明日のヒーローアカデミア/White Rabbit Compassion 作:软糖哭泣
それは突然だった。
ダッダッダ!
銃声が響く。
廊下に響く爆音に私は手を止める。
オリパシーの研究があと一歩で抑制剤を作れる段階まで行ったというのに一体なんの騒ぎなのだと。
廊下を見ると男の手下が地面で横たわっている。
「クソ!テミスラーのヤローがせめてきやがった!」
テミスラー?
「おいクソヤロー!早く俺を助けろ!」
男は私に向かって投げかける。
「何故?」
男の顔は怒りで歪んでいる
「ここまで生かしてやったのは誰だと思ってる?!」
あまりに理不尽ないい草に笑いが込上げる。
「それより一は?」
「あ?あーあのガキなら俺の盾にして殺したよ。」
はぁ?
「何言って…あれだけ手を出さないと…」
私は怒りで男の胸ぐらを掴む。
「それはテミスラーが攻めてこなければ手は出さなかったさでも攻めてきちゃお前の約束なんかどーでもいい。」
「この!」
私は憎悪の気持ちを抑えられず男を投げつける。
「おい…おいおい!何してる。お前の命を繋げてやったのは誰だと…」
「もういい。お前がいなければ、こんな事にはならない。一も私も家族も…なぁー?」
「な…なんだよ」
男は後ずさりしながら恐怖で顔が歪んでいる。
(どうしてそんなに怯えている?)
叶夢には分からないが今男の目から見える少女は壊れた笑顔で無邪気無意識に自分の男根を引き抜きそれを片手に自分に詰め寄る姿だった。そしてこれも無意識に相手の意識が飛ばないように足に割れたガラス片を刺し意識を保たせている。
「お前…悪魔か…」
「悪魔?お前たちの方がよっぽど悪魔だろ…」
「なぁ?どうやって死にたい?せめて死に方は選ばせてあげる。」
私の言葉に男は楽にといい私は笑顔で答えた。
「あぁわかった。」
そう言い近くにあった硫酸を吹きかける。
「ガァルル!」
そして酸素マスクを付けさせる。
そして水深の深い水槽に硫酸を貯める。
「ほら私が楽に殺せる方法だ」
そう言って突き落とす。
「早く死ねるといいなでもその酸素マスクはアーツで強化したものだ簡単には壊せない」
透明な水槽で苦しそうにもがく男を見ているとそこに写った私はあまりに醜い笑顔でその男を見ていた。
「…」
私は見なかった事にして一を探す。
そして横たわっている一を見つける。
「一!」
私は一を抱き抱える。
「ヒュー…ヒュー」
まだ息がある。そして傷口を確認する。
(まだ助かる。私の研究室に行けば間に合う。アーツが暴走して傷口が広がってるがそのアーツさえ抑制出来れば。)
「いたぞ!対象を見つけた!」
そう大声を出す。
「後ろの道を塞げ!敵が来るかもしれない!」
「待って!塞ぐ…」
バーン!
そう言ってきらびやかな服に身を包んだ耳が長い種族が私の元に駆けつける。
私は唖然としてその光景を見る。
「大丈夫ですか?博士!」
1人の男が話しかける。
「よかった…博士が無事で」
男は私の中にいる一を見て無念そうに嘆く。
「可哀想にアイツらにやられたのですね…これではもうたすかりません…」
(助からない?いや助かった…お前たちが来なければ…お前たちがいなければ…)
「お前達はなんだ。」
私はさっき潰された瓦礫を見ながら男に尋ねる。
「我々はテミスラーの一族です。」
「テミスラー?」
私の疑問に男は笑顔で答える。
「我々は正義を実行する為の種族です。あなたを救いに来ました。そちらのご友人は救えませんでしたが…」
男は残念そうに一を見る。
「そうか…私を助ける為か…」
「はい!急ぎましょう!私達があなたを保護します!」
男の必死に明るく振舞って私を落ち込ませまいとする意思は伝わった。だが…
(お前たちのくだらない正義の為に一は死ぬのか…助けに来るならどうしてすぐに来ない?)
この怒りは私のポケットに入っていたひとつの注射に手をかけた。
「そうか…そうか…」
「?博士?」
男は私を不思議そうに見る。
私は男の首に向かって注射を打つ
「博士!何を!」
「あぁ…わかった…私のせいか…私が自分で動かなかったから…私が与えられた物だけで動いていたからか…こんな世界で生きるなら全部奪ってでも成し遂げなければいけなかったのに!」
私の顔を見て男は怯える。
「博士私に何を…」
「知らなくてもいいどうせお前達はこの世界から1匹残らず死滅する。」
この薬はこの1本のみ。それも奇跡的に作りあがった物だ。二度と同じものは作れないだろう。だがもういい。まずはこのゴミ達を始末する。
自分達を正義と疑わない奴らを
私は一を苦しませないようにゆっくりとナイフで首を切る。
そして一人の男の死体を仲間の元へ持っていく。1人目は必ず死ぬ。そして2人目からは体に寄生して徐々に殺す。彼らが村にもどる頃にこのウイルスは、空気と共に運ばれる。それが遺伝子破壊プログラム。
施設を脱出し私は高待遇で迎えられる。
そして大学の研究を進める。オリパシーと呼ばれる新たな病気について。
そして私が大学に推薦されるタイミングでひとつの種族が絶滅した事を知る。
周りは不思議がっていたが特に気にも停められず。
時代はオリパシー患者。感染者に頭を悩ませた。
気にもとめないんだよ正義が死んでも世界が混乱していれば
「あなたがドクターであっていますか?」
そう話しかけるのは全身が薄ピンクの女。
「なら?なんだ」
「申し遅れました。私バベルと呼ばれる組織のトップを努めさせてもらっているテレジアと申します。ぜひ貴方の力をお借りしたいと」
テレジアは私にそうもちかける。
「私に何か期待しているようだかお前の期待には…」
「怒っていらっしゃるのでしょ?」
「?!」
テレジアは私の顔を見て薄ら笑う。
「貴方の怒りは私たちや他のものに向けられている。でも根底の怒りは違う。貴方が願うなら私は貴方の願いを助ける約束をします。その願いは私達の望みと近いものです。この大地をよりよくする為にどうかお力を」
「なんだ…まるで正義の味方のようなものの言い方をして…」
「えぇ私たちは誰かの為の正義の味方の様に振る舞わなければ行けません。ですが何かを救うのは貴方のような真実を見るものです。」
テレジアは私をまっすぐ見る。
「お前は真実を見ているのか?」
「常に」
テレジアは即答する。
「なら何故お前がやらない?」
「いいえやっております。だから私にはもう1人対戦相手がいるのです。」
テレジアはクスッと笑い。
「ドクターは将棋はやったことあります?」
「あぁ何回か。」
「将棋とは駒を見て戦うのではなく目の前の敵を見る。私は駒を見すぎてしまうのです。だから」
「だから私がと」
テレジアはえぇと一言漏らす。
「貴方に私は環境を全て提供します。」
「何が目的?」
テレジアはまたひとつ怪しい微笑みで
「言ったでしょ?願いを叶えると。」
「そのために」
「えぇその為に貴方のその怒りが必要なのです。動かないより強固な信念が…それが例え歪んでいても」
映像が途切れる
過去編終了です。
まだこの話は叶夢オリジンでは無いので。少し曖昧な書き方をしてますがちゃんと書きますので安心して…
レユニオンの登場はあった方がいいですか?
-
パトリオットのみでいい
-
ある程度は登場させる(主要メンバー)