BADENDの先に掴むもの   作:超高校級の警備員

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 章管理は後からします。


旧校舎のディアボロス
原作開始の死(始)


 駒王学園での生活も一年すぎた。今は両親の思いでが詰まった家で一人で暮らしている。

 僕は駒王学園での学園生活はいたって普通の学園生活を送っている。男子の人数は少ないけど友達もきちんとできた。

 

「誇銅、こんどの休みに松田と元浜とナンパしに行こうぜ!」

「また? いい加減僕を客寄せパンダみたいな扱いにするのやめてよ。どうせ一誠達の変態がバレてうまくいかないんだから」

「いや、お前がいればとりあえずナンパまでは成功する。そこからが俺たちの腕の見せどころさ!」

 

 彼の名前は兵藤一誠、僕の友達の一人だ。

 彼らは休日になると定期的にナンパに行っている。僕は最初は断っていたけど暇すぎて一度ついて行ったのが運のつき。それ以来出汁に使われている。この前なんて女子が一人いれば成功するんじゃないかっていう意味不明な理論で女装させられた。

 結果はいつも通り残念に終わったけど本人たちから言えば「俺たち三人だけの時から誇銅が入ってからの成功率は上昇したけど女装したらちょっと下がった気がする」だってさ。

 一誠たちは毎回毎回ナンパ後に難破してるけどね。

 

 結局僕は一誠の誘いを誇銅は結局受けることにした。 

 こんなしょうもない誘いでも、僕にとっては数少ない男友達からの誘いはうれしいもだしね。

 

「兵藤、誇銅君に変なことを吹き込んでんじゃないわよ!」

「ほ~ら、誇銅君はこんな変態になっちゃだめですよ~」

 

 クラスの女子が僕を後ろから抱き上げる。

 あ、あぁ……。

 

「……やめてください…僕の男として大事なものが削れていくから……(しくしく)」

「男の子の誇銅君はそんなこと気にしなくていいのよ♪」

「僕もう17ですよ……」

 

 この時ほど低身長の童顔が恨めしく思う瞬間はない。僕は両手で顔を隠して羞恥に耐えた。

 僕はこの後しばらく女子たちのおもちゃになった。

 

 

 

 

    ***

 

 

 

 

 その数日後、僕は信じられない報告を一誠から聞く。

 

「俺、彼女が出来たんだ。だから今度の日曜日のナンパは俺いけないわ」

「どうした一誠!? 今日はエイプリルフールじゃないよ!? でも、もし本当なら素直におめでとうを送るよ」

「ありがとよ、誇銅。今度の日曜デートなんだ」

 

 信じられないけど一誠にもやっと彼女が出来たんだね。よかったよかった。

 まてよ、もしかしたら一誠は騙されているのかもしれない。普通にあり得ると思ってしまうのはちょっと悲しいけどね。 

 ……一回だけこっそりついていっちゃお♪ けして面白そうだからとかじゃないんだからね。勘違いしないでね。

 

 

 

    ***

 

 

 日曜日、一誠のデート当日。僕は変装して一誠たちの跡をつける。

 変装といっても、僕の自慢の銀髪を隠すために帽子を深くかぶっているだけだけどね。

 少し遠くから一誠達を見ているが、僕が2回ほどナンパされただけで異常はなかった。

 僕は一誠が騙されていないと思いつつも最後まで一誠達を監視しようと思う。 

 だって結末がきになるから……。がんばれ、一誠。成功したらきっと松田と元浜から呪詛の言葉を浴びせられると思うけどがんばってね。

 

 

 

 

     ***

 

 

 

 もう夕方か……今日はこれでおしまいかな? 

 一誠たちは今公園のベンチで二人で座ってお話ししている。

 一誠たちは何をしゃべっているのかな? 隠れながら近づいてみよ♪ 一応ないとは思うけど別れ話だったら彼女さんが去った後慰めてあげよ。

 

「今日は楽しかったね」

「うん。最高の一日だったよ……ウグゥ」

「ん? どうしたの?」

「な、なんでもないよ。あは、あはははは」

「変なイッセー君♪」

 

 僕は見逃さなかったよ。 今彼女の手が一誠の手にあたった。

 それに一誠はドキッとしたね!? 変態なのにウブなんだから♪

 

「ねえ、イッセー君」

「な、なんだい、夕麻ちゃん」

「ひとつ、私のお願い聞いてくれる?」

 

 ま、まさかここにきて即イベント発生だと! ワォ! 一誠の桜は満開になるのがはやいね~。

 僕は二人の幸せを願いながらその場をこっそりと去ろうとした時

 

「お、お願いってなにかな?」

「死んでくれないかな」

 

 ……へ?「へ?」

 え!? どういうこと!? 今の今まで言い感じで行ってたよね!?

 そう思ってみるとは夕麻さんは手に何か持っている。

 

「そこまでだよ!」

 

 僕は茂みから飛び出して一誠と彼女さんとの間に入った。 

 僕は筋力こそ人並みだが、動体視力にはかなりのものがある。現にこの動体視力のおかげで僕はドッチボールでは当てられたことがない。

 しかし、僕は夕麻さんの手にもっている武器をみて自信が崩れ去った。

 

「へ、光る槍?……」

「見られたからにはあなたにも死んでもらうわ。運がなかったとあきらめなさい」

 

 夕麻さんの背中に黒い翼まで生えてきちゃったよ!? え、なに!? どういうこと!? もうぱにっくだよ。

 

「……一誠」

「なんだ誇銅……」

「逃げるよ!!」

 

 その言葉を合図に僕たちは夕麻さんのいる方向とは逆の方へ走る。

 しかし、突然前方から光る槍が飛んできてそれが一誠の腹に刺さってしまう。 

 そこには黒い翼の生えた男がいた。 

 

「これであなたもおしまいね、人間」

 

 ど、どうしよう!?

 そう焦っていると、突然一誠の目の前に魔法陣のようなものが現れる。

 そして魔法陣のようなものから現れたのは、炎のように紅い長髪の女性、駒王学園三大美女と呼ばれるリアス・グレモリー先輩だ。

 

「私を呼んだのはあなたかしら?」

「いえ、知りません。でも助けてください」

「ちっ悪魔か、ここはひかせてもらう。運が良かったな人間」

「堕天使がなぜこんなところに」

「一誠しっかりして! すぐに病院に連れて行ってあげるからね」

 

 僕は腹を貫かれた一誠を助けるため救急車を呼ぼうとする。

 

「もう手遅れよ。でも、私なら助けられるわ」

「なんだって! お願いします。一誠を助けてください」

「彼は“持っている”わね。いいわ助けてあげる」

 

 リアス・グレモリー先輩は黒いチェスの駒を取り出し一誠に近付けた。

 すると駒は一誠の中に吸い込まれていく。

 

「たしかあなたも駒王学園の生徒だったはね」

「は、はい」

「明日学校の放課後使いの者を送るわ。 

 その時に説明するわ。彼は私が運んでおくから今日はもう帰りなさい」

 

 僕はリアス・グレモリー先輩にお礼を言い、言われるままに帰宅した。

 僕の脳内はパニックになってるけどね。

 

 

 

 

     ***

 

 

 

 

「やっと物語の開始だね。さあ、彼はどのような運命を選択するのかな? 楽しみだ♪

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