明日のヒーローアカデミア/White Rabbit Compassion   作:软糖哭泣

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このアーツでドクターの心の声も入っています。ドクターの完全追体験で考え方も声として入ってきます。


地獄と安らぎ

私は、両親の情報を吐かせるための道具として生かされていた。勿論その道具の意味とはまた違う意味での道具としても私は利用されて私の感覚も感情次第に薄れていた。

「全く右手を切って見せつけても発狂するだけで何も吐きやしない。ったく!これもお前が使えない無能だからだ!」

そう言いながら男は私の顔面を殴る。そして殴るのに飽きたあと私の手足のあった切り口にナイフとタバコを押し付ける。痛覚がほとんどなくなったがそれでも微かに痛みが走る。

「痛い。痛いよ…やめて…お願い…」

私は大袈裟にそういう。この男が喜ぶように痛がればご飯が貰える。それでも排泄物と男の白い白濁液によってぐちゃぐちゃに混ぜられたご飯だがそれでも何も食べれないよりマシだった。

しばらくして自分と同じぐらいの女の子が同じ独房に入ってきた。

男たちによるとこの女の子は私の父と母の研究室の助手の子供らしい。この子は自分の体にオリジニウムと呼ばれる鉱石を埋め込んでいるらしく、男達はそれをどうやって行うのかを知りたいらしい。同じ状態の母から聞きたいらしいが口を割らないらしい。その為尋問用の人間兼実験体としてこの場所に連れてこられたらしい。

「あなた名前なんて言うの?」

女の子は、私にそう聞く。

「名前…私の名前ってなんだっけ?」

両親につけてもらったはずの名前を私は忘れてしまっていた。

「自分の名前が分からないの?」

女の子は、折れた足を引きずりながら私に近づく。

「じゃー私が付けてあげる!私とあなたでここから出るの!一緒に!」

そんなふうに女の子が私の頬を撫でる。

人に撫でられたのどのくらい前だろう。最後に撫でてくれたのは父だった。私はその撫でられた感覚も微かにしか感じれず悲しくなり涙が流れてしまう。

「えー泣くほど嬉しかったの?!」

こんな状況なのに明るく私に話しかける。

「えーあーうん!決まった!」

女の子は自信満々に言う。

 

 「貴方は叶夢 零!叶芽 零よ!」

 

そう名付けられ私は首を傾げる、

 

「変な名前だな…なんで2つも名前があるんだ?」

私たちの地域には名前は1つしかなかった。

「どこかの地方の昔の話らしいだけど名前の他に姓を付ける場所があったんだって。」

「姓?」

「そう。ファミリーネームみたいなの!」

「へー」

女の子はそう言いながら続ける。

「昔の読み方でレ点?とか二点読みみたいなのもあって貴方の名前をそれで読むとね」

そう言いながら紙に名前を書く。

「零から夢を叶えるってなるの。素敵じゃない!」

女の子は、そうはしゃぐ。

「じゃー君の名前はなんて言うんだ…?」

私の問に少し戸惑い

「私お母さんもお父さんも…みんな死んじゃった。私の知ってる人みんな死んじゃったの。それで私ここに連れてこられて足をおられて怖くて…でもこの独房に連れてこられて貴方とあの男のやり取りを聞いていて見て思ったの。貴方がとても強いんだって。」

女の子が言ったことに私は理解できなかった。

「私が?」

「ええ。あなたの目は獲物を狙う獣の目だった。だから貴方と一緒ならこんな場所抜け出せると思ったの…話がそれちゃったけど私の名前…お父さん達がくれた名前があったよ…でも私は貴方と一緒にここから出たい。貴方と一緒にこの夢を叶えたい。だから…私と家族になって欲しいの。私の姓を貴方と一緒にして一緒にここから抜け出そう?」

女の子はさっきの余裕の表情ではなく。苦しみから来る焦りに、依存先を探す狂気じみた目をしていた。私は女の子の言葉に頷くしか無かった。それ程に狂気に満ちていた。

「ええだから私は叶夢一」

一は、そう言う。

「零から夢を叶え、一を作って夢を叶える。良いと思わない?」

「そうだね…」

私はそう一に言う。

それから私達はお互いについて話していた。

こんな地獄のような環境でできたまともな会話ができるたった1人の友人だった。




そろそろ伏線が回収されていきます

レユニオンの登場はあった方がいいですか?

  • パトリオットのみでいい
  • ある程度は登場させる(主要メンバー)
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