明日のヒーローアカデミア/White Rabbit Compassion   作:软糖哭泣

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アークナイツのアニメ面白いんだけどテンポ少し悪いね

まぁシリーズものだからいいのかもしれないけど…

新規には厳しいかな?


雄英エピローグ

「…」

沈黙が雄英を、包む。

本来あってはならない失態。起こしてはいけない不祥事。

1人の生徒がヴィランとなった。そしてその実力は、多くのヒーローを返り討ちにするほど。

雄英生徒の中でも特に同じクラスのA組内では沈黙と同時に大きな混乱が彼らの頭を締めていた。

「緑谷に麗日、蛙水、切島あいつら大丈夫なのか?」

上鳴がそうぼやく。

「4人とも特に目立った外傷は無いみたいだ。ただ精神的にはかなり参っているだろう。」

飯田はそう答える。

「本当に叶夢がヴィランになったのかよ…」

耳郎は悔しそうに拳を握る。

「先生方の言う事には叶夢さんは1人で死穢八斎會の者を惨殺しその後ナイトアイを含むプロヒーローとそのサイドキックを複数名殺害したらしい。」

飯田は自分の聞いた話をそのまま伝えた。

無論皆テレビやネットで情報を仕入れていたが当事者から語られた情報を聞きその事実が現実だという事を突きつけられた。

「…」

再び沈黙が部屋一帯に広がる。

「落ち込んでばかりではB組に遅れを取るぞ。」

そこに包帯で頭と腕をぐるぐるに巻いた相澤がクラスの前に現れた。

「今回の叶夢の件はヒーロー社会にとって著しく信用を落とした事件だ。そしてこれからお前たちに降りかかる試練は今までの比では無い。ナンバーワンの消失ヒーロー予定の学生のヴィラン化。お前たちが相手にするのはヴィランだけでは無い。守るべき市民もまた同様にお前たちに厳しい評価を下す。」

相澤の声でみんなの顔が強ばる。

「俺から言えるのはやってみせろだ。」

相澤はそうクラスに吹っ掛ける。

「叶夢の件は俺やヒーローの不手際の責任だ。だが、どうして叶夢があの選択を取ったのかそれがまだわかっていない。なら俺たちがするのはヒーローとして叶夢を逮捕しそしてまた導く事だ。お前たちならそれができるはずだ。」

相澤は、そうクラスを鼓舞する。

「叶夢は今何処にいるんですか?」

耳郎はそう相澤に問う。それに相澤は首を横にふり

「分からないあれ以来1度も目撃証言がない。そもそも誰かに変わるのが個性であると隠れるうまさと来たらトガヒミコに近いものがある。そしてもう1つ。」

そう言い相澤はゆっくりと口を開く。

「叶夢の捜査は今後しないという事が決定した。」

クラス一同は目を見開き驚きの顔をしている。

「どいうことだー!」

爆豪は怒りをあらわにして相澤を問いつめる。

「国としては叶夢は、並のヴィランと違い明確な敵対をしなければ被害を被らないと判断した。つまり触らぬ神に祟りなしと言った感じだろう。それにあいつの個性が未知数すぎる。下手に動き刺激すれば国の根幹を揺るがしかねない。その為に基本不干渉を決め込み捜査は必要最低限にするというのが表向きの決定だ。」

相澤はそう淡々と言う。

「表向き?」

蛙水は、相澤にそう聞き返す。

「あぁ。表向きは、そう言う決定だが今回からプロヒーロー上位数名と我々雄英ヒーロー科での極秘ミッションが遂行される。勿論この事は多言無用。ヴィラン・ドクターゼロの逮捕に向けて動く事になる。俺としてはお前達を巻き込みたくはなかったんだがな…」

相澤は、そう言う。

「でもなんで俺たちが?」

上鳴が、素直に疑問を呈する。

「それにはふたつまずは雄英サポート科への叶夢の使った装置の解析。第二に、雄英ヒーロー科A組の、叶夢との戦闘経験を買った採用だ。叶夢との戦闘経験は、お前達をおいて誰もいない。基本的に他のヒーローは、叶夢の戦闘スタイル考え方が、分からない。そこで少しでも成功率を上げるためにお前達が採用された。」

相澤は、頭をゴシゴシかきながら生徒に言う。

「私達が叶夢を止めるってこと…」

耳郎が少し震えながらそう言う。

「そういう事だ。勿論この作戦には、危険が伴う。基本的に本人の希望に沿った作戦場所に配属される。簡単に言えば死ぬ可能性がある。だから俺としては全員後方支援にしたい。」

「んだと?!」

爆豪がキレるが同時に。

「そんな事出来るわけない!」

耳郎がそう言う。

「あいつは不器用ででも優しくて…何考えてるかわかんなかったけど、でも確かに一緒にいた私達は彼女の強さも優しさも知ってる。だから後方で叶夢に会わないで事件を解決させようなんて思ってないです。」

そう耳郎は、まっすぐと相澤を見て決意をあらわにする。

「そうか他のみんなもしっかりと考えてくれ。これは訓練じゃない。自分の命を大事にするのは悪いことでは無い。」

相澤そう言って職員室の方に歩いて行く。

 

病室

叶夢さん…いやフロストノヴァは、どうして僕達にあんな言葉を言ったのだろう。

「戦士ではない…」

緑谷は、1人病院であの言葉を繰り返す。

確かに僕達は軍人では無い。だから戦士ではないんだ。なのになんでしきりに僕たちを戦士と呼んだんだろう。

僕達の在り方がフロストノヴァの怒りに触れた意味…

 

緑谷は、フロストノヴァの言葉を考え答えを見つけ出せずただ苦悩と困惑で頭を抱えていた。

 

 

 

 

????

私は何を言っているんだろうか?

 

あの者達が戦士ではないのは、わかっていた。

 

でも奴らの考え方が

 

奴らの戦う姿勢が

 

奴らの正義が

 

この身を燃やすほど気に食わなかった。

 

私達は感染者を救いたかった

 

私達は故郷に帰りたかった

 

私は誰かと触れ合いたかった

 

兄弟姉妹達を守りたかった

 

私達は戦うしかなかった。

 

力がなければ生き残れない

 

それでも戦士として

 

誇りを持ち

 

誰かを救うために

 

誰かの正義を踏みにじる

 

その覚悟を持っていた

 

なのに

 

なぜ

 

なんの覚悟もない奴らは

 

他人の正義を

 

否定している?

 

殺すことが悪い事だと決めつけ

 

自分達が絶対だと奢る?

 

本当の絶望を知らないのに

 

もう二度と誰とも触れ合えないと

 

自分の命は長く持たないと

 

それでも戦士として

 

誇りを捨てず

 

理解した敵であっても

 

刃を交える

 

その覚悟を

 

常にしてきた

 

我々の

 

死んで行った仲間たち

 

死んで行った兄弟姉妹達

 

殺してきた勇士達

 

殺された一般市民達

 

無慈悲に殺される感染者

 

感染者を迫害し我々に殺された者

 

我々はその全てを背負わなければいけない。

 

背負って

 

屍の上を歩き続ける

 

だから

 

奴らのただの悪と我々を断じた奴らは

 

何も知らない平和に生きる奴らが

 

奪い奪われる覚悟を持たない奴らが

 

自分の正義を押し付けそれがなんの間違いがないと

 

疑わない奴らが

 

我々否定し

 

我々の仲間を否定し

 

そんな奴らが

 

心の底から許せなかった

 

奴らは戦士ではない

 

だけど奴らのその考え方は

 

その戦い方は

 

私にとって

 

紛れもない侮辱だった。

 

その事実が

 

私にとって何よりも

 

許せなかった。

 

 

数週間後

 

 

「できました!」

そうハツメがA組に入ってくる。

「これは転送装置です!すごいベイビーです!」




アークナイツの世界へようこそ緑谷

レユニオンの登場はあった方がいいですか?

  • パトリオットのみでいい
  • ある程度は登場させる(主要メンバー)
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