次の日、リアスたちに魔界から緊急の報告が届いた。
その内容でリアス眷属は緊急集会が行われることに。
「サイラオーグとその眷属数名が負傷か……」
その内容とはサイラオーグとその眷属が何者かに襲われて重傷を負ったということ。
もしこれが一般の悪魔が襲われたなどならばここまでのことにはならない。
襲われたのがあの若手No1のサイラオーグ眷属だからだ。リアス・グレモリー眷属とのレーディングゲームでもその圧倒的実力の高さを見せつけたサイラオーグ・バアル眷属が誰にも知られずにここまでの重傷を負わされたことが問題となっている。
「しかも、サイラオーグと騎士のシャルルは意識不明の重症。
兵士のレグルスもかろうじて命をつないでいる状態らしいですわ」
「まさかあのサイラオーグさんをそこまで追い込むなんて……これを見た後でも信じられません」
「僕も同感だよ。それに僕が戦った騎士も相当な手練れだった。
彼程の技量がある剣士がやられるとなると敵も相当だね。それが……」
報告書ではサイラオーグとレグルスは全身が何かに抉られたかのような状態で最低限の応急処置をされた状態で倒れており、シャルルはバアル領にボロボロの状態で空から降ってきたと書かれている。
そしてシャルルのトレーニング場所にはシャルルがよく創って乗っていたものより数段バネを強力にした剣が落ちていたことから自力で戦線離脱したものと思われている。
その際シャルルは敵のものであろう右腕を捩じりきった形でバネの形をした剣に挟まっていたそうだ。
「しかし、私はこっちの報告の方が信じられんな」
「まあ、こっちもサイラオーグさんがやられたことと同じくらい信じれないぜ」
「ゼノヴィアとイッセーの言うとおりね。まさかあのサイラオーグ眷属を倒したのが……ただの人間だなんて」
魔界はサイラオーグ眷属の治療の次にシャルルの持って来た右腕を調べることに。
するとそれはただの人間の手であることが判明したのだ。
そして次にその人間がどこに属する者かを調査。戦闘があった場所でのかすかに残ってるであろう光力、魔力、神器の反応それらを徹底的に調べることに。
だが、それらの反応は全く発見されなかった。
しかも、早々に戦線離脱したことでほぼ無傷の僧侶ペンタゴナと唯一敵を撃退した戦車バッボの証言で敵は神器や魔法を使うどころが丸腰だったと証言。
さらにサイラオーグとシャルルの傷跡からも武器や魔法を使わずに素手であることを証明している。
「人間ってことは英雄派の仕業ってことですかね?」
「いや、英雄派は人間であることに固執すれど神器を使うことに一切躊躇しない。
だがこの犯人は状態と話を聞く限り何か腑に落ちない」
「ということは、新勢力と考えた方がよさそうですね」
「そうね」
リアスたちの緊急集会はとりあえずそれで終了となった。
壁に砂で出来た耳があることも知らずに。
そしてリアス眷属はサイラオーグ眷属のお見舞いのために冥界に行くことに。
その時一誠も誘おうと提案して眷属のほぼ全員が賛成するが、誇銅たちはタイミングよく親戚の葬式ということでしばらく休むことになっていた。
***
「で、ここに来たってわけアルか」
「はい……」
誇銅です。僕は現在京都に来ています。
なんで京都にいるかって?
それはソーナさん関係で学校に行っていた盾姉がオカルト研究部を盗ちょ……盗聴してよくないことを聞いたらしいからだよ。
ゲオルグさんの情報で前々からいろいろ準備しておいたから素早く逃げることに成功したよ。
ちなみに戻った時にまた不穏な情報が入れば今度は盾姉の身内(架空)を殺す予定だ。
そこは変にリアルに名前までしっかり決められている。戦場骸ってね。
京都に来た僕らはまずボニータさんを訪ねようとしたとこ偶然青娥さんと出会った。
そして現在、青娥さんの家にお邪魔しています。
「しかし、こんなに早く再開できるとは思わなかったアルね。
大体一年後くらいと予想してたアル」
「僕たちも予想外の出来事ですから」
「共に戦った仲間と再開できるのはうれしいことアルな」
「はい」
「……コク」
青娥さんは僕たちのことを歓迎してくれてるみたいでうれしかったよ。
ちなみにこの部屋には僕と青娥さんと恋しかいない。
あんまり大人数で急に押しかけるのは迷惑だと思ったので、一番面識の多い僕と恋の二人で行くことにしたんだ。
だから次に面識の多い月とルピ君はお留守番。他の家族も同様にね。
僕たちは出されたお茶を飲みながら青娥さんと軽く近状報告をする。
そして一通り話したところで青娥さんは立ち上がる。
「じゃあ私はボニータに誇銅とその家族が来てることを伝えとくアル」
「ありがとうございます」
「……ありがとう」
「いいってことアル。
私は行けないから、また後日にでもボニータも交えてゆっくりしようアル。
一応私は陰陽師だからホイホイ妖怪の領地に足は踏み入れられないアルからな」
僕と恋は青娥さんに見送られて今日の宿に戻ることに。
後日、僕たち全員は指定された通り稲荷神社の前で待った。
するとしばらくして目に見えて他の人の姿が減っていきついには僕達だけとなった。
そして……
「誇銅きゅ~~~~~~~~~~ん!!!」
「へぶっ!!」
横から土煙を上げながらすごいスピードで迫ってきたボニータさんの激しすぎるハグをもらう僕。
不思議と衝撃だけで痛みはない。
そう言えば前来た時八坂さんからボニータさんはショタコンで誘拐の常習犯だった話を聞いたね。
たぶんその時に身に着けた技術なんだろう。
なんて使い時が限定される技術なんだ。
「あんたたちが誇銅が言ってた愛しの家族たちか?」
ボニータさんは僕を抱えたまま僕の家族たちに確認をとる。
やめてよボニータさん、確かに愛しの家族って言ったけど本人たちの前で言われると恥ずかしいよ~。
ほら、家族達もなんだか優しい目で僕を見てるし。
僕は顔を真っ赤にしながら両手で顔を隠す。
「てか誇銅、恥ずかしかったら別にオレの胸に顔をうずめたっていいんだぜ?」
「計算だったんですか!!?」
そこまで計算できるショタコンだったんですか!?
その新事実に驚きで恥ずかしさが一旦飛んで行った。
それからいろいろとごちゃごちゃしつつではあったが、無事八坂さんのところへ連れて行ってくれたよ。
ちなみに場所はリアスさんたちと行った屋敷ではなく、最終日のプライベートで招待された場所だ。
そして京都に来ているのは僕達だけじゃないみたい。
「ムフ~、ジャンヌちゃ~ん~♪」
「ちょ、御大将酔いすぎ。
あっ! だめだめ! それ以上はッ……ふわぁ~……」
「レオナルド、見ちゃいけません。そして聞いちゃいけません」
そこには酔ってジャンヌさんに百合な方向で絡んでる八坂さんと英雄派の皆さんが先に始めていた。
英雄派の皆さんはジャンヌさんと八坂さんに背中を向けてちょっと前かがみになっている。
英雄派の皆さんはなんで京都に?
「ん? お~誇銅、恋、月、ルピ、久しぶりじゃの~。
そんなところにおらんとこっちにこい」
「はあ……はあ……はふぅ……」
ぐったりしてるジャンヌさんを若干気にしつつもその輪に加わる僕たち。
僕は八坂さんに軽く挨拶とお互いまた会えたことを喜び合う。
もちろん恋や月に手を出そうとしたのはしっかり止めさせてもらったよ。
その後僕は曹操さんのところへ。
「お久しぶりです、曹仁さん」
「
「……どうして曹操さんたちは京都に?」
「なんだ今の間は!?
まあいっか、ちょっと京都のバッファローに新技のテストを頼みに来たんだ。
こっちでもいろいろな面でのテストをしたんだが、純粋なパワーと技量のテスト相手がいなかったためにな。
後は前に予想以上に京都を巻き込んでしまったことへの改めて詫びをしに来たってとこだ。
そしたら宴会に呼ばれたってわけだ」
確かにボニータさんなら純粋なパワーはトップクラスだろうし、かなりの実戦経験もあるだろう。
それにしても改めてお詫びに来るなんて当たり前っぽいことだけと真面目だね。
確か曹操さんたちは禍の団っていうテロリスト集団に属してるはずだけどね。まあ曹操さんがテロリストみたいな考えは一切ないのは僕も知っている。
今考えると悪魔側はそういったことをちゃんとしてるとこを見たことも聞いたこともないけどちゃんとしてたのかな?
多分裏ではしてる……いや、ちょっと怪しいかも。
「テストの結果はどうでした?」
「ああ、10分もしないうちに京都のバッファローに核以外を粉々にされた……」
曹操さんの声のトーンが暗くなる。
その落ち込み具合から結構な自信を持っていたことが読み取れる。
それを聞いていたボニータさんがこちらに来る。
「だ~から悪かったって」
「いや、いいんだ。ちょっと自分たちの未熟さがわかって衝撃を受けただけだから。
実践に投入する前でむしろよかった。
それに核さえ無事なら修復にもそう時間はかからないし。てか修復はもう終わってる。
むしろ核まで壊さないでくれたことを感謝する。
あと修復するまで泊めてくれて」
だいぶ雰囲気が落ち込んだけど何とか持ち直してきたようだ。
そんなことをしてる間にさっきまで盾姉とプロシュート兄貴とアルセウスさんと話していた八坂さんがテト姉に目を付けた。
ちなみに僕がこれを発見したのは事後。
「ムフフ、ここにもかわゆい
「お? わわっ!」
「よいではないか、よいではないか……んお? お主かなり力があるのう。
ここまで力を入れてビクともしないとはボニータくらいじゃぞ」
「うぃ~すアル、ちょっと遅れ……えっ! 重音テト! 本物アル!?」
お酒の席に途中から青娥さんも来てさらに大賑わいとなる。
家族水入らずもいいけど、仲のいい他人も交えてのも楽しいな。
本当に、家族と京都に来てよかったよ。
***
リアス・グレモリー眷属はサイラオーグ・バアル眷属のお見舞いにサイラオーグたちの入院しているシトリー領にある病院に足を運んだ。
本当は全員でくる必要など皆無だが、一番最近のレーティングゲームで戦った相手であり自分たちをうちやぶった相手であると同時に
それでも流石に多いので病院にはリアス、一誠、ギャスパーが行きバアル領にはその他のメンバーが行く。
リアスたちがサイラオーグのいる病室にバアル家の執事に道案内されている時、三人の前に包帯だらけだが元気そうなシャルルが飛び出す。
「HI! 今日もイイ天気ネー!」
「うぉ! 急に飛び出してくんなよ!
てか、そんな状態だけど大丈夫そうでよかったぜ」
一誠は包帯まみれだが元気そうにはしゃぎまわるシャルルを見て少し安心する。
話では一番重症そうだったシャルルがここまで元気に回復してれば
「これくらいど~ってことないネー!!
HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」
シャルルはその場で大笑いを始める。
その元気な笑いを聞いてリアスとギャスパーも安堵の表情を見せるが、執事の表情はよろしくない。
するとシャルルの様子がなんだかおかしくなっていく。
「HAHAHAHAHAHA! What? 皆なんで二人に増えてるデスカー?
アハハいつの間に外に出たんでショ~綺麗なお花畑が……あっ虹もみえるデース。
これで紅茶とおいしいスコーンがあれば文句ナッシングネ」
「あっ! やっと見つけましたよ!
また病室を抜け出して。みなさん見つけました!」
「もうすぐ Tea Time ネー! スコーン用意して、Waiting for you!」
シャルルは大勢の看護師に連れて行かれる。
その様子を見てリアスたちはただぽかんとなっていた。
「あ、あれって……?」
「シャルル様はあまりにも重傷で治療の際にキツイ薬を使用したらしく、その副作用が出てると聞いていました」
「シャルルさん、大丈夫なんですか?」
「まあはい。以前にも一度あったことなので。
前の時も副作用でかなりおかしくなってましたが割と早く完治して後遺症もありませんでした」
執事の言葉を聞いてギャスパーはひとまずほっと胸をなでおろす。
その横で一誠はもう一つ質問する。
「でも、レーティングゲームの時のテンションとそう変わりない気がしますけど」
「それはシャルルさんの元々の性格です」
そんなこんなでリアスたちはサイラオーグのいる病室にたどり着いた。
そこにはシャルル同様包帯まみれのサイラオーグと少年状態で眠っているレグルス。
「おお、リアスに兵藤一誠、それにギャスパー。よく来てくれたな」
「こんにちはサイラオーグさん」
「こんにちわ」
「ええサイラオーグ。怪我の具合はどうなの?」
リアスは怪我の具合を尋ねる。
「残念ながらまだまだ良くないな。まだ自由に歩くこともできない。
レグルスも命は繋がったらしいがダメージが大きすぎて意識が戻るのはまだ先だと。
眷属一自己治癒能力の高いシャルルだったら既に回復してるかもな」
「え、ええ。確かに歩き回るくらいは元気だったわ。よね?」
「ええ、確かに」
リアスの同意を求める声に一誠は少し言葉を詰まらせながらも同意する。
その様子を見てサイラオーグは?な表情をしたが、すぐに何かを思い出して「ああ、あれか……」とつぶやいた。
というのも最初にシャルルが重傷を負っておかしくなったのは転生後の話なので知っているのは当然。
しかもその原因がシャルル独自の過酷すぎる地獄のトレーニングのせいであり周りの眷属は無傷なので知っていて当然である。
「ところで、貴方を襲った相手はどんな奴だったのかしか?」
「あっ俺もそれ気になってました。報告書にはその辺は何も書かれてなかったし」
リアスと一誠はやっと一番知りたかったことを質問した。
サイラオーグは少し表情を暗くしながらも口を開く。
「とてつもない強さだった。
体の一部をワニや蛇などの獰猛な爬虫類に変えることができた」
「でも、そのくらいの相手なら」
「いやいや兵藤一誠、それはあくまでおまけみたいなもんさ。
相手は基本人型をしているが、その状態の時ですら単純な力も技術も負けていた。
俺が禁手化して向こうもやっと変身能力を使ったくらいさ。
単純でフェアな戦いで完膚なきまで打ち負かされた。
リアスたちとのレーティングゲームで少し天狗になっていたのかもしれない。それがレグルスを使えば勝てると思いあがった俺の失態だ」
サイラオーグは申し訳なさそうな目で眠っているレグルスを見る。
その様子を見たリアスたちは気の毒そうに俯く。
「俺が持ってる情報はこの程度だ。
あまり力になれなくてすまない」
「いえいいのよ。こっちこそこんな時に押しかけてごめんなさいね」
リアスと一誠とギャスパーはそうして病室を出て行こうとすると、ここまで案内してくれた執事が飛び込んで来た。
あまりにも急いで入ってきたためリアスたちもよほどのことがあったのと考察する。
「大変です!」
「どうしたの!?」
「実は……」
執事は病室のテレビをつける。
***
リアスがサイラオーグのお見舞いに行って数時間後、突如魔王の一人、ファルビウム・アスモデウスの屋敷に7つの黒マントの影が飛び込んだ。
その黒マントは次々にファルビウム・アスモデウスの眷属を倒していきファルビウム・アスモデウス本人までたどり着く。
そして……
突如冥界すべてのテレビが同じ映像を映し出す。
そこに映し出されたのはボロボロになって倒れている最上撃球悪魔、四大魔王の一人ファルビウム・アスモデウスと大きな白い足。
テレビの前の悪魔はファルビウム・アスモデウスは命にかかわるような怪我は負っていないが誰がどう見ても負けた姿に視聴者はテレビに釘付けになる。
そして横たわっているのがファルビウム・アスモデウスとわかる十分な時間が経過したころカメラの目線は上の方に移動してファルビウム・アスモデウスと一緒に映っていた大きな白い足の本人の顔を映す。
「こんにちわ、悪魔の諸君。
私の名はパルテノン。
『超人同盟』の最高幹部の一人だ」
パルテノンと名乗った男はまるでパルテノン神殿に手足が生えたような姿をしている。
パルテノンはカメラに向かって淡々と話始める。
「見ての通り悪魔のトップ、四大魔王が一人は私が倒した。
もちろん一対一でだ。
正々堂々フェアな戦いでな。
まあ、こう言っても信じぬ者は信じぬだろうが」
実際に視聴者の悪魔たちはパルテノンのフェアという言葉をまるまる信じてはいない。
一応ファルビウム・アスモデウスの屋敷にいくつかの侵入者が降ってきたのを見た悪魔は少なからずいる。
だが、逆にそのものから見れば敵が少数であることがはっきりと理解できている。
さらに近くにいた者はファルビウム・アスモデウスのあふれる魔力を確かに感じたことで少なくとも不意打ちや能力などを封じた戦いはしていないということもわかってしまっている。
「そんなのはこれから証明するとしよう。
我々超人同盟の狙いは、我々“超人”こそが最も優れた種族であることを世界に証明することだ。
そのためにまず手始めに増長しきった三大勢力、その手始めにこの冥界を降す。
現在冥界には我々超人だけが使える結界が貼ってある。外部との接触はできん。
この結界は貴様らに解くとこができるほど軟な物じゃない。
公平な制約の元につくられしもの。
そこで我々と勝負だ!」
パルテノンの顔がドアップで映し出される。
そして今度は後ろのボードに掛けられている冥界の地図を映す。
「勝負の内容は単純明快、私を倒すことだ。時間は無制限。
ただし、私と戦うためにはレーティング会場として使われる場所六か所にいる六人の私の部下を倒さなくてはならない。
参加人数は最大1000人。ただし、同一人物は重複不可だ。
試合フィールドは10m×10mの広さで一対一。武器は持ち込み可、使い魔は不可、観戦不可。
勝敗は基本的にどちらかが戦闘不能となるかギブアップするかだ。
ルールとしてフィールドの外、空中も含む場外に30カウントいた場合負け。場外の者に攻撃するのも反則、場外からの攻撃も反則負けだ。
なお、空中は30秒以上いると場外負けであり、空中戦闘は場外攻撃とはみなさない。
試合は連続して行われるが、こちらの選手の消耗が激しい場合において任意で試合後最長一時間の休息をとることが可能。
最終的な勝敗はそちらの戦士1000人が全員敗北するか戦う意思がないと判断されれば我々の勝ちとなる。
他の詳細は私の部下に聞けば大体わかる。
あくまで我々は勝負をしにきている。いきなり襲うような無礼なことは決してしない、超人の誇りにかけて。
貴様らの挑戦待っておるぞ。
おっと、当たり前のことだが一応言っておこう。これはあくまで試合だ、始まりと終わりのゴングの音は厳守するように」
そしてファルビウム・アスモデウスの屋敷からの通信は途絶えた。
冥界の空に大きく1000と書かれた赤い数字と七と書かれた青い文字が浮かび上がる。
それを試合開始のゴングとして悪魔たちは動き出す。
しかし、悪魔の上層部は少数の侵入者を軽く見てそうあわてていなかった。むしろレーティングゲームのような感覚で挑んでいる。
この時悪魔たちは敵の本当の恐ろしさに気づいていない。
英雄派の一コマ(誇銅たちが来る前)
八坂「ふむ、情報提供感謝するぞ」
曹操「いえいえ、これくらいどってことないです。それに、京都は三大勢力の影響が他と比べて少なくていい街ですからね。これからも栄えてほしいですから」
八坂「そうじゃの、商業的なつながりはあるかもしれんが、根深いところには一切立ち入らせてないつもりじゃ。
では、今夜もゆっくりと休んでくらされ」
ジャンヌ「もう変なことしないでくださいね、御大将」
八坂「わかっとる。それとも、それはしてほしいということの裏返しかの?」
ジャンヌ「な/// 違います!!」
ヘラクレス「ハハハッ! ところでレオナルドは?」
ゲオルグ「もうそろそろ寝る時間だから先に部屋に戻した」
ジーク「ゲオルグってホントレオナルドの保護者だよね」
八坂「では、妾もここで失礼させてもらうぞ。おやすみじゃ」
英雄派移動中
サー(襖を開ける音)
レオナルド「ダメだよ、お姉ちゃん。汚いよ……」
ボニータ「汚くなんてないよ~? これは気持ちいことなの」
ゲオルグ+英雄派「レオナルド――――――――!!」