明日のヒーローアカデミア/White Rabbit Compassion   作:软糖哭泣

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違和感

実習試験が始まり。合格するものと不合格のものそれぞれ出てきた。

緑谷は、爆豪と私を含め作戦会議をしたかったらしいが、爆豪がそれを拒否するので上手くいかない。

(オールマイトはパワーや機動力に優れたヒーローだ。そうであるなら火力ではなく、グラベルの様な瞬時な判断が得意な者を使うのが定石か…だが、今回の戦闘訓練は爆豪と緑谷だ。恐らくどちらか一方だけなら丸め込んで作戦通りするのは可能だろう。だが、あの二人が揃うと爆豪も緑谷もまるで子供のように話を聞かない。)

「叶夢さん出来れば作戦一緒に考えたいだけど…」

「私は構わないが爆豪は上手くいったのか?」

そう言うと緑谷は首を横に振った。

「かっちゃんは邪魔すんなって言うだけで僕の話をまるで聞いてはくれないんだ。」

「そうかとりあえず、倒すのか逃げるのかどちらかは決めたいんだが…」

「戦って勝てるかな…僕は逃げの一手しかないと思うんだけど。」

緑谷が不安そうにそう言う。

「お前はオールマイトのファンというかオタクなんだろ?」

「そ…そうだけど?それがどうしたの?」

緑谷はオタクと言われ少し恥ずかしそうにしていた。

「それなら緑谷がオールマイトの事を細かく分析しながら戦う必要がないだろ。」

「でも…オールマイトは、ナンバーワンヒーローで…」

あまりの憧れの強さに脳で勝手に勝てないと思い込んでいる緑谷。

「戦いを制するのは情報だ。相手の戦力行動。癖。その全てをいかに入手するのか、それが何よりも重要な事だと私は考えている。」

「情報?」

「緑谷はオールマイトの癖まで見てきて分析したんだろ。なら今の緑谷は対オールマイト線においてはここのクラスの誰よりも資格がある。勝機がある。と私は踏んでいる。」

「僕がオールマイトを倒せる?」

あぁと言い、作戦をろくに考えられず。実習が始まった。

 

 

 

「爆豪…」

私が爆豪に呼びかけるといつもにましてイライラしている爆豪が機嫌悪そうに振り返る。

「あぁ?!」

「自由にやってくれ」

「はぁ?」「え?」

緑谷と爆豪が驚きの顔をして私を見る。

「正直に言おう。今のお前たちと組んでも勝機はない。」

「んだとこの舐めプ女!?」

爆豪がキレて私の胸ぐらを掴む。

「戦闘中に自分のプライドにかこつけて、使えるものも使おうとせず、ワンマンプレイをする人間と組んでも勝機は出ない。」

爆豪はばつ悪そうに私を突き飛ばす。

「それに、初めから勝てないと思い込んでいる人間と組んでも同じた。」

今度は緑谷がばつ悪そうに顔を伏せる。

「この戦闘は相手がオールマイトだ。パワー、機動力については勝ち目がない。」

「勝てないから逃げるべきだと僕は思う。」

緑谷がまた弱気に言う。

「機動力で勝てないのにか?」

うっ、と緑谷が呻く。

「なら正面突破するだけだ。」

「パワーで嬲られるだけだぞ。」

「んじゃどうするつーだよ!否定ばっかして何がしてーんだおめぇーわよ!!!」

爆豪がキレ私に殴り掛かる。

「だから、お前が緑谷を使えって言っている。」

?!

爆豪が目を見開きまたきゅとキツい目になる。

「くそデクなんか使うかよ!」

「そうか、正直いって時間がないから早く決めなければオールマイトが来る。だから今決めよう。緑谷を使って3人はクリアするか?全滅するか?」

どうする?と二人にとう。

「叶夢さん、協力すれば勝てるオールマイトに?」

緑谷がそう聞く。

「あぁ、確実に。」

(オールマイトも授業の一環命を狩るような殺気は出さないだろう。もし出されたらこの2人では勝てない。)

「機動力、分析の緑谷、火力の爆豪、指揮の私正直いって並の小隊よりは強い自信がある。」

どーする?と爆豪にとう。

「お前らが俺を使うんじゃねー俺がお前らを使ってやる!教えろクソ女!どうやってオールマイトにかつ!」

爆豪が自分のプライドを押し殺して作戦を聞いてくる。

(これは成長とよべるのか?まぁいい傾向ではあるな。)

「簡単に言えばオールマイトには一時的に消えてもらう。」

「?」

2人に作戦を伝えオールマイトと対峙する。

「やぁ御三方随分と遅かったじゃないか。ふん!」

オールマイトが拳を突きつけてビルなどが倒壊する。

「くそが!」

爆豪が、 土埃から一気に上へ上がりオールマイトに爆豪を叩き込む。

緑谷がその間にオールマイトの懐に入りオールマイトの行動を制限。

長めの戦闘を繰り返しオールマイトの後ろには爆豪、緑谷、そしてオールマイトの戦闘で出来た大きな穴がある。

「ここからは将官の仕事です。皆さんお下がりください。」

そういうとオールマイトに私、ショウがホースから出る水で一気に穴へ落とす。

「ただ落としただけで私がくたばるとでも?」

そういいオールマイトが穴から抜け出そうとする。

「何?なぜだ。全然動かない?」

 

沃土よ巌よ、立ち上がれ。

 

そう言いオールマイトの動きが極端に悪くなり土で作ったゴーレムらしき物がオールマイトに覆い被さる。文字通りオールマイトは私たちの目の前から消え失せた。

 

「早く行くんだ。」

 

その後2人はゲートに向かってダッシュ。私も後ずさりする形でゲートを目指す。

「ふん!!」

オールマイトがゆっくりとした動きでゴーレムを破壊した。

「いやお見事!だが私は今ヴィラン安全なんて考えず限界を超えて動けば普通に動けるんだよ!」

オールマイトからは異常なまでの殺気を感じる。

(叶夢少女すまない。だが君がこの殺気に対してどのような対応をとるのか、君がオール・フォー・ワンと繋がっていないかここで見定めさせてくれ!)

「デトロイトーーー」

 

 

ーーくだらない。ーーー

私の頭にあの女、男の声がする。

 

ーー何故だが分からないが繋がったようだ。ーー

 

 

少しーーーー私が相手をしようーーー

 

「んあ!!。」

マドロックが少しよろけて意識を失い。

オールマイトがマズったみたいな顔をしたその瞬間。

会場にいる全ての人間がその全身から来る震えを抑えられなくなっていた。

(な…なんだこの感じは、!)

 

「かっちゃんこれ?」

「あのくそ女だ!いいから走れとりあえずここ抜けるぞ!」

2人は溢れ出す汗が疲れなのか畏れなのか分からず気を向けないためにひたすら走る。

 

「お前が平和の象徴か…」

オールマイトの目の前にいる女は長い長剣をもち白い髪に黒いドレス型の服を纏い真っ直ぐとオールマイトを見ていた。

「君は一体…」

オールマイトは困惑していた。目の前にいる存在が明らかに自分の戦ったどのヴィランより恐ろしい殺気を放っていたため。何より今まで叶夢が出てきた者とあまりに違う。ヒーロー達が見れば全員がヴィランであると一目見ただけで勘づくぐらいの雰囲気を醸し出していた。

「私か…」

女は静かに目を閉じ再度開ける

 

 

「私はタルラと言う。ヒーローオールマイト。」

 

天災がこの地に降り立つ瞬間であった。




どんどん教師、ヒーロー陣に不信感を与えていこう!

レユニオンの登場はあった方がいいですか?

  • パトリオットのみでいい
  • ある程度は登場させる(主要メンバー)
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