明日のヒーローアカデミア/White Rabbit Compassion   作:软糖哭泣

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最終章 正道在処ーせいどうありかー Finalseason 明日のヒーローアカデミア
助けたい者とたすける物


 

「今何と言いました?…ケルシー先生…」

アーミヤはケルシーの発言に驚いたのか目をかっぴらき呆然とケルシーを見ている。

 

「もう一度言う。これよりロドスは、ドクターZEROの抹殺を行う。」

ケルシーは決定事項だとそう言ってアーミヤを諭す。

 

「な…なんで?…なんでドクターを殺さないと行けないんですか?」

アーミヤは、そうケルシーの肩を掴み揺らした。

 

「…っ。ドクターは、あちらの世界に手を出した。世界協議的にも我々テラの者があの世界に手を出すことは許されない。だが、ドクターは、あの世界で侵略行為に走った。これは我々への裏切りでありテラへの裏切りだ。」

ケルシーは苦々と話す。

 

「ケルシー先生…」

アーミヤは、ケルシーの感情を読み取ってしまった。そして同時に悟ってしまった。

 

(あぁ…だからドクターは…)

アーミヤは、それ以上何も言わず全オペレーターに音声メールを送る。

 

【これより我々、ロドスアイランドは離反者ドクターZEROの武力無効化に向かいます。困惑される方もいらっしゃると思います。ですがこれは我々の運命を分ける戦いです。辛いかもしれません。ですが戦うしかないんです。どうか理解を…作戦はこれより24時間後に開始されます。部隊分けは、ケルシー女医が、既に行っております。各員隊長から作戦指示を仰ぎ行動してください。以上。代表アーミヤからの作戦命令です。】

 

アーミヤは、スーッと深く息を吐き。そのまま倒れ込むように座り込む。

 

「ドクター…ドクター…ドク…ター」

咽び泣くアーミヤはの背中は1人の少女が背負うには重すぎる物がのかっていた。

 

ヒーローside

 

「彼女を止めないと行けませんね…」

ホークスは一緒にいるエンデヴァー、そして雄英高校校長根津と共に作戦を立てている。

 

「彼女の強さはヴィラン連合のそれと同等かそれ以上だ。目をつけなければ行けない敵がこんなに多いとは…」

ホークスは、目元を抑える様に天を仰ぎみる。

 

「叶夢さんがヒーローやヴィランを片っ端から殺害している。早急に解決をしなければ我々ヒーローは、手が出せなくなる。目先の事を解決するようであれだが、先ずは叶夢さんを捕まえること。それが1番優先的に行うことだろうね…」

根津は、雄英高校を含めた全ヒーローで今回の作戦に望むべきだと…それ程事態は深刻だと言った。

 

「こ…校長!」

そう大声で入ってきたのはミッドナイト。

 

「どうしたのさね?」

根津やホークス、エンデヴァーもあまりにも慌てているミッドナイトを見て困惑する。

 

「きゃ…客人が…」

ミッドナイトは歯切れ悪くそう答える。

 

「客人?すまないが今我々は、会議中だ。悪いが後日来て貰え。」

エンデヴァーは、語気を強めにミッドナイトに言う。

 

「狭量だな君は。」

そうミッドナイトの後ろから声がした。そしてその後ろにいたのはかつてあの地獄の場所で見た緑色の女医。ケルシーだった。

 

「君は帰って構わない。我々に君達と戦う意思はない。…さて私の調べでは君達が今回のドクターへの作戦を立てていると調査しわかった。」

ケルシーは、何事もなかった様に彼らに話しかける。

 

「正直敵対しないと言われても我々ヒーローからしたら信用出来ませんね。」

ホークスがそうケルシーに答える。

 

「確かに。君達から見れば我々は、信用などおけるわけもない。だが今回の一件は、我々の過失であり。君たちに一任するものでは無いと決まった。端的に言う。我々は、今回ドクターへの殲滅作戦を行う。その為にここに来た。我々は君達と協力関係を結ぶ意思がある。どうする?」

ケルシーは、そう言って真っ直ぐに冷たい視線を向ける。

 

「まるで我々をでは止められない様な物言いだな。」

エンデヴァーは、睨みつける様にケルシーを見る。

 

「肯定だ。君達では彼女は止められない。そしてそれは我々にも言える。彼女は死者を呼び出す個性になるまで己を鍛え上げた。そして今回我々が相手にするのはそんな1度刃を交えた存在。そして死んで行ったかつての仲間だ。」

ケルシーは淡々と言う。

 

「その呼び出した存在はどれ程強いんですかね?」

ホークスはケルシーに問いかける。

 

「そうだな。情報は交換するべきだろう。我々がかつて敵対してきた存在。そして最も障害となる存在を提出しよう。」

そう言うとケルシーは、紙束を彼らに渡す。

 

「先ずは、我々と敵対していた大型テロ組織レユニオンムーブメント。ここにいる物で最も危険視しなければいけないのは、主に3人。1人目コードネームフロストノヴァ。彼女は冬その物。彼女の強さを語るなら。我々を含め全員で総当りしても勝てなかった。」

 

「勝てなかった?」

根津は、そう疑問を投げた。

 

「あぁ彼女は戦いの最中オリパシーの進行により命が尽きた。その為勝利することが出来た。彼女を基準で考えるならば、次に脅威になるのはパトリオット。彼は並外れた耐久。そして仲間の信頼も厚い。今回の作戦でも彼らの防御の要になるのは彼だ。中途半端な火力で叩いても決して膝を着かない。フロストノヴァの義父でもある彼は間違いなく最強と呼ばれる存在のひとりだ。」

ケルシーの話を聞き現実味がない3人は最後の1人の存在を聞く。

 

「そしてレユニオンムーブメントの暴君。タルラの精神体。これはドクター自信に憑依してだろうが…これは色々厄介。と言えば厄介だ。だが今回はこの事だけ覚えとけばいい。彼女1人で世界を炎の海に変えることは簡単だ。実際レユニオンムーブメントのボスでもあった彼女は、高い実力を持っており我々は多大な犠牲の後に彼女を無力化した。」

ケルシーの言葉の端々から彼女の異常性が垣間見える。

 

「そして他にも気にかけるべき存在はいる。我らロドスアイランドのかつてのエリートオペレーターACE、scout。高い技術を持ち安定した戦闘スキル。彼らを評価していた私が言うならば。正しく化け物と呼ばれるに相応しい実力を持つ。」

ケルシーの寂しそうな目を見たホークスが聞く。

 

「君達から見て叶夢…いやドクターとはどんな人物なんすか?」

ホークスはケルシーに恐る恐る聞く。

 

「天才だ。いや化け物でありまるで神のような存在だった。卓越した頭脳は、全世界の知恵者ですら発見できなかった事実を見出し。彼女のおかげでオリジニウムの研究は、何千年と進んだ。そして高い指揮系統能力は、他の武力組織から恐れられるものでもあり、圧倒的な頭脳で全てを支配する。それがドクターZEROと呼ばれる天災だ。」

ケルシーの評価は、余りに現実味がない。だが実際に触れ合った彼らはその発言が嘘偽りのないものだと本能で確信する。

 

「かつてドクターをこう評した者がいた。ドクターは、チェス、の場面を見ている。その時見ているのは駒では無い。相手であり同じ騎手。我々は、ドクターから見ればただの駒でしかなく。用事がなかったら箱に詰められしまわれる。ドクターは人間であるから帰って布団で寝るし食事も取る。だが駒は箱に入れるだけ。我々は、ドクターにとって駒でしか無く。ドクターが人間であり。我々は人間でないと。こう言った者がいた。」

ケルシーは淡々という。

 

「人間として他人を見ない…」

根津は、少し俯く。かつての自分と重ねたのか少し寂しそうに。

 

「君達が相手にするのはそんな化け物が揃った組織を指揮する本物。本当の化け物。さてどうする我々と手を組むか。無駄に死人を出すか。少なくともドクターに容赦なんて、言葉は無い。選択を今度こそ1秒も無駄にできない。」

ケルシーはそう言って手を差し出す。

 

エンデヴァーは、ふたりと顔を合わせて頷く。

そしてケルシーの手を取る。

 

「それではこれから我々は協力関係だ。後日作戦の資料をお渡ししよう。君たちとは良きパートナーになれる事を私は望む。では失礼する。」

ケルシーは、そう言うと無表情のまま部屋を出た。

 

「本当に茶番だな…」

そう毒を吐くケルシーは、端末から今回の作戦メンバーを見る。

 

アーミヤ、ロスモンティス、ブレイズ、チェン、ケルシー

 

ここに書かれているものはドクターを殺害しなければいけない存在であり、全員がドクターをよく知る人物。

 

「ウルサススラング…」

ケルシーらしくない悪態を尽きケルシーはロドスに戻る。

最終決戦の日は刻一刻と迫っている。




後4話ぐらいかな?

レユニオンの登場はあった方がいいですか?

  • パトリオットのみでいい
  • ある程度は登場させる(主要メンバー)
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