたチャートの通り、上記の流れは球速が「132km/h」に到達した後からスタートするものです。ここで出てくるのが、先ほど説明を残していた「基準値」です。

 

 球速にのみ設定されたこの値は、各年代ごとの日本記録をもとに2段階で算出され、1段階目(概ね日本記録マイナス10km/h)を越えると必要な経験点が激増し、2段階目(2020年代当時の日本記録)を越えると強制的に「ケガしにくさ」がガタ落ちします。くそが(悪態糞土方)。

 

 データの取得元が2020年代になっているのは、作中の時代設定がそのくらいだからでしょう。まぁ遺伝子改造だのドーピングだの機械化だの、もろもろ考えなくていい時代だから選ばれているのでしょうね。

 

 それによると中学での基準値は1段階目132km/h、2段階目142km/hです。高校になると2段階目が163km/hまで跳ね上がります。

 

 本チャートではそこにぴったり合わせる予定ですから、累計で必要な筋力ポイントは完璧にチャート通りに進行しても2000を優に超えます。今のうちからそれに備えてポイントを貯めましょう。

 

 ただし、ここにはひとつ裏技があります。

 

 2年の7月1週にダイジョーブ博士と遭遇し、そこで主人公は自分が天才選手であることを自覚し覚醒する、というイベントがあります。シリーズ恒例のやつですね。

 

 高初期値+覚醒+天才肌の三重補正により、本作の天才選手は歴代最強の呼び声も高いですね。人権の名は伊達じゃありません。

 

 この時の覚醒で成長する能力は固定で「球速+8km、コントロールかスタミナで選んだ方が+20、選ばなかった方が+10、新変化球1つ、選択した変化球の変化量+3」です。

 

 つまり、この時点までに球速を132km/hまで上げておけばバカみたいな量の筋力ポイントを支払わずに140キロの球を放れるようになる訳ですよ。

 

 これらを纏めると、

 

①球速を132km/hまで上げる(中学2年6月まで)

      ↓

②回復AとケガしにくさAを確保(順不同)

      ↓

③スタミナをAまで上げる

      ↓

④コントロールと変化球を上げる

 

 となり、初めに挙げたチャートが完成するんですね。

 

 ただし注意点として、本作では特能のコツを入手した後、その特能を取得しないまま学校を卒業するか、丸3年が経過するとコツを忘れます。中学で貰ったコツを持ったままプロ入りして安く特能ゲット、みたいな無茶は残念ながらできません。

 

 なので、確定でコツをくれる彼女候補やライバルなどのイベントはできるだけ高校以降に回した方が得なんですね。シニアの大会で見かけても、最低限試合で関わるだけにしておきましょう。

 

 さて、長々と説明しましたがようやく秋の大会が始まりました。この時点で監督評価が70以上なら1年からスタメンを任せて貰えます。今回みたいにね。

 

 今回の相手は……最高でも評判B止まり。フン、雑魚が。

 

 本作の世界における中学硬式野球の大会は、現実のそれと似ているような微妙に違うような独自方式が取られています。

 

 現実だといくつもリーグが乱立してそれぞれから代表を出し合い全国大会、という感じなんですが、この世界では()()()()の旗のもとリトルシニアに全て統一されていますので、恐らくその辺の影響でしょう。

 

 各地域の連盟主催大会、全国大会、世界大会で大きく3種。地域大会の優勝チーム+αが全国に出場する、までは縦に繋がってますが、世界大会は日本中から突出した選手をかき集めて代表チームを作るプロ野球方式です。

 

 全国までは年に2回、世界大会は隔年で行われます。マイライフ中学編においては、世界大会は1年生時と3年生時で固定ですね。

 

 そして本チャートにおける必要条件は世界大会での活躍。最悪、代表入りするだけの活躍さえできれば全国では負けても別に構わないんですよ。

 

 私のやるべきは、シニアのチームメイトを鍛えることではなく、世界大会の代表チームで有望なやつと仲良くなり、同じ高校に進学することです。

 

 シニアのチームメイトはどうせネームド以外じゃまともなのがいないので、元哉くんの性能をアピールする場まで連れてきて貰えるだけの戦力があればよし。

 

 見たところ今回はやや上振れ気味らしく、矢部くん達だけでもまぁ十分でしょう。要は全チームから1点取ってくれればいいので。

 

 なのでちょっと考えましたが、やはり(川星ほむらの戦力化は)ないです。彼女は一定の条件を満たした上で勧誘すれば選手としてチームに加入してくれるんですが、そこまでするほど戦力が逼迫してる訳でもないですし、もっと強い選手はいくらでもいますからね。

 

 彼女はマネージャー兼情報要員、秋山殿の戦車道を野球にすげ替えたみたいな活躍を期待しましょう。

 

 では大会です。

 

 1回戦。17-0、4回コールド。

 4回無失点・12奪三振・完全試合参考記録。

 

 2回戦。25-1、4回コールド。

 登板なし。

 

 3回戦。14-0、4回コールド。

 4回無失点・2四球1失策(ノーヒットノーラン参考記録)。

 

 準決勝。9-4。

 登板なし。

 

 決勝。5-0

 7回無失点・被安打3・2四球。

 

 いやぁ快勝快勝。順調すぎてダイジェスト以外なにも言うことなかったですね。どうやら今回、同地区に強力なチームや選手がほぼいなかったみたいです。序盤3回も立て続けにコールドが発生するの結構珍しいですよ。

 

 決勝には見覚えのあるやつがいた気もしましたが、まぁ1年次は弱いですし、抑えられたので問題ありません。

 

 ちなみにこの世界、中学生投手の連投制限とかは現実よりかなり緩いので結構無茶が効きます。小学生の変化球禁止もないらしいという旨がイベントで語られますし、全体的に無茶させがちです。物語的に美味しい展開を作りたいからでしょうかね?(すっとぼけ)

 

 まだ1年なので元エースの先輩と交互に投げ合ってますが、来年からはたぶん全試合投げることになるんじゃないですかね。

 

 裏で色々やってる組織の闇を感じますが、まぁ人気スポーツの宿命ですね。だから、多投連投に備えて回復とケガしにくさを確保する必要があったんですね(メガトン構文)。

 

 では時間も押しているので今回はここまで、次回は全国大会からやっていきます。それでは。




 18:10追記:全体的な構成・細かな字句を修正。
 評価・感想ありがとうございます。モチベーションのもとになっています。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。