オカルト研究部の部室の扉を開けるといきなり修羅場だった。
搭城さんに聞いてみると。
一誠がアーシアさん?という人を助けに教会に行きたいと提案したが部長さんにその件に関しては一切関わらないと言ったが、一誠は納得できず無礼承知で詰め寄ったら部長さんに叩かれたらしい。
だが、一誠は一人でも行くと言い始める。
「あなたの行動が私やほかの部員にも多大な影響を及ぼすのよ!あなたはグレモリー眷属の悪魔なの! それを自覚なさい!」
「では、俺を眷属から外してください。俺個人であの教会へ乗り込みます」
「そんなことできるはずないでしょう! あなたはどうしてわかってくれないの!?」
「俺はアーシア・アルジェントと友達になりました。アーシアは大事な友達です。俺は、友達を見捨てれません!」
「一誠、一人じゃ無茶だよ」
僕は一誠の服を掴み止める。
捕まってると言うことは相手は複数だろうね。そんなとこになりたての悪魔一人で行くのはただの自殺行為。
そう一人じゃね。
「誇銅。でも俺は行く!」
「一人じゃ危ない。だから僕も行く」
「誇銅!」
「家族が心から決めたことを止めるほど野暮じゃないよ。だけど心配だから僕もついてく。一誠もそこまで野暮じゃないよね?」
「誇銅……ありがとう。部長、俺たちは止めても行きます」
僕と一誠はすぐさまオカルト研究部を出て教会へ行く。
しばらくして、木場さんと搭城さんが僕たちに追いついてくる。そして、二人もアーシアさん救出作戦に加わってくれることになった。
なんやかんや言ってみなさん仲間思いで優しいですね。
そして今、僕と一誠、木場さんと搭城さんの四人で教会が見える位置で様子を窺っていた。
木場さんの話によると中に堕天使がいるのは確実らしい。
「聖堂の他に宿舎。怪しいのは聖堂だろうね」
「どうしてだ?」
「この手の『はぐれ悪魔祓い』の組織は決まって聖堂に細工を施してるんだ。聖堂の地下で怪しげな儀式を行うものだよ。」
「どうして?」
一誠の問いに、木場さんが答える。
一誠が聞かなかったら僕が聞いてたけどね。
「今まで敬っていた聖なる場所、そこで神を否定する行為をすることで自己満足、神への冒涜に酔いしれるのさ。愛していたからこそ、捨てられたからこそ、憎悪の悪意を込めてわざと聖堂の地下で邪悪な呪いをするんだよ」
「この図面を見た限り入り口から聖堂まで近いな、問題は刺客を倒せるかどうか」
そして僕たちは入り口を潜り一気に聖堂まで走りぬくと……柱の物陰から白髪の神父らしき人影が現れた。
さっそく敵とのご対面だね。
「ご対面!再会だねぇ!感動的だねぇ!」
「フリード!」
「え、だれ?」
僕以外は驚きの表情を浮かべる。
え、知ってる人? 僕だけ仲間はずれ!?
一誠はあったことあるみたいだけど、誰? でも、敵だということはわかるだとしたら……
「俺としては二度会う悪魔はいな……」
「三人とも先に行って、ここは僕が引き受ける」
「でも……」
「木場さんと搭城さんはこの先の戦闘で絶対必要。一誠は行かないといけない。だったらここでこいつを足止めするのは僕の役目。大丈夫、危なくなったら時間を稼いで逃げるよ。僕じゃこの先の堕天使との戦いで足手まといになる。足手まといは一誠だけで十分でしょ♪ だから行って」
言いだしっぺの一誠が行かないと意味がないもんね。
僕はちょっとでも場の緊張感と僕の“死のイメージ”を和らげるために軽口をたたく。
しかもこれが僕が最低限、そして最大限のできることだろうしね。
「誇銅……最後のはひどくない?」
「本当のことでしょ? 僕たちは悪魔になったばかりなんだから」
「誇銅君、気負つけて」
「うん、ついでに僕の神器の試運転もしてみるよ」
僕は自分の神器を発動させて構える。
さて、死なないように死ぬ気で足止めしよう。
「逃がさないよクソ悪魔君達」
「僕が相手だって言ったでしょ?」
一誠たちに襲いかかったフリードを殴ろうとしたがガードされてしまう。
しかし、一誠たちは無事行くことが出来た。
初撃から見ても素人の僕でもわかる。この人は少なくとも僕より強い。勝機があるとすれば僕の戦車の特性で上がった腕力を思いっきり当てること。
「よくも殴ってくれたなクソ悪魔が、獲物を逃がされた罪と俺のセリフを遮った罰でむごたらしく殺してやるよ」
「お手柔らかに」
フリードは刃のない柄と拳銃を取り出す。柄の方も光る刃が出現する。
「ショータイム!!」
じゃあ僕は
***
フリードが光る剣で斬りつけてきたのをかわしカウンターを当てようとするが、柄の部分でガードされ、フリードは距離をあけて銃で攻撃してくる。
しかし、悪魔になってからさらに鋭くなった動体視力のおかげで誇銅は避けることが出来た。
誇銅は避けれるが攻撃が当たらず、フリードは攻撃は避けられるがダメージは受けずといった状況が続く。
しかし、その均衡もしばらくして崩れ去った。フリードの撃った弾が誇銅の足に当たってしまう。
フリードはこれはチャンスだと誇銅にに光る剣を思いっきり振りかぶった。
誇銅も最後にひと泡吹かせてやると思い、出せる力全てを使いフリードに殴りかる。
誇銅の拳より刃が誇銅を切り裂く方が先だった。
しかし、刃が誇銅に当たる瞬間、光る刃が“消えた” 、そして誇銅の拳がフリードに当たりフリードは吹き飛ぶ。
「どうなってるんだ!? 故障か!?」
刃はさっきから出たりでなかったりしている。まるで“狂った”かのように。
フリードは自分の持っている柄が誇銅の殴ったところだけ少し黒ずんできているのを見つけた。
「テメー! 何かしやがったな!?」
フリードは誇銅に向かって銃を撃つが誇銅はその弾を何とか紙一重で避け、撃たれた足も使いフリードの方へ走りフリードを力いっぱい殴った。
「はあぁぁぁぁあぁっ!」
「ごばぁっ!」
フリードはそのまま吹っ飛び気絶する。が、フリードを倒してホッとしていると後ろの扉が開く。
(まずい、いまの僕じゃ逃げることすら難しい)
誇銅は敵の援軍が来たと思う。
「うっ……ぐっ……!」
誇銅は力を振り絞り立ち上がる。たとえ死んだとしても数秒くらいは稼いでやる気持ちで立ち上がる。
しかし、そこにいたのは部長たち。誇銅はそこで緊張の糸が切れ意識を手放してしまう。
(ごめん一誠、助けに行けなくて。そしてありがとうございます、部長)
僕が目覚めた時にはすべて終わっていた。
一誠達は無事救出され、黒幕の堕天使も倒され、フリードという神父は逃げたらしい。そして……
新しい家族が出来たみたいだ。
リニューアルして最初の評価をいただきました。いや~手厳しい。
と言うより前回もこの辺りで低評価をもらったことは何となく覚えていたハズなのに何の対策も改良もしなかった僕が悪いんですけどね。
これを見て改めて読者の評価は怖いってこととまだまだ作者としての意識が低いと思いましたよ。
あたしはこれくらいじゃ負けませんよ、これで気を落としていたらすでに僕はこの世にいませんから。アハハハハ!