GODEATERsidestory 変異狩りと救世主の物語   作:紅 星鎖

3 / 4
本編スタートです!



VS戦車変異種

いきなりだが今戦っている戦車が超うざい。

 

 

こと(ミッション)の始まりは二時間前にさかのぼる。

クアドリガの変異種が出たので討伐してほしいと依頼があったので、オレたち《セイヴァー》は勿論依頼を受けた、二つ返事で。

だって変異種を《狩る》のがオレたちの役目だし。

するとマリアスーーうちのオペレーターは、

 

「違いますよ!?

《セイヴァー》の役目はあくまで《偵察》が主だって何回言ったらわかるんですか?!

特にロロ副隊長と天李隊長!

誰が見つけたら倒せと言いました!?

へ?サーチ&デストロイが私たちの信条…?

そんな物騒な信条かがげている暇があったら少しでも他の部隊の方々にウチへの誤解を解いてきてください!

最近、《セイヴァー》は殲滅部隊かなにか、かと本部の監査の人に失笑されたんですよ!?」

 

と長々説教してきた。

だって視界に入ったらとりあえず倒したくなるのが人のサガ、というものだし。

そう言ったら、マリアスに、人にそんなバトルジャンキーなサガはありません!と言われた。

……おかしいな、うちの隊員はこう言ったら天李を含めて全員頷いてたんだけどなぁ…?

それはさておき、今回のミッションは対象の《討伐》である。

大事なことだからもう一度言っておく、《偵察》ではない、《殲滅》である。

よっしゃー!合法的に戦えるー!と、アリスと天李は張り切っていた。

《セイヴァー》最年長のシグルズのおっさんは《討伐》と聞くや否や大量の銃弾をカートリッジにつめ始めた。

オレも回復薬とかが切れてないかターミナルで確認しつつ準備を整えた。

 

 

 

 

 

今回のクアドリガは攻撃パターンも移動方法も通常個体と変わらない。

じゃあどこが変異しているのか、と言われるとただ1つ。

めがっさ硬い!

超硬い!

幸い表面だけで内部は柔だが、討伐にウチの部隊を呼んだほどだ、恐らく通常とは比べ物にならないあり得ない硬さなのだろう。

だから今回のクアドリガの名前はクアドリガ超硬種になった。

安直だが、わかりやすい。

しかしオレたちの攻撃力なら何とかなるだろう。

そう高をくくって、今回のミッションに臨んだ。

 

 

 

 

 

そして今に至る。

硬っ!めんどくさっ!

基本的にあちらのミサイルは避けられる。

未来予知に近い危機管理能力を持つ天李はもちろん、オレたちからしても大した速さではないし。

だが、やはり問題は硬さだった。

アリスのチャージクラッシュもシグのおっさんの特製高威力ブラスト弾も効かない。

ん?あれ……?天李の様子が…おかしい?

………………………………………………イラッ。

 

「うがあぁぁぁぁ!!!!」

 

『ちょっ!天李隊長ストーップ!!

ミサイル来てますってーー!!』

 

天李はしびれを切らしてマリアスの忠告を無視してクアドリガ超硬種に特攻を仕掛けた!?

前面装甲が開いた途端にステップで超至近距離まで接近すると閉まる寸前の装甲に無理矢理銃身を突っ込み、更にリザーブしていたOPを全て使用して撃ちまくった。

結果はご覧の通り、部位破壊成功?!

更にダウンまでした!!

……ここで一気に畳み掛けるか!

開いたままの内部にオレと天李とシグルズが怒濤のラッシュを叩き込む。

 

ガンゴスドンッグチャ!!

ぐぉぉぉぉん!と苦悶の声をあげクアドリガ超硬種が立ち上がろうとした。

だが……!

 

「アリスちゃん、今だ!

ぶっぱなせえぇぇぇ!!!」

 

「りょーかい…!」

 

アリスのチャージクラッシュが弱点にクリティカルヒットし、ようやくクアドリガ超硬種は地に伏した。

 

 

 

 

 

「天李隊長!?

いきなり特攻仕掛けるとか何考えているんですか!?

もし、ミサイルが被弾してたらどうするんですか!?」

 

絶賛説教タイム中です……。

当然だなオペレーターの注意も聞かずにいきなり飛び出したんだからな。

マリアスは怒りMAXの状態で帰ってきた天李に詰め寄っていた。

 

「うぅ…………。

ごめんなさい……。

でも、あれしか状況を打破する方法はないかなーって思ったからつい…ね!」

 

「でも、もつい、もありません!

まったく。

そんなんだから天李隊長はいつまで経っても落ち着きがないんです!!

もう少し冷静さをキープする努力をして下さい!!」

 

「たいちょーがれいせいさをキープするのは、ふかのうだと……おもうよ?

だから、そのへんは、ふくたいちょーかまりーがたんとうしたら?」

 

「ッ!それだッッ!!!!」

 

「「それだッッ!!!じゃ(ねー)(ありません)!!!」」

 

「というか、二人が天李の嬢ちゃんをフォローするのはいつもやってることだろう…?

どうして今更そんなことに怒っているんだ?」

 

「ちげーよ!!

オレたちが怒ってんのは少しも天李がオレたちのフォローを減らす努力をしないっつーことに対してだよ!

全然!まるっきり!!」

 

マリアスも同調するようにうんうんと首を縦に降っている。

というか1つ恐ろしいことに気が付いてしまった。

 

「そういや天李?

お前今年で二十歳だったよな…?

そんな調子で本当に大丈夫なのか………?」

 

すると天李はにっこり笑ってサムズアップすると

 

「大丈夫だ、問題ない!!」

 

と返してきた…。

マリアスは目頭を押さえ、オレは天を仰いだ。

そして、同時にこう言った。

 

「「駄目だ、こりゃ。」」

 




アリス「…………こんなおとなにはなりたくないなぁ。」
ロロ「激しく同感だ……!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。