BADENDの先に掴むもの   作:超高校級の警備員

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異世界からのポルターガイスト
安息の日常


 体育祭が終わり数日が経った。体育祭の興奮もすっかり冷めてみんないつも通りのテンションに戻っている。まあ通常も高いクラスだけどね。

 一誠と元浜君と松田君はいつも通り変態談義で花を咲かしている。月と恋は少し向こうでアーシアさんと一緒に桐生さんに捕まっている。何の話をしてるかは無粋だから聞かないように僕はイヤホンで音楽を聴く。近くで呼ばれた時に気づけるように小音量でね。

 

「お、おい!大変だ!」

 

 さっそく小音量にした成果が出たよ。突然クラスの男子が駆け込んできた。ん? この展開前にもなかった?

 

「このクラスに転校生が来る!」

『ええええええええええええええええええええええええええっ!』

『マジかよ! ウチのクラスすげぇぇえぇぇぇぇぇぇ!』

 

 そうだよ、イリナさんの時と同じだ。二番煎じだけどみんな最初と同じリアクション。多分体育祭終わりというタイミングがそう思わせないんだろうな。

 と言うか今年だけでかなりの人数がこのクラスに転校してきたよね。

 

「男子か? 女子か?」

「チラッと見ただけだが女子だ!」

『うぉおおおおおおおおおおおおおおおお!』

 

 クラス中大騒ぎ。てゆうかアーシアさんにゼノヴィアさん。月と恋にイリナさん。この一年は転校ラッシュだね。

 先生が入って来て、転校生が来ることをクラスに伝える。クラスのみんなはすごく期待している。かく言う僕もわくわくしている。やっぱりこういうのは何回あってもわくわくするしちゃうね。

 

「じゃあ、入って来て」

『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!』

 

 転校生が入ってくると歓喜の声が湧き上がる。入ってきたのは小柄で中性的な容姿で黒のショートヘアー、そして左側頭部に珍しい髪飾りをしている。……てゆうか……

 

「ルピ・アンテノールです。みんな、よろしくね」

 

 女子の制服を着たルピ君だった。

 おぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!

 

「なんで女子の制服なんですか!」

 

 月が僕より早く机に乗り出してツッコむ。もし月のツッコミがもう少し遅かったら僕がツッコんでた。

 

「きゅ、急にどうしたの!? 別に何もおかしいことなんてないじゃない」

 

 近くの席の女子が月をなだめる。事情をしらないとそうなるよね。

 

「ありますよ! ルピさんは男なんですから!」

『おとこ!』

 

 月の一言でクラス全員がルピ君を見る。その表情は僕の席からは全員は見えないけど隣の席の人の表情は驚きに満ちていることから多分みんな似たような表情だろうね。

 

「あーあ、ばれちゃった♪ すぐに着替えてきまーす」

 

 ルピ君は笑いながら教室を出る。その後ルピ君はすぐに着替えて戻ってきたがルピ君が男と知っていた僕たち以外はルピ君が戻ってくるまで固まっていた。

 

 

 

        ***

 

 

「ねえねえ、なんで女装してたの?」

「やっぱり第一印象は大きい方がいいって盾子姉さんからアドバイスしてもらったからだよ。それに僕って女性ものの服も似合うから」

 

 休み時間になるとルピ君はクラスのみんなから質問攻めにされていた。どうやら女装がスベってなかったのとクラスのみんなが割とこういうのを受け入れるタイプだったのでいい意味で目立っている。

 

「誇銅くーん、一緒のクラスになれてよかったね♪」

 

 僕が自分の席から月と恋と一緒に眺めているとルピ君が急に僕の方へ寄って来て僕に抱き着く。

 

「え!? ルピ君と誇銅君ってそういう関係!?」

 

 ちょ、ちがうちがう!

 

「え! 本当!?」

「これは早くも新しい組み合わせ!」

「ルピ君を見た時から考えていたルピ君×誇銅君の図式が現実になるとは!」

 

 一部の女子たちが暴走する。それがすぐさま全体に伝わり悪循環を生む。ヤバイヤバイ早く何とかしないと!

 

「違うよ!」

 

 声の発生源は以外にもルピ君だった。よかった、本人が否定してくれればなんとか

 

「僕が受けだ! だから正しくは誇銅君×ルピだ!」

 

 やめて――――余計ややこしくなるから。周りもなんか顔を赤くしてひそひそ言ってるよー。

 

「いい加減にしてください! ルピさん。誇銅さんも困ってるじゃないですか!」

 

ルピ君の暴走に月が注意してくれる。ありがとう月。でも……もう何をしても無駄な気がする。

 

「仕方ないよ! これが僕の誇銅君に対する“愛”なんだから!」

「何が仕方ないですか! それにそろそろ誇銅さんから離れなさい!」

「いや。昨日は誇銅君忙しくてあんまり相手してくれなかったし今朝もバタバタして甘えれなかったんだもん」

『!!』

「そんなこと言って今朝は誇銅さんの布団に潜り込んでいたいたじゃないですか!」

「それ言っちゃうんだ? だった僕も言わせてもらうけど僕知ってるんだよ、月ちゃんが毎朝誇銅君が起きる前に誇銅君の寝顔を見てるって!」

「///!……それは今は関係ないです!」

 

 ここから先は二人が言い合いをするたびに僕がみんなからの好奇の目にさらされる。一部の女子はなんかものすごい勢いで何かを描いている。

 僕はもう二人の争いを止める気力はなく机に伏している。すでに僕は二人の言葉を聞いちゃいない。

 

「……」

 

 そんな中、恋が僕の頭を無言でなでてくれる。恋の気遣いが僕の羞恥に熱くなった心を優しく覚ましてくれる。

 

「……恋……ありがとう」

「ん……」

 

 この言い争いは次の授業が始まるまで続いた。

 授業中二人は自分たちがやりすぎたのを自覚したのか顔を真っ赤にさせて俯いてる。“その後”僕たちは“”学校“に居る間”“お互い”の前で口を開かなかった。いや、開けなかった。

 他の人と話をしてもさっきのことの話になると途端に顔を真っ赤にさせて俯く。それは帰路でも同じだった。

 

 

 

        ***

 

 

「ごめんなさい、誇銅君」

「申し訳ありません、誇銅さん」

 

 家に帰り制服から着替えると二人は僕の部屋に来ていきなり土下座をした。

 

「つい自分を抑えられなくて……本当にごめんなさい」

「私もつい我を忘れて余計なことを言ってしまいました。申し訳ありません」

「もう済んだことなんだからいいよ。それに謝罪もしてくれたしね」

 

 あれは確かに恥ずかしかったけどそれだけ僕のことを思ってくれていることでもあるからうれしい気持ちもある。まああの時は完璧に恥ずかしいが優先だったけどね。

 

「月ちゃんもごめん、あんなこと言っちゃって」

「いいえ、私も売り言葉に買い言葉で返してしまいました。すいません」

 

 二人は今度はお互いに謝罪をした。うん、いいことだね。二人って結構言い争いしたりするけど仲は悪くないんだよね。

 

「ほら、もうこの話は終わりにしよ。おいで」

 

 僕は両手を広げる。すると二人はすぐさま僕の胸に飛び込んで来た。二人とも僕の胸の中で嬉しそうにごろごろする。こうしてみるとルピ君は猫みたいだ。……いや、用語のネコとかじゃないよ。体全部で堪能するかのように自分をこすりつけるところがまるで自由な猫みたいだということだよ。

 月は逆に犬みたいだね。あまりその場から動かずその場所を自分の縄張りとしてじっくり堪能する姿が犬みたいに見る。二人ともかわいいな。

 その後二人が離れると今度はフランが僕に抱き着いてきた。僕に抱き着いていた月とルピ君を見て自分もしてほしくなったらしい。さらに僕の部屋の前を通りかかった恋も僕に抱き着く。この二人も僕を堪能……いや、じゃれ付く姿はまるで仔猫と仔犬みたいだ。

 行く場所すべてを堪能するかのようなじゃれ付き方をするフランと落ち着く場所を探してそこでじゃれ付く恋。

 ルピ君と月が猫と犬みたいだけど、フランと恋は仔猫と仔犬なんだよね。不思議。

 僕たちは今日も平和で幸せな一日を送る。

 

 

 

***

 

 

 

 ――月side――

 

 体育祭が終わり数日経ちました。あの体育祭はとても楽しかったです。前の世界ではああいうことはやらせてもらえませんでしたから、みんなで体を動かして遊ぶというのは子供の時以来で幸せでした。

 前の世界では競うといえば戦争や謀略など血なまぐさいことばかりでしたからね。こういう健全な競い合いはとても楽しいです。それに……誇銅さんからのあの言葉も……。

 唯一心残りがあるとすれば二人三脚で息を乱してしまったことですね。そのせいで誇銅さんに一番をあげれませんでした。誇銅さんは気にしなくていいと言ってくださりましたが……残念です。

 でも、もう終わったのですから悩んでいても仕方ないですね。今日も目覚めに誇銅さんの寝顔を見に行きましょう。

 ゆっくり誇銅さんを起こさないように失礼しま~す。

 

「zzz……」

 

 しっかり寝てますね。あぁ、誇銅さん……笑顔がとっても素敵ですけど、寝顔もとってもかわいらしいです。

 

「むにゅ……誇銅くん……」

 

 ? 今誇銅さんじゃない声が……まさか……。

 初日以来なかったから油断してました。私は確信を持ちながら反対側の布団を少しめくる。するとそこには

 

「ルピさん……」

 

 やっぱりルピさんが誇銅さんを抱き枕にして寝ていた。ここで誇銅さんを起こしては今の状況にびっくりされるので誇銅さんを起こさずにルピさんに出て行ってもらわないと。

 

「ルピさん(小声)」

「ん……ん?」

 

 まずは誇銅さんを起こさずにルピさんを起こすことに成功しました。眠そうに目をこすりながらルピさんは私の方を見る。

 

「おはよう、月ちゃん……」

「ルピさん、ここで誇銅さんが起きたら朝からびっくさせてしまいます。誇銅さんが起きる前に出てください」

「ちぇ、まあいっか一応誇銅君を堪能はできたし」

 

 そう言うとルピさんは素直に出て行ってくれました。ルピさんだって朝から誇銅さんに迷惑をかけるのは本意ではありませんからね。

 そのまま誇銅さんの寝顔を数分間堪能しその後朝食の準備へ向かいました。

 

「おはよう、月」

「月……おはよう」

「おはようございます、誇銅さん、恋ちゃん」

 

 準備が終わったくらいに誇銅さんと恋ちゃんが起きてくる。二人は大体準備が終わると起きてくる。というより私がその時間になるようにしてるのです。誇銅さんが準備してくれる時は私がこの時間くらいに起きますからね。

 この後に来るのがルピさんでルピさんが来るのを目処に他の皆さんを起こしに行きます。

 

 

 

       ***

 

 学校に着くと私と恋ちゃんは桐生さんとアーシアさんと軽くおしゃべり。最初は最近の進展を聞かれて焦っちゃったけど今は違う話をしている。

 

「知ってる? 最近出たばっかりの歌手なんだけどね、すっごくかわいいの!」

 

 桐生さんたちとは仲良くしてもらってます。

 内容がちょっとあれな時がありますが……でも大事なお友達です。 

 

「お、おい!大変だ!」

 

 突然クラスの男性が駆け込んできました。なんでしょう?

 

「このクラスに転校生が来る!」

『ええええええええええええええええええええええええええっ!』

 

 クラス中の皆さんが突然叫びだす。びっくりしました。恋ちゃんは相変わらず平然としている。すごいです~。

 そういえばイリナさんが転校してきた時も同じでしたね。これがこの世界の普通なんでしょうか?

 先生が入って来て、転校生が来ることをクラスに伝える。クラスの皆さんすごく期待しています。確かに私もわくわくしちゃいます。

 

「じゃあ、入って来て」

『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!』

 

 転校生が入ってくると皆さんから歓喜の声が湧き上がる。しかし入ってきたのは

 

「ルピ・アンテノールです。みんな、よろしくね」

「なんで女子の制服なんですか!」

 

 ルピさん!? あなたが転校生ってことだけでも驚きなのになんでそんな恰好をしてるんですか!?

「きゅ、急にどうしたの!? 別に何もおかしいことなんてないじゃない」

 

 確かにルピさんは女性ものの服も似合いますけど

 

「ありますよ! ルピさんは男なんですから!」

 

 この場合はそれは関係ないですよね。

 

『おとこ!?』

「あーあ、ばれちゃった♪ すぐに着替えてきまーす」

 

 ルピさんは笑いながら教室を出る。なんで女子の制服を着てきたんでしょう?

 

 

 

      ***

 

 

 

「ねえねえ、なんで女装してたの?」

「やっぱり第一印象は大きい方がいいって盾子姉さんからアドバイスしてもらったからだよ。それに僕って女性ものの服も似合うから」

 

 休み時間になるとルピさんはクラスのみんなから質問攻めにされている。どうやら女装の件は盾子姉さんの仕業らしい。

 

「誇銅くーん、一緒のクラスになれてよかったね♪」

 

 誇銅さんと恋ちゃんと一緒にルピさんの周りを眺めているとルピさんが急に誇銅さんの方へ寄って来て誇銅さんに抱き着く。

 こ、こんなところで抱き着くのはダメだと思いますよ!

 

「え!? ルピ君と誇銅君ってそういう関係!?」

 

 ほら、さっそく騒ぎになっちゃったじゃないですか。

 

「え! 本当!?」

「これは早くも新しい組み合わせ!」

「ルピ君を見た時から考えていたルピ君×誇銅君の図式が現実になるとは!」

 

 一部のクラスメイトたちが暴走しています。それがすぐさま全体に伝わり悪循環を生んでいます。何とかこの場を抑える方法を考えないと。最善はルピさん何とかしてもらうのが一番なんですけど

 

「違うよ!」

 

 声の発生源は以外にもルピさん。そうです! この場を収めるにはあなたが適任です!

 

「僕が受けだ! だから正しくは誇銅君×ルピだ!」

 

 何やってるんですか――! 

 

「いい加減にしてください! ルピさん。誇銅さんも困ってるじゃないですか!」

「仕方ないよ! これが僕の誇銅君に対する“愛”なんだから!」

「何が仕方ないですか! それにそろそろ誇銅さんから離れなさい!」

「いや。昨日は誇銅君忙しくてあんまり相手してくれなかったし今朝もバタバタして甘えれなかったんだもん」

『!!』

「そんなこと言って今朝は誇銅さんの布団に潜り込んでいたいたじゃないですか!」

「それ言っちゃうんだ? だった僕も言わせてもらうけど僕知ってるんだよ、月ちゃんが毎朝誇銅君が起きる前に誇銅君の寝顔を見てるって!」

「///!……それは今は関係ないです! それに誇銅さんの寝顔はとってもかわいいんですよ! ぷにぷにのほっぺをつつくと笑ってくれますし、偶に寝言で私の名前を呼んでくれたりもするんですよ!」

「それがなんなのさ! 今朝は後ろから抱き着いてたからしてなかったけど前から抱き着くと寝ながらもギュッと抱きしめてくれるんだよ!」

「なんですかそれは、うらやましい! でも誇銅さんは……」

 

 そこから私とルピさんは言い合いはまだまだ続きました。お互いにお互いが普段誇銅さんにしてることを言い合う。それは授業の開始のチャイムが始まるまで続きました。

 まったくルピさんは何を考えてるんですか。そんなことをすれば誇銅さんに迷惑がかかることなんて容易にわかるでしょうに。さっきのことで……も……あああ///!

 なんとゆうことでしょう。さっきの言い合いで私たちのこと以上に誇銅さんのことが暴露されてしまいました。へう~……とんだ失態です。これでは誇銅さんどころが恋ちゃんとルピさんにも顔向けできません。

 それから私は誇銅さんたちと恥ずかしくて口をきけませんでした。他の人とは何とか普段道理話せますけど休み時間のことになると恥ずかしさが戻り口を聞けません。放課後、誇銅さんたちといつも通り家に帰りますがいつものおしゃべりはありませんでした。

 

 

 ――恋side――

 

 ルピが学校に来た。誇銅と月……驚いてる。誇銅……かわいい……。

 

「なんで女子の制服なんですか!」

 

 ? 何かおかしい?

 

「きゅ、急にどうしたの!? 別に何もおかしいことなんてないじゃない」

「ありますよ! ルピさんは男なんですから!」

 

 あっそうだった。でも、似合ってるしいいと思う。

 

『おとこ!』

 

 月の一言でクラス全員がルピを見る。みんな驚いてる。月と誇銅も驚いてる。まあいっか。

 

「あーあ、ばれちゃった♪ すぐに着替えてきまーす」

 

 ルピは笑いながら教室を出る。みんな固まってる。石みたい。そんな中月と誇銅だけは少し違う。頭を抱えてる。……?

 

 

    ***

 

「ねえねえ、なんで女装してたの?」

「やっぱり第一印象は大きい方がいいって盾子姉さんからアドバイスしてもらったからだよ。それに僕って女性ものの服も似合うから」

 

 休み時間、ルピはクラスのみんなから質問攻めにされている。月と誇銅と一緒にそれを眺めてる。恋も一緒。

 

「誇銅くーん、一緒のクラスになれてよかったね♪」

 

 うん、よかった。みんな一緒。幸せ。

 

「え!? ルピ君と誇銅君ってそういう関係!?」

「え! 本当!?」

「これは早くも新しい組み合わせ!」

「ルピ君を見た時から考えていたルピ君×誇銅君の図式が現実になるとは!」

 

 なんかみんなごそごそ言ってる。それと……月と誇銅が困り顔してる。

 

「違うよ! 僕が受けだ! だから正しくは誇銅君×ルピだ!」

 

 月と誇銅の表情がさらに落ち込む。

 

「いい加減にしてください! ルピさん。誇銅さんも困ってるじゃないですか!」

 

 月が急に大声でルピを止める。確かに誇銅、困ってた。

 

「仕方ないよ! これが僕の誇銅君に対する“愛”なんだから!」

「何が仕方ないですか! それにそろそろ誇銅さんから離れなさい!」

「いや。昨日は誇銅君忙しくてあんまり相手してくれなかったし今朝もバタバタして甘えれなかったんだもん」

『!!』

「そんなこと言って今朝は誇銅さんの布団に潜り込んでいたいたじゃないですか!」

「それ言っちゃうんだ? だった僕も言わせてもらうけど僕知ってるんだよ、月が毎朝誇銅君が起きる前に誇銅君の寝顔を見てるって!」

「///!……それは今は関係ないです!」

 

 月はそのままルピと言い合いになる。ケンカよくない。でも、今はこっちの方が心配。

 誇銅の額がもう机についてる。どうすればいいかわからない。とりあえず撫でてみる。……元気になって。

 

「……」

「……恋……ありがとう」

「ん……」

 

 誇銅がちょっと元気になった。誇銅が元気になるまでなでる。

 授業のチャイムがなった。誇銅も少し元気出たみたい。よかった……。

 次の休み時間、月もルピもおしゃべりしてくれない。さみしい。でも、月が作ってくれたお弁当はおいしい。

 でも、帰るときも喋ってくれない……さみしい。

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