ちゃんとタイムリミットに間に合うかな……。
後、明日からはまた18時からの予約投稿をしています。
今日は学校は記念日でお休み。
盾姉もプロシュート兄貴も仕事の予定は入っていない。
テト姉もいろいろと一段落ついてお休みをもらってる。
つまり今日は家族と一日中過ごせる最高の一日なんだ!
最高の一日と言っても、盾姉もプロシュート兄貴もテト姉も仕事で疲れてるから今日はゆっくりさせてあげたいし、土日以外の休日はいつもよりどこも混んでるから基本的に家にいる。
だから一般的な最高の一日ではないと思うけど、僕にとっては一日中家族と過ごせることが何よりもうれしいんだ!
何か特別なことをするわけじゃない。ただただ一緒に過ごせることが幸せなんだ!
「「誇銅~~~♪♪」」
僕が幸せな一日を妄想していると盾姉とテト姉が僕の部屋のドアを勢いよく開けて入ってきた。
家の二大お姉ちゃんが二人して僕に何の用かな?
どっちにしろ幸せな一日が始まったんだね。
……まあ最初はそう思ってたよ。
それが……まさかこんなことになるとは……。
「や~ん♪ やっぱりかわいい~♡」
「やっぱり家の妹弟たちは素材がいいからね。お姉ちゃんも頑張って選んだ甲斐があるわ」
現在僕たちはテト姉の部屋でテト姉と盾姉の着せ替え人形と化している。
僕たちって言うのは月、恋、フラン、ルピ君、僕。つまり子供組全員だ。
別に着せ替え人形になるのはかまわない。だけど……
「じゃあ誇銅は次、このピンクのふりふりのついたやつね」
そう、毎度のことながら女性ものである。
別に家族になら見られてもいいし、写真にとるのもいい。恥ずかしいけどね。
ただ広めないでほしい。
まあ盾姉もテト姉も見せびらかしたりはしないでくれるって最初に約束してくれたしね。
「誇銅さん……とってもかわいいです……」
「……かわいい」
「誇銅お姉さま~♪」
月は僕の隣に座って、恋は僕を後ろから抱きしめ、フランは真正面から抱き着く。
女装さえしてなければ最高の一時だよ。
別に女装が嫌ってわけじゃないけど、女装して今までいい結果になったことなんて皆無だったから。
まあ今までの女装は友達に半場無理矢理だったからね。
そしてテト姉が僕たちのこの様子を写真に収める。
「見て見て誇銅君! 僕ってこんなに似合ってるんだよ!?
さあ! 僕を彼女に選ぶんだ!」
もちろんルピ君も女装してます。
だからってそういうことにはつながらないでしょ!?
もちろんこの様子も盾姉が写真に収めていた。
騒がしくちょっぴり恥ずかしい日常だけど僕はとっても幸せだよ。
この日常を満喫するためなら女装ぐらいどってことないよ!
「じゃじゃあ、誇銅次はこれ着て♪」
「月はこっちね♪」
その後も盾姉とテト姉が渡す服を着たり脱いだり着たり脱いだりし続ける僕たち。
月とルピ君は僕と同じ服を着ると、月は僕の手をとったりし、ルピ君は大胆に抱き着いてお揃いだねと言う。
月と二人で手を握ったり、恋に抱き上げられたり、テト姉と盾姉と一緒に映ったりしてテト姉の部屋での撮影会はどんどん熱くなっていく。
流石、超高校生級のギャルとアイドル歌姫、撮られることに慣れてるからすごいいいアングルで撮れてる。
「ところで、プロシュート兄貴とアルセウスさんは?」
「ん? 二人で散歩に行くって言ってた。晩御飯までには帰るって言ってたからちょっと遠出してるんじゃない?
アルセウスと一緒だからってかっこいいプロシュートがナンパされないとは言い切れないけど、あんまり夫を拘束するのはいい嫁と言えないからね♪」
「嫁って……二人は夫婦じゃないし、どっちかって言うと相棒って感じだけどね」
「もーうるさい、お姉ちゃん! そのうち夫婦になるからいいの!」
それから僕たちの撮影会はまだまだ続いた。
そろそろ晩御飯の買い出しに行かないといけない時間になった時、このままの恰好で行くことを提案されたけどもちろん却下。
こんな姿を喜んで見せるのは家族だけです!
***
家を出て昼過ぎ頃、プロシュートとアルセウスは高いビルの屋上から町を眺めていた。
周りに人気はない。プロシュートとアルセウスの二人だけ。
ただ立っているだけなのに二人の背中からは凄味を感じる。
「……小させえ町だな」
「まあな」
「こんな小させえ町の中で普通ならあり得ない現象が多々詰め込まれた。
そりゃ巻き込まれもするわな」
プロシュートは町を眺めながらその場にそっと座り込む。
「誇銅は少しの間とはいえその中で独りぼっちであった。
背負わされた物は大きく、背負う体は小さい。
ともに背負える者もおらんかった」
アルセウスもプロシュートの左横にそっと座り込む。
プロシュートはポケットから煙草を取り出して火をつける。
「ふー。だが、今は俺たちがいる。
俺たちはあいつに救われただけでついてきたわけじゃねえ。
少なくとも俺は誇銅には守る価値があると思ってついてきた。
冷たくとも優しい、白銀の精神を見たからな」
それを聞いたアルセウスはプロシュートの煙草を一本そっと手に取る。
プロシュートはそれに気づいていない。
「誇銅に見たものか。言葉にするのは難しいが確かに我もそんな感じのものを感じたな。
だから一度は人間に裏切られたが、あの時誇銅を信頼してみようと思った。
その判断は間違いではなかった。今はこんなにも素晴らしい家族の絆ともいうものを感じられている。
だからこそ、我個人的にもこの幸せを守りたくなった。
だから、この幸せの要とも言える誇銅を害する者はてってい……ゴファゴホゴホ!!」
プロシュートからとった煙草に火をつけて吸った瞬間盛大にむせたアルセウス。
そんなアルセウスの背中を軽くたたくプロシュート。
「無理に吸うんじゃねえよまったく。
しっかりしろよ創造神様よー。
大丈夫か?」
「ま、まあ゛大丈夫だ……ゴファゴホゴホゴホ!」
「え? それ信用していいのか?
もしかして、タバコって創造神が吸っちゃいけないものだったりしないよな?」
二人の背中からは覚悟を決めた男の凄味が感じられていたが、その雰囲気が一瞬にして崩れ去った。
今はただの男友達の会話となっている。
「しかし、我が子同然の誇銅たちもそうだが、我が生み出した龍たちも我が子同然だ」
「急に戻んなよ。
確かディアルガ、パルキア、ギラティナだったっけ」
「そうだ。お主等から見ればそうでもないだろうが、我から見れば可愛い奴らだ」
アルセウスは照れながらも表情がうれしそうに崩れている。
その顔はさながら親ばかとも見える。
「ディアルガとパルキアのやつは時々仕事をほっぽり出してギラティナのいるところに遊びに来たりしておった。
ギラティナも兄としてかよくディアルガとパルキアを可愛がっておった。
そして三匹して我のところにもちょくちょく来ておったわ。
その度に我は仕事をしっかりせえと言ったわ。我がこういってもちょくちょく来ておった。
あやつらもやっと自覚が出てきたのか最近は全然見ないのう。甘え癖が再発するといけないから会いには行かんが、ちょっぴりさびしくも感じるがうれしいことだ」
「お前がむせてから一気に雰囲気かわったなおい。
てか、あんだけむせてたのに立ち直りが急すぎんだろ」
プロシュートはお父さんスイッチの入ったアルセウスをどう扱ったらいいのかわからなくなっていたが、自身も途中から兄貴スイッチが入り普段弟や妹たちとの出来事をはなし始めた。
それから適当にこれからのことも話しながら基本雑談で夜までふらふらと歩きまわったりして家に帰った。
***
その日の夜、ギャスパーはバイクに乗って自宅まで走っている。
乗っているとはいえ運転手の後ろにつかまって二人乗りをしてるだけである。
「ちょっと休憩するか?」
「いえ、大丈夫です、ペンタゴナさん」
白いバイクの運転手はペンタゴナ。
なぜペンタゴナのバイクにギャスパーが乗っているかと言うと、ギャスパーはこの前のサイラオーグ・バアル眷属との試合で自分の力不足を痛感し、自分を鍛えるためにバッボとシャルルに自分を鍛えてほしいと頼みにいったのである。
一応ギャスパーは強くなってみんなをびっくりさせるつもりなので詳しい行先はレイヴェルにしか伝えていない
「でもよ、シャルルとバッボの鍛錬について行こうなんて無理があるぜ。
ギャスパーも相当無茶苦茶な思考だな。
私の勘的に赤龍帝に感化されたとかか? 試合で感じたにはあいつはだいぶ感情的な奴っぽかったからな」
始めはシャルルとバッボに鍛えてもらうつもりだったが、体格的にトレーニングメニューに無理があったためにバッボに断られてしまった。
そして次にシャルルに頼んだのだが……
「特にシャルルのトレーニングなんか拷問に近いからな。
シャルル曰く、悪魔として大胆に振る舞いたいからこそ日々の精進は怠らないだそうだ。
純粋な強さを求めるギャスパーとは目標が違う。
それに単純に力を求めるなら一般的なトレーニングと神器の勉強で事足りたんじゃないか?
ちょうどいいことにアザゼル総督が近くにいるんだし。
神器の勉強には事足りるだろ?」
「いえ、安易に新しい力には頼りたくないんです。
きっとそれに逃げてしまいますから。それに、僕にはこんなに強力な神器があるのに新しく求めるなんて贅沢です。まずはこの目を使いこなせるようになってからです。
シャルルさんとバッボさんと戦ってつくづくそう思えました。
お二人は本当に自分の実力だけであそこまで強いんですから」
ギャスパーは自分の思いを正直に伝える。
それを聞いたペンタゴナはただただ関心していた。
「それに、ここに来たおかげでペンタゴナさんと有意義な訓練もできましたし」
「ハハッ、うれしいこと言ってくれるじゃんかよ。
最初はバッボとシャルルから流れてきてどうしようかと思ったけどね。
体術についてはまだ光るものは見えないけど、能力の応用はいいかんじかもね。
“あの技”が完成すればかなり強力だな。
まっ、完成しても負けないけどね」
「お、お手柔らかにお願いします」
その後も雑談をしながらバイクを走らせる。
そしてついにギャスパーの家の前までついた。
「じゃあ、また時間がある時な」
「はい、今日はありがとうございました。またお願いします」
「おう」
ペンタゴナは帰路へバイクを走らせる。
「ふんふふ~ん♪……ん?」
ペンタゴナは気持ちよくバイクで風を切って走っている時、不意に今まで感じたことはないがどことなく懐かしい気配を感じた。
最初はどこから感じるのかペンタゴナもよくわからなかったが、その気配は自分の斜め前方から来ていることに気づく。
そして同時にそれが殺気であることも。
「なッ!!?」
「コーホー」
その気配の正体は錐揉み回転しながら突っ込んできた。
それによりペンタゴナのバイクは大破。
そして…………
***
一方その頃別の場所では。
「オラァァァァァッ!!」
「ヌァァァァァァッ!!」
バッポとバッポよりは小さい巨体の男が死闘を繰り広げていた。
局面は体格差もありバッボが優勢に見える。
「ヌグッゥ!」
「甘いっ!」
男は体格差を潰すため寝技に持ち込もうとするが、バッボに軽く返されてしまう。
男は大柄なこともあり普段は寝技など使わないのであろう。
対するバッボは自分の利点を最大限に生かすために様々な近接技の練習をしている。その中には当然寝技も入っている。
男はこのままでは勝てないと悟ったのか隠していた鋭いナイフをバッボの心臓あたりに振り下ろした。
「凶器の使い方がなっちゃいねえなぁッ!
もっとも、その程度じゃ俺様のボディに傷をつけることすらできねえぜ!」
だがナイフはバッボのボディを傷つけることもできずに折れてしまった。
***
一方その頃別の場所では。
「ケ、ケケ~……」
「口ほどにもねえな。どうやら覚醒者では無かったみたいだな。脆すぎる」
シャルルは訓練中に襲撃してきた男と対峙していた。
シャルルもいつも通りの戦い方で相手をかく乱する戦い方をしたが、現在男は仁王立、シャルルは既に立っているのがやっとに見えるほどのダメージを負っている。
「まったく、とんだNewfaceの登場ネー。
でも、このままじゃ負けませんヨー!」
「まったく、どこにそんな軽口をたたける気力があるのか。
まあ殺すことには変わないがな」
「悪魔はただでは負けまセーン!!」
さっきまで素の口調に戻るほど余裕がなくなっていたシャルルに軽口と笑みが戻った。
そしてお得意のバネの形をした剣を二本創り両手で握る。
***
「まあまあ楽しめたかしらね」
「……」
サイラオーグは地面に仰向けで倒れてピクリとも動かない。
一緒にいたレグルスもボロボロで死んでいないのが奇跡な状態。
「あなたの試合見せてもらったわ。ただの悪魔にしてはかなり良かったわよ。
もしあなたが“こちら側”の種族だったらもっといい戦いができたでしょうね」
サイラオーグの意識は既に途切れかかっている。
その途切れかかっている視界が最後に見たものは、綺麗な緑の水着のような衣装とそれと全くあっていないスニーカーを履いた女性の後ろ姿。
評価怖い評価怖い評価怖い評価怖い評価怖い評価怖い評価怖いついに5.0を下回った。
アンチ・ヘイトだからとまだ評価人数も多くないから大丈夫! と、自分で自分を慰めて寝ました。
夢の中で
これが20人台と5.0番台巻き返し不可だとチラシ裏に引きこもるかも。できればこっちはそこそこ気合入れてるので感想欲しいし、見てもらいたい。
それに……こんな作品でも楽しんでくれる人も少しはいるから……。
趣味で書いてるとは言え劣等感が強い私にはちょっとヘビーパンチすぎるぜ~。
よければ感想お願いします。(ホント手加減してください。お願いします!)