そしてだいぶ投稿期間開いてるな!あ、いつも通りです。いつもどおりがどういう定義だったかはもう忘れた!
はぁ...なんか最近一日が濃いぞ...?なんかそれぞれの勇者たちと関わっているし、お泊まりイベントは多いし、なんか同じようなことばかりだけど濃いぞ?
そんなことを思い今日は一日中部屋にこもって読書でもして自分の世界に入り、人とあまり関わらないようにしようと何故か思ってみたものの、読む本がない!同じ本を読むのもいいが、沢山読みすぎてさすがに飽きてきているので却下。しょうがないさっきまでの予定を破棄して杏のところにでも行って本を借りるか...
とひとりで会議をしながら俺は杏の部屋に向かっています。
そうして目的の部屋の前に着いた俺は適当にノックを2回して部屋の主を呼ぶ。
「杏ー?いるー?本借りに来たんだけどー」
俺がドアに話しかけると中から少し音がして目の前のドアが開く。
「こんにちは、ひなと君。えっと、その本を貸すについてなんですけど、もう私のおすすめの作品は紹介しきってまして...もう貸す本がないんです...」
「え、まじ?」
突然のカミングアウトに呆然とする俺。さて借りる本もないし何しようと思ったところで杏が提案してきた。
「えっと、そのー、私も読む本がなくてですね、よ、よろしければい、一緒に本屋さんに行って読みたい本とか紹介したい本を探しに行きませんか?」
「いいけど、なんでそんなオドオドしてるんだ?」
「気にしないでください...」
なぜ少女がこんなにもオドオドしているかと言うと、時は数分前に遡る...
「あ〜私もこんな恋してみたいなぁ...」
そう呟きながら私は読んでいた恋愛小説を閉じながら自分が恋をしている様子をうかべる。男性の関係があまりない私が、男性と恋しているところを妄想すると自然に男性がひなと君になってしまい、ひなと君と私がイチャイチャしているのを妄想してしまう。
「ダメダメ!ひなと君には千景さんがいるんだから...」
私は頭をブンブンと降って妄想をかき消した。しかし1度妄想したものがすぐ消えることはなく、すぐに思い返してしまった。
「でもいいなぁ...ひなと君って前世の記憶もあるからか少し大人っぽ...くわないか、でも頭も...普通くらいか、でも強いし、たまにクールだし、顔だって悪くないし、何よりタマっち先輩と私を助けてくれたし...はぁこれが幼なじみ補正ってやつなのかなぁ」
上半身を机の上に乗せ、まぶたを閉じながら私はそんなことを呟いた。
「今からひなと君が来てなにかを一緒にする展開にならないかなぁ」
そう私が絶対に起きないだろうなと思いながらも呟いていると、突然部屋のドアが叩かれ、声が聞こえた。
「杏ー?いるー?本借りに来たんだけどー」
ありもしないと思っていたことが起こってしまった...そう考えながら私は慌ててドアを開けに向かう。ドアに向かう最中に積み重なった本に足の小指が当たり本の塔が崩れ小指に追撃が入って悶絶しそうになるがひなと君を待たせまいと思い根性でドアに向かった。ドアを開け、まっさきに言うことは挨拶だ。
「こんにちは、ひなと君」
そうやって挨拶をしている間に私は思考をめぐらせる。いかにしてひなと君と出かける理由を作るか、そしてなんの本をおすすめするかを
「えっと」
こんな感じに時間を稼ぎながらも考える。
「その本を貸すについてなんですけど、もう私のおすすめの作品は紹介しきってまして...もう貸す本がないんです...」
嘘はついていない。紹介したい本はありはするけど、さっきまで私が読んでいた本でまだ読み終わっていないのだ。だから大丈夫嘘はついていない。
「えっと、そのー、私も読む本がなくてですね、よ、よろしければい、一緒に本屋さんに行って読みたい本とか紹介したい本を探しに行きませんか?」
読む本がないはあながち嘘ではない。今読んでいる本が読み終わったら本当に読む本がないのだ。なので嘘はついていない...というより...
(あぁ...誘ってしまった...ど、どうしようこれってデートだよね??デートでいいんだよね?と言うか千景さんとかひなたさんに殺されそう...まぁ向こうは友達とか仲間としか思っていないだろうから大丈夫だよね...)
「いいけどいいけど、なんでそんなオドオドしてるんだ?」
私は淡々と話しをしているつもりだったけどそうでもなかったらしい...
「気にしないでください...」
私はそう返すことしかできなかった。
そう言うわけで俺らはここいらで一番大きな本屋に向かっております。
「そー言えば球子とはこーゆーやり取りしないの?」
俺は少し気になったので質問した。すると隣を歩いている少女が呆れた顔をした。
「ひなと君...わかってて言ってない?」
「言ってから気付いたわ。そもそもあいつが読む本っていうのは漫画だろうから紹介しても読んでくれないか...」
俺がそう分析らしきものをしていってみたが、違うらしく杏は首を振りながら
「いや読んではくれたんですよ...でもタマっち先輩ってば内容がよくわかんなかったらしく『なんでこのヒロインは手が重なったくらいでドキドキしているんだ?』って言ってきたんですよ...もう信じられない...!」
と少しだけ怒りとあきれが混じった感情を出しながら言った。
「そ、そうか...」
続きものの本十巻くらいまで読んでからやっと恋愛小説を読んでいたと理解できるレベルの俺はそう反応をすることしかできなかった。
本屋に着いた瞬間、今までとなりを歩いていた杏が俺よりも数歩前に行き、くるっとターンをして俺の方を向いた。
「さぁ、ひなと君。最初に言った通り、本の勧め合いをしましょう。ひなと君は自分が面白いと思った本を進めてくれればいいんですからね?変に気を使って私に合わせなくていいですから!それじゃ三十分後とかに会いましょう!」
そういって杏は駆け足で本屋に入っていった。そして俺はゆっくりと本屋の入り口に向かった。
中に入った瞬間冷気が来て涼しいと思った。やっぱ夏にこういう涼しいところに行くのはいいね。さて、杏にお勧めする本を選ばなければならないのだが...
(マジでどうしよう)
俺が読んで面白かった本なんて俺つえー系とかとか恋愛のレの字もない物語とかそれこそ転生とかしか読まないのだ恋愛系は杏が勧めてきたのしか読んでいないから自分が勧められるようなものがないぞ...俺が読んでいて杏が読んでいなさそうな恋愛小説なんて角〇つばさ〇庫ぐらいしかないぞ...
(ほんとにどうしよ)
(勧め合いを提案したけど何の本にすればいいんだろう...)
私は恋愛小説が並べられている本棚を見ながら悩む。えっと、ひなと君の好みは確か純愛だったはず...前ものすっごいどろっどろの小説を渡したらいつもよりものすごく返すのに時間かかってたし、渋い顔していたからね...あ、あとヤンデレも好きだったっけ?前にその系統の本を貸したときにものすごいスピードで返ってきて、ものすごい満足そうな顔だったし...でもそれっぽい本ってあんまりないんだよね...あったとしても内容がぐちゃぐちゃだったり、ヤンデレがヤンデレをしていなかったり結構ドロドロになったりする。
(今回はヤンデレとか無視してよくある純愛をお勧めしようかな...それにしてもひなと君はどんな本を私に勧めてくるんだろう...?気を使わないでって言ってもひなと君は恋愛小説を選んできそう...まぁそうなっても私は別にいいんだけど、いいんだけど...やっぱりひなと君が普段何を読んでいるか知りたいな...)
(あああああああああああああああああああああああ!マジでどうしよう!!ほんとに何を勧めればいいかわからない!!!yabe------!あともう少しで三十分後の時間になってしまう...)
悩みすぎて本の周りをうろうろする不審者になっていた頃突然脳内に声が響く
『別に自分が面白いと思う物語を勧めればいいと思うだけど...』
普段勇者たちと一緒にいると黙っている玉藻の前が珍しく言葉を漏らした。
『見ていられなくなってね...まぁ別にあなたが面白いと思う...なんだっけ?転生物だっけ?をお勧めしても向こうは引かないと思うわよ...あなたが子供っぽいことは重々承知だろうし...』
(そ、そうなの?ならいいか...)
『はぁ...ほんとは口を出したくなかったのだけれど...』
(なんか言った?)
『なんでもないわ...さっさと選びなさい』
そう玉藻の前に言われるがまま俺は本を選んだ。
そして約束の時間となった!各自おすすめする本を持って集合し、座れる場所に移った。
「まずは私から本を紹介させていただきますね!」
何やら桜の木と男女が表紙に描かれている本を持った杏が言った。そうして本の紹介が始まる。
「えっとこの物語は小さいころからずっと一緒でお互いが相手を異性としてみてないないところから始まっていまして…」
「…というわけです!」
ものすごく長かったが、わかりやすかった説明が終わった。
「次はひなと君の番ですよ?」
「ん、俺が紹介する本は」
そう言いながら俺は杏に本を見せる。すると杏は少しだけ驚いた表情をしたがすぐに元の表情に戻った。
「まぁよくある転生物の本だな。この物語はほかの転生物のように主人公が強くない。ほかの仲間たちと自分たちの弱いところを支えながら冒険する物語で…」
「…って感じかな...」
俺が説明を終えると杏は少しだけ不貞腐れたような顔をしながら
「...精霊になんか言われましたか?」
と聞いてきた。
「...全く本が決まらなかったので助言だけ聞きました...」
「...私はひなと君が自分自身だけで選んだ本を紹介してほしかったんですけど、まぁいいか...一応自分で選んだそうですし...少し読んでみますね!」
そう言って杏が席を立ちレジに向かおうとしたので
「あ、ちょっと待って。買うんだったら俺が買うから...いつも借りてるお礼みたいなもんだよ」
と言って呼び止めた。
「えぇ...いいですよ、お礼なんて樹海の中とかでもらっているようなもんですし」
「いいから、いいから。樹海の中で助け合うなんて当然ですし...気にしないでおとなしく奢られて?ね?」
そう言うと杏は観念した様子で本を差し出した。
「じゃ、これは買ってもらいます...ただし!この本は私がひなと君にプレゼントしますね!」
そう言って杏はさっけおれに紹介した本を見せて駆け足でレジに向かっていった。
「え、っちょ⁉...まぁいいか」
止めようと思ったが別にいいかと思い俺は歩いてレジに向かった。
お互い買った本を交換し、本屋を出た。出た瞬間熱気を感じ、もうちょっと本屋にいたかったなと思った。
「あ、杏ちゃんにひなとくん!」
出て数秒後に知り合いの声が聞こえたのでそちらの方を見るとちーちゃんと友奈がいた。なんかやばい雰囲気をただよらせているように感じるのは気のせいだろうか...?
「ひなと君...」
ちーちゃんが少しいつもより低い声で話しかけてくる。
「今日は部屋でゆっくりしているんじゃなかったの?それを聞いてたから今日は高嶋さんと一緒に遊ぶゲームを探しに行ってたんだけど...?」
「あ...」
その瞬間俺は思い出した。朝早く(九時)からちーちゃんが来て
「一緒にゲームしない」
と言ってきて、寝起きの俺は
「今日は部屋でゆっくりしたいからいい」
と言ったことに。さっきまで暑いと思っていたが急に寒くなってきたぞ...
「あー...えっと部屋でゆっくりするのに本を読んでいたんだけど読む本がなくなってだな...まぁかくかくしかじかだ」
「そう...まぁそれならギリギリ許すわ...じゃ、私たちはこれから行くところがあるから...」
そう言ってちーちゃんは寮からやや反対方面に歩き始めた。ちーちゃんについてくと思われた友奈は俺の方に来て耳元で
「ぐんちゃんを放っておいたらいつかとっちゃうよ?」
と寝とる宣言をして駆け足でちーちゃんの方に向かっていった。俺は何も考えないことにした。
「帰るか...」
考えることを放棄した俺はそのまま脳死でその発言をし寮へと足を向けた。
「あ、ちょっと待ってください!」
脳死だったので杏と一緒に来ていたことを忘れていた。
「あ、すまんすまん。なんかこの一瞬でいろいろありすぎて人と来たことをすっかり忘れてたぜ」
「そういえばさっき友奈さんに何か言われてから変な顔をしていましたけど何かあったんですか?」
「いや特に何もなかったよ。と言うかそんな変な顔していたの?」
「はい。いつもは~なんか無邪気で世間のことを何も知らなそうな可愛らしい顔をしているのに~さっきは大人の世界を知ったロリみたいな顔をしていましたよ?」
なんか上機嫌そうに言う杏。
「結局ロリじゃねーか」
俺は少し不貞腐れた雰囲気を出しながら言った。
「あ、前から気になってたんですけどどうしてひなと君は本を好きになったんですか?前世から本を読んでたからですか?私の場合は入院生活で本を読むしかやることがなかったからですけど...」
「そうだね...前世で本を読んでいたのがでかいかな...前世の親がね電子図書のサービス?に登録してくれたんだ。まぁ児童文庫と図鑑しか見れなかったけど...で、ゲームが一日一時間だった俺は勉強以外やることがなくてね~勉強はしたくないからずっと本を読んでたんだー。それが俺が本を読むようになった理由かな。中学の時にスマホもらえていなかったし、学校で話すような友達もいなかったから休み時間に図書室のライトノベル借りてずっ読んでてね~本は中学時代の味方だったわ~。おかげで学年で一番本を借りてたわ。いやー懐かしー」
俺は思い出に浸りながら語った。
「今回は友達と話せる中学時代でよかったですね」
「急に毒吐くね...まぁ確かに話せてよかったよ。まぁ欲を言えば男子とも話したかったけどね...」
「しょうがないですよ本来、勇者は無垢な少女しかなれないですから」
「それもそうだな...ん?」
「どうしました?」
「いや俺この人生の中で男子としゃべったこと数回しかなくね?って思って」
「私みたいに入院していたならわかりますけど...学校に通っていたひなと君ならそんなことはないと思いますけど」
不思議がる杏。
「いや、堅物の若葉とずっと一緒にいるお姉ちゃんと一緒にいたから男子が近寄ってこなくて話せなかった記憶がある。で、三年生くらいに高知に引っ越したんだけどあのくそどもとは話そうと思わなかったから...うん全く話してねーや。まぁいいけど。そこそこ楽しかったし」
「いいんですね...あ、もう寮ですね」
話している間に俺らは寮についていた。
「この本ありがとうございました。部屋に戻ってゆっくり読みますね」
そう言って杏は本の入ったビニール袋を顔の高さまで持ってきた。
「こちらこそありがとう。じっくり読むとするよ」
そうして別れの挨拶をして俺らはそれぞれ自分の部屋に向かった。
ちなみに杏のおすすめしてくれた本はめっちゃくちゃ面白かった。今二週目を読んでいるところである。杏も俺のおすすめした本面白いと思ってくれているといいけど...
「ひなと君が紹介してくれた本、恋愛とは少しだけ離れていて私の好きなジャンルと異なるけど...面白いな...」
私はたまにはこういうジャンルも読んでみるもんだなと思いながら本を読んだ。
あと二人で本編はいれる...日常書きたかったからこれ書き始めたけど今度は戦闘場面をかきたくなってきた...