伊豆諸島 大黒島
大黒島噴火より2ヵ月
台風の大しけの日に一隻の漁船がまさに遭難しかけていた。
操舵室
「おい、兄ちゃん大丈夫かい?」
船員は後ろで顔色を悪くし、ライフジャケットを装備している若い船員に言った。その問いに
「ハイ、うぷ・・・大丈夫です・・・ハイ・・・うぷ・・・」
青年は言った。外は荒れに荒れ波は高く最悪の状況とも言える状況だった。そんな中
「う――――ンッ・・・・クッ・・・・う――――ンッ」
総舵手が全力で舵輪を回すが思うように舵が効くような気配は見せず
「だめだ船長、舵がまるっと効かない。信じられないよこんな事今まで一度もなかったよ」
総舵手が言い更には
「潮がおかしいなぁ、こんな事はあり得ないよ通常は」
総舵手は言いつつも舵輪をと格闘を再開する中
「そんなバカな事があり得るか!!」
船長は言い
「こんな波でこんな事があり得るか・・・・」
船長は言う中さらに
「うーーーーんッ、船長、何が原因かわ分からないがあの島に引き寄せられかけているぞ」
総舵手は船長に言い、船はその通りに大黒島に引き寄せられるように近づいていくそして
「やむ負えん、無線手SOSだ、遭難なんてしてしまったら最悪だ」
船長が指示を出し、無線手は
「こちら第6八幡丸、こちら第6八幡丸、本船は・・・本船は遭難の可能性あり繰り返す、繰り返す、現在地大黒島西端・・・・・・・・繰り返すッ」
無線手が言うその頃・・・・・・
操舵室
「・・・・・・・・・・・・・・!」
船酔いに耐えていた彼、野川宏は外の異常に気付き、船の窓ガラス付近に近寄るすると突如として島が爆発を起こし地表が抉れると同時に何か、生物のような咆哮が鳴り響き辺り一面が青白く閃光を放ったのだった
「うあぁぁぁぁぁ」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁッ」
「目がッ・・・目がぁぁぁぁッ」
眩い青白い閃光にたまらず船員らは後ろに吹き飛ばされてしまうのだった。その頃
海上保安庁
「こちら海上保安庁、繰り返すこちら海上保安庁、第6八幡丸、も一度現状を教えて下さい、第6八幡丸、どうぞ!!」
海上保安庁の無線手は言う中
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
無線は完全に沈黙してしまい
「どうだ、応答あったか?」
海上保安庁職員は無線要員に尋ねるも
「ダメです、完全に沈黙してしまいました。」
無線要員は言い
「おおよその位置は把握しているか?」
その問いにも
「無理です、内容も飛び飛びにしか聞こえてなかったのですから」
言い
「こりゃぁ・・・大変な事になるなぁ・・・・・」
嵐の夜空を見た海保隊員は言うのだった。
次回~バカンス中の異変~を予定しています。
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