明日のヒーローアカデミア/White Rabbit Compassion   作:软糖哭泣

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地獄

 

「はぁ…はぁ…頑張ってーーもう少しで国境を越えられる。」

私の手を引く女は一生懸命に追ってから逃げる。

「お父さん追ってはどのくらい来てる?の、」

お父さんと呼ばれた男は息をゼーハーしながらざっと10人程度と言っていた。

「急がないとこの子だけでも守らないと。」

女がそう言うと手の甲にある石が肥大化した。

「っ!」

女は痛みに耐えながら、手を追ってに向けて

「少しでも時間を稼ぐ!」

すると巨大な土が追ってに命中して何人かはその場で埋もれて動かなくなった。

ただひたすら走り、追っ手から逃げる。

「あっ…」

ひょんな事から私はつまづきその場に倒れ込む。

「ーー!」

私の名前を呼ぶ女。

追っ手は直ぐに私に近づき掴みかかろうとする。

「その子に触らないで!!!」

女は追ってに大きな土で腹を貫く。

追っ手が怯んでいる間に男は私を抱き抱え走り出そうとする。

「すまない…ーーすまない…」

男は女の名前を呟きながら決して振り返らずに走る。

「いぎゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃやゃゃゃゃゃやゃゃゃゃや!!!!」

肩に乗ってる状態で私は女の姿を見る。

手の甲にあった石は全身に広がり痛みからなのか悶絶しており、追っ手達が手や足を鉄の棒で叩きその四肢は本来の方向とは真逆に曲がっており男の1人が女の髪を掴み引きずる形で車の中に放り込んだ。

「見るなーー!逃げるんだ!振り返ってはダメだ!」

男は自分に言い聞かせるように私に言い聞かせた。

 

どのくらい逃げたのだろうか。荒野を逃げ血と怒号で埋め尽くされた街を抜けてひたすら逃げる。

「お父さん…どこまで…逃げれば…終わるの…?」

私の言葉に男は泣きそうな顔で

「すまない…すまない…」

その顔には疲れがみてとれて、目の下に大きなくま女がいなくなってから4日間まるで寝ないで私を守り続けていた。

そんな中体力の限界を感じとうとう2人で街の裏路地で倒れ込んでしまった。

 

気がつけば鉄格子の中に私は腕を拘束された状態で捕まっていた。

 

「なんだガキようやく目が覚めたか!」

人相の悪い男が私に向かってそう行ってくる。

「ったく、面倒かけさせるな…!あのバカ夫婦も全然口を割らなかったがお前のそれを見たら潔くゲロってくれた。まだ全部ではねーだろうが、それまでは死んでくれるなよ。お前の命は世界の発展のために必要なことなんだよ。」

そうゲラゲラ笑って次はどこにしようかと私の体を見ながら刃物をカチカチ言わせる。

私は男の言っていたそれが気になった。

「それって…なに?」

「あぁ?なんだ気づいてねーのかよほら見てみろよ自分の足」

私は視線を下に向ける。

 

足がなくなっていた。

刃物で少し切り傷を入れたあと切るのではなくちぎったような形で私の両足は無くなった。

 

私は何がなんだか分からなかった。

「お前の両親はせっかく見つけた人類史上初の使ってもほとんど無くならないオリジニウムっていう物質を見つけた。だがそれをお前の両親は隠蔽。その恩恵を2人で独占しようとした。残念だったなもうお前に人権なんてもんは存在しない。お前たちを捕まえて情報を出すだけ出させろというのは各国のお偉いさん達の命令なんだよ!」

男はけたけた笑い私に刃物を突きつける。

「まぁ、だからお前たちは絶対に助からない。今お前の存在は悪そのものなんだ!だから死ぬまで俺たちのおもちゃでいてくれよ?なぁー」

男は気持ち悪い笑みを浮かべ息を荒らげてニタニタしていた。

 

私はその日男複数に自身の体を弄ばれた。

まだ齢9歳にして男たちの欲望の捌け口にされた。

私はただ泣きながら来もしない助けを求めることしか出来なかった。

ただこんなものは始まりでしかなかった。

 

地獄の始まりでしかなかった。

レユニオンの登場はあった方がいいですか?

  • パトリオットのみでいい
  • ある程度は登場させる(主要メンバー)
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