明日のヒーローアカデミア/White Rabbit Compassion 作:软糖哭泣
「痛っ!」
緑谷は森の中に追い出された。
「ここは…」
「起きたか緑谷…」
そこには轟と他にも一緒に叶夢を追いかけたヒーロー達全員がいた。
「みんなどうして?」
緑谷は疑問をそのまま口にする。
「俺達は帰された。フランカは、ロドスと呼ばれる組織の協力者だった。ロドスとの通信が出来るようになり私達を元の世界に戻すように命令された。」
エンデヴァーがそう経緯を説明する。
「そんな…フランカさん達もヴィランなのか…」
緑谷のその発言にクラスもそしてヒーローも口を閉じる。
「俺達にはロドスと言うのはヴィラン連合と何も変わらない。だが、あんな世界にいて正しく生きろと言うのも酷な事なのかもしれない…」
エンデヴァーはそうつぶやく。
「だからって人を殺していい理由には…」
緑谷は一向に納得のできない様子で表情を曇らせる。
「緑谷はどうやって帰ってきた?」
轟が再度緑谷に聞く。
「僕は叶夢さんに会って帰された。」
その発言にクラスはざわつきどうだったかを問う。
「叶夢さんは、僕たちのしる叶夢さんとは違かった。どこか寂しくでもオール・フォー・ワンにも似た恐ろしさを感じた。」
その発言に実際にオール・フォー・ワンを目にした者は顔が青くなる。
つまりそれだけ恐怖したという事だ。クラスメイトに。
「それとえりちゃんを返して欲しければ交渉しろとこの紙を渡されました。」
そう言って緑谷はエンデヴァーに紙を見せる。
「なるほど…わかった。とりあえず今日は全員雄英に戻りなさい。私はこの交渉の手筈を整える。」
そう言い各々雄英に戻って行った。
ロドス
「ドクター。」
アーミヤがドクターに話しかける。その表情は少し不安を織り交ぜながら。
「どうした?アーミヤ。」
「ドクターは、あちらの世界の方に残って行った方が良かったのでは無いですか?」
アーミヤのその発言は明確に自分達とは違う環境安全な世界にいる事でドクターが人間らしい生活が幸せになれる可能性があるのではと言う1種の迷いから出た発言だった。
「私はあの世界とこの世界どちらをとる。と言われれば迷わずこちらをとる。」
「ドクター…」
「私にとってアーミヤにケルシー。ロスモンティスにブレイズ。他にも多くのオペレーター多くの協力者その全てが私の守りたいものだ。」
ドクターはそう諭すようにアーミヤに言う。
「ですが私達があなたを縛り付けている。そう感じてしまうのです。それに、ドクターも彼らの事は嫌いではなかったのでしょ?」
アーミヤはそう聞いてくる。
「アーミヤ…私達は同じ信念の元集まった。命を預けた。何年も私が記憶を消す前からなら。記憶が消えてもこの体はやるべき事を覚えていた。」
ドクターはアーミヤの頭に手を置き撫でる。
「私にとってアーミヤより緑谷達とはならない。私は緑谷が死ぬ事よりアーミヤ君が死ぬ事の方が恐ろしい。」
「ドクター…」
アーミヤは少し顔を曇らせながら笑う。
「すみません困らせてしまいましたね。この書類片付けできますね。」
そう言いながらアーミヤは小さな体を揺らしながら小走りで書類を置きに行った。
「ドクター少しいいか。」
アーミヤとの入れ替わりでケルシーが入ってくる。
「今回の交渉にて我々はヴィラン連合の情報を提供しようと考えている。」
ケルシーが紙束を叩いてドクターに言う。
「それがいいだろう。」
「今回の死穢八斎會の壊滅は我々の理を目的として向こうの世界の状況を考慮していない。我々の行為は所謂侵略行為と言っても間違いではないだろ。ただ我々には我々のやるべき事がある。向こうの世界への侵略行為と言われても今回の作戦は行うべきだった。だからそこに君が罪悪感を覚える必要は無い。いや君ならそんなこと思いもしないか。ただ向こうからすれば理解できないだろう。であるなら彼ら死穢八斎會がどんなに努力しようと彼らヒーローがどれだけ調査しようと手に入らないものを土産に今回の事は諦めて貰おう。」
ケルシーのその発言に少しドクターが考え込み。
「それであいつらは納得するのだろうか…」
顔を伏せながらつぶやく
「納得も何もしてもらわなければ我々と彼らヒーローでの全面戦争になりかねない。そもそもドクター1人に遅れを取り。さらに誘拐まがいの救出を止めることの出来なかった彼らにどうしてそこまで譲歩する必要がある。今回の結果は言うなれば当然の結果だろう。自身が安全な世界にいる事で、自分は大丈夫だとなんの危機感を持たず1人の少女ぐらい救えると驕った彼らにも大きな原因がある。それなのに納得もせず駄々をこねるようであれば見せしめに何人かは死んでもらった方がいいかもしれない。」
「そうだな…私も長くあっちにいたせいか平和ボケしていたみたいだ。」
ドクターはケルシーから書類をもらう。
「ドクター君があっちの世界に行けたのは奇跡だ。今後一生かけても起きないかもしれない。そんな奇跡の中手に入れた希望。これを手放すのは我々にはできない。君も彼女に色々手回ししているのだろ?」
「あぁ…エリには私の指揮、オリパシー研究を助手出来るいや超えるレベルでの教育をするつもりだ。」
そう言いながらドクターはエリの教育プログラムをケルシーに渡す。
「あぁ…これなら問題ないだろう。エリの個性は特別だ。バイタルチェックを定期的にする。その事を考慮してこのスケジュールならば問題ないだろう。さて話を戻すが、ヴィラン連合の情報は今も尚潜入中のプラチナからの情報を元にシュミレーターで演算された情報を元に提供しようと考えている。…アーミヤは、今回の件でかなり精神的負荷がかかっているだろう。君が少しでも和らげてあげてくれ。我々にはもう綺麗事で物事を進められるほど余裕など残っていない。いざと言う時はわかっているなドクター。」
ケルシーのその言葉にドクターはコクと頷く。
そう言ってドクターは席につき1枚の写真を取り出す。
「私は何故迷っているのだろうか…私にとって大切なものそれは嘘偽りなくこのロドスだ。少しでも関わってしまえば愛玩動物程の愛着は湧いてしまうんだろうか…」
そう言いながら写真を見る。そこには雄英体育祭後のクラスの集合写真。
「長くいすぎたのか…正直アイツらが死ぬことに何も感じるところは無い。だがあの世界の平和を見て…そうか…憧れてしまったのか…そうか…」
そう言いながらドクターは写真を火に近づける。
「私が作ればいい…いや私が道をアーミヤが通る道を作り上げる。だから未練タラタラに平和に憧れてはいけない。私は…やるべき事を成す。」
完全に燃え尽きた写真を横目にエリの元へドクターは向かった。
ヒーローside
「こんなの交渉と言ったただの要求ではないか!」
エンデヴァーの報告を受け公安が怒鳴る。
「我々としての意見は変わらん!エリ少女の身柄の譲渡、並びにヴィラン叶夢零の受け渡しだ!それ以外の案は存在しない!」
そんな風に政府内での会話は続くが、一向に話が進まず結局その場に行くことになった
緑谷
オールマイト
相澤
エンデヴァー
に一任することになった。
(デクをまたあの世界に…確かにあっちの要求ではデクが交渉の席に着くことが条件と書いていた。だがあの世界の基準から考えるにデクは文字通り人質なのだろ…)
エンデヴァーは頭を悩ませた。それはオールマイトも相澤も同義だった。
ただ無情にも日付はすぎあっという間に約束の日となる。
4人は指定された場所で待機している。そして大穴が現れてそこから黄緑を基調とした女が出てくる。
「本日は交渉の席に来て頂き感謝する。これよりロドス館内に案内する。着いてきてくれ。」
レユニオンの登場はあった方がいいですか?
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パトリオットのみでいい
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ある程度は登場させる(主要メンバー)