こっちから投稿して最終的に1を最後に投稿したほうがよかったことを
ちーちゃんの戸籍を上里家に移してしまおう作戦が決行され、残すはちーちゃんに伝えるだけとなった。(まぁ、書類とかがあるのだろうけれどそれはお父さんがやるので俺の作業ではない)
ただ伝えるだけなのに俺はなかなか伝えられずにいた。
理由は俺がちーちゃんの運命を変えたのだから運命を変えた分はしっかりと責任を取らなければならないというよくわからんエゴを持っており、その旨を一緒に伝えようとしていて恥ずかしくて言い出せないのである。要は告白的なものもしようと考えていてただ怖いから言わないだけだ。
そんなことを悩んでいたらいつの間にか夏休みになっていた。その間、日常は変化しておらずただ身に降りかかる火の粉を払う生活をしていた。
ちーちゃん曰く、ちーちゃんが風邪になった日からしばらくして父親の機嫌がよくなったそうだ。
「ねぇ...今日は何するの...?最近はもうやるゲームがなくなってきたわ...」
ほぼ毎日ちーちゃんは俺の家に来てゲームをしている。結構前からマンネリ化の兆しはあったが夏休みに入ってすぐにそれが強く出てきた。
「そうだね...う~ん...」
俺は財布を見て少し悩む。財布の中には八千円入っておりこれでゲームを買いに行けるか悩んでいるのである。
「ねぇ、ちーちゃん」
考えがまとまった俺は話しかけた。
「何かしら」
「今日家でじっとしているのとめっちゃ歩くのどっちがいい?」
「...具体的にどこまで歩くの?」
「隣町」
「遠いわね...」
ちなみに隣町はバスで三十分である。
「隣町まで行って何をするの?」
「新しいゲームを買いに行くのさ」
俺は財布を見せながら言った。
「だったらバスで行けばいいんじゃないの...?」
「俺もそー思ったんだけどね?行き帰りのバスの料金が足りません」
「本当に歩くの?」
「新しいゲームをしたいのであれば...それにせっかくの夏休みなんだからちょっとは外に出ようよ!」
そう言えば今回の夏休みが普通に過ごせる最後の夏休みということを思い出した俺はちょっと外に出たい気分になりちょっと声が大きくなった。
「まぁひなと君がそこまで言うのであれば...」
ちーちゃんは少し外の日差しを見ながら言った。
「よし決まりだね!じゃ、早速行こう。早くいかなきゃ日が暮れちゃうよ」
俺はそんなちーちゃんを無視しながら強引に事を進めた。どうせ数か月したらバリバリに体を動かさなければいけなくなるのだ。であるのならば、ちょっとは体を動かしておいたほうが良いだろう。
ちーちゃんがお母さんからもらっていた日焼け止めを塗るのを待ってから俺らは水筒とショルダーバックを背負って出発した。
四時間後...
「やっと着いた...」
ばてながら言っているちーちゃんの前にはおっきなデパートがあった。
「少し休憩していく?」
「いいえ...ゲームが買えなくなってしまうわ...」
そんなちーちゃんの様子を見ながら俺は帰りはお母さんのところによってバス賃をもらうか一緒に帰るか...ということを考えていた。
「じゃあゲーム売り場は五階みたいだしさっそく行きますか」
そう言って俺らはエレベーターに直行した。
五階についてたくさんのゲームがある中、ちーちゃんの視点はすぐに止まった。
「どうかしたの?って、あぁ新型ゲーム機ね...」
ちーちゃんの目線の先にはsw〇tchのトレーラー?的なものがあった。
「ただ発表されているだけでまだ予約もできないけど欲しいわね...」
「そうだね~お金貯めなきゃね」
俺は発売が再来年のゲーム機を見ながら言った。ん?再来年?
「ねぇ、やっぱプレス〇買わん?」
するとちーちゃんは少し呆れた目をしてきた。
「なんでよ...今一緒にお金をためるムードだっだじゃない...」
「ははは...なんとなく?」
いやその時期になってる時にそれが発売されているかわからんし...そうは言えない俺は苦笑してごまかした。
「...それにしてもいいゲームがないわね...私たちはW〇iのが欲しいんだけどここにはその一つ先の機種のソフトしかないわね...」
周りを見ると確かに俺らの欲しい機種のゲームはなさげだった。
「これなら中古屋に行った方がよかったかもね。安いからバスに乗れるかもしれないし...」
「それはいいわね...じゃあさっさと中古屋に向かいましょう...?」
ちーちゃんはバスに乗れると聞いた瞬間目を輝かせながら足をエレベーターの方向へ向けた。
「おーちょい待て待て」
俺はそんなちーちゃんの腕を引っ張って止めた。
「なによ...」
ちーちゃんは止められたからか少し目を細めていった。
「いや俺中古屋の場所知らん」
「えぇ...」
万事休すの一歩前である。
「とりあえず出口まではいきましょう...?何も策はないけれで歩いていれば何とかなるかもしれないわ...」
「ノープランすぎる...」
まぁ他に策もないので俺らは下に降りることにした。いやマジで...なんで中古屋思いつかなかったんだろ...
下に折れて出口に向かう途中
「ひなとじゃない!」
そんな声が聞こえてきたので、二人でそちらの方を見ると、お母さんがいた。
「あれ⁉なんでいるの?仕事は?」
俺は驚きながらも聞いた。
「あれ?言ってなかったっけ?私今日はやめに上がれるのよ?だからここに食材を買いに来たの。二人はデート?」
母はあっけらかんとしていった。
「...............違います...そんなことよりひなと君のお母さん...その買い物が終わったらでいいので私たちを中古屋に連れてってもらえないですか...?」
「なんで中古屋?」
今度は少し不思議がっていった。
「新しいゲームが買いたくてね...歩いてきたはいいんだけど、欲しいものがなくてね...中古屋ならあるかなーって」
「ちょっと待て、歩いてきたって言った⁉あんた女の子を歩かせたの?」
「...」
お母さんの反応が思ったよりも怖く俺は視線をそらし黙りこくった。
「はぁ...ごめんなさいね...」
「いえ...ひなと君とだったら別に...歩きでもいいので...」
「そう言ってもらって何よりだわ。じゃ、お惣菜を買ってから中古屋さんに向かうとしますか」
そうして俺らはお母さんのまぁまぁ長い買い物に付き合った。そーいえば俺は料理の作り方は教わったが、食材の選び方は教わっていないので聞こうかなと思ったが、面倒臭かったのでやめた。
そして車で十分くらいのところの中古屋に向かった。
「意外とあるわね...」
中古屋の中には五千円以内のゲームソフトが百本以上はあった。
「何にしようかしら...」
悩むちーちゃんに俺はある提案をすることにした。
「俺ら普段ゲームばかりで外に出ないじゃん?」
「そうね」
ちーちゃんは棚に置いてあるソフトを見ながら言った。
「だから体を動かすゲームにしない?」
「......」
「別にフツーのゲームでもいいんだけどね」
ちーちゃんが少し嫌そうな顔をしたので俺はそう付け加えた。
「別に嫌というわけではないわ...」
「ほんとに?」
「えぇ...ただ体を動かすゲームにするとしてもどんな奴にしようと考えていただけよ...」
(ホントかなぁ...)
「まぁ体を動かすにしろ動かさないにしろ俺はちーちゃんの選んだゲームなら何でもいいから、好きなのを選んでね」
「そう...じゃ、ホラーにしようかしら」
「あ、それはちょっと遠慮願います...」
結局ちーちゃんはWi〇スポーツを選び俺らはお母さんの車で帰還した。
結局俺は告白をせずにただただいつも同じようにゲームをして過ごし何の変化を生まないまま運命の日になった。つまり七月三十日である。そしてその日も俺らはいつものように過ごしていた。しかしその日常もある時を境にして一旦終わりを迎えることになる。
その日の夕方であった。たまたまゲームではなくテレビを見ていた俺らは、突如テレビからなった緊急地震速報に驚かされた。そして机の下に隠れた瞬間結構強めの地震が起きた。食器が揺れる音が聞こえ、寺日は今にでも倒れてきそうであった。二階の方では何かが倒れるような物音が聞こえた。
「結構強いな...震度五くらいかな?...大丈夫?」
俺は地震の強さについて感想をつぶやきながらちーちゃんに声をかけた。
「ええ、大丈夫よ...それより何となくだけどここを離れたほうが良い気がする...」
「別に離れるのはいいけどどこに?」
「なんでかわからないけど神社に行った方がよい気がするの...」
「そうか...じゃ行こっか」
水と少しの食糧などをバックに詰める作業を始めた。ここにバーテックスが来ないとはいえ今は夏。日は沈んだとは暑いし汗もかくだろう。
「ほらちーちゃんも携帯ゲーム機とか暇をつぶせるものを準備したら?」
「気楽ね...」
「気を紛らわすためにやってるんだよ」
呆れながら言うちーちゃんに俺はひきっつた笑みで返した。これで日常からおさらばだから...
そして俺らは戸締りをして、一応お母さんが帰ってくるかもしれないから置手紙をしてから神社に向かった。
神社に向かいながら思う。人の願い、理想というものは簡単に壊れるものなのだと...もしかしたらこのまま偶にいじめっ子が絡んでくる日常が続くのかと思っていた、続いてほしかった俺の願いは簡単に崩壊した。
ちーちゃんの手を引きながら神社までの道を歩き続ける...やがて俺らは管理者のいないのがよくわかるぼっろい神社にたどり着いた。
「よくこの地震で崩れなかったわね...」
「う~ん...でも間一髪で崩れてないみたいな感じがするしあんまり近づかないほうが良いかも」
「避難しに来た意味...」
「...レジャーシート持ってきたしあそこら辺に敷いて座ろ?」
俺は神社が崩れてもかすかな埃ぐらいしかかからないであろう場所を指差した」
「わかったわ...」
そうして俺らはレジャーシートを敷き、すぐ逃げられるように靴を履いたまま座りちーちゃんは携帯ゲーム機を、俺はラジオを起動した。
「ふむ...この地震全国で起きてるらしいね...」
「へぇ~そうなのね...この地震は日本大震災という名前にでもなるのかしら...?」
「さぁ?まぁでもそんな名前になりそうだね」
実際にどうなるのかを忘れてしまった俺は適当に返事をした。
「ねぇ...ちーちゃん。言いたいことがあるんだ...」
そういうと、俺の声のトーンがいつまでもなくんの戸籍を上里家に移してしまおう作戦が決行され、残すはちーちゃんに伝えるだけとなった。(まぁ、書類とかがあるのだろうけれどそれはお父さんがやるので俺の作業ではない)
ただ伝えるだけなのに俺はなかなか伝えられずにいた。
理由は俺がちーちゃんの運命を変えたのだから運命を変えた分はしっかりと責任を取らなければならないというよくわからんエゴを持っており、その旨を一緒に伝えようとしていて恥ずかしくて言い出せないのである。要は告白的なものもしようと考えていてただ怖いから言わないだけだ。
そんなことを悩んでいたらいつの間にか夏休みになっていた。その間、日常は変化しておらずただ身に降りかかる火の粉を払う生活をしていた。
ちーちゃん曰く、ちーちゃんが風邪になった日からしばらくして父親の機嫌がよくなったそうだ。
「ねぇ...今日は何するの...?最近はもうやるゲームがなくなってきたわ...」
ほぼ毎日ちーちゃんは俺の家に来てゲームをしている。結構前からマンネリ化の兆しはあったが夏休みに入ってすぐにそれが強く出てきた。
「そうだね...う~ん...」
俺は財布を見て少し悩む。財布の中には八千円入っておりこれでゲームを買いに行けるか悩んでいるのである。
「ねぇ、ちーちゃん」
考えがまとまった俺は話しかけた。
「何かしら」
「今日家でじっとしているのとめっちゃ歩くのどっちがいい?」
「...具体的にどこまで歩くの?」
「隣町」
「遠いわね...」
ちなみに隣町はバスで三十分である。
「隣町まで行って何をするの?」
「新しいゲームを買いに行くのさ」
俺は財布を見せながら言った。
「だったらバスで行けばいいんじゃないの...?」
「俺もそー思ったんだけどね?行き帰りのバスの料金が足りません」
「本当に歩くの?」
「新しいゲームをしたいのであれば...それにせっかくの夏休みなんだからちょっとは外に出ようよ!」
そう言えば今回の夏休みが普通に過ごせる最後の夏休みということを思い出した俺はちょっと外に出たい気分になりちょっと声が大きくなった。
「まぁひなと君がそこまで言うのであれば...」
ちーちゃんは少し外の日差しを見ながら言った。
「よし決まりだね!じゃ、早速行こう。早くいかなきゃ日が暮れちゃうよ」
俺はそんなちーちゃんを無視しながら強引に事を進めた。どうせ数か月したらバリバリに体を動かさなければいけなくなるのだ。であるのならば、ちょっとは体を動かしておいたほうが良いだろう。
ちーちゃんがお母さんからもらっていた日焼け止めを塗るのを待ってから俺らは水筒とショルダーバックを背負って出発した。
四時間後...
「やっと着いた...」
ばてながら言っているちーちゃんの前にはおっきなデパートがあった。
「少し休憩していく?」
「いいえ...ゲームが買えなくなってしまうわ...」
そんなちーちゃんの様子を見ながら俺は帰りはお母さんのところによってバス賃をもらうか一緒に帰るか...ということを考えていた。
「じゃあゲーム売り場は五階みたいだしさっそく行きますか」
そう言って俺らはエレベーターに直行した。
五階についてたくさんのゲームがある中、ちーちゃんの視点はすぐに止まった。
「どうかしたの?って、あぁ新型ゲーム機ね...」
ちーちゃんの目線の先にはsw〇tchのトレーラー?的なものがあった。
「ただ発表されているだけでまだ予約もできないけど欲しいわね...」
「そうだね~お金貯めなきゃね」
俺は発売が再来年のゲーム機を見ながら言った。ん?再来年?
「ねぇ、やっぱプレス〇買わん?」
するとちーちゃんは少し呆れた目をしてきた。
「なんでよ...今一緒にお金をためるムードだっだじゃない...」
「ははは...なんとなく?」
いやその時期になってる時にそれが発売されているかわからんし...そうは言えない俺は苦笑してごまかした。
「...それにしてもいいゲームがないわね...私たちはW〇iのが欲しいんだけどここにはその一つ先の機種のソフトしかないわね...」
周りを見ると確かに俺らの欲しい機種のゲームはなさげだった。
「これなら中古屋に行った方がよかったかもね。安いからバスに乗れるかもしれないし...」
「それはいいわね...じゃあさっさと中古屋に向かいましょう...?」
ちーちゃんはバスに乗れると聞いた瞬間目を輝かせながら足をエレベーターの方向へ向けた。
「おーちょい待て待て」
俺はそんなちーちゃんの腕を引っ張って止めた。
「なによ...」
ちーちゃんは止められたからか少し目を細めていった。
「いや俺中古屋の場所知らん」
「えぇ...」
万事休すの一歩前である。
「とりあえず出口まではいきましょう...?何も策はないけれで歩いていれば何とかなるかもしれないわ...」
「ノープランすぎる...」
まぁ他に策もないので俺らは下に降りることにした。いやマジで...なんで中古屋思いつかなかったんだろ...
下に折れて出口に向かう途中
「ひなとじゃない!」
そんな声が聞こえてきたので、二人でそちらの方を見ると、お母さんがいた。
「あれ⁉なんでいるの?仕事は?」
俺は驚きながらも聞いた。
「あれ?言ってなかったっけ?私今日はやめに上がれるのよ?だからここに食材を買いに来たの。二人はデート?」
母はあっけらかんとしていった。
「...............違います...そんなことよりひなと君のお母さん...その買い物が終わったらでいいので私たちを中古屋に連れてってもらえないですか...?」
「なんで中古屋?」
今度は少し不思議がっていった。
「新しいゲームが買いたくてね...歩いてきたはいいんだけど、欲しいものがなくてね...中古屋ならあるかなーって」
「ちょっと待て、歩いてきたって言った⁉あんた女の子を歩かせたの?」
「...」
お母さんの反応が思ったよりも怖く俺は視線をそらし黙りこくった。
「はぁ...ごめんなさいね...」
「いえ...ひなと君とだったら別に...歩きでもいいので...」
「そう言ってもらって何よりだわ。じゃ、お惣菜を買ってから中古屋さんに向かうとしますか」
そうして俺らはお母さんのまぁまぁ長い買い物に付き合った。そーいえば俺は料理の作り方は教わったが、食材の選び方は教わっていないので聞こうかなと思ったが、面倒臭かったのでやめた。
そして車で十分くらいのところの中古屋に向かった。
「意外とあるわね...」
中古屋の中には五千円以内のゲームソフトが百本以上はあった。
「何にしようかしら...」
悩むちーちゃんに俺はある提案をすることにした。
「俺ら普段ゲームばかりで外に出ないじゃん?」
「そうね」
ちーちゃんは棚に置いてあるソフトを見ながら言った。
「だから体を動かすゲームにしない?」
「......」
「別にフツーのゲームでもいいんだけどね」
ちーちゃんが少し嫌そうな顔をしたので俺はそう付け加えた。
「別に嫌というわけではないわ...」
「ほんとに?」
「えぇ...ただ体を動かすゲームにするとしてもどんな奴にしようと考えていただけよ...」
(ホントかなぁ...)
「まぁ体を動かすにしろ動かさないにしろ俺はちーちゃんの選んだゲームなら何でもいいから、好きなのを選んでね」
「そう...じゃ、ホラーにしようかしら」
「あ、それはちょっと遠慮願います...」
結局ちーちゃんはWi〇スポーツを選び俺らはお母さんの車で帰還した。
結局俺は告白をせずにただただいつも同じようにゲームをして過ごし何の変化を生まないまま運命の日になった。つまり七月三十日である。そしてその日も俺らはいつものように過ごしていた。しかしその日常もある時を境にして一旦終わりを迎えることになる。
その日の夕方であった。たまたまゲームではなくテレビを見ていた俺らは、突如テレビからなった緊急地震速報に驚かされた。そして机の下に隠れた瞬間結構強めの地震が起きた。食器が揺れる音が聞こえ、寺日は今にでも倒れてきそうであった。二階の方では何かが倒れるような物音が聞こえた。
「結構強いな...震度五くらいかな?...大丈夫?」
俺は地震の強さについて感想をつぶやきながらちーちゃんに声をかけた。
「ええ、大丈夫よ...それより何となくだけどここを離れたほうが良い気がする...」
「別に離れるのはいいけどどこに?」
「なんでかわからないけど神社に行った方がよい気がするの...」
「そうか...じゃ行こっか」
水と少しの食糧などをバックに詰める作業を始めた。ここにバーテックスが来ないとはいえ今は夏。日は沈んだとは暑いし汗もかくだろう。
「ほらちーちゃんも携帯ゲーム機とか暇をつぶせるものを準備したら?」
「気楽ね...」
「気を紛らわすためにやってるんだよ」
呆れながら言うちーちゃんに俺はひきっつた笑みで返した。これで日常からおさらばだから...
そして俺らは戸締りをして、一応お母さんが帰ってくるかもしれないから置手紙をしてから神社に向かった。
神社に向かいながら思う。人の願い、理想というものは簡単に壊れるものなのだと...もしかしたらこのまま偶にいじめっ子が絡んでくる日常が続くのかと思っていた、続いてほしかった俺の願いは簡単に崩壊した。
ちーちゃんの手を引きながら神社までの道を歩き続ける...やがて俺らは管理者のいないのがよくわかるぼっろい神社にたどり着いた。
「よくこの地震で崩れなかったわね...」
「う~ん...でも間一髪で崩れてないみたいな感じがするしあんまり近づかないほうが良いかも」
「避難しに来た意味...」
「...レジャーシート持ってきたしあそこら辺に敷いて座ろ?」
俺は神社が崩れてもかすかな埃ぐらいしかかからないであろう場所を指差した」
「わかったわ...」
そうして俺らはレジャーシートを敷き、すぐ逃げられるように靴を履いたまま座りちーちゃんは携帯ゲーム機を、俺はラジオを起動した。
「ふむ...この地震全国で起きてるらしいね...」
「へぇ~そうなのね...この地震は日本大震災という名前にでもなるのかしら...?」
「さぁ?まぁでもそんな名前になりそうだね」
実際にどうなるのかを忘れてしまった俺は適当に返事をした。
「ねぇ...ちーちゃん。言いたいことがあるんだ...」
そういうと、俺の声のトーンがいつになくまじめだったためゲームをスリープにしてこちらを向いた。
「先に謝っておくね...ちーちゃんに何にも相談せずに勝手に俺はちーちゃんの親権を俺の親に移して苗字を戸籍上?は上里にしちゃいました」
「え...あの人から離れられるの?」
「うん...でね、勝手に行動してもしかしたら楽しい思い出があった人とのつながりを無責任に切ってしまったんだよ...だからね、だから...!」
声が震える。緊張しているのか、断れた時のことを想像しているのか...でも今この瞬間まだ若干平和な時に言っておきたかった。
「ちーちゃんのこの人生に責任を取らせてほしい!」
「え...それって...」
その瞬間、今までで一番大きな地震が起こった。
神社があり得ないほど揺れ、三秒ぐらいたってからぐしゃぐしゃに崩れ砂埃が舞った。さっきまで避難してくださいとしか言わなかったラジオは砂嵐を鳴らしている。しばらくじっとしてると揺れは次第に収まった。
収まった瞬間何かを言おうとしていたちーちゃんは立ち上がり崩れた神社の方へ向かった行った。
「ちーちゃん?危ないよ...?」
そうは思ったがなぜか強くは止められなかった。それどころか、俺も崩れた神社になぜか惹かれていった。ちーちゃんは崩れた神社の目の前まで着き、何かを拾った。
「何...?これ...?刃物...?」
「多分鎌とかのやつだと思うよ」
独り言を言うちーちゃんに俺は『うわ出たよ...』みたいな顔をして返した。
「...神様へのお供え物かしら...?」
「多分保管されてただけだと思うよ」
「保管されてるにしては折れているわ...誰にも見向きもされずにここにいたのね...ずっと放置されて...錆びついて...存在に気づいてくれる人さえいない...まるで昔の私ね...」
「...」
「とりあえず持って帰ろう...放っておけない気がするの...」
「そうか...じゃ取り敢えずうちに置いとく?」
俺はラジオなどを片付けながら聞いた。
「そうするわ...」
ちーちゃんは錆びついた刃を抱えながら言った。
「...⁉」
帰ろうとした瞬間、なぜか神社を思いっきり調べなければいけない気がしてきた。
「どうしたの...?」
神社の方を振り返った俺にちーちゃんは不思議そうな顔をした。
「ほんのちょっとだけ待ってて」
「?わかった...」
俺は崩れた神社に駆け寄って、瓦礫を少しだけどけた。
「これ...」
どけたがれきの下に錆びついたディケイドライバーとライドブッカーがあった。手に取ってみてもきれいな状態には戻らなかったがとりあえず持って帰ろうと思った。大丈夫ここの警察はざるだ。
「何かあったの?」
「ん~?ただのおもちゃだったよ」
「そう...神社におもちゃね...」
ちーちゃんはそうつぶやいただけで特に何にも思ってないっぽい気がした。神社におもちゃがあったことよりも目の前の刃物の方が気になるようである。それにしても俺は破壊者にでもなるのだろうか...?
家に帰るとお母さんは帰ってきていて、最後の一番強い地震で倒れてきたテレビや、食器などを片していた。
「おかえり二人とも。無事でよかったわ...とりあえずガラスの破片があったりして危ないからちょっと二階にいてくれる?」
「手伝おうか?」
「いえ、大丈夫よ...休んでなさい」
お母さんがそういうので二階の自分の部屋でちーちゃんと待機することにした。俺は部屋にあんまり物を置いてなかったのであんまり散らかっていなかった。
「ねぇ...さっきの神社でのことなんだけど...」
ちーちゃんはベッドの上に座って言ってきた。それを言われた俺は少しだけ体温が上がった。俺がしばらく黙っているとちーちゃんはまた話し始めた。
「告白ってことでいいのかしら...」
「...うん...」
か細い声で俺は返事をした。
「そう...」
どこかしらちーちゃんのテンションが高い気がする。
「...あの...返事は...」
俺がそういうとちょっと眼を鋭くしてちーちゃんは俺を見た。
「第一声で分かりなさいよ...全く...いいに決まってるでしょ...言わせないでよ...」
「ほんと⁉いいの⁉」
「...なんでいけないと少しでも思ったのかしらこの人」
大体1週間後...
クラスのクズどもは最初は地震について話し合っていた。しかし、化け物が出たみたいなことは言っていなかったためまだテレビでも詳細は伝えられていないようだ...つまらない荒れた教室の掃除とつまらない5時間が終わり、ちーちゃんと家に帰るとお父さんがソファーに座って待っていた。ちーちゃんは誰こいつみたいな顔をしていた。
「やぁ、お帰り」
「お父さん...久しぶり...今日はどうしたの?」
「?その子が千景ちゃんかい?」
「そーだよ」
質問を質問で返す人だなと思いながら俺は返す。
「その子の親権が4日前くらいに正式にうちのものになった。あと少し遅かったら少しやばかったかもしれなかったがな」
「それはどういうこと?」
「テレビが今頃説明してくれると思ったが壊れてるのか...」
お父さんはバッキバキに割れてテレビを呆れた目で見ながら言った。
「うん。この間の地震で...」
「そうか、なら仕方がない。俺の口から説明しよう。あ、自己紹介が遅かったね。ひなとの父だ。そして今日から君のお父さんだ。どっちの意味でもいいぞ」
「さっさと説明しろ」
お父さんが茶化し始めたので俺はさっさと説明を促した。完璧にちーちゃんを置いてく流れである。
「この村には来ていないようだが、昨日の地震の最後の大きな地震が収まった後空から化け物が降ってきた」
「化け物...?」
ここまで無口だったちーちゃんはそこで第一声を発した。
「そうだ化け物だ、人間より大きく大きな口があり、飛ぶ。簡略に言えばそんな化け物だ。その化け物がこの四国以外を滅ぼしてしまったらしい」
「なんで四国は無事なんですか?」
「神樹とかいう神様の集合体が四国の周りに結界みたいなものを張ったらしい。で、中に入ったものは勇者とそのうち呼ばれる人たちが倒したらしい」
「らしいばっかだな」
俺は半目で言った。
「しょうがないだろー?何もかも聞いた話だったんだから...それでこの間の地震で二人とも何か拾わなかったか?」
「...錆びた刃を拾いました」
ちーちゃんは少し考える素振りをしていった。俺はそんなちーちゃんをチラ見してお父さんの方向を見た。
「俺は錆びたカメラみたいなのとよくわかんない長方形の固形を拾ったよ」
「...そうか」
お父さんは頭を抱え唸るように呟いた。
「どうしたの?大丈夫?」
「あぁ...大丈夫だ。少し憂鬱になりそうなだけだ。お前たちが拾ったものはお前たちが勇者に選ばれたもしくはその資格があるということになってしまうんだ...」
「はぁ...」
ちーちゃんは状況がよくわかっていないのか訳の分からない表情をしていた。
「本来ここには俺以外の『大社』という組織の人間が来るはずだった」
「大社?」
「そうだ。大地震が起き、化け物...大社曰く『バーテックス』が襲来してから表立った組織だ。俺はひなたが巫女の素質があるとか言われて組織に勧誘されたんだ。」
「ひなた?」
「俺のお姉ちゃん」
「お姉さんがいたのね...」
ちーちゃんは目を丸くさせた。
「最初は断ろうとしていたが大社の連中が「あなたが断ろうが受け入れようがあなたの娘は使わせてもらう」と言ってきてなどうせひなたもいれさせられるならと入ったんだ。そしてその大社が崇拝している神様...『神樹』という神様の集合体...まぁ俺ら一般ピーポーからすれば壁を作った神だな。そいつが神託とかいう巫女にしか出さないもので『勇者』というバーテックスと戦う資格の持つ者の名前が新たに出てきた。それがお前らだと知ったときその勇者を交渉、もしくは誘拐する役にほかのやつが選ばれいていたんだが、まぁ変わってもらったんだ」
「情報が渋滞しているわ...」
ちーちゃんは目をつぶって、眉間を押さえながら言った。
「要するになんか化け物が空から降ってきて、それに乗じて新たな組織が国を牛耳ろうとしていて、そんな組織が崇拝している神様が化け物への対抗策として勇者というものを選び、それにあんたらが選ばれた」
「それはわかりました...でも親権の件は何で遅かったらまずかったんですか?」
「実は神樹に選ばれた勇者の家族には膨大な補助が大社から出てな、あの親だったらその補助のためにドタキャンしてくるだろうなと」
「...なるほど」
ちーちゃんは煩わしそうな顔をしながら納得した。
「で、勇者は一つにまとめるために香川の丸亀城に集められる。というわけで必要な荷物や、拾ったものを持ってこい。さっさと出発するぞ」
お父さんは顎で指した。
「そんな急な...」
「すまんな。こっちもよくわからんやつに早急にと言われているんだ。本当にすまない」
「あの...ひなと君のお母さんに今までのお礼を言いたいんですけど...」
「...大丈夫だそのうち言える。なんたって家族だからな!」
「ごり押し...」
お父さんが大きな声を出してごまかそうとしていたので俺は呟いた。
「うるさい...さっさと準備をしなさい」
ちーちゃんは一回荷物を取りに家に帰った。俺はその間に荷造りをしているのだが、お父さんはどうやらお母さんに俺らを連れていく旨を伝えているらしく、なんかめっちゃ怒鳴られていた。
スピーカモードでもないのにバカでかく聞こえるあの怒声...お父さんはずっとすいませんを連呼していた。
大体一時間後...
ちーちゃんは荷造りに苦戦しているのか戻ってこなかった。そうしている間にすごい形相をしたお母さんが帰ってきていて、お父さんに正座をさせていた。ちなみに怒鳴ってる内容は、いきなりすぎるとか、気持ち考えろとか、私一人になっちゃうんだが、とかまぁそんな感じである。
「おかーさーんまぁまぁその辺にしといてあげなよ...お父さんだって会社の道具になっただけなんだから。...この場合は組織の、かな?」
「あんた...千景ちゃんがいないと結構な毒を吐くわね...機嫌悪いの?」
「悪くないし...それにしてもちーちゃん遅くない?」
「女の子の用意は時間がかかるのよ」
お母さんは後方彼氏面見たく頷きながら言った。
「いやそれにしても遅すぎるだろう...なんか嫌な予感がする。ちょっと行ってみるとしよう」
そう言いながらお父さんは正座から立とうとして足がしびれているのか膝から崩れ落ちた。
「しびれが治ってからな...」
ぶっ倒れながらお父さんは付け足した。
十分後...
「わざわざ来るまで来る必要あったの?」
ちーちゃんお家の前まで着た俺は車から降りながら運転手に聞いた。
「お母さん曰く女の子は荷造りが大変なんだろ?だったら最初から積み込めるようにと思ってな」
「そーなのかー(適当)」
「ちょっと離して!」
俺が他愛のない会話をしていたら目の前の家から悲鳴が聞こえてきた。俺らは目を合わせてから家に突撃した。
中に入るとちーちゃんが父親に両腕を掴まれていた。
「何してんの?」
俺は呆れながら目の前の父親もどきに聞いた。
「やっぱりお前らが来たか!おいお前!」
目の前の男は俺らを睨んでからお父さんの方を向いた。
「なんだ?」
「よくわからないがこの間の震災のせいでよくわからない状態になったあいつが帰ってくることになったんだ!どうにかしろ!」
「知らん」
お父さんは淡々と拒否お言葉を口にした。
「なんだと⁉...だったらこいつは渡せないなぁ⁉」
そう言いながら目の前の男はちーちゃんの腕を強く握り自分の方にさらに引き寄せた。
「っ!」
ちーちゃんは顔をゆがめた。するとお父さんは目の前の男に歩みを寄せ始めた。
「あのな?もう契約は住んでいてその子はもう俺たちの家族なわけだ。赤の他人というわけではないが権利上からしたらそのようなやつがそんなこと言ってるんじゃねぇ!」
そう言ってお父さんは顔面をぐーぱんした。
「え、ちょ⁉殴るの⁉」
俺は倒れた男とお父さんを交互に見ながら聞いた。
「こうでもしないと黙らないだろ...それにお前の仇だ。殴られたんだろ?」
「死んでないし、殴られてもいないわ!殴られそうにはなったけど...まぁいいか。それよりちーちゃん、大丈夫だった?」
もうちーちゃんの親が殴られたことがどうでもよくなった俺はちーちゃんの少し赤くなった手首を見た。
「えぇ少し痛いけど大丈夫よ...」
「そっか...でどうしてこうなったの?」
「それは...」
約五分前...
千景は持ってくものを四十分くらいかけて吟味をしてそれをどうにかして詰め込もうとしていた。
「う~ん...これは入らないわね...一回帰ってひなと君たちに何とかしてもらおうかしら...」
そんなことを呟いていると玄関の方から扉が開く音がした。
(あまりにも遅いからひなと君が様子を見に来たのかしら...?)
そんなことを想いながら準備を再開する千景だったがきた人物は予想はできたはずなのに頭からすっぽりと抜けていた人物だった。
「お前何してるんだ?」
「⁉...あなたに関係ないわ」
千景は肩をビクッと震わせてから冷たくそう返した。
「ふん...大方アイツらのところへにでも行くつもりなんだろうな」
「だったら何?別にいいでしょ?厄介者である私が消えるんだから...!」
千景は男を睨みながら吐き捨てた。そんな娘の態度を見て男は頭をかいた。
「本当だったら喜ぶところだったが...そういうわけにもいかなくなった。あいつにさらに要求されるためだ...交渉材料になってもらうぞ!」
そう言いながら男は千景のもとに駆け寄り手首をつかみ、乱暴に上にあげた。
「ちょっと!はなして!」
千景は苦悶の表情を浮かべながら叫んだ。
「ということが起きたのよ...」
ちーちゃんは手首をさすりながら事の顛末を話してくれた。
「まぁ...俺は契約外のことはなんもしないつもりだから勝手にやっててくれって感じだな。まぁあんたたちは勇者専用の施設で過ごすからこの父親が迫ってくることはほぼないだろう」
「そうですか...」
「まぁそんなことより今は荷物を何とかしなくちゃ。じゃじゃーん!お母さんが旅行用のバッグとただの段ボールをよこしてくれました!使っていいって」
「ありがとう...それよりひなと君のお母さん帰ってきたの?」
「うん!お父さんを怒りにはるばる帰ってきたよ」
「いや違うけどな」
ちーちゃんは少し表情を緩くさせながら荷造りを再開させた。
「忘れ物はないか?もうここには戻ってこれないぞ?」
エンジンをかけながら目線だけこっちに向けながらお父さんは後部座席に座っているちーちゃんに聞いた。
「はい...大丈夫です。バッグに入らない荷物も結局車に詰め込めばいいってなったので、荷造りする必要...なかったです」
「はは、そうか...ちなみにリストに書けば大社が生活に必要なものを買ってくれるらしいからバンバン頼め~?」
「俺はお父さんに頼もうかな」
「お前ひなたと同じ部屋にするぞ」
俺が冗談を言ったらシャレにならないことが帰ってきた。
「え...マジでやめて...」
「切実だな」
「仲が悪いんですか?」
俺があまりにも嫌がったためか、ちーちゃんは不思議そうに聞いた。
「いや逆だ。ひなたは俗にいうブラコンに値する。なんでこうなったんだろうな...」
「運転中なんだからこっち見ないで前見てよ」
「それにしてもひなとに彼女ができたなんて聞いたら千景ちゃん殺されるんじゃないか?」
「え...」
ちーちゃんはわかりやすく青ざめていた。
「冗談って言いたいけどワンチャンやりかねん」
「え、俺冗談で言ってたんだけど...ひなたに言っとくか」
「...」
「おっと運転中につつこうとするな?」
「あらまぁ...なんでそんなすぐに変な空気になるのかしら?」
お母さんは俺とお父さんが若干にらみ合ってるのを見てそんなことを言ってきた。
「そんなことよりひなと君のお母さん...」
ジト目になっていたお母さんは目を戻しちーちゃんの背丈に合うように腰を下ろした。
「普通にお母さんでもいいわよ」
「えっと...」
「ふふ...冗談よ。慣れてきたらでいいわ。それで何かしら?」
お母さんはちーちゃんがあたふたするのを見て笑ったようだ。
「えっと...今までありがとうございました...!またいつか会いに来ます...!」
「うん!そうしてちょうだい。この子偶にポンコツになるし、千景ちゃんにとってちょっと厄介になりそうな子もいると思うし、私もいつでも味方になれるわけでもないけど...とりあえず頑張れという応援の言葉だけは送っておくわ。この子のことたのんだわ」
「はい...」
「別れの言葉はなしか?」
「そのネタには乗らないわよ...」
お母さんは再びジト目になった。
「釣れない奴め...まぁそれより荷物が積み終わったからさっそく出発するとしよう」
お父さんは車に乗りエンジンをかけ始めた。
「あ、ちょっと待って!」
俺は車に荷物を詰め込んでからお母さんの方に駆け寄った。
「お母さん!いつか...もしもお母さんがこの村の連中が嫌になったら車の免許を取るから家に戻って来てね!」
本来は自分だけできて自分のことだけをするつもりだったのである。それなのに俺の面倒やさらにちーちゃんの面倒まで見てくれたのだ。そんなお母さんに何か恩返しをしたいと思ったが故の一言であった。
「ええ...わかったわ。ひなとは優しいわね...」
お母さんは俺の頭をわしゃわしゃとした。
「じゃ、行ってくるね。またね」
俺はそう言って今度は後部座席に乗り込んだ。
「たまには戻って来いよ...ひなたが会いたがっていた」
お父さんは車の窓を開け出発する前の挨拶をした。
「あら?あなたは会いたくないの?」
お母さんはからかうような顔をした。
「...」
お父さんは無言で窓を閉めようとした。
「あちょっと!」
お母さんが少し怒ったようにいい窓閉め行動をキャンセルさせた。
「最後に言うことがあるわ」
お父さんは黙って聞くようだった。
「フルスピードで走るのが俺の人生だった、だからお前と俺は兄弟だった、お前も同じだったから。全く...これ車同士の時にやるものだと思うのだけれど。乗った私も私ね...私たちの子供泣かせたら許さないわよ?言いたいことは済んだわ。私が駄々をこねる前にさっさと行きなさい」
「ああ...」
そうして車は香川に進み始めた。
いやながいわ!誰が九話まで行くと思うねん!というか九話分けてたら十話まで生きそうだったな⁉
ハイというわけで長い長いリメイクは終わりました。予定だとこの次の話は今まで読んできた物を凝縮してきたやつなんで二話ほどスキップしていただけると幸いです...
小説、ハーメルン初心者だった自分が書いた文章なのこれ?というあまりのも読みづらいものです。ぶっちゃけ黒歴史です。だって内容がないもん。まぁもし模様輩がいるのであれば成長してんだなーって思ってくださると幸いです。というかこれ自己満で新規が来るわけないんだよなー