感想ありがとうございます!
「おーいひなと―...?おいひなと!」
俺は誰かに肩を揺さぶられたおかげで意識を覚醒させた。
「んあっ?なに⁉」
「話聞いてたかー?誰があれを倒すんだって話だ」
そう言って球子がさした方には七体の大型バーテックスがいた。
(あれ俺さっき死んだのに時が戻ってね?まぁ時が戻るわけないし...さっきのは夢だったのか...?でも夢にしてはなんだかリアリティがすごかったような...)
「ひなと君、大丈夫ですか?またぼーっとしてますけど」
杏が心配そうに俺の顔を覗き込んでくる。
「ん、ごめん。最後の戦いってことで少し気が抜けてたかも...」
「本当に大丈夫なのか...気持ちはわからなくもないが...最後だからこそしっかり集中だしろ」
若葉が少し厳しい口調で注意してきた。
「わりー。であれの対処の仕方だったな?」
「ええ...そうよ...」
前回と同じ説明なのでカット...
俺は地震を起こしてくるやつと遠距離攻撃をしてくるやつを相手にしながら考え事をする。
(もうよく覚えていないけど、この大型バーテックス達をとした後になんかやばいのが出てくるんだよな...)
俺は夢のことを思い出そうとしたが、バーテックスと対峙しているせいであまり余裕がないのと思い出そうとしてももやがかかってなかなか思い出せずにいた。
考えている途中で四つの角を持っているバーテックスが一本ずつ角を伸ばしてきて俺を突き刺そうとして来たので、一本ずつしっかり避けてからそれぞれをつないでいるロープを剣で斬る。
そして攻撃手段のなくなった隙だらけのバーテックスの方へ飛び、とどめを刺そうとする。飛んでいる途中、つい夢のことについて考えてしまい周りを確認しないまま斬りかかってしまった。そして斬りかかる時にふと射手座の方向を見ると細かい矢を大量に打ってきた直後であった。
(え、やばっ!死んだ...)
俺が死を確信した瞬間だった。
「危ない!」
その声が聞こえた直後、俺の周りにバリアが発生しており大量の矢は弾かれていた。
「ほらひなと君!早く斬ってください!」
俺はその指示を聞き我に返る。
(そうだ...俺こいつを切ろうとしてたんだ)
そう思いだし、山羊座を縦に真っ二つにした後すぐに射手座を横に真っ二つにした。
「ほんとに大丈夫なんですか?」
杏に礼を言おうとしたところで、俺は杏にそう聞かれる。
「ほんとにごめん...少し考え事をしてた」
「気を付けてくださいね?あれ、万能じゃないので」
「うん...」
取り敢えず大型バーテックスはすべて倒すことができたので集まることになった。
大型バーテックスを倒すことができたので一回集合することになった。
「ひとまず大きいバーテックスは倒すことができましたね」
「そうだね!ねぇひなとくん、もう大きいバーテックスは出てこないの?」
「わからない...」
「わからない...?」
ちーちゃんが怪訝そうに聞き返してくる。
「うん...本当は出てこないはずなんだよ?でも...でもね?心...いや、本能かな?がのもすごくもやもやして危険信号を出しまくっているんだ。このままじゃだめだとか、ものすごいやばいのが出るって感じで」
「もしかしてひなと君の考え事って...」
「うん...そのもやもやについて考えてた」
(夢で起きたことなのに...あまり関係のないことなのに...)
俺はそんなこと思いながらもこれから起こることが夢の通りに行きませんようにと願った。もし起きてしまったら...俺は絶望して動けないだろうと思ったからだ。
だが、現実は願っただけで簡単に事が解決したり不安なことが取り除かれるようなことにはならない。
突然樹海の空気が変わり、全員に悪寒が走った。
いつもバーテックスが出てくる方向の壁を見てみるとレオ・クラスターよりいろいろ混ざっているレオバーテックスが現れた。
「なんだよ⁉あれ...おいひなと...?」
球子が俺とレオを交互に見ながら言ってくるが、俺はその球子の質問について考えている暇はなかった。
(なんで!どうして!やっぱりあれは夢じゃなかった!どうしよう...!勝てるビジョンが出てこない...なんでこうなるの?この前までは多少のいざこざはあれどうまくいってきたのに...やっぱり俺のせいなの?俺が存在するからもっと悲惨なことが起こるの?あ、ダメだ...怖くて足も動かないや...そもそも結構ビビりな俺が頑張ったほうだよ...しかもそのビビりは能力で無理やりなくしただけだし本当に恐怖を克服したわけじゃないんだ...あぁ怖いな...このまま何もできずにみんな殺されていくのかな...はははははははははははははははははははh・・・)
俺がそう思っていると急に俺の体が宙に浮いた。でも俺はそのことにもどうでもいいという感情が湧いていた。やる気とかその他諸々がなくなったのである。
その他の勇者視点...
「なんだよ⁉あれ...おいひなと...?」
本当は『あれ』の部分も叫ぼうとしたが、ひなとの顔があまりにも絶望の色に染まっていたので球子は思わず叫ぶのをやめて声をかけた。
球子が肩を揺さぶっても、千景が頬をつねっても、友奈が軽いマッサージを肩にやっても、杏が色々なところを突っついても、若葉が鞘で軽く頭を殴ってもひなとの顔は変わらず、体も微動だにしなかった。
「戦意を喪失してしまっている...?」
若葉が驚きながらそうつぶやく。今までひなとは日常生活では格好怖がりなものの樹海となればたちまちその怖がりがなくなっていたので今更⁉と驚いてしまったのだ。
「っ‼皆さん避けてください!」
ひなとを見つつ超大型バーテックスを見ていた杏が叫んだ。それを聞いた勇者たちは反射的に上へ飛んだ。いち早く気づいた杏はひなとを抱えながら飛んだ。
「一回樹海の根の間に入れ!」
若葉がそう指示をし、それぞれが根の間に入り合流する。
「とりあえずここら辺に置いておきましょう」
そう言って杏は根がちょうど背もたれになるようにひなとを置いた。
「それにしても...ひなと君がここまで...絶望に浸る相手って...どれだけやばいのかしら...」
千景はひなとを少し心配したような顔で言う。
「もすごく注意をして戦わなくちゃね...」
そう友奈が言った瞬間
樹海中にこの世のものとは思えないほどの思わず耳を塞いでしまうような音が鳴り響いた。
(まずい!奴らもしかしてこうやって私たちが動けない間に神樹の方へ行こうとしているのか)
若葉はそう考え何とかできそうな杏に声をかけようとしたが。そもそも耳を塞いでいて自分の声が聞こえないだろうということに気づき、声をかけるのではなく目で『何とかできるか?』的なことを聞く。杏は若葉の言ってきたことを察し、跳躍する。そして耳を塞ぐのをやめてボウガンを持つ。そして嫌な音に耐えながら、矢を音の発信源であるバーテックスの頂点にある鐘の方へ放った。すると鐘の周りだけ空気がない真空状態になり、音は鳴りやんだ。
「やった!成功した...」
杏はそう安堵したが、そう呟いた一秒後には彼女の姿はそこにはなかった。
「あんずうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううっ‼」
彼女は鳴りやまった瞬間バーテックスから鞭のようにとんできた尻尾に弾き飛ばされ、樹海にたたきつけられ、さらに追撃のしっぽのプレスでその命が断たれてしまったのだ。
「くっそー---------------!」
球子は怒りながら跳躍する。
「土居さん⁉待ちなさい!」
千景は今バーテックスに突撃しても死ぬだけだと思い、球子を止めようとする。しかし止めることはできず球子はバーテックスの真正面に行き手を上にあげる。
球子が雷を放つのとバーテックスが斜め上に大量の矢を放つのは同じタイミングであった。
「嘘だ...」
球子が出した雷はバーテックスよりも上に合った金属の矢にすべて吸われてしまった。そしてその矢は勢いを落とさぬまま球子の方へ落ちていく。今の球子なら余裕で避けられていただろう。しかし
最悪の状況で杏が放った矢の効果時間が切れていまい、周りが真空じゃなくなったベルが再びなり始めたのだ。
思わず球子は耳を塞いでしまい動けなくなる。
(あぁ...結局タマはなんもできずに死んでいくんだな...)
球子は矢を避けることをあきらめ、目を瞑る。しかし自分の体にやってきたのは刺さってくる矢の衝撃ではなく、人にタックルされたような感触だった。驚いて目を開けると目の前には千景がいてすぐ近くには矢があった。球子に当たるはずの矢は球子をタックルした千景にすべて当たり、千景は根の方へ落ちてった。
(ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼タマが諦めたせいで...!一人で突撃したせいで!...ああああ‼)
球子がそう思っていると、突然自分の体が抱きしめられるような感覚になり樹海の根の方へ向かっていこうとしていた。抱き着いてきた相手を見ると死んでないわよ...とか言ってきそうな顔をした千景であった。
千景がなぜ耳を塞がなくても動けるかと言うと、一時的に指定した体の期間が使えなくなる代わりに身体能力が大幅にアップする妖術を使っい、聴力を失ったからだ。
千景は球子を抱えながら若葉たちがいるところへ向かおうとする。しかし、バーッてクスが突然回り始め、それによってできた竜巻に吸い込まれそうになり、なかなか前に出ることができなかった。
(っ⁉)
千景がバーテックスを見ると、バーテックスはただ回っているだけじゃないらしく、文鎮みたいなものを振り回しながら回っていた。千景はあれがぶつかったときのことを考え、ぞっとしながら七人岬を使用し、七人の力で竜巻を抜け出そうとする。しかし、七人の力を使っても竜巻を抜け出せず文鎮が球子を含めた全員に当たり、千景たちは吹っ飛ばされ、若葉たちの周辺にたたきつけられた。文鎮に当たったときからもう二人は瀕死の状態になっていて、樹海に激突したときに完全に意識を失っていた。二人分の血が大きな血だまりを作っていて、残された勇者に生存を諦めさせた。
「「っ―――――――――――――――――――!」」
バーテックスが大きな音を出しているせいで回りには聞こえないが、残された勇者はバーテックスへの怒りと自分を鼓舞させるために叫ぶ。大きく不快な音が出ていて、耳を塞いでいたが根性で耳を防ぐのをやめ、二人でバーテックスの方へ跳躍する。
バーテックスは相変わらず回っていたが、若葉は自分の翼をはばたかせ、竜巻に巻き込まれないところまで行った。そして竜巻の中心にいるバーテックスに上から攻撃し忌まわしいベルを壊そうとした。しかし、バーテックスの反応の方が早かった。バーテックスは若葉が突っ込んでくるのを確認するなり反射板を発生させ、若葉の攻撃を防いだ。そして自転のついでに尻尾でカウンターをするが、若葉はひらりと避けた。そして友奈も若葉と同じように上から来て、若葉の攻撃を防いだ反射板を攻撃し粉砕した。若葉は友奈が反射板を破壊したのを見て、再度ベルを攻撃した。もともと脆かったのか、ベルは簡単に粉々になった。
体の一部分を破壊されたバーッてクスはひるんだのか回転をやめ、若葉たちを引き離そうとまた尻尾を振った。若葉たちはその尻尾を後ろに飛んで避けた。そしてすぐにバーテックスから矢が大量に飛んできて二人は引き離された。
「―――――。っ⁉」
若葉は友奈に呼びかけようとしたが、自分の声が聞こえないことに気づく。至近距離で大きな音をずっと聞いていたせいで耳が聞こえなくなっていたのだ。友奈の方を見ると友奈も同じような感じなのか、少しおろおろとしていた。
そしておろおろしている間に、バーテックスは巨大な太陽を作り出し神樹に打ち込もうとしていた。
二人はバーテックスを止めようとするが、一足遅く太陽を神樹に向けて発射した。友奈はバーテックスを止めるのをやめ、太陽を破壊しようとし、若葉はバ-テックスを止めようとしていた勢いのままばーてkkじゅすに切りかかり、六本ある角のうち一本を切り落とした。そして友奈の方を見ると
友奈が防いでいた太陽が爆発していた。バーテックスは最初から神樹を狙っていなかったのだ。神樹を狙えば一人は止めに入るだろうと考えたバーテックスが、飛距離は出ないが一定時間たてば爆発する太陽を出し、止めた友奈を爆殺させたのだ。
友奈は黒い煙を体から出しながら樹海へ落ちていった。
それを見て若葉は怒りに力を任せバーテックスについていた角をすべて切り落とし、次は本体を切ろうとしたところでバーテックスは尻尾で若葉を薙ぎ払おうとした。若葉は避けることができず刀で受け止めたが吹っ飛ばされる。吹っ飛んだ先をバーテックスの白い帯のようなものが攻撃し、また若葉を樹海に向けて振っとばした。そして吹っ飛んでいる若葉に対し空中で爆弾で追撃をした。すべての爆弾に当たった若葉はすさまじい勢いで樹海の根にぶつかり根を貫通させて、ひなとの近くに墜落した。ダメージはすべて刀で軽減できたもののもう瀕死であった。
ひなと視点...
(なんか静かになったな...さっきまで不快な音なり、叫び声なり、爆発音がしてたなりしていたのに...)
俺はそう思いながら意識を覚醒させ、現実を見る
(なんだよ...これ...)
そうして俺の目に映ったものとは、杏が血を出して根にめり込んでいたり球子とちーちゃんが血だまりを作りながら倒れているところだったり、友奈?が黒焦げになって横たわっているという何とも悲惨な光景だった。
(これが俺が恐怖に負けた代償か...)
ドン!
俺がそんなことを思っていると頭上から急にそんな音がして若葉が落ちてきた。
「うお!びっくりしたっ!...え...若葉...?」
落ちてきた若葉は傷だらけになっており、もう死にそうであった。
「ひ...なと...やっと目を...覚ましたか...戦ってもいないのに...戦意喪失...するな...なぁ...もう遅いかも...しれないが...お前ならなんとか...できるんじゃ...ないか...?頼む...このまま全滅なんて...私は御免だ...やりたいと...思っていたことがあるんだ...この世界を...壊させたく...ないんだ...私たちの抵抗が...無駄になってしまうようで...そんなのは...嫌なんだ...だから...生きてくれ...この世界を守ってくれ...そして...みんなのことを...死ぬまで覚えていてくれ...信じて...いるぞ...」
若葉はそんなことを言って意識を落とした。呼吸はしておらず、俺にさらなる絶望を与えるには充分であった。
(あぁ...お、俺のせいだ...序盤は絶望だが必ずハッピーエンドが訪れる世界がバットエンド路線に傾けさせてしまった...これじゃ...未来が...)
俺は何にもしていないのに涙があふれていた。
(ごめん若葉...俺には無理だよ...だって仲間が...大切な人が死んでいるのに怒りじゃなくて恐怖心の方が強く出ているんだもん...ほんとにごめんね...何でこんなに悲惨になるんだろう...こうなるなら最初から言ってくれよ...俺の行動によってまだハッピーエンドになる物語がバットエンドになるのであれば...俺は最初から勇者になんてならずに、最初のバーテックスの侵攻で死んだのに!...いや...やっぱり違うな...俺が勇者になったのはゆゆゆいをやって、幸せな空間、時間を見て本編もこうなればいいなって思っていたからだ...そして可能なら救える範囲ですくってその幸せをリアルで目の前で見るためだ!今はもう無理かもしれない...でもなんか知らないけど俺は過去に戻ることができた!きっと今回も戻れるんだと思う。だったら!今戦って敵の行動パターンを見て、倒し方を見つけないと!)
そう心の中で決意し俺は立ち上がった。
(でもまだ恐怖心の方が勝ってるな...立ってもめっちゃ足震えてるし...どうしよ...何か別の感情があれば恐怖を打ち負かせそうな気がするんだけど)
そう思い俺は周りを見渡す。仲間の死体が見える。
(そうだよ...怒りだよ。なんで俺は仲間が死んでいるのにこんなに平然としてるんだよ...もしかして慣れちゃったのかな...はぁ...なんか自分に対してイラついてきた)
ちーちゃん。前世を含めて初めて付き合った人。最初は警戒されてあんまり仲が良くなかったっけ...
球子。なんか胸を触ってきたことしかない気がする...
杏。杏の貸してくれた本、どれも面白かったな...
友奈。ちーちゃんのことが好きなのかたまに睨んできたよな...たまにからかってくるし最後には寝取る宣言してきたし...人って結構変わるもんだな...変えたの俺だけど
若葉。俺が転生してからの初めての友達。俺よりもしっかりしてたけどたまに抜けてたな
だけどもういない。俺とバーテックスのせいでみんな死んでしまった。
(それなのに俺は...ただただ震えていただけである)
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼」
ただただ自分が憎い。勝てないバーテックスが攻めてきたからって恐怖が出てきて動けなくなってしまいにはやる気がなくなって、救えたかもしれない命を捨てて...そんな思いをすべて叫び声にした。
すると空中にディケイドライバーが出てきて勝手に装着され勝手にバックルが引っ張られた状態になった。そしてライドブッカーから一枚のカードが出てきて勝手にディケイドライバーにセットされる
『FORMRIDE...』
それは戦えば戦うほど強くなるという特性と優れた戦闘センスを持つ種族
ディケイドライバーのバックルが勝手にしまった。
『サイヤ人』
神に作られた体...それは体の構造を色々変えられるようになる。ひなとが女になれるのも、仲間の姿になれるのも体が千差万別に変化ができるからだ。出なければ骨格が変わっているのに余裕なかおはできない。
体が千差万別に変化ができる...すなわち種族も変えられるということだ。
急に俺の尾てい骨あたりが熱くなり新しい神経が作られる感覚がした。そして体が丈夫になり、髪がポニーテールになり、体が戦いを求めているのか目の前のバーテックスを見た時の恐怖心がなくなった。
少し体に思いっきり力を入れてみる。すると髪が金髪に、目が緑色になり、力があふれ出てきた。つまりスーパーサイヤ人になったということである。俺は拳を握り自分の力を確認してから上空へ飛び、バーテックスの真正面を陣取った。
「今まだの恨みも込めてじわじわとなぶり殺しにしてくれる...」
そう呟きながらバーテックスに向けて指を指した後に、俺は金色のオーラを纏いながらバーテックスに向けて突撃をし一瞬で背後に回り込み、尻尾を引きちぎりその辺に投げ捨てた。そして両端についている文鎮みたいなものを拳で殴り、粉々にする。文鎮を破壊したところでバーテックスの下の方から爆弾がたくさん発射され、俺の方へ向かってくる。俺は冷静に手から気弾を出し、すべてを爆発させる。そして爆弾が出なくなったところですぐに近づき、爆弾が出てきたところを吹き飛ばす。すぐに上に行き水がついているところを吹き飛ばした。
一通り部位破壊をしたところで俺はバーテックスから距離を取りボロボロになったバーテックスを見る。
「ざまぁねぇぜ...」
そう思いながら俺は拳に気を集める。
「これで終わりにしてやる...」
俺はバーテックスの中心に向けて超加速し、貯めた気を一気に放出しようとした。しかし、あともう少しと言うところでスーパーサイヤ人が解けただのサイヤ人になり、体に力が入らなくなる。
「なっ⁉」
なれない変身形態に、その強化フォーム...体力の消耗が激しいのは明らかであった。しかし、おれはサイヤ人になったことで好戦的になり残虐性が少しだけでき、そのことに気づかず、すぐ本体を攻撃していたら終わったのに、部位を破壊するなどの戦闘時間を延ばすという無駄なことをしたのだのだ。こうして俺はまた戦犯になった。
バーテックスは俺を白い帯で巻き付け何回も地面にたたきつけた。
「あぐぅ!ひぐぅ!あが!ごほっ!・・・」
サイヤ人となってしぶとさが上がったのか何回たたきつけられても物凄い苦痛が来るだけで死ななかった。そしてバーテックスは俺を叩きつけながら神樹の方へ移動していき、やがて神樹の前に着いた。
この時の俺は体のあらゆるところから血が出ており、手足はあり得ない方向へと曲がっていた。
神樹の前に着いたバーテックスは今まで地面にたたきつけていた俺を神樹の方へ叩きつけるようになり、神樹にひびが入っていった。やがて神樹全体にひびが入り、神樹は砕けた。
そして樹海化が解けていく。バーテックスは神樹が消滅したのを確認すると俺を丸亀城方向に投げ飛ばした。
ひなた視点...
ひなたはいつもの朝の鍛錬を見るためにグラウンドに来ていた。すると突然大きな地震が起きた。
「すごい揺れですね...」
そう独り言をつぶやいていると
ずさぁ
突然近くに何かが飛んできてグランドを数十メートル移動した。
「な、なんですか⁉...え...?うそ...ですよね...」
その飛んできたのは赤い液体が大量についていた。そしてその飛んできたものが本能で自分の弟と言うことにも気づいてしまった。
「うぅ...ひなとぉ...」
ひなたは自分の服やいたるところが血で汚れるのを気にせずに抱きしめ、泣きながら呼びかける。
「お、ねえ...ちゃん...?ご、ごめんね...?守れなかった...」
「いいんです...いいんですよ...もしかしたらこうなる運命だったのかもしれません...」
そう言ってると四国中にサイレンが鳴った。少し耳をすませば悲鳴のようなのも聞こえる。
「結局ひなとが言っていたことがほんとになっちゃいましたね...こんなことならもっとすごいことをして...もっとみんなといろんなことをしとけばよかった...」
二人で抱き合っているとやがて爆弾のようなものが飛んできて二人を吹っ飛ばした。
薄れゆく意識でひなとは思う。
(若葉と寝るまでは見ていた夢はこのことを示唆していたんだな...少し違ったけど...つぎがあるとしたらもう何も怖くないから...うまくやりたいな...)
そう思っているひなとは痛めつけられて神経が機能していなかったからか左腕に砂時計の内蔵された盾があることに気づかなかった。
ガシャ
そして盾はひとりでに回った。そして再び勇者は時間を遡る...
ひなと君戦犯回です。
何やってんだこいつ
次回で終わるといいね