牧瀬家
ダイニング
「おはよう・・・・って優也君制服とは珍しいね何かあったのかい?」
パジャマ姿のお義父さんがダイニングに起きて来る。
「おはようございます、お義父さん。自分でも良く分からないのですが自衛艦隊司令部よりお呼び出しを喰らったようで。」
首を傾げつつ答えると
「優也君なにかやらかしたとかない?」
七瀬と共に朝食を準備しているお義母さんに言われるも
「いえ、これと言ってポカをやらかしたなんて事はないつもりですが・・・・」
答える。
「ほらほら、お父さん邪魔だよ」
七瀬が朝食を配膳し
「あなた、顔を早く洗ってシャキッとしてくださいな」
「ああ、」
そうして義父が顔を洗いそして戻ってきて皆で朝食をとる
「「「「頂きます」」」」
朝食を取りながらテレビを見ていたが1つ、不自然に感じた
「{・・・・・・・・第6八幡丸の事件がニュースになっていない・・・}」
嫌な予感を感じつつも朝食を済ませ
「スミマセン、先に行きます」
制帽と鞄を携え
「じゃぁ七瀬行ってくる」
「ハイ、優也さん」
言い俺は自宅を後にしたのだった。
自衛艦隊司令部
司令官室
「一つの仮説?」
「何です司令?」
司令は俺達に言った。
「牧瀬2佐、高本3佐、貴官たちも本当に不味いタイミングでそれを知ってしまったようだね。」
司令は言い
「今朝のニュースにも第6八幡丸の遭難事件のニュースはかけらもなかった。政府が裏で何かを隠しているというのは直ぐにピンときましたよ。」
俺は司令に詰め寄ると
「はぁ・・・・勘が鋭い部下を持つと苦労するな・・・・言いたまえ牧瀬2佐」
司令は言われ
「[ゴジラ]ではないのですか?政府がひた隠しにしたがってるのは」
言うと
「!!」
司令は分かりやすい反応を見せ
「はぁ・・・・やはり勘が鋭いね。亡き御父上にそっくりだ」
言われ
「まだ仮説段階なのだがどうもその可能性が非常に高いと来ている。今日の午後に君達が救助した第6八幡丸乗組員唯一の生存者である野川宏君がいる病院だ。君と高本3佐で面会に行きたまえ」
紙を1枚渡され詳細を確認するが
「これではまるで軟禁ではありませんかッ!!」
紙には警察病院に監視付きでの入院となっており
「先程も言ったがもし[ゴジラ]だった場合国内中がとんでもないパニックになる事になる。それは君も分かろう」
司令は言うも
「だからと言ってやっていい事と悪い事がある」
「です」
俺も翼も頷く中
「そんな事は君達に言われんでも解っている。だが自衛隊の管轄ではない。それよりもだ君達にはその警察病院に向かってもらいたい」
司令は言い
「警察や海上保安庁は[ゴジラ]の生存には否定的だ。牧瀬2佐や高本3佐は防衛大学在学時には[ゴジラ]の事を調べても居たとか」
言われ
「ええ、そこにある私や翼の個人資料の通りですよ。」
答え
「一応聞きたいのだが、万が一ゴジラの生存が確実として今の状況で我々にどうにか出来ると思うか?」
問われ
「最初の一匹目に関してはかの有名な芹沢博士によって開発された水中酸素破壊剤通称[オキシジェン・デストロイヤー]によって抹殺されました。だが人類は過ちを繰り返し続けた、芹沢博士が命と引き換えにその最初の一匹を葬ったと言うに・・・現有する自衛隊の兵力で勝てると思いますか?あの怪物に」
語気を強めてしまい
「スミマセン・・・・」
謝り
「構わんよ。牧瀬2佐、その[水中酸素破壊剤]と言うのは再現は現状では不可能なのか?」
問われ
「開発者の芹沢博士自身が[後世の我々が悪用する事を恐れ]開発資料を全て破棄そして自らもゴジラと共に沈んだ・・・・・・・再現は不可能です。せめて開発資料が残されていれば何とかなったかもしれませんが、ですが」
言い切ると同時に
「もし[オキシジェン・デストロイヤー]が現代に残っていたらそれこそ政治屋だけじゃない俺達[自衛隊]事態が悪用しないと言う保証もない。非核三原則にも抵触しない大量破壊兵器いや大量殺戮兵器、自衛隊の武器にまず間違いなく加えられていたでしょう[専守防衛]と言う名の脅しの為に。」
答える。そして資料を確認し
「野川君の事ですが、確かに心配ですね。我々の他後は?」
尋ね
「内閣調査室からと野川君の通う大学の森川誠教授だ」
告げられ
「森川誠・・・・・・・教授・・・・・」
俺の意味深な含みに
「どうした?牧瀬2佐」
言われ
「いえ、何でもありません」
俺は言い
「そうか、ではよろしく頼むぞ。それとな第6八幡丸の件についてだが」
「分かっています。不本意ではありますが私は自衛官です。ならば上官の命令には従わざるを得ません。遺憾ながら」
皮肉を込めて言い
「私も同意見であります」
翼も言う中
「2人とも、これだけは覚えておけ、真実を知るだけが救いではないぞ時には知らないからこそ救われる事もある、それを忘れるなよ」
言われ
「「・・・・・・・」」
2人で返事はせず無言で敬礼し
「「失礼します」」
退出する
廊下
「どう思う?」
「政府も政府ですね」
翼は言い
「だが野川君が心配だな」
「ハイ、病院に急ぎましょう」
時計を見て翼が言い
「そうだな。」
俺も頷くのだった。
次回~やはりヤツだった~を予定しています。
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