ヤンデレ、駄文注意です。なにこれ。そうなる気がします。
そのほかはいつも通りです。
六月某日午後六時。俺は自室のテレビを見ていた。俺は普段テレビを見ない。見る暇はないし(スマホを見たり、ゲームをしているから)バーテックスのことに関しては見なくてもわかるからだ。
それなのになぜ見てるかって?
それは、若葉が出るからだ。なんか話すらしいしね。何話すか気になる。
そう思っていると誰もいない天守閣に一人の刀を持った少女が現れる。
若葉である。
ただ若葉は刀の柄を両手に据えて地面に突き立てるだけで何もしない。
しばらくそうしていると若葉はやがて口を開いた。
「7・30天災の悲劇から、後一月半ほどで四年になろうとしています。私たちはあの日、多くのものを奪われました。人命、国土、自由に見上げることのできる空。あの日、空から出現した人類の天敵たちは、あまりにも強大でした。ですが、私たちは決して無抵抗で終わりませんでした。力は弱くとも、人間には智慧と勇気という、他の何者も持たない武器が―(中略)―そして今、敵もまた自らの力を強化し、再び人類は苦境に立たされています。勇者 土居珠子と伊予島杏は、戦いで怪我を負い今は戦えない状況になってしまいました。しかし!我々はまだ敗北していない!必ずや、奪われたものを取り返すことはできる!大社と私たちは対策を講じています。まもなく戦況を覆す方法が見つかるでしょう!思い出してください!私たち人間の本来の在り方を日本という国土を踏みしめ、天敵におびえることなく、友人や家族や恋人と日々を過ごす!それが私たちが贈っていた日常です!本来あるべき人間の生き方です!私たちは閉じた折の中で飼われる化け物どもの餌ではない!私たち勇者はこれまでも、これからも天敵と戦い続けます!しかし、それは特別なことでしょうか⁉いいえ、私はそう思わない!私たちは知っています―もし我が子が天敵に襲われそうになったら、親は身を挺して子を守り、戦おうとするだろうことを!私は知っています―もし四国の外から助けを求める友人がいれば、自らを危険に晒してでも助けに行く人がいるだろうことを!私は知っています―天空恐怖症候群で屋外を恐れる人が、もし家の前で交通事故に合いそうな子供を見た時、恐怖をはねのけて助けに行くだろうことを!私は知っています―非常に危険な、瀬戸内海で壁の外を監視する任務に、自ら志願して挑む自衛隊員や警官がいることを!私たち一人一人が皆、天敵に立ち向かう勇気を持つ勇者です!四国の人々すべてが勇者であれば、化け物などに負けはしない!」
そしてテレビの中から、拍手と歓声が上がった。
若葉は刀を抜き、天に向かって突き上げる。
「敵に立ち向かう勇気を!仲間を助ける勇気を!悲しみを受け入れる勇気を!痛みを忘れない勇気を!戦い続ける勇気を!何度でも言いましょう、私たちは檻の中で飼われる化け物どもの餌ではない!我々一人一人が勇者であり、侵略者からすべてを奪い返す未来のために!...そして私は、私の友人たちを奪った者たちを、絶対に許しはしない。化け物ども―この報いは必ず受けさせよう」
そう言って若葉の演説は続く。若葉には申し訳ないが飽きてしまったため、テレビの電源を切り読書をする。
『別に切らなくてもほかのチャンネルに回せばいいのでは?』
そう大天狗が聞いてくる。俺はその問いに読書をしながら答えた。
(なにいってんだ、勇者の演説だぞ?どのチャンネルにしても若葉が映るよ。ただでさえ最近は勇者のことしかやってないって聞くし...)
『それにしてもさっきの娘、あれを全部覚えていたのか?それにまだ話すこともあるように思えた。すごいな』
と大蛇がつぶやく。
(まぁあいつ記憶力いいし、内容、演出は大社が考えてるからな)
『なるほど。で、ひなとよ、一緒に酒―』
(飲まないから)
『ちぇ。バカ息子と飲むか...』
『え⁉今ひなとの脳内のぞき込んで本読んでるんだけど⁉』
『関係ない。来い!』
『あんまりだぁ~』
~演説が終わった後~
若葉が部屋に来ていた。お姉ちゃんと来るかと思ったらお姉ちゃんは巫女同士で何かあるらしく来れなかったそうだ。
「ようひなと私の演説、どうだっただろうか?」
「あ~...す、すまん途中までは聞いていたが...そのぉ~飽きちゃって...そこまで聞いてないです...」
「なっ...!」
すると若葉は俯き、声色を下げながら言う
「食堂行くぞ...今日は絶対うどんを食べてもらう」
「なぜそうなる⁉」
「八つ当たりだ。あんなに頑張って覚えて、堂々と発表したのに飽きたって...」
「八つ当たりなのは認めるのか...まぁいいよ(どうせ酒呑童子が食べるし)」
「言質取ったぞ。お前、精霊を宿して食ってたらゴーヤ突っ込むからな?」
「え...」
そうして俺は若葉に引っ張られる形で食堂に連れてかれた。
~食堂~
俺の目の前にはゴーヤと、大盛りのうどん。若葉の前には並みのきつねうどんがある。
「いただきます」「...いただきます」
どっちの声が若葉で、どっちの声が俺かは一目瞭然であろう。
そして若葉はガツガツ、俺はちゅるちゅるとうどんを食べる。
~数分後~
俺の前には四分の一ほど減ったうどん、若葉の前には空っぽのどんぶりがあった。そして俺の腹は満腹で体というか本能がもう無理と叫んでいた。だが残してしまうとその場で若葉に処されるか、お姉ちゃんに伝わって十二時間コースの説教に入って足が死ぬ。だが俺はもう食えない。なので俺は後で怒られるだろうが自分のどんぶりを持ち上げ、隣にある空っぽのどんぶりにすべて移した。
「お前...!」
若葉から冷ややかな視線が飛んでくるが俺は知らぬふりをして言う。
「もうそれは若葉のどんぶりに入っているからそれは若葉のだ!異論は認めない!」
「はぁ~...まぁ少し足りてなかったからいいが。あ、ひなたには報告しておくからなついでにゴーヤも突っ込む」
「え⁉」
俺がそう驚いている間に若葉はペロッとうどんを完食していた。そして口の中にゴーヤを突っ込まれ、吐き出さないように押さえつけられる。俺は口の下に広がる苦みなどで目から出汁を出すのであった。
~千景視点~
それは私が食堂を通りかかったときだった。少し声がしてみたのでこっそりのぞいてみると乃木さんとひなと君がご飯を食べていた。
(乃木さんはいつも通りきつねうどんね...ひなと君は...え⁉うどん⁉しかも大盛り...)
だがひなと君の食の進みが遅いことを見て一つの仮説が思いつく。
(あ、これ乃木さんに食べさせられているやつね...私が食べてあげようかしら?)
そう言って一歩踏み出そうとしたときに衝撃的な光景が繰り広げられる。ひなと君が自分のどんぶりに入っていたものをすべて乃木さんのどんぶりに移したのだ。
(え、これ間接キスじゃ...)
そう思うとあの時見たくまた私の心にもやもやが出てくる
『乃木さんとひなと君ずいぶんと仲いいわね~』
(...)
『乃木さん、ひなと君の行動笑って許しているわね~』
(...さい)
『?』
(うるさいって言ってるのよ!いちいち報告しなくても見ればわかるわよ!そうね!付き合って四年ぐらいになる私よりもよっぽどみんなのほうが恋人っぽいことしてるわよ!あの日(閑話)に少し恋人っぽいことしたけど!私まだ間接キスすらしたことないのよ!)
『一緒の布団で寝たくせにキスはまだとか何なの子の子たち...』
(なんか言った⁉)
『イエナニモ。ただ少し積極的になったら?』
(何をどうすればいいのよ...)
『そうね~私だったら怪我をさせて監禁して私抜きじゃ生きられないようにするわね』
(バカなの?ひなたさんに殺されるわよ)
『ふん...あ、乃木さんがひなと君の食べ残し食べてる~』
(だからいちいち報告するなと言っているでしょう⁉もういい帰る)
『...』
そうして私は少しイライラしながら自室へ戻った。
~数日後~
私とひなと君はは球子たちの見舞いに行っていた。
「ウイーっすまた来たぞ~」
「あ、ひなと!今日は何買ってきたんだ?」
「タマっち先輩...」
「完璧に財布にされてるぜ」
「...」
『ここのところひなと君、ずっと見舞いに来ているわねー。もしかして二人のこと好きなんじゃない?あ、それか私のこと好きじゃないのかもねー』
(...)
そうなのかもしれない。前一緒のベットに寝たときも朝起きたらいなかったし、前ほど関わりは薄くなったし、乃木さんや、伊予島さん土居さんともいい感じだし...ひなたさんは...まぁあれは無視するとして
『高嶋さんは?』
高嶋さんはないわ。絶対に
『大した信頼ね。でも他に人がそんなんだったらやっぱり取られちゃんじゃない?ほら現にひなと君二人にあーんしているし。ひなと君もまんざらじゃなさそうよ?まぁ少し苦笑いだけど』
そう心の中の何かが言った瞬間に前を見ているとひなとくんが土居さんにあーんしながら伊予島さんと
『方法ならあるわよ。みんなを殺すか、ひなと君を殺して自分も死ねばずっと一緒にいられるわよ』
(いい方法ね)
少女の魂は既に穢れに取り込まれていた。
~数日後~
~ひなと視点~
樹海化警報が鳴り、俺たちは勇者に変身した。今日は新しい試みをしようと思って精霊をつけずに変身してみた。変身してみて思ったことは、服装はディケイドドライバーを使っていた時と変わんない服装になっていたので落ち着く。あと、デンガッシャーのパーツが腰辺りについていて興奮する。ただ少しパワーダウンしているみたいでいつもみたいにうまく動かない。
『俺らがついていなくて大丈夫か?』
(大丈夫だ。一人でできるかも見てみたいしね。...ちなみにバリアは張れるんだよね?)
『少し性能は落ちるけどな。俺らが憑くときに出てくる服だったり武器にバリアを張りやすくする効果がついているんだ。今回はそれはないからあまりバリアは過信しないようにな?あとついでに親父は酒飲んでて、天狗は瞑想して寝てるから今回使えるのは俺だけだ。注意しろ』
(ああ、わかった)
「今回は少ないね~」
「増援が来るかもしれない。少なくても油断しないようにな」
そう若葉たちが会話しているのを聞きつつ、ちーちゃんの方を見た。
なんか雰囲気いつもと違うような気がするんだよな...
気になったので友奈に近づき背伸びをしながら友奈の耳元に話しかける。
「なぁゆうな、ちーちゃん少しおかしくないか?」
「確かに少し変わったね。でも私が少し遠回しに聞いてもなんでもないみたいな感じだったから大丈夫だとは思うけど」
「そうか」
そう友奈と話していると若葉が剣を上にあげ
「勇者たちよ、私に続け!」
と叫んだ。その声に釣られるようにみんなが跳躍した。
飛びながらバーテックスの位置を確認し、そこに向かう。が、急に背中に衝撃が来た
「ひゃ!」
体の体質だか何だかで突発的に出る声が女になる俺は、女みたいな悲鳴を出しつつ地面に直撃した。
うぅ...何が起こったの?
『あの千景って子がお前に攻撃したんだよ』
(ええ⁉)
周りを見渡すとちーちゃんがこちらのほうに歩いてきていた。
「完全に取ったと思ったのに...ひなと君バリア張れるのね」
「ちーちゃん...何してんの...?」
少し震えた声で俺は聞く。
「私ね、ひなと君とずっと、いつまでも一緒にいたいの」
う、うん。俺でよかったらいつまでもいるけど...
そう言いたかったが、ちーちゃんの気迫みたいなものがすごく口を開くだけで終わった。
「それでね...私思いついたのよ..................ひなと君を殺して私もいっしょに死ねば死後の世界でずっと一緒にいられるなって」
そう言って俺に攻撃を仕掛けてくるちーちゃん。スペックの落ちた俺の装備では避けることができず、大鎌に当たる。
「ぐっ...」
俺はノックバックして少し動けなくなる。そのすきを突かれ何回も攻撃してくる。そしてそれにすべて当たる。そして吹っ飛ばされて樹海の根っこにめり込む
『おいひなと変われ!』
(変わって何するんだ?今は二人が使い物にならないからバリアが張れなくなるだろ)
『あ?バリアを張る必要ないだろ。そのまま攻撃するんだよ』
(だったら答えはノーだ。お前の攻撃だとちーちゃんが死んじゃう)
『...勝手にしろ。死んでも俺は知らん』
「千景...?何してるんだ!」
「ぐんちゃん!それはバーテックスじゃなくてひなと君だよ!」
俺らの異変に気付いたのか二人が近づいてくる。
「じゃま...しないで...!」
そう静かに言いながらちーちゃんは精霊を自分の身に宿した。
そして七つに増えたちーちゃんのうち六人は三人ずつに分かれ若葉、友奈のところにそして最後の一人は俺のところに来た。
さっきボコしたからってなめすぎじゃないですかね...まぁ攻撃できないのは確かだけど。
若葉たちは味方に攻撃されたことで少し対応が遅れ、反撃せず逃げるようにちーちゃんと距離を取った。そしてちーちゃんは俺に攻撃をしてくる。
何回も攻撃され遂に酒呑童子が張っていたバリアが砕けた。
「あ...」
その瞬間ちーちゃんが満面の笑みを見せた。
「ずいぶん耐えられたみたいだけど...もう限界のようね...じゃ、死んで」
そういって勢いよく大鎌を振り下ろした。俺は目をつぶる。だが思ったような衝撃は思っていた通り来ず、目を開いてみる。するとそこには制服姿で戸惑っているちーちゃんの姿があった。
「どう、して...⁉変身ができない...勇者に、なれない...‼」
そう言いながらちーちゃんはスマホを連打した。ちーちゃんが一般ピーポーになった瞬間であった。
つまりどういうことかというと、バーテックスの餌になったということだ。
バーテックスが大量にこちらに向かってくる。赤いボタンを押すが、反応しない。ちょっと怒っているというか機嫌が悪いらしい。慌ててデンガッシャーを組み立て剣にする。そして両手で握りまとわりついてくるバーテックスを斬る。だが処理が追い付かず、ちーちゃんが食われそうになっていた。俺はちーちゃんの方に飛び込み、樹海の根の間に入るそして空中で体の向きを回転し、地面側が俺の方に行くようにする。
瞬間地面にぶつかり、息ができなくなる。
「うっ...!」
痛みに悶えながら抱いているちーちゃんを優しく横に寝かせる。
「どうして...?どうして、私を...守るの...?」
「あはっそんな感じのセリフあって二日目ぐらいに言われた気がする」
「茶化さないで...答えて...」
「あのさちーちゃん。す、好きな人を...守るって当然のことだと思わない?」
俺は最初はちーちゃんの目を見ながら言ったが、途中から目を合わせることが困難になり少し目をそらしたり目を合わせたりするのを繰り返しながら答えた。
「あはは...私は馬鹿ね」
突然笑い出したと思ったら自虐を始めたぞ
「私ねひなと君がどっか行っちゃうんじゃないかと思って、だからこんなことしたのずっとに一緒にいられると思い込んでいたことを。今思えば私は精霊に飲み込まれていたのね」
「わざわざ結婚できるようになったらすぐできるようにお父さん言っている奴が手放すわけないだろ?」
寝そべったちーちゃんを起こして抱き寄せながら俺は言った。
「私それ初耳なんだけど?」
「当たり前じゃん。だって言ってないもん」
「私ほんとに何してたのかしら...」
呆れるようにちーちゃんはそうつぶやいた。
俺は抱き寄せている時にちーちゃんの中にいるであろう精霊に話しかけた
(おいちーちゃんの中に七人岬以外の精霊いるだろ。出てこい)
『あーバレちゃった』
(お前が誰かは知らんがちーちゃんから出て行け。頼む。大切な人なんだ)
『なんで私が体を手放さなければならないのかしら?』
(じゃ、俺の中に入っていいから)
『えー私あなたを殺すために頑張ってきたんだけど?』
(...え?なんで?)
『それはもちろん...百合の間に挟まる男を殺すためよ!』
(マジですいません!俺が悪かったのは認めます!すいませんでしたー!)
『まぁあなたがその姿の限り許すわ。何ならいつもあなた受け身だし、あなたの体を使っていつも攻めてくる人たちを逆に攻め返すのもありね...』
(あ、それは俺の友人関係にかかわるのでやめていただけるとありがたいです)
『答えは聞いていないわ』
そうちーちゃんに入っている精霊がいうと、こちらに入ってくるのを感じた。
『よろしく。上里ひなと。私の名前は玉藻の前...あなたが女でいるうちは仲良くしましょ?』
そう玉藻の前が言った瞬間
『おいひなと!俺がバリア修復するために少し目をそらしたすきになんてもの入れてんだ!』
なんと、さっき酒呑童子が反応しなったのは機嫌が悪くなったからではなく、バリアを修復していたかららしい。
そんな新発見をしていると、若葉たちがバーテックスを全部倒したのか樹海化が解けた。
「ひなと!千景!」
樹海化が解けた瞬間、若葉が近寄ってくる。
「大丈夫?怪我していない?」
友奈も近づいてきて聞いてきた。
「おれは...(背中めっちゃ痛いけど)まぁ大丈夫。そして先に言っておくけど今回の件全くちーちゃん悪くないから。全部精霊の影響だから。もともとちーちゃんそこまでメンタル強くないからこうなったの。そして俺が殺されそうになったからか、神樹が勝手にちーちゃんの力を剝奪した」
「それじゃ、ぐんちゃんは...」
「変身できないわ...」
「それでね、ちーちゃんは悪くないから巫女たちに頼んで神樹に力を返してもらえるように頼んでもらいたいんだけど...うまくいくと思う?」
「私に聞くな」
「それもそうだね。あと樹海化で変身が解けるってすごく危ないことだと思うから、大社の人に頼んで勝手に変身が解けないようにする機能をつけてもらいたいんだけど、どう思う?」
「だから私に聞くな。だが確かにその機能はつけてもらいたいな」
樹海であったシリアス?な空気などないようにお俺らはワイワイとにぎやかな会話を続けた。
あ、匂わせはしてますがハーレムにはしません。
...今のところね
少し休みます。
決してパワプロ買ったからやりたいっていうわけじゃないよ???
質問あったら気軽にどうぞ(俺が答えられたらの話だけど。英語を質問されてもポンコツな答えしか返ってこないよ())