思ったより長くなってしまいました...
その日若葉は俺にとてつもないことを言ってきた
「なぁふたりでひなたの部屋に入って一緒に写真を消しに行かないか?SDとかもろもろ」
「お前は何を言ってるんだ?」
え?いや、本当に何言ってんのこいつ。お姉ちゃんの部屋に侵入して写真消しに行くとか...怖ァ...
「自殺したいなら勝手にしてくれ。俺を巻き込むな」
「いつも私らはひなたにやられてばかりだろ?だから2人で進撃なり革命なり反逆でもしようと思ったんだ。頼む!1人じゃ勇気が出てこないんだ!最悪見付かっても責任は私が取るから!」
「バーテックスに立ち向かう勇気はあっても、幼馴染みに反撃する勇気は出てこないんだな...でも、いいよ。一緒に怒られようじゃないか」
「協力してくれるのはありがたいが、なぜ見つかる前提なんだ!?」
だって標的がお姉ちゃんだもん、しょうがないね。
お姉ちゃんの部屋...
そんなこんなで我々は今お姉ちゃんの部屋に来ており色々漁っております。心臓をバクバクさせながら俺はPCのデータを漁って都合の悪い写真を消しており、若葉はアルバムを見つけては中身を見てそれをバッグに入れています。
『これ犯罪じゃね?』
『大丈夫だひなと肖像権侵害、盗撮も立派な犯罪だ』
と、みんなの英雄が言っていたので俺はそれを盾にして良心が傷つきながらも楽しみながら写真を消しております。
数十分後...
粗方pcのデータを消して紙の方の写真を回収したところである
「なぁ、若葉。俺すごい嫌な予感がするんだけど」
「そうか?私はいつもの仕返しが出来ていい気分だ!ひなたにいつも振り回されてばかりだが、今日だけは振り回している気分だ!」
「誰を引っ張り回してるですって?若葉ちゃん」
「それはもちろんひなたを...」
その瞬間俺らのいた空間はとても冷たい空気になった。そして俺らは恐る恐る第三者の声のした方を見た。
「ひ、ひなた...買い物に行っているのではなかったのか...?」
「おやおや、おやおやおやおやおやおやおやおやおや。人の部屋をあさっていたのに開幕出てくる言葉がそれですか...」
お姉ちゃんはものすごい笑顔で話し続ける。それはそれとしてここにボン卿出現させたの誰だよ()
「買い物ですか?それは中断しました。一人でしたしね。若葉ちゃんとひなとのスマホにつけているGPSが同じところにいて、私の部屋らしきところにいたので怪しいと思い帰ってきました。まぁ六割り勘です。」
俺らはお姉ちゃんの笑顔から出てくる怒気だか、覇気だかに必死に耐えてお姉ちゃんの顔を見ながら話を聞く。
「ひなと?私の写真を消したのこれで二回目ですよね?前の説教では足りませんでしたか?それとも本当に学習できない子なんでしょうか?」
「うっ...」
や、やめてくれ...今回俺が百悪いけどその口撃はマジで効く。やばい泣きたくなってきた...
「ま、待てひなた!こ、今回は私が誑かしたんだ!ひなとの分の罰も私が受けるから!今回はひなとを見逃してくれないだろうか...?」
震える声でもしっかりと自分の意見を伝える若葉。なんだか若葉がまぶしぃ...
「いい友情ですね。感動的ですね。だが無意味です。どっちにも私の趣味全k......ん”ん”...結構重めの罰を与えます」
「「はい...」」
俺たちはいつの間にか正座をし、肩を落としながら返事をする。
「で、二人ともなんか私に言うことないんですか?」
「すいま「まて!ひなた、今回私たちはそこまで悪くないと思うぞ!盗撮も肖像権侵害も悪いと思う!だから確かに私たちも悪い、だが私たちは謝らない!」「若葉の...バカヤロー‼」
おい!馬鹿野郎、やりやがった!恐る恐るお姉ちゃんを見てみる。あ、終わった...お姉ちゃんは目だけ笑って顔は笑っておらず(それはさっきまでそうだったが)なんか紫のオーラを出しており、ゴゴゴゴゴゴゴって感じのが周りに出てきそうな雰囲気をしていた。バーテックスと戦うよりよっぽど怖いです。本当に...
「バカバカバカバカ~」
俺は涙目になりながら若葉をポコポコ叩く、若葉は体を震わせ、戦意喪失している...(ブロリーと対峙しているベジータのみたいな感じ?)
「それではそろそろやってもらう罰を発表するとしますか...若葉ちゃんは右手を、ひなとは左手を出してください」
そう鬼...もといお姉ちゃんが言ってきたので俺らは素直に言われた手を出す。
ガチャ
出した瞬間出したての方からそんな感じの音がすると同時に少しだけ手が重くなった。手を見てみると手錠がかかっており、俺の左手と若葉の右手が繋がっていた。
「え、ちょっお姉ちゃん?」
困惑する俺にお姉ちゃんは告げる。
「これからひなと達には手錠をかけたまま三日間くらいひなとか、若葉ちゃんの部屋で暮らしてもらいます。部屋からは出ないでください。勇者の力は使ってもいいですが、手錠を壊したら...わかっていますよね?」
俺は首をぶんぶんと縦に振る。
「あ、その間私は一切サポートしないので、頑張ってくださいね。千景さんには私から言っておきますので、余計な心配はしなくて結構ですよ。それでは部屋を移動しますよ。ほら立ってください」
俺の部屋...
「じゃ、後は頑張ってください」
そう言ってお姉ちゃんは部屋から去っていった。俺はそれを見届けてから、隣で息をしてるのか怪しいほど静かになった英雄という名のバカ野郎に話しかけた。
「ほらほら俺と生活するのは嫌だろうけどそろそろ元気出せって...」
「別にお前と暮らすこと自体は何をいまさらと思っているから別にいいのだが...それよりすまない...約束を守れなくて済まない...」
「いいよ...別に。どうせ失敗すると思ってたし...あとしっかり庇おうとはしてくれたしね。だからまぁ...あんま気にするな」
「そうか...それにしてもひなたがあんなに怒るとは...」
「誰だって勝手に侵入されて、大切な写真消されて、謝りもしなかったら激怒するよ...」
「まぁ消してはいないんだがな...」
「未遂でもあんまり変わらないよ」
「うっ...」
「とりあえずもう昼なんだしご飯作ろ?ほらキッチン行くんだから立って」
「ああ、わかった」
そうして二人だキッチンに行く
「そばでいいか?」
「うどんがいい」
「「...」」
「いやいや若葉さんよ、やっぱさっきのことに関しては許せないかなー、ほら若葉が素直に過てたらこうはならなかったかもしれないし?ここは誠意を込めてそばを食うべきなんじゃありませんか?」
そう言って俺は左手をそばの麵があるほうにもっていく。
「いやいやひなとよ、さっき許したと言っていたではないか!ほらここは私を慰めるためにうどんを食う必要があると思うのだが?」
そう言って若葉は右手でうどんの麺があるほうに手を伸ばす。若葉の方が力が強く、うどんの方に手が近づくとともに肩に痛みが走った。
「いた⁉」
「え...?」
もともと背が低くなった俺に麵が入っている棚は届かないのだ。若葉がうどんを取ろうとしても、俺の左手は届かないのでうどんを取ろうとすると無理やり俺が上に引っ張られ痛みが生じる、当然である。
「痛~」
俺が痛みが生じた肩をさすっていると若葉が申し訳なさげに口を開く。
「すまん...」
「ん、いいよ...背が低くてごめんね...うどん...食べようか...」
軽く自己嫌悪に陥りながらそう返答する
「いや、そばを食べよう。なんだか今日はそばを食べたい気分なんだ」
「さいですか」
そうして俺らは頑張って二人で調理をした。
「なぁこれでどうやって食べるんだ?俺は右手が開いているからいいけど...」
「別にこのまま食べればいいのでは?なにひなとの手が少し近くに来るだけだろ?」
「それもそうだな...触れないようにしてくれよ?」
そしてしばらくしてからのこと...
俺らはテレビを見たり一緒にゲームをして時間をつぶしていた。ゲームの結果?対戦物なら全部俺の負けだよ、なんか文句あっか?
「明日の鍛錬どうしよう...」
「まぁ、こんな時くらい休んだら?」
「それもそうだな...」
それからしばらくして...
なんか若葉がやけにそわそわしているのでどうしたのか聞いてみた
「なんだお前そんなにそわそわして、どうしたんだ?」
「...トイレに行きたいんだ...」
「なんだトイレか...行って来いよ」
「お前こんな状況でどうやって行けっていうんだ!」
「あ...」
「まぁいい!もう限界だ行くぞ!」
そう若葉は言って俺は引きずられながらトイレに行く。
トイレにて...
「ドアの方を向き、目をつむって耳も塞げ!」
トイレに入るなり若葉はそう言った。
「別に言われなくてもやるけどお前どうやって脱ぐんだ?あとトイレットペーパーここ右に設置してあるけど、どうやってちぎるんだ?」
「根性で何とかするから早く向こう向け!」
ほんとに根性で何とかしたらしい...
またまたしばらくして...
夜になって夕食でまたもめて食い終わった後、若葉が質問してきた。
「なぁこれどうやって風呂に入るんだ?」
「?入らないぞ、精霊の魔法使って体と衣服をきれいにするから着替えの必要もないぞ」
「そうか...いやでもさすがに制服のまま寝るのはちょっと...」
「じゃ、適当にいつも来ているパジャマに着替える魔法も使ってやるよ」
「ありがとう」
ベッドにて...
「...こっち向くなよ」
「この状態でそっちむくなはいろいろと無理があると思うぞ...」
「仰向けで寝ればいいだろ」
「その場合お前壁側だけどいいの?」
「別に壁があろうと手錠でつながっているからあまり変わらん」
「そうか...あ、俺ちょっと寝相悪いから起きたときそっち向いていたらごめんね」
「そうなった場合反射的にたたくかもな...」
「ひでぇ...お休み...」
「ああ、お休み」
夜中にて...
「...な...!ひな...!ひなと!」
「ん...どうしたの?若葉...」
「どうしたも何も汗びっしょりで、うなされていて、おまけに涙まで流してたんだぞ⁉なんかあったのかと思って...」
「ああ...なるほど...ものすごく嫌な夢を見たんだ...聞きたい?」
「...眠れそうにないから聞いとく」
「そうか...まぁものすごく簡単に言うと、みんなが死んで自分だけなぜか死ななくて、バーテックスにずっとぼこぼこにされて、死なないからずっとぼこぼこにされて、神樹のところまでサッカーボールみたいに飛ばされながら何回も何回も痛めつけられて最終的に神樹のところにたどり着かれて、バーテックスが四国に入ってきてそれでも死ねない俺は住民が食われる様子を見せられながらまた痛めつけて...この夢いつも見るんだけどいつも最後が思い出せないんだよね...なんかこの夢見すぎて慣れた...でもやっぱりこれを見た後は怖いな...」
すると若葉は俺の頭に手を当てた
「そうか...まぁ多分大丈夫だろう...夢の通りにはならない。根拠はないがみんないるから大丈夫だろう。寝るまで見ているから、子守歌でも歌おうか?」
「子守歌はさすがにいいです...」
「そうか...」
数分後...
「ひなと、もう寝たか?」
「...」
「寝たか...それにしても私たちが死ぬ夢か...さすがに杞憂だと思うが何回も見るが少し引っかかるな...まぁいいか。それにしてもこいつ意外とかわいいな。夢で涙流すとか初めて見たぞ...それほど私たちが大事なのか、バーテックスが怖かったのか...まぁこの戦いが終わるまで生きていような」
そう言って若葉は隣で寝ている人の頭をなで意識を落とすのであった...
翌日...
「ん、ん~...ん⁉ひ、ひなと⁉なんでいるんだ⁉この変態!」
「ぐはっ」
こいつ朝っぱらから腹パンしてきやがった...いてぇ
「...うぅ...わ、若葉...昨日のこと...忘れたの...?」
「昨日...?あ!す、すまん!大丈夫か⁉」
「少し痛いけど、まぁ大丈夫...」
「そうかならよかった...えっと、そのぉ起きたばっかで悪いが...」
「ん?ああ...お花摘みか」
「お花摘み...?」
「どうしたんだ?早くいくぞ」
「え、ああ、少しぼーっとしていただけだ、気にするな...」
大体昨日と同じなので割愛
夜中にて...
「...また夜中に起きてしまった...」
そうつぶやいた私は隣にいる一緒に寝ている人を見た。
「...今日はうなされているわけでもなく、普通に幸せそうだな...」
隣にいる少女はとても幸せそうな顔をしており、だれが見ても安眠をしていると感じさせるほど穏やかな雰囲気だ。
「にしてもこいつの顔本当にきれいというか整っているな...ひなたがきれいという言葉が似合うのならば、ひなとは赤ちゃんとか小さな子とか見て出てくる愛おしいとか可愛らしいという言葉が似合うな...精神年齢も私たちみたいな仲のいいひとの前になると途端に低くなるからな...会ったばかりのひなとは今のひなとが出てこないほどクールというか不愛想だったからな...」
ロリと言われているのと大体一緒である...
「もしひなとが最初からこんな女子だったのならひなたと仲のいい姉妹になったのだろうな...で、ひなたの監視がない間に男子のおもちゃになったりもするのだろうか...自分で考えてなんだがだんだん腹が立ってきたぞ...そういえばひなとの女体化の原因は神の力を受けすぎたのが原因だったな...確か大社の人が精霊を使いすぎるなど、力を酷使しすぎたりすると戻れなくなる可能性があると言っていたとひなとが言っていたな...まぁおそらく大丈夫らしいが...でももしそうなったら私がひなたとともに守るのもありだな...あんまり警戒心なさそうだし...いやだがしかし千景がいるからなぁ...後ろから切られそうだ...ずいぶん長い独り言になってしまったな...もう眠くなった寝るとするか」
そうして私は瞼を閉じた
翌日、朝食中にて...
「そういえばひなと」
「ん?なんだ?」
「昨日たまたま起きてひなとの方を見たのだが、ものすごく幸せそうな顔をしていてな、よい夢を見たのではないか?よかったらその夢の内容を教えてもらえないかと思って」
するとひなとは顔を真っ赤にした。
「え⁉ゆ、夢の内容⁉え~と~そのぉ~」
少し焦った感じにひなとは頬をかいた。
「あ、言いたくなければいいぞ」
「じゃあ、秘密で...いつか話すね」
「そうか、楽しみに待っているよ」
昼食を食べた後のこと...
トントン
突然俺らのいる部屋のドアが叩かれた。
「開いてるので入っていいですよー」
そう俺がドアに向けて言うと、ガチャという音がしてドアが開きお姉ちゃんが入ってきた。
「どうです?二人とも今の生活を満喫していますか?」
「可もなく不可もなくだな。別に気持ち悪くはないのだが風呂には入りたいな」
「俺もそんな感じかなー。食事に気を使わないといけないのが少しだけめんどくさいかな...」
するとお姉ちゃんは納得した感じで頷き話し始めた。
「そうですかそうですか...あ、今日はみんなでゲームしない?と友奈さんが言ったのでお誘いに来ました。やります?手錠はそのままですけど」
「「行く」」
俺と若葉が同時に答える。部屋は意外と広いがずっと同じところにいるとストレスがたまるからね、久しぶりに外に出たいのである。
「では移動しますよ。食堂のテレビを貸してもらえるそうなのでそこに行きますよ」
食堂...
食堂に入った瞬間ちーちゃんが駆け寄ってきた
「ひなと君!」
「やぁちーちゃん久しぶりー」
俺のところに来るなりいろんな角度から俺を見てくる首筋を見られたりスカートめくって太もも見ようとしてきたり。まぁスカートめくって云々は途中でやめさせたが
「変なことはされていないようね...」
「千景は私を何だと思っているんだ...」
安堵したように息をついたちーちゃんに呆れた様子で若葉はちーちゃんに突っ込む。
そうしてゲーム大会が始まった。パーティー用のゲームをいくつもやった。当たり前のように最下位争いは俺と杏のみで行い、一位になるのは大体ちーちゃんで偶にお姉ちゃんや友奈、若葉がちーちゃんを負かす。
球子?あいつはいつも中くらいだよ。
そうしてゲームをしている間に夕食の時間になった。
「さて食券買いに行くぞ...」
「あ、若葉、ちょっと待って!」
俺がコントローラーを置いてもないのに若葉歩き出したので思わず左手を引っ張ってしまった。
「え、ちょっ⁉」
突然よくわからん方向から力が入ってしまったため若葉はバランスを崩してしまいこちらに倒れてきた
「かはっ」
若葉が俺の上にのしかかってきた衝撃で一瞬息が詰まった。一つ救いだったことはよくあるセクハライベントの倒れたときに胸を揉まれるが発動しなかったことだ。
「大丈夫か?」
若葉が立ち上がりながら聞いてきた
「ああ、大丈夫」
そう言った瞬間若葉が思いっきりの力で俺を引っ張った」
「え、ちょっ⁉」
さっき若葉が挙げた悲鳴と同じ悲鳴を俺が出したと思ったら、若葉の腕の中にいた。
「おっとすまん、少し力が強すぎたな...大丈夫か?」
「え...あ、う、うん...」
答えたのになかなか解放されないぞ...そろそろ放してくれないとはずか死にそうなんですけど...
「乃木さん...?いつまでそうしているのかしら...?さっさと放したら...?」
ちーちゃんが少しどすのきいた声で言うと...若葉は自分がどんな状況にいるかやっとわかったらしく、
「え?あ、ああ!すまない」
と言って俺を解放してくれた。といっても、結局手錠でつながっているから解放されたといっても離れられるわけじゃないけど...
というかまだ心臓がどきどき動いているよ...うわ、お姉ちゃんがにやにやしている...絶対顔が赤いな、俺。
そのあと普通に食券を買いに行った。で、手錠をかけた手を見られ続けながら夕食を食べ、そのままお開きになった。
ベッドにて...
寝っ転がって、明かりを消して、寝る雰囲気になったところで俺は若葉に話しかけた。
「なぁ若葉一つ寝る前に話をしたいんだがいいか?」
「ああ、いいぞ。そこまで眠くないからな。で、何を聞かせてくれるんだ?」
「今日見た夢の話」
「え、してくれるのか?秘密って言っていたのに...」
「うん。話したい気分になったから」
「そうか...では聞かせてくれ」
「じゃあ行くよ?大雑把に夢の内容を言うとね、次の侵攻が終わってみんなで大人になったときにみんな一緒に暮らしていたってかんじの夢だった。俺以外は働いていてね、子供も俺らとおんなじ人数いて、俺だけ働いていないから、俺が家事とか子供の世話を見ていたんだ...後俺女だったな...とりあえずそこには暖かな日常があって、なんかいいなーって思わせてくれるいつも見ている夢とは違ういい夢だったよ...」
「なるほど...私たちが一緒に暮らす...か、確かに幸せそうな夢だいろいろな問題も起こりそうだが...」
「確かに人数が人数だしね...でね、家事とか全部俺がやっているんだけどなんかガタが来たのかぶっ倒れてね、みんなに家事を任せてたんだけど若葉だけ何にもさせてなかったね。これで終わりお休み!」
そう言って俺は若葉に背を向けて目を閉じた。
「え、ちょっ、どういうことだひなと⁉どうして私だけ任せてもらえなかったんだ!おい答えろ!...無視か、ではこうするまでだな」
そう言って若葉は手錠でつながれているほうの手を俺のお腹にあて引き寄せ、足を絡ませて逃げられないようにしてきた。
「答えないとずっとこのままだぞ」
「いや別に答える必要ないし...何なら夢だからわからないし...ほら分かんないって答えだしたんだから放して」
「いや納得しないからこのままだ。むしろ強くしてやる」
そう言って本当に抱く力を強める若葉。俺はもうどうでもよくなって瞼を閉じるのであった...
朝...
さすがに起きてまで若葉に抱き枕にされていなかった俺は音を出さないように若葉の方を向いた。
「にしてもやっぱりこいつ美少女だよなー。まぁ若葉に限らずみんな美少女だけど...やっぱ俺、ここにいちいのかなー...それにみんなと一緒に暮らす夢を見ることですら本当はおこがましいことなのではないだろうか...やっぱり次の戦いが終わったら距離を少しだけ遠ざけようかな...本当に今更だけど百合の間には挟まらないほうが良いかもだし、何より次に生まれてくる勇者に変なDNAが入って勇者になれないってなったら嫌だしな...」
「別にお前が距離を開ける必要はないと思うぞ...」
「⁉わ、若葉!お、起きてたの?ちなみに今の独り言どこから聞いてたの...?」
「にしてもからだな...」
「...忘れろ。頼むから」
俺が懇願すると若葉はにやにやしながら
「断る」
と断言しやがった。
「それに百合の間に入る云々だが今のお前は女だしな、大丈夫だろう。変なDNAが入るだが別にこの世界ではそんな遺伝子が入ったということにしておけば大丈夫だろう。だからお前が離れる必要なんてこれっぽっちもないんだ。だから安心してそんなことはもう考えるな」
「そうか...そうだね...わざわざ原作通りに進む必要なんてないよね...俺は俺という人生を原作関係なしに生きるとするよ。ありがとう若葉」
「どういたしまして」
数時間後...
お姉ちゃんが部屋に来て手錠を取ってくれた。
「もうこんなことはしませんね?」
「「はい。二度としません」」
俺らは正座をしながら答える。するとお姉ちゃんはにこにこと笑いながら、
「ならこれ以上の言及はしません。私はこれから忙しいので退散しますね。ではでは~」
ひなたの部屋...
私は手錠から超小型録音機を取り出し三日間分の録音を飛ばし飛ばしで聞いていた。
「ひなとと若葉ちゃんは一応幼馴染のくせして関係が薄いんですよね~少し関係があったとしても私がいないと二人は話したりもしませんからね...今回がいい機会になるといいんですが...それにしてもひなとの夢...少し気になりますね...何回も同じ夢を見る...しかも悪夢...いやな予感がします...それにお姉ちゃんに相談しないなんて...まぁそれは置いといて、問題はもう一つの夢ですね...私たちが将来同居している...これはほぼ結婚しているといっても過言ではありませんね...若葉ちゃんとひなとをくっつけてどっちの家族にもなっちゃおう計画を実行するために頭の片隅には残しておきましょう...」
少女は録音を聞きながらそうつぶやくのであった...
あー長すぎ!
他のキャラ絶対こんなに長くならないよー!
あーもーどーしよ..ほかのキャラなんにも思いつかねぇ
っていう訳で次回は遅れそうです...